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「 不能犯 」ネタバレ・あらすじ / 人間は愚かだねぇ~ 心を操り人間を死に導く

邦画ミステリー

 

情報・キャスト

電話ボックスに殺して欲しい理由と連絡先を残すと願いが叶う噂が広がる。

刑事の多田と部下で新人の百々瀬は次々と起こる変死事件で目撃されている黒いスーツの男を追うが人を操り人間を死に導く不能犯(犯罪を意図した行為でも実現が不可能であれば罪にならない)だった。

監督=白石晃士 原作=宮月新/画=神崎裕也

主題歌はGLIM SPANKY「愚か者たち」

宇相吹正  (松坂桃李)人を操り死に導く不能犯。

多田夕子  (沢尻エリカ)宇相吹のマインドコントロールが効かない女刑事

百々瀬麻雄 (新田真剣佑)多田の部下で新人刑事

川端タケル (間宮祥太郎)多田によって更生した元不良少年、料亭で修行中

夜目美冬  (矢田亜希子)宇相吹に任意同行して貰った際に操られた女刑事。

河津村宏  (安田顕)ベテラン鑑識官。息子が留置所で自殺してしまう

鳥森広志  (小林稔侍)町内会会長。宇相吹に操られ死んでしまう。

羽根田健  (忍成修吾)妻が襲われたと思い宇相吹に依頼してしまう

夢原理沙  (芦名星)操られ婚約者を殺してしまうが・・・

木村優   (真野恵里菜)一人だけ幸せな姉を憎み依頼してしまうが・・

 

ネタバレ あらすじ

  

不能犯

「公園にポツリとある電話ボックスに殺したい理由と連絡先を残しておけば願いが叶うが殺したい人の気持ちが純粋じゃないと依頼した人も殺される」そんな噂が広まっていました。

杉並北警察署女刑事の多田は新人の百々瀬を聞き込み調査に同行させます。

「金融会社社長の木島に自殺に見せかけて殺すよう指示された」と口を割らせるがその木島は喫茶店で死んでいました。

現場に向かうと黒いスーツの男に水を掛けられてから苦しみだしたと店員から聞かされ毒殺だと思うが鑑識の結果ただのガムシロップ入りの水だと判明します。

防犯カメラをチャックすると黒いスーツの男は木島が死んだ後カメラを見てニヤついていました。

黒いスーツの男は不能犯であり人を操りただのガムシロップを猛毒だと思い込ませ心筋梗塞で死に導いたのです。

 

依頼人

多田は三ヶ月前に住宅街で死亡した女性を思い出します。その女性は「男に刺された」と訴えたがどこにも刺された形跡はなくただの心筋梗塞であり、その時にも黒いスーツの男が目撃されていたのです。

出張を終えて帰宅した羽根田健は妻の桃香が窓の外を見て脅えているので確認すると町内会会長の鳥森がゴミを焦っていました。

注意しに行くと「何かあやしい物を持っていないかなと思いましてね」と言われます。

1度は流して相手にするのを止めようと思った健だが何者かに侵入された形跡があり服が乱れている桃香が脅えていたので乱暴されたのだと察し家に押しかけるが「警察に言ったら奥さんの事すべてバラしますよ。愛しているなら止めた方がいい」と言われます。

「忘れる事にするから警察はやめて」と憔悴した桃香から頼まれた健はダメ元で噂になっている電話ボックスに殺したい理由と連絡先を残すと不能犯から連絡がありました。

「にごりはないですよね?必要なのは純粋な殺意です」

健はお願いしますと頭を下げると鳥森が吸っていたタバコを毒だと思い込ませて死に導いた不能犯から「奥様から盗んだ品物です」と紙袋を渡されます。

出張予定だった健だが家に戻ると桃香は4人でドラッグパーティーをしていました。

鳥森はそれに気付き止めるよう説得していただけだったのです。頭にきた健が灰皿で全員を殴り殺すが「私の幸せを奪わないで」と桃香に刺された傷が致命傷となり死んでしまいます。

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マインドコントロール

現場に向かった多田は野次馬の中に黒いスーツの男を発見し上司の夜目が任意で同行を求めると素直に従いました。

夜目は名前を聞くと「宇相吹正」と不能犯は名乗るがそんな人は存在しません。

不能犯の目が赤く光り「僕はやってません」と視線を送られると夜目は痴漢で現行犯逮捕した少年の事を思い出しマインドコントロールされ脅えます。

その少年はベテラン鑑識官の河津村の息子であり留置所で「僕はやってない」と血文字を残し自殺してしまったのです。河津村に責められる事はなかったが夜目にとっては少年の命を奪ってしまったと傷を抱えていたのです。

罪悪感に苛まれるものの「私は悪くない」と毎日のように呪文のように唱えていました。不能犯に掴まれた腕に少年の顔が浮かび上がり「僕はやってません」と少年の声が耳から離れなくなった夜目は風呂に浸かっているときに腕を切り死んでしまいます。

現場に向かった多田は利き腕が切られてる事で自殺じゃないと気付きます。夜目は湯船の中で血が滲んで広がり出血多量だと思い込んだのです。

公園に向かった河津村は「死顔が綺麗だったのは残念だが仲間に裸を見られていい気味だ。お見事でした。殺意に不純も何もない。私は殺してくれと依頼しただけだから」と告げると「言っちゃいましたね」と不能犯に言われます。

振り向くと警察署の中にいて仲間たちが驚いた様子で見ていました。パニックに陥った河津村は逃走するが夜目の亡霊を見て階段から転げ落ち死んでしまいます。

 

両親が離婚し父親に引き取られた木村優は父親が働かなくなり借金返済のために風俗で働き苦しんでいました。しかし母親に引き取られた姉の夢原理沙は幸せに暮らし今では人気ジュエリーデザイナーとして雑誌に載るようになり病院の院長候補との結婚が決まっていました。

雑誌を見た優は素直にすごいと思い手紙を送って姉の店に行ったが無視されたと感じました。自分だけ幸せになり妹の存在を消そうとする理沙に頭にきた優は不能犯に依頼しました。

不能犯は声をかけて赤い目で視線を送ると理沙は急いで車に乗り込み逃げるが手がオイルで汚れているように思い込みハンドル操作を誤って事故ってしまいます。

 

操られない刑事

多田は少年課にいた時に何度か補導した川端タケルが今では更生して料理人を務めているので飲みに行きます。

多田は美人であるため大将からサービスされるが何よりタケルが立派になっている事が嬉しく思います。そんな時テレビでは江東区の公園で起きた爆破事件がニュースで流れ去年三鷹市の神社で起きた爆破事件と酷似していました。

帰り、飲み過ぎてしまった多田はタクシーを降りて吐いていると不能犯がやってきてオモチャのナイフを突きつけられます。

「やはりそうでしたか。取り調べを受けたときも夜目刑事には見えてあなたは平然としていました。あなたみたいにマインドコントロールされない人なら僕を殺せるかもしれませんね」

多田は目的は何なのか聞くと「脆さと強さ、どちらが人間の本当の姿なのか知りたい」と不能犯は言いました。

不能犯は「僕を止めるには僕の人生を終わらせてください。それしかありません。覚悟を持てたなら連絡ください」と名刺を残し去って行きました。

 

事故を起こした理沙が入院し多田は話を聞きに行くと不能犯に話しかけられた事を知ります。

多田は「彼を止めるにはマインドコントロールされない自分が殺すしかない」と口にし不能犯に会った事を伝えると新人の百々瀬は「思考の類似だから、心の隙を突くのが難しいのではないでしょうか」と言いました。

人殺しと一緒にするなと多田は怒るがどうして理沙は生きているのかと疑問を抱えます。毒が入っていると叫ぶ理沙の声を聞いて病室に駆け付けると不能犯が来たと知り百々瀬は急いで探すが多田は感覚を頼りに動いてすぐに見付けました。

「はやく僕を殺してください」

その時、叫び声を聞いて駆け付けると理沙が婚約者をハサミで刺していました。

不能犯にマインドコントロールされた理沙は事故を起こして婚約者の病院に入院し好きな看護婦ができたから自分に毒を盛ったのだと思い込んだのです。

優は人殺しをさせて姉の人生をめちゃくちゃにするのが目的だったのです。

めっちゃ喜ぶ優だったが理沙の車にあった物を家に届けたと不能犯に言われ確認すると結婚式の招待状と「自分の店で働かないか」と書かれた手紙が入っていました。

罪悪感に陥った優は手紙を読んだあと涙を流しながら「お姉ちゃんが婚約者を殺すように宇相吹って人に依頼したの、ごめんなさい」と携帯に残し首を吊って自殺しました。

優の遺書を聞かされた理沙はもともと婚約者は酷い人で散々泣かされてきたので落ち込みます。そして優の自殺がショックで本当に精神がおかしくなってしまいます。

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容疑者釈放

ラーメン屋で爆発が起こり常連だった百々瀬が巻き込まれ病院に運ばれてきました。

百々瀬は意識が無い状態であり、多田は精神鑑定を終えた理沙を車に乗せるがいつの間にか理沙は割れた破片を持っており「宇相吹のもとに連れて行け」と若松刑事の喉に突きつけました。

運転席にいる多田は不能犯から渡された名刺を見て車を走らせるが隙を見て緊急事態を知らせていました。

不能犯と対面した理沙は多田の会話を聞いており「マインドコントロールされないあなたしか殺せないんでしょ」と破片を渡すが、不能犯はそれでは苦労するといい本物のナイフを複数放ってきました。

理沙はナイフを拾うと「あなたには無理だ」と言われるが自分の喉を斬って不能犯の手にナイフを握らせ「この男が私を殺した」と多田に訴え死んでいきます。

多田は自分が殺すしかないとナイフを手に取ろうするが理沙に刺されていた若松刑事に「やったらダメだ」と言われ思いとどまります。

そこへ杉並北署の刑事が駆け込んできて不能犯を連行していきました。

取り調べを行う多田だったが「あなたが優しさで手錠を外さなかったら理沙も部下も殺されずに済んだでしょう。もしかして私の真似をして理沙を闇に落とそうとしたんですか?」と言われてしまいます。

挑発された多田だが不能犯を殴り「この男は理沙を殺していない」と正直に上司に伝え釈放させました。

 

結末 不能犯

多田は百々瀬のお見舞いに行くがタケルに睡眠薬を飲まされ気付くと病院の屋上にいました。

少年課にいた頃、必死で更生させようと叱ってきたがタケルは「希望を信じ切っている者の絶望した顔が見たい」と強く思ったのです。

タケルは起爆装置を二つ起き、爆弾の1つは百々瀬の病室、もう1つは屋上から見える幼稚園に置かれていました。

今まで起きた爆破はタケルにとって今日までの実験だったのです。

「私は信じて裏切られて、その繰り返しを続けるんだ」と多田は言い放ち償わせるため捕まえようとしたがタケルの手にも起爆装置が握られており「動いたら爆破する」と言われます。

「病室か、幼稚園か、どっちを爆破させるか10分で決めて、選べないなら両方爆破する」

選択を迫られる多田だったがそこへ不能犯が姿を現します。

タケルは爆弾作りのために金を借り返済を迫る木島を依頼しており「お前の出番じゃない、何しに来た」と言い放ちます。

タケルは邪魔者は消そうと包丁で戦いを挑むがマインドコントロールされ五寸釘を打たれて身動き取れない状態となります。

タケルが落とした包丁を不能犯は多田がいる方へ蹴飛ばしました。

不能犯は自分より先に調理場を任されたタケルを殺すよう先輩料理人の櫻井から依頼されていたのです。

多田は「生きて償わせるから止めろ」と訴えると「だったら早く僕を殺してください」と不能犯に言われます。

多田はナイフを拾って不能犯を刺しタケルに手錠をはめます。

自動的に10分後に爆破すると言われた多田は署に連絡してから病院に全員を避難するよう訴え百々瀬の病室にあった爆弾を屋上まで持って行きます。

タケルは手錠されていたが公衆電話まで行き起爆装置を起動させるため舌でプッシュするが爆発が起きた時には全員避難したあとでした。

そして不能犯に再びマインドコントロールされ自分が仕掛けた爆弾が足下にあると思い込んで死亡します。

百々瀬の意識が戻り多田は「おかえり」と敬礼しました。

「いつ殺してくれるんですか、僕はこれからも人々の要求通り闇に葬りますよ」と不能犯に声を掛けられた多田は「私は希望は捨てない、希望であんたを殺す」と言い放ちました。

「愚かだねぇ~ 人間は。」不能犯はニヤついて去って行きました。

 

 

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