映画「ジョンQ 最後の決断」ネタバレ結末/息子の病気を治したい父親が病院を占拠

 

作品情報・キャスト

平凡ながらも幸せに暮らしていた工場で働くジョン。

倒れた息子が心臓病だと知らされ移植を希望するが不当な仕打ちをくらい保険が適用されないどころか退院勧告までだされてしまいます。

「トレーニングデイ」や「イコライザー」などの演技派デンゼル・ワシントンがジョンを演じ息子を救うために拳銃を手に病院を占拠してしまう。

監督=ニック・カサヴェテス◆ジョン・クインシー(デンゼル・ワシントン)◆デニース(キンバリー・エリス)◆マイク(ダニエル・E・スミス)◆ターナー医師(ジェームズ・ウッズ)◆レベッカ院長(アン・ヘッシュ)

 

ネタバレあらすじ/ジョンQ 最後の決断

愛する妻デニースと9歳になる息子マイクと共に平凡ながらも幸せに暮らしているジョン・クインシー。

不景気という事もあり仕事は週20時間まで減らされ車も強制的に没収されてしまったのでジョンはマイクを学校へ送った後に仕事探しを始めます。

ある日、マイクの野球の試合を応援しに行くがファーストからセカンドに向かって走っていたマイクが白目をむいて倒れ気を失ってしまいます。

急いで病院に連れて行くとジョンは保険のコピーや手続きなどに追われます。

ターナー医師とレベッカ院長に呼ばれたジョンとデニースは中隔に異常がありマイオパシーを誘発して肺水腫と寝室転移が起こっていると知らされます。

そのため心臓が拡張しており心臓移植しないとやがて眠り込んだまま起きなくなると言われます。

 

心臓移植には莫大な費用

ジョンは心臓移植を希望するが移植待機者リストにマイクの名前を載せるには大金が必要だと言われます。

会社の医療保険で高額医療も保証されているので大丈夫だと訴えるがレベッカ院長から「調べましたが契約に含まれていなかったし自宅も借家で貯蓄も1000ドルしかありません」と言われます。

移植だけでなく手術後の処置と免疫抑制剤の費用も含めると大金であり、払えそうもないと判断され現金扱いにさせられます。

リストに名前を載せるだけでも7万5千ドルが先に必要だと言われジョンは納得できずにいました。

ジョンは調べると加入していたはずの保険は正社員から勝手にパートタイマー扱いにされており契約先も変えられていました。

正社員であっても労働時間で保証されるのでランクは下がり最高でも2万ドルまでしか払われない事を知ります。

ジョンは身の回りの家財などをすべて売り地域住民から多くの援助も受け病院に支払うがデニースから「費用を払えないと判断され退院しろと言われた。なんとかして!」と電話があります。

病院に駆け付け「絶対に金を用意すると言っているのに退院しろはどうゆう事だ」とターナー医師に詰めよると「理事会で決まった事だ」と言われます。

 

病院を占拠

どうしてもマイクを救いたいジョンは拳銃をターナー医師に突き付け「これはお願いではなく命令だ!移植待機者リストに名前を載せろ」と言い放ちます。

ターナーを人質に取り病院のERに立て籠もったジョンだが妊婦さんや患者がいる事に気付き無料で治療させ監視カメラを壊します。

 

病院をパトカーが包囲します。フランク警部補は「やっぱり院長はいないのか、土曜日だって病人はいるぞ」と不満を口にします。

フランクからの呼びかけに応答したジョンは名前を「ジョンQ」と名乗り「レベッカ院長を捜し出して息子マイクを移植待機者リストに載せるよう伝えろ」と要求します。

点数稼ぎしか頭にないマスコミ好きのモンロー本部長が現場にやってくるがフランク警部補は「状況はしっかり掴んでいるから大丈夫。邪魔しないでくれ」と言い放ちます。

「要求を飲めば他の病院で同じ事が起きる。病気は彼だけじゃない、人はみんな病気になるものです」と院長はタバコを吸いながら平然と言います。

フランク警部はレベッカ院長と共に集中治療室にいるデニースにジョンの説得をお願いするが「彼は温和で優しい人です。逮捕するための協力はしません」と言われます。

レベッカ院長は何か言おうとしたがデニースは「あんたとは話したくない」と睨み付けました。すると「マイクをリストに載せます。費用はすべて病院で負担します」と言われ偽りだと知らず深く感謝します。

フランクは「これで大丈夫」と思うがモンローが勝手にダクトから侵入させ狙撃させようとしていました。

フランクは邪魔するなと言いに行くが「このままでは人質が危ないから私が指揮する。おまえは責任者クビだ」と言われてしまいます。

ジョンはデニースから連絡を受け「リストにのる」と知らされ喜びます。デニースは「マイクの常態がどんどん悪くなっている」と泣きながら話し始めるとマスコミが傍受していた事でジョンとマイクの会話が生放送されます。

モンローの指示でジョンは撃たれるが直前にテレビに映っていると知らされたおかげで命中はしませんでした。

狙撃失敗に「かなりまずい状況ですね」とフランクはモンローに言います。モンローは続けようとしたがマスコミに傍受され全国に生放送されていると知らされます。

無実の男を撃ったのかとモンローは責められ病院周辺にはジョンを応援する野次馬が殺到します。

リストに載せたのに撃たれたという事は息子を助ける気はないのだと把握したジョンは狙撃手を人質に取りマイケルを呼びます。モンローに「おれがしくじったのは認めるから助けてくれ」と言われたマイケルは交渉に向かいます。

「病人は誰であれ助けるべきだろ、息子を早く連れて来い、そうすれば狙撃手を解放する」

野次馬はもりあがりフランクは息子がいれば誰も傷付かないと思い受け入れます。

 

結末/ジョンQ最後の決断

「マイクの常態がよくないからすぐに移植しなければ・・・」とターナー医師から言われたジョンは今すぐ俺の心臓を使えと要求します。

ジョンの気持ちは理解出来るが適合性は複雑なのでそんな簡単な事ではありません。

ジョンは自分の頭に銃を突き付けると本気だと理解したターナー医師は「分かった、どっちにしても同じなら手術をしよう」と言いました。

ジョンは自らの頭に銃を当て引き金を引くが安全装置がオンになっていなかったのでカチッと音だけがなりました。

親子の会話を聞いていた時に考えを改めていたレベッカ院長はマイクをリストに載せていました。

適合者が現れた知らせを受けたレベッカは小型ジェット機で15分後に運ばれてくるとデニースに教えます。ジョンが呼びかけに応答しないのでデニースは駆け付け奇跡が起きたと叫びます。

人質は全員解放され野次馬はもりあがりジョンも連行されるが替え玉でした。本物のジョンは医者に分して移植に付き添っておりマイクは奇跡的に助かりました。

~三ヶ月後、殺人未遂と武装による違法行為に関しては無罪となったが誘拐および不法監禁に対した有罪となってしまいます。それでもジョンは元気な息子を見て満足していました。

 

感想

内容は深刻な問題なのに警官がアホばっかりでコントみたいな事やってるから本題を忘れそうになる。

特にモンロー本部長は意味不明で本当に必要ない。

急に来て勝手な行動をして現場を混乱させ失敗する。マスコミの前でかっこつけたかっただけで鬱陶しい存在でしかなかった。コメディなら構いませんが・・・。

金持っていなければ助からないのは今でも同じですね。

 

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