「イ・サン」ネタバレあらすじ④第22代王正祖の誕生/世継ぎのための側室選び

 

韓国歴史ドラマ「イ・サン」全話のネタバレあらすじ

苦境な立場から王になり父親の無念を晴らして民のための政治を行った尊敬される正祖の物語!

イ・サン(イ・ソジン)ソン・ソンヨン(ハン・ジミン)英祖(イ・スンジェ)ファワン(ソン・ヒョナ)チョン・フギョム(チョ・ヨヌ)貞純王妃(キム・ヨジン)孝懿王妃(パク・ウネ)パク・テス(イ・ジョンス)ホン・グギョン(ハン・サンジン)

前回のページでは、

「世孫暗殺失敗に終わり王様から命じられたサンの側近グギョンは黒幕は王妃だと突き止める。王はどのような決断をするのか。父親の無実を証明したサンは王座になるのを阻止したい老論派を見事に跳ね返すが英祖は最期を迎えてしまう」

までを詳しく紹介しました。

 

 

ネタバレ・あらすじ

ソンヨンは即位式の段取りや儀式に必要な絵などを準備する責任者の補佐を任されます。

またサンが王座に付くと今まで護衛官として支えてきたテスやソッキ、ジャンボなどは親衛隊の要職につくため喜ぶが責任は重大となるため気を引き締めます。

チョン・フギョム(ファワンの養子)は即位式が行われる前に腕の立つ用心棒を高額で雇い世孫の殺害を依頼します。田畑などを売却し金を集めている事を知ったグギョンはフギョムの部下を監視させ書状を奪い暗殺計画を知ります。

刺客を捕らえるためグギョンは護衛の数を増やし命懸けで守るよう命じました。 即位式は無事に行われサンは玉璽を受け取り第22代王となりました。

 

私は思悼世子の息子だ

正祖(チョンジョ)は最初の政令会議で「私は思悼世子の息子だ」と宣言し恵嬪を恵慶宮に昇格すると重臣に伝えました。

冤罪が晴れ名誉を回復した思悼世子を再び貶めるような行いは大逆罪として裁かれると老論派に訴えました。

特別警備体制が解除されるがフギョムが送り込んだ刺客は即位式が行われ一安心した夜に襲う計画でした。

その事に気付いたグギョンは親衛隊長に連絡し王宮殿に駆け付け暗殺を阻止する事に成功するが正祖が腕に傷を負ってしまいます。暗殺計画が失敗に終わりフギョムとファワンは清へ逃走するが正祖はそれを読みグギョンに捕らえるよう命じていました。

投獄されたフギョムや重臣たちの取り調べは正祖自ら行い厳しく拷問を加えます。暗殺計画だけでなく思悼世子やかつての世孫を貶めたことまで追求し重臣たちは次々と自白し始めます。

朝廷の混乱を避けるため命を助けたのに更に刃を向けた事で正祖は厳しく処分する事に決めました。

 

生きるための政治

政務報告会で発令する処分の宣旨をグギョンに渡すが貞純大妃が自害したと報告を受けます。峠は越し命は助かったが老論派の重臣たちはそれを利用し王様が追い詰め過ぎた結果だと民に広めました。

しかし大妃は薬を誤って服用したせいであり尋問など受けていないと政務報告会に現れ重臣たちに話しました。グギョンから大妃は生きるためにした事であり政治で返すよう進言された正祖は天寿を全うしたいなら大人しく静かに暮らすよう告げました。

そして、フギョムは流刑後に毒殺、ファワンは平民に降格させ喬桐にて軟禁、キム・ギジュは誰も住んでいない小さな島に流刑されました。

 

正祖の政治

王様を護衛する部隊宿衛所を新設しグギョンを都承旨(王様の伝達と王への報告を扱う官庁の長官)に昇格し兼任させました。

またテスやソッキ、ジャンボは従五品の武官に昇進され王様の直轄の特別部隊に配属されました。

身分を隠し街で出会った学問に優れるパク・チェガや老人キ・チュニクを奎章閣の検書官として招きチュニクを提学(奎章閣の最高位の官職)とし責任者に任命しました。

皆、婚外子のため重臣も官僚たちも黙っているはずないと警戒するが正祖は志を成し遂げるまで闘い続けると訴えました。

老論派は新たに登用された少論や南人、婚外子を各部署で排除します。

朝廷の根幹は老論派の官僚であり国を動かしてきた官僚たちは権限を譲りたくないのです。

科拳で2000人を採用する事を決定したため記録画を描く図画署が忙しくなります。

しかし…

ソクチュ吏曹判書ひきいる老論派が朝廷の任務を放棄し承政院(王命の伝達と王への報告を扱う官庁)に辞表を提出しました。

100年続く老論派を崩壊させぬよう吏曹判書は一致団結するため老論派の長であり前の左議政(朝廷の高位官職)だったチャン・テウに託しました。

そのため各地の会場で受験者がいない事態が発生し南人は役所で足止めされ各部署の官僚が辞職したため医官が足りず都には疫病が広まります。

政務報告会を行うが老論派が姿を見せなかったので正祖は自ら出向きます。

科拳は予定通り行い合格者には破格の位を与え試験に応じない者は今後10年間科拳を受けれない罰を与える宣旨をチャン・テウに見せました。

そして朝廷の部署と官僚の数が多すぎるため不要な部署や職は廃止すると伝えました。

学問を修めるのは出世のためであり王の意思が固いと知った儒生は科拳の会場に集まりました。

辞表は受理され老論派が宮殿に戻れなくなった事で吏曹判書は重臣達を連れて謝罪に訪れました。

しかし正祖は過ちを悔い許しを請いたいのなら先頭に立った者が来るべきだと告げました。

正祖は罰を受けに来たチャン・テウに左議政(朝廷の高位官職)に任ずる宣旨を渡しました。

疫病を抑えるため義援金を出し重臣達にも呼びかけ民を救ったのは信条は違っても重臣の真の姿であり責務に誠実だと評価したのです。

また正祖の考える政治は己と違う者を排除する事ではなく調和して共に歩むことであり多様な人材が必要なのです。

 

側室候補

孝懿王妃(ヒョイ王妃)は世継が必要だと考えており礼節と気品を備えたソンヨンが側室になる噂を広め推薦すると伝えました。

正祖は王妃を想って戸惑うものの意向を受け止めるが恵慶宮は茶母の分際で側室などあってはならないと激怒しグギョンを外せき(王室に迎えられた女性の親族)に迎えてグギョンの妹・元嬪(ウォンビン)を迎えました。

初夜、正祖は淑昌宮へは行かず図画署で王様の絵を描くソンヨンの元へ行きました。ソンヨンは人に迷惑を掛けたくない気持ちを優先し気持ちは変わらないと告げるが元嬪から嫉みを買い虐めを受けるようになります。

 

チャン・テウ(チャン左議政)の側近ミン・ジュシクは婚外子出身の者に刺客を送り奎章閣(王室図書館)の提学(最高位の官職)が命を落とします。チャン左議政は婚外子の登用は反対だが勝手な愚かな真似をしたジュシクに激怒します。

宿衛所隊長ホン・グギョン(ホン承旨)はジュシクを拉致し痛めつけると、その後に老論派の重臣達が次々と殺される事件が発生します。正祖は新たに工曹参判が殺されたと聞き共通点から奴婢を虐めていた者が殺されていると気付き、次に狙われる者を推測して捕まえホン承旨の無実を証明しました。

逃げ出す奴婢が後を絶たないため正祖は奴婢制度を撤廃する事を政務報告会で発表しました。奴婢への残忍な行為を禁じ良民に格上げすれば自由となり国の財政も潤うと考えたのです。

正祖は奎章閣の事件と改革を進める全権をホン承旨に委ねました。

 

ホン承旨は貞純大妃の元を訪れチャン左議政を追いやるための書状を手に入れます。先の王様(英祖)が兄・景宗大王様の毒殺をはかったと匿名で上奏した証拠でした。ホン承旨は老論派を掌握できる大妃の力が必要だと考え嘉靖堂での軟禁を解くよう願い出るが正祖は許可しませんでした。

正祖に許しを貰えないとホン承旨の助けが得られないため大妃は吏曹判書を呼び寄せます。吏曹判書は政務報告会で皆が徐々に受け入れられるよう両班による奴婢の所有禁止の条項を撤回させれば推刷都監(逃げた奴婢を捕らえる官庁)と官庁の奴婢の廃止を認めると大妃の意思を伝えました。

奎章閣の堤学を殺害した罪でジュシクを捕らえるが護送中に逃走しました。ホン承旨はチャン左議政や重臣を厳しく取り調べるがチャン左議政を追い込みホン承旨が四面楚歌になるようジュシクを救ったのは大妃でした。

 

元嬪は懐妊したと勘違いし恵慶宮と孝懿王妃に報告してしまいます。王室を侮辱した罪は大逆罪になるためホン承旨は主治医を脅し流産した原因を自ら作り王様に伝えるよう言いました。

孝懿王妃が持ち込んだ薬が原因で流産したと報告された正祖は主治医を疑い監視させるが護衛官のジャンポが主治医を拉致した者を追う際に怪我を負ってしまいます。王妃を陥れるために黒幕がいるはずだと思う正祖だが恵慶宮が王妃を疑い実家を調べてしまいます。

元嬪が益母草を飲んでいたとソンヨンから知らされた王妃は流産ではなく懐妊していなかった事を見抜きます。元嬪は慌てて流産したのは王妃が届けた薬ではなく間違って益母草を飲んだからだと恵慶宮に謝罪しに行きました。

王妃は信頼する側近から裏切られたと知ったら王様が悲しむと思い自ら犯した罪を告げるようホン承旨に伝えるが、許しを得るため雨の日も座り続けた事で正祖は元嬪とホン承旨を許す事に決め王妃は従う事にしました。

 

王様が街を視察中に狙撃された頃、元嬪が座り込みを続けた事で身体を壊しそのまま亡くなってしまいます。元嬪の最後の望みを叶えるためホン承旨は王様の弟君である恩彦君の長男を元嬪の養子に迎えたいと願い出ました。

ホン承旨は貞純大妃に呼ばれ、王朝に反対し王を否定する輩が都で徒党を組んでいるから調べるよう言われます。宿衛所の武官と親衛隊を集め逆賊を捕らえると王様を狙撃した銃が発見するが大妃が企てた事であり密かに銃を隠したのはジュシクでした。

また胸に矢が刺さり裏口から逃げた男はソンヨンに助けられるが幼い頃に生き別れとなった弟ソンウクでした。ソンヨンは疫病で亡くなったと聞いていたが奴婢として売られていたと知ります。

王様は逆賊が抵抗しなかったと聞き独自に調べるとカトリック教徒の者であり財産は貧しい民のために使っていました。銃の出どころを調べるよう命じられたホン承旨は海賊から銃を密輸入しているのは通訳官だと突き止めるが毒を飲んで自殺してしまいます。

謀反を企てるのは通訳官だけでは無理だがカトリック教徒が無実だと証明した事で王様は手柄をたたえ元嬪の養子縁組を許可する宣旨を渡しました。

しかし王位を継ぐ者は王様の実子でなければならないと考える王妃はそれを認めず側室選びを開始します。

ソンヨンの想いを知るテスは側室にソンヨンを迎えるよう王様に願い出ます。前に側室にならなかったのは恵慶宮の仰せに従っただけだと正祖は初めて知ります。

続き最終話はこちら

 

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