映画「ジャンヌ・ダルク」ネタバレ感想/ミラ・ジョヴォヴィッチ主演・フランスの英雄カトリック教会の聖女

 

作品情報とキャストの紹介

英国の侵攻を受けるフランスを解放した英雄ジャンヌ・ダルクリュック・ベッソン監督が自らの視点で描いた作品。

英国軍に家族を目の前で殺されたジャンヌは夢で神と出会いフランス解放の使命を言い渡される。王太子の許可を得て軍を率いてオルレアン解放へ向かうが・・・。神の使いか、ただの狂言者か。

◆ジャンヌ・ダルク(ミラ・ジョヴォヴィッチ)◆デュノワ伯(チェッキー・カリョ)◆シャルル(ジョン・マルコヴィッチ)◆ジャンヌの心(ダスティン・ホフマン)
 
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ネタバレあらすじ/ジャンヌ・ダルク

 

百年戦争下のフランス。

小さな村ドンレミで農夫の娘に生まれたジャンヌ・ダルクは毎日教会で懺悔するキリスト信者です。

教会に来るのは天から来た人だと信じる綺麗な青年の話を聞けるからです。

「人々を助け自分を大切にしなさい」と天からの声を耳にします。

 

草原を走り回って疲れて寝てしまったジャンヌは目を覚ますと村がイギリス軍によって焼き払われていました。

姉に匿ってもらったジャンヌだったが目の前で姉が殺され教会に駆け込みます。

 

王太子シャルルのもとへ、ロレーヌの乙女と名乗るジャンヌから手紙が届く。シャルルは普通の兵士と入れ代わり対面するが自ら神の使いで来たと発言したジャンヌはあっさりと見破ります。

「ジャンヌがフランスを救いシャルルがフランス国王になる」

神に選ばれたジャンヌはお告げを伝えに来たのです。

 

フランス国王になるにはランスの地で王冠を手にする必要があるがイギリスによって占領されているため侵攻するのは無謀といえます。

シャルルは神の使いだと信じジャンヌに軍を率いて戦地オルレアンに向かうことを許可しました。

 

前線で戦うデュノア伯たちと合流するが女が来た事で話を聞いて貰えずイラついたジャンヌは男になってやると髪をバッサリ切ります。

白馬に跨り軍旗を構えたジャンヌは兵士たちに、

「付いてきなさい、私が勝利をあげる」と叫び先陣をきって敵陣に突入します。

ジャンヌの勢いに味方は後に続きイギリス軍は後退していきます。

 

「神は勝利をくれた、これから大勝利を与えてくれる、私を愛する者は後に続け」

ジャンヌが叫ぶと、

空腹で疲れ切って動けない兵士たちは声を出し一致団結して進軍し始めます。

 

ジャンヌは目を覚ますと胸には矢が刺さっていました。

自分で矢を引っこ抜き戦おうするが周囲に自分等が戦うから動くなと言われ眠りに着く。

「神が許しても私は許さない」

目覚めたジャンヌは寝ている兵士たちを起こし突撃命令をだします。

復活したジャンヌに味方はやはり神の使者だと奮闘しイギリス軍はそんなジャンヌに恐れます。

炎の中で幼い頃から教会で会っていた天から来た人と対面すると頭から血を流し何をするのだと言われます。

 

もう血は見たくない、後退しなさい。

戦えばまた血を流す事になるがそれはイギリス兵士の血だ。

 

イギリス軍は後退しオルレアンの地を取り戻す奇跡の大勝利を起こします。

ランスで喝采をあびるジャンヌはシャルル7世の戴冠に貢献したのです。

だが異常的な行動が目立ちブルゴーニュ公国軍に捕まるとフランス国王からは見捨てられます。

身代金を払ったイングランドに引き渡されたジャンヌは不服従と異端の疑いで異端審問にかけられ魔女と断定されます。

 

ジャンヌは19歳で火あぶりにされ生涯をとじました。

 

独自の見解ですので気になさらずに・・・

ジャンヌが捕まってから火あぶりの刑に処されるまで信仰がテーマで難しく独自の解釈でお願いします。

幼い頃、野原で目覚めると横には剣が落ちていた。

神はなぜ剣を自分に与えたか考えているとシャルルを国王にさせるために戦い自分がフランスを救うためなのだとお告げで分かったのです。

だがジャンヌは幼い頃、姉が目の前で殺されて復讐心が奥底にあり、

剣はたまたま落ちていて見たいと思った事を見ていただけだった。と解釈しました。

 

異端の判決を受け火あぶりの刑に処されたジャンヌだが、

死去から25年後ローマ教皇カリストゥフ三世の命で復権裁判が行われ信仰のために命を失ったと認められ無実となる。 

1920年にはフランスの守護聖人の1人となっている。

 

 

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