映画「居眠り磐音」ネタバレあらすじと感想結末/佐伯泰英の作品が松坂桃李主演で初の映画化

 

作品情報とキャストの紹介

全著書累計6500万部を達成している佐伯泰英の人気小説を松坂桃李の主演で本木克英監督が映画化。

江戸での参勤を終え故郷の豊後関前藩に戻ってきた坂崎磐音だったが悲しい事件で2人の幼馴染みを失い祝言を控えた許嫁の奈緒を残し国を出ました。

再び江戸に戻り長屋暮らしを始めた磐音は大家の金兵衛の紹介で昼は鰻屋、寄るは両替屋・今津屋の用心棒として働き始めました。

礼節を重んじ優しい人柄で剣術もある磐音は金兵衛の娘おこんや周囲から信頼されるようになるなか、幕府が流通させた新貨幣をめぐる陰謀に巻き込まれ大切な人を守るために悲しみを胸に立ち向かう。

坂崎磐音(松坂桃李)おこん(木村文乃)小林奈緒(芳根京子)金兵衛(中村梅雀)吉右衛門(谷原章介)宍戸文六(奥田瑛二)佐々木玲圓(佐々木蔵之介)

 

 

ネタバレあらすじ/居眠り磐音

坂崎家の長男・磐音は幼馴染みの慎之輔と琴平とともに直心影流の佐々木道場で修行していました。

江戸での参勤を終えると慎之輔が妻の舞(琴平の長妹)に早く会いたがっているため二人はそれに付き合うように故郷である九州の豊後関前藩に戻ります。磐音にとっても許嫁の奈緒(琴平の末妹)と会うのは3年振りとなるので先を急いでいました。

磐音は両親や妹に挨拶し藩政改革を志すことを誓うが、慎之輔は「舞に男がいる、御番組頭、山尻三郎助の次男・頼禎と会っている」と叔父から言われ戸惑っていました。

豊後関前は入江に面した豊前白鶴城を中心とする7万石の小藩であり藩は宍戸派と改革派に分裂して争っていました。舞は裏切ってなどいなかったが改革派を恐れる宍戸(国家老)が仲間割れを起こさせるために計画したことであり噂を耳にした叔父は酒癖が悪かっただけでした。

「慎之輔が舞を手討ち」と報告を受けた琴平はそんなわけないと笑うが冗談で告げられるものではないので駆け付けると亡骸を目にします。訳を聞くと騙されて勘違いしたのだと分かり「後日話をしよう、今は亡骸を引き取る」と告げるが刀を抜いて向かってきたので仕方なく斬りました。

そしてすべては山尻頼禎が奈緒に一目惚れをした事が発端であり、既に人の妻だった舞が一方的に贈ってきた品々を返しに行った事が噂(宍戸の計画)につながってしまったのだと激怒して頼禎を討ちました。

磐音は屋敷に駆け付けると陣頭指揮をとる事になった東(目付頭)が上意討ちをするため包囲していました。琴平はすでに8人を返り討ちにしていたので「我が友なので私が行けば刃向かいません」と願い出て磐音は足を踏み入れます。

真実を話し、「斬る理由なんてどこにもなかったんだ」と訴えるが琴平は「尋常の勝負」を願い出たため悲しみを胸に磐音は琴平を斬りました。

 

半年後、用心棒

幼馴染みを二人失い心に傷を抱えた磐音は祝言を控える奈緒を置いて浪人として江戸に向かい長屋で暮らしながら大家の金兵衛の紹介で鰻屋で働いていました。

両替屋の今津屋が用心棒を探しており誰かいないかと相談された金兵衛はいつまで経っても家賃を払えそうもない磐音を連れていきます。

「すでに4人雇ったから悪いね」と言われるが両替屋の阿波屋からの刺客が偽金を持って両替してくれと乗り込んできました。

断ると暴れだし今津屋の用心棒が出てくるが次々と倒れていくので「それがしが相手をいたそう」と磐音は前に出ます。金兵衛は「お前みたいなもんは無理だ」と言い娘のおこんは心配するが磐音が剣の腕前を少し見せるとあまりの剣術に驚きます。

刺客を追い払ったことで磐音は正式に今津屋の主人・吉右衛門から用心棒として雇われます。国中でも使える新貨幣(南鐐二朱銀)を流通しようとする田沼(江戸幕府・老中)の意向に今津屋は従うつもりだが江戸で使用されている金の相場が崩れると稼げなくなる両替屋もいるため反対する両替屋が多くありました。

率先して反対しているのが阿波屋であり賛成している今津屋を用心棒を雇って押さえ込もうとしているのだと磐音は知らされます。

 

刺客を探る/黒幕の存在

刺客の毘沙門の総五郎はいったい何者なのかと疑問に思った磐音は博打に顔を出すというので今津屋の用心棒に探るようお願いします。

それにより阿波屋の雇った刺客で間違いはなく狙いは吉右衛門の命、そして新貨幣を買い占めていると突き止めます。

田沼が決定したことを反対するのは無謀であるため阿波屋の背後に誰かいるはずだと疑い新貨幣に関わっている金座方の日村を訪ねると江戸幕府老中の酒井伊予守正輔だろうと言いました。

その帰り、毘沙門の連中がいるのに気付き吉右衛門を守りながら返り討ちにしていきます。役人が駆け付ける笛の音を耳にした毘沙門の黒岩は「次会った時に決着を付けよう」と訴えるがうちの用心棒を斬った刺客だったために「そなたに次はない」と磐音はぶった斬りました。

軽く傷を負って戻った磐音は八兵衛の娘おこんに手当をしてもらいます。磐音は故郷での悲しい事件をはじめて語ると「奈緒さまがかわいそうです」と言われます。

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結末/居眠り磐音

新貨幣(南鐐二朱銀)を8枚もって金1と変えてくれと客が殺到します。今津屋を破産させボロ儲けする阿波屋の計画です。

1200両で買われた美貌の高尾太夫が吉原にやってくるというビラの横に南鐐二朱銀の相場が崩れていることが書かれていました。

それを読めば誰もが1両の小判を12枚に変えてから今津屋に持っていけば小判1枚と4枚が戻ってきて儲かると分かります。

魚河岸「千束屋」主人・甚兵衛は「今津屋に持ち込むから両替頼む」と1万両を阿波屋に持ち込みます。今津屋に持ち込むならいいだろうと5千両だけ受け入れ1両13枚で両替しました。

続けて芝居小屋「中岡座」座元の中岡邦右衛門が3千両を持ってやってきました。更に美貌の高尾太夫や遊郭主人の庄右衛門までやってきたので苦労してかき集めた南鐐二朱銀はなくなってしまいました。

阿波屋は「これで今津屋は破産し田沼の改革は失敗したと広まるからいいだろう」と納得するが、そこに通りかかった勘定奉行の川合に調べられます。

1両8枚が幕府の決まりであるにも関わらず相場が崩れると偽金を混ぜて南鐐二朱銀の下落を目論むのは許しがたいとし閉店を申しつけられます。

これはすべて今津屋、吉右衛門の人脈を利用とした磐音の策略でした。

 

おこんから「奈緒さまは今でも待っているはず」と言われる磐音だったが逃げてきた阿波主人の有楽齊と毘沙門の天童が現われました。

「よくもやってくれたな」と怒りをあらわにする有楽齊だが「この期に及んで使われる筋合いはない」と天童に背後から刺され命を落とします。

天童が「尋常の勝負がしたい」と言った琴平の目に似ていたので磐音は刀を抜き「斬るたびに悲しみが押し寄せるが例えこの先地獄でも生きる事を選んだのだ」と倒しました。

磐音は久しぶりに道場に顔を出し佐々木師範と剣を交えます。

「ここに訪ねてくることがあれば渡してほしいと預かっていた」と手紙を渡されます。吉原からと佐々木に言われたが確認すると奈緒からの手紙でした。

あの出来事の後、磐音の苦しみをともに分かち合いたかった奈緒だが匂袋を残し磐音は姿を消してしまいました。奈緒の気持ちはずっと変らなかったが両親が病を患ったのでどう生き抜こうと考えたとき身売りになる事を決めました。

転々とし今は江戸にいることを知った磐音は駆け付けると奈緒を見たさに人が集まっていました。必死で叫ぶと磐音の声が届いた奈緒は匂袋を握りしめ覚悟を決めて先に進んでいきました。

「どうか私の生き方を応援してください。どんな事があっても私は磐音の妻でございます」

その日暮らしをしていた磐音は今津屋がまた用心棒で雇ってくれるとおこんから知らされ感謝して向かいます。二人を見送る金兵衛は「お似合いなんだけどな」とつぶやきました。

 

感想/居眠り磐音

悲しき事件。本当に斬る理由なんてどこにもなかったのに。

慎之輔はせめて事実確認ぐらいすればいいのに、なんて幼稚なんだと思ったが恋は盲目と言うぐらいだからね。琴平は妹が斬られたのだから逆上するのも無理はない。

磐音は大事な人を一瞬で亡くしたので深く心が傷付いていると思われるが江戸にいる彼からはそこまで苦しみは伝わってこなかったので個人的には欠けていると思ったかな・・・。

 

 

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