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「生きてるだけで、愛。」ネタバレ・あらすじ・分かり合えるって難しいよね(感想・キャスト)

邦画ドラマ

 

 

 「異類婚姻譚」で芥川賞に輝いた劇作家でもある本田有希子の小説を長編デビューとなる関根光才が映画化。ヒロイン役の寧子を演じるのは水谷豊と伊藤蘭の娘・趣里。

メンタルに問題を抱え鬱と過眠症で引きこもる寧子とゴシップ記事の執筆に明け暮れる雑誌編集部員の津奈木の痛々しい愛の行方。

◆寧子(趣里)◆津奈木(菅田将暉)◆村田(田中哲司)◆真紀(西田尚美)◆磯山(松重豊)◆美里(石橋静河)◆安堂(中里依紗)◆莉奈(小田梨沙)

ネタバレ・あらすじ

生きてるだけで、愛。

メンタルに問題を抱える寧子と出版社の津奈木は合コンで知り合います。二次会に行こうと盛り上がるなか寧子は飲み過ぎてフラフラとなり帰りが同じ方向の津奈木は「自分も帰るし同じ方向なので送っていきます」と告げると周囲の者は内心喜びます。

津奈木がゴシップ記事で有名なサタデーナイトの編集部員だと知った寧子は「記事がきっかけて命を絶った女優さんいますよね。私は人の嫌な噂を立てたり馬鹿にしたりするのが大嫌いなんですよ」と正面から訴えると津奈木は「すいません」と口にしました。

いつも自分の何かを周囲から見抜かれているような気がして生きてきた寧子は「人を知りたい気持ちは分かりますけどね」と言いました。

物書きを夢見てきた津奈木はゴシップ記事を書く仕事に回され、取材力がない自分だから悪いのだと半分諦めて生活していました。

「つまらないね~、私があなただったら、つまらな過ぎて命捨ててますよ」と寧子は言うが何の仕事しているのか聞かれ「無職です」と答えました。

自動販売に頭をぶつけて流血した寧子は急に走り出し大丈夫かなと思った津奈木は後を追いかけます。

 

同棲して3年目の寧子と津奈木

もともとメンタルに問題を抱えていた寧子は鬱状態に突入し過眠症もあって家事は何もせず敷きっぱなしの布団の上で生活していました。

そんな寧子に文句一つ言わない津奈木はあいかわらずゴシップ記事の執筆に甘んじる日々を送り、なぁなぁと仕事に行き寧子のために弁当を買って帰る日々を送ります。

鬱の寧子は理不尽な感情をぶつけるが「ごめん」としか言わない津奈木に「何に謝ってるの」とイライラします。津奈木は優しさではなく思っている事をぶつけても喧嘩になるだけだし言わない方がマシだと思うのです。津奈木が怒らないので喧嘩になることもないがお互いに不満を抱えながらも自分の思いを言葉にして伝える術がないのです。

 

布団で生活し外に出ない寧子は姉との電話やメールでしか世間との繋がりはありませんでした。家事も仕事もしないで寝ているだけだとまた男に捨てられると心配されるが「チャレンジはしている」と適当に返し電話を切ります。

何もしていないのも悪いなと一応思っているので「何かアルバイト募集していたら教えて」と言うが津奈木がコンビニのチラシを持ち帰ると「鬱がコンビニなんてありえないでしょ」と怒ります。

目覚ましをいくつもセットしても片っ端から止めるだけでやる気が出ずアルバイトの面接すら行く事ができない自分はもうダメだと思います。

 

裏が取れていない芸能人のスキャンダラスの原稿を書き終えた津奈木は「また書かれた方が命を失うのは嫌ですよ」と同僚の美里から言われます。

美里は漫画を書きたくて入社したがゴシップ雑誌の担当にさせられ2年経っていました。やる気を失っている津奈木は「どうせ皆忘れるでしょ」と平然と口にすると「私たちは忘れて欲しい仕事をしているわけ」と怒られます。それはゴシップ記事の仕事に誇りを持っているからではなく前の記事を担当したのが美里でありそれ以来トラウマになっていたからでした。

家でも仕事でも津奈木は何も言い返しません。

調子がいい寧子は何食べたいかメールすると津奈木から「ハンバーグと目玉焼き」と返信があります。

買物に出かけると挽肉は売り切れ、客とぶつかって卵を落とし割ってしまいます。それでもなんとか買物を済まし帰宅すると味噌を買い忘れた事に気付きます。タバコを吸おうとしたらオイル切れでありレンジを使ったらブレーカーが落ちてしまいます。

ブレーカーの場所が分からず真っ暗で不安が積もり何にも出来ない自分に頭がどうかなりそうになり泣きながら叫びます。ちょうど帰宅した津奈木はブレーカーを上げて寧子を優しく抱き締め落ち着かせます。

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津奈木の元恋人・安堂

寧子は目覚めるといつもように津奈木は出勤していませんでした。玄関のチェイムがなり舌打ちしてからドアを開けると津奈木の元恋人・安堂が立っていました。

「たまたま津奈木を電車で見かけ大人っぽくなっていたから尾行しちゃった。そしたら何故かあなたがいたの」

寧子は彼女が何が言いたいのかよく分からず適当に返事していると「成り行きで押しかけて付き合ってるだけで何にも彼のこと知らないんでしょ。だから、別れて」と言われます。

津奈木の性格からして出て行けとは絶対に言えないと分かる安堂は先に寧子と話す必要があると思い彼女も尾行して「鬱で何もしていない」と調べていました。

ごちゃごちゃ文句を黙って聞いていた寧子は「あの・・・私より鬱の症状酷くないですか」と口にすると激怒されます。

「とにかく、出て行ってもらうには金がないとね。働いてもらう」

 

はじめの一歩

「働く気はある」と言い放っていた寧子は安堂の知り合いのカフェバーでアルバイトを紹介されてしまいます。

寧子はなんとか断ってもらおうと「自分は料理も出来ないし鬱で気絶する事もあるのでバイトできないんじゃないですかね」と訴えるがマスターの村田に「大丈夫、立ち直りたいんだろ」と言われます。

店は村田と妻の真紀、アルバイト3年目の莉奈がいました。

「あんた鬱なんだって」と言われた寧子は「いや、鬱と言っても冗談の鬱です」と口にすると鬱に本気とかあるのかと村田は笑います。

莉奈も引きこもりだったのに立ち直って3年働いているんだと知り驚く寧子は「鬱なんて寂しいからなるの、ここで皆と接して働いてればすぐ治る」と真紀に言われます。

「明日10時から」と言われた寧子は家に帰りシャワーを浴びて身だしなみを整えようとするが「ダメだダメだ」と叫びカミソリを窓から放り投げます。

 

道路に寧子のカミソリが落ちていたので津奈木は拾って帰り「カレーと焼きそば、どっちがいい」と聞きます。

いつもは寧子優先であり好きな方を言っても取られるので「好きなほう食べなよ」と言われ驚きます。

そんな寧子は「カフェバーでバイトしてみようかなと思う」と話すと津奈木はいつものように詳しく内容を聞くこともなく「いいんじゃない」とさらっと言います。

寧子は多くの目覚まし時計をセットし気合いで起きて20分遅刻するが走ってカフェバーに駆け込みます。

ロッカーを開けると「今日からよろしく 莉奈」とメモがあり嬉しくて「仕事見付けたよ」と姉にメールします。皿を割ったりミスばかりだが久しぶりに働いている事もありトイレで休憩してしまいます。

 

立場が逆転

寧子は帰宅途中に津奈木にばったり会い「2人で外歩くのってめっちゃひさしぶりだね」と嬉しそうに伝えると津奈木は力なく返事します。

津奈木はただでさえやりたくない仕事をしているのに入院した同僚の分まで背負う事になり疲れ切っていました。

仕事どうだったのか聞かれた寧子は「やれない事はないかも。みんな楽しいし良い人だし」と楽しそうに話すが津奈木は襖を閉めて寝てしまいます。

話を聞いてくれない寂しさを感じながら寝ると「もう11時だぞ」とマスターの電話で起こされ寧子は急いで向かうと安堂が客でいました。

仕事のストレスで鬱になっている安堂は津奈木が鬱の女性と付き合っているのを見て仕事のストレスでおかしくなったに違いないと思いそんな時に支えられるのは自分だけだと思い込んでいるのです。

村田は「やり方がおかしくないか、これ以上巻き込まないでよ」と安堂に言います。

寧子は毎日客で来る安堂の目を気にしながらなんとかバイトを続けているがトイレに入ると30分も経ってしまいます。そんな寧子に「人にやらされていると思っているといつまでも変わらないぞ」と村田は教えます。

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津奈木はいつものように弁当を買って帰り「どっちがいい」といつもの会話を無意識にします。

バイトするようになった寧子はどうしても遅刻することを悩んでおり相談したかったが「うん」とサラッと返事しかしない津奈木に頭にきて「絶対聞いてないよね、うんばっかりじゃん」と言い放つと津奈木はウザそうに寧子の目を見たあと部屋に閉じこもり壁に物を投げ付けました。

過眠症がひどくバイトに行かれなくなると「あんたいつになったら店に来るんだ」と安堂に強引に連れられて行くが村田は怒ることもなく「久しぶり、さっさと着替えてこい」と言いました。

迷惑掛けながらも行ったら行ったで寧子は必死に頑張ります。

仕事が終わると「鬱は寝ちゃう病気なの」と真紀に聞かれるが「それは別問題だ」と莉奈は言いました。村田と真紀は否定することはなく「大丈夫だ」しか言いません。寧子は本当に自分はこの店でやっていけるのかと聞くと「なんとかなる。ずーっとダメな人なんていないから。それに家族みたいなもんでしょ」と言われ涙を流します。

 

結末

ボツになった記事を勝手に入稿し編集長から怒られた津奈木は「女優の記事どこだ」と自分のパソコンを取られそうになり感情が爆発して叫びながら窓に投げ付けました。

津奈木は「クビになったのは自分のせい。前の記事だって担当じゃなくても知っていたわけだし、それなのに俺は担当じゃないから関係ないと言い聞かせて続けてきた。こんな仕事をしてクズな人間になるつもりはなかった」と美里に伝えると「自分の気持ち話す事あるんだ」と言われます。

その頃、ウォシュレットの怖さを面白おかしく話していた寧子だったが理解されていない事に気付き急に不安になって店のトイレに閉じこもります。

「あんたなんかよりも皆良い人で時間を掛けて話を聞いてくれる。だけど今に見抜かれる。やっぱりダメだ。生きてるだけで疲れる」と津奈木に電話します。

クビになったばかりの津奈木から「いまどこ」と聞かれるがトイレから出てこないことを心配した村田たちにノックされて驚き携帯を落としてしまった事で壊れてしまいます。

 

寧子はトイレの便座を破壊して叩きまくるとブレーカーが落ちて真っ暗になった隙に店を飛び出します。

服を脱ぎながら走って家に帰ると彼女を見付けた津奈木は彼女の服を拾いながら追いかけます。

家の屋上で全裸になっている寧子は「復活したけどこんな女になっちゃった」と言います。津奈木は「今回の鬱はちょっと長かったね」と優しく服をかけてあげます。

寧子は津奈木が疲れないように自分と接している事を知り「楽されるとイラつく、あんたの言葉は自分の気持ちではなく私を納得させようとしているだけでしょ」と言い放ちます。

寧子は店のトイレを破壊してしまった事を話し「もうダメ、いつも感情を津奈木にぶつけているけど何で怒っているのか自分でも分からないし、頭おかしい、どうしよう、この先また鬱が来ると思ったらどうしていいか分からない」と涙を流しながら苦しみを吐き出します。

津奈木に優しく抱き締められた寧子は「最後だから教えて、私のどんなとこ好きだったの、なんで3年も一緒にいられたの」と聞きます。

初めて会ったときに「自分の何かが見抜かれている」と同じ感情を持っていた時があった津奈木は自分は誰も近付かせないように接していたが寧子が流血しながら走って行くのを見て無意識に追いかけました。その時、寧子の青いスカートがとても綺麗に感じ「こんな綺麗な景色をまた見たい」と思ったのです。

それが私といた理由なのかと寧子は笑います。津奈木は仕事クビになった事を話すと寧子は「私みたいな事している」と笑うがそこへ安堂がやってきます。

 

「何してるの」と安堂に聞かれた津奈木だが無視して寧子の手を取り部屋に戻ります。

寒くて暖房付けるとブレーカーが落ちます。いつのはすぐにブレーカーをあげる津奈木は「本当はさ、お前のことをちゃんと分かりたかったよ」と寧子を抱き締めます。

分かり合えたほんの一瞬で自分は生きているのだと寧子は思うのです。

 

感想

趣里の演技が凄すぎ!!

私はすべてを知られたくないし知りたくもない、ちょうどいい距離感を大事に人と接するのでなんか津奈木の性格が分かるな。

全裸になったのは「すべてさらけ出すからあなたのすべてが知りたい」と表現しているんじゃないかな。何も言わないのが優しさと思う人もいれば怒ってくれないと嫌だと言う人もいる。結局は人それぞれの性格。

相手のことをすべて知りたかったら自分がすべてさらけ出すしかないですよね。これが互いに出来たらいいのでしょうけど。人間って難しい。

分かり合えたほんの一瞬の幸せ、寧子はすごく綺麗でした。

 

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