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<ネタバレ・あらすじ>映画やドラマ、小説などのネタバレになります。

「 影踏み 」<ネタバレ・あらすじ>山崎まさよし14年ぶり主演映画~凄腕泥棒役・放火を目撃して過去の記憶が蘇る

 

 

~注意~

●これから邦画・洋画・ドラマをご覧になる方は、

内容・結末を知る事になりますのでご注意くださいませ!

 

 

 

 

影踏み (祥伝社文庫)

 

「出口のない海」や「半落ち」、「64」などを手掛けた横山秀夫の同名小説を篠原哲雄監督が映画化。

主演は「8月のクリスマス」以来14年ぶりとなるシンガーソングライター山崎まさよし。彼が映画デビューを果たした「月とキャベツ」の監督が篠原監督であり23年ぶりのタッグとなる。

またこの映画でヒットした「One more time one more chance」は現在でも、山崎まさよしの代表曲となっており誰もが一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

山崎まさよし演じるのは凄腕泥棒の真壁修一。

深夜の民家に侵入して盗みを働く泥棒=ノビ師、警察からは「ノビカベ」と呼ばれる。

そんな修一は放火殺人未遂を目撃し20年前の事件の記憶が呼び醒まされる。

山崎まさよし、尾野真千子、北村匠海、大竹しのぶ、鶴見辰吾、滝藤賢一、

 

< ネタバレ あらすじ >

影踏み

 

真壁修一と双子の弟・啓二は両親に厳しく育てられ学問の成績は二人とも優秀でした。

しかし真壁が司法試験を目指している時、浪人中の啓二は落ちぶれ空き巣を繰り返すようになり警察から目を付けられるようになってしまいました。

母親は啓二の将来は絶望的だとパニックを起こし無理心中をはかろうと家を放火してしまいます。

母親と啓二、そして助けようとした父親も炎に巻き込まれ3人が死んでしまいました。

出掛けていた真壁は現実を受け止められず退学処分を受けた後は学問から離れ定職に就く事もなく啓二と同じ泥棒となります。

 

真壁は深夜に寝静まった民家に侵入して盗みを働くノビ師として有名であり厳しい警察の取り調べにも屈せず孤高な凄腕泥棒として「ノビ師+真壁=ノビカベ」と呼ばれます。

そんな凄腕泥棒の真壁は稲村夫妻の家に侵入した時、妻の葉子が放火殺人を狙いライターを持っているのを目撃するが通報によって駆け付けた警察に捕まり2年の実刑を受けてしまいます。

~出所後、真壁は「稲村がどうなったか、なんで警察がすぐに駆け付けたか調べる」と啓二に言いました。実はノビ師をするようになってから啓二の声が聞こえるようになり頭の中で会話しているのです。

小学生の同級生である吉川刑事が自分の自転車のマイクロ発信器を取り付けていた事を認めるが自分が侵入した翌日に空き巣が入った事、そして稲村は友人を連帯保証人にして失敗し土地などすべて差し押さえられ酒浸りの日々を送り葉子とは離婚した事を知ります。

盗みの時間帯から黛の犯行だと気付き会いに行って当時の話を聞くと高級化粧品が並んでいた事など知ります。記憶力がある啓二は自分たちが侵入した時には高級化粧品は並んでいなかった事、そしてライターが消えている事に気付きます。

また競売に詳しい大室から稲村家の車などを関西ヤクザの篠木が買ったと聞かされ、篠木に唆された葉子が保険金を狙って放火するまえに高級化粧品だけは守ろうと隠していたのだと気付きます。

ただ関西に帰った篠木のもとに葉子はいませんでした。そもそもなんで大阪に帰ったのか?そう考えると真壁はすぐに気付き吉川刑事を尾行すると予想通り部屋から葉子が出てきました。

通報を受け自分を逮捕した吉川は葉子の計画に気付き、篠木を追い払い黙っているからと愛人になるよう強要していたのです。

「お前を野放しにしてやるからすべて忘れろ」

真壁は承諾するが敵対する馬淵刑事に知らせるためこっそりと発信器をポケットに入れました。

 

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「吉川刑事が転落死」

発信器をポケットに入れる際に言い合いになっていた事で目撃情報により真壁は容疑者として警察に事情聴取を受けます。

ちょうどその時間にノビ師をしていたためアリバイを証明する事が出来ない真壁は吉川が葉子が経営する「ムンク」に直前までいた事を知るが彼女にはアリバイがありました。また藤木は刑務所にいるので犯行は無理でした。

「葉子はずっと店にいた」と証言したのは判事でした。真壁は「ムンク」を訪ね、真相をばらされたくなければすべて正直に話せと脅します。

すると吉川と別れたい葉子が執行官の轟木を通して判事に相談していた事を知ります。店から出て行った吉川を轟木が追いかけていったと言いました。轟木の家に侵入した真壁は競売の不正を見付け弱みを握って直接聞きに行くと女遊びをした事がない判事に葉子を斡旋させてはいたが酔っ払って寝てしまったので吉川には何もしていないと言いました。

判事が犯人かと思ったが葉子の身体にある歯形を見て前に葉子を探すようお願いしていた大室だと気付きます。大室は男運がなく疲れ切った表情をみせるものの葉子の美貌の虜になり彼女のために吉川を殺したのです。

そんな大室は真実を知る真壁も襲ってきたが、真壁は返り討ちにし張っていた警官が大室を逮捕しました。

 

「ヤクザによる盗人狩りがはじまる」

何者かに襲撃され病院に運ばれた真壁は盗人狩りという事は大事な何かを盗まれたのだと気付きます。若頭から「重原の家に侵入した泥棒をジゴロが追っている」と聞かされます。重原はジゴロの娘と肉体関係があり行為を記録していたが別れると記録を取り戻して欲しいとジゴロは頼まれたのです。

重原を捕まえると泥棒に盗まれたと知り盗人狩りが始まったのです。重原はもうこの世にいない事を知らされるがなんで自分は疑われていないのだろうと思ったとき重原がどんな人物か近所の人に聞き込みをした事を思い出します。

あの老婆がジゴロだったのか・・・しかし若頭のもとに老婆が亡くなった知らせが入りました。

 

「刑務所での約束」

刑務所内で同じノビ師の大野から「親友山内の娘である恵美ちゃんにクリスマスプレゼントを届けて欲しい」とお願いされていました。

山内は当時5歳だった娘・恵美にクリスマスプレゼントを渡すため万引きしたが警備員に気付かれ逃走しました。プレゼントを渡したあと逃走する際に娘の前で事故に遭い命を落としていました。

恵美は親戚に引き取られたものの酷い扱いを受けており大野は毎年クリスマスプレゼントを侵入して届けていたのです。

真壁は侵入してプレゼントを置くと「サンタさんへ」と書かれた手紙を見付け手に取ります。しかし、なぜか刑事がいたので必死で逃走しました。

夜中に刑事が張り込んでいたこと、また簡単に逃げれた事を不審に思い調べると大野は依頼されていた事を知ります。

そして刑事が足を負傷していたのを見逃さず真壁は「あれは刑事ではなく山内を追っていた警備員の里見だ」と気付くのです。

里見は小さな女の子がプレゼントを抱きかかえているのを見て「自分が追わなければこんなことには・・・」と後悔していたのです。あの場所にいたのは自分の代わりにサンタクロース役をしてくれる人にお礼を言うためでした。

真壁は「いつまでも子供じゃないんだ」と告げ、恵美の手紙を渡しました。

「私はサンタクロースが誰か知っています。あの日の優しい目をしたおじさん。いつもプレゼントありがとう」。手紙を読んだ里見は涙を流しました。

 

<安西久子>

幼いときから真壁と啓二は安西久子が好きでした。

出所したときに真壁は自分を持ってくれていた久子を訪ねるが身体を重ねようとしても啓二がいるので想いを受入れる事は出来ませんでした。

啓二は足を洗って久子と幸せに暮らして欲しいと思っているが真壁はノビ師をする自分なんかと一緒にいたらダメになると思います。

男運が悪い葉子を見てますますその想いは深まっていました。

そんな久子はストーカーに悩んでいました。二郎とお見合いしたが悪い兄である新一郎の脅迫がはじまった事でおそらく犯人は新一郎だと久子は言いました。

真壁は彼女を守るため同じ旅館に泊めるが放火されなんとか逃げ出します。

そして調べた結果、新一郎は双子の二郎を殺し実家の文具店を売り払う準備をしていました。真壁は二度と久子に近付けさせないためにもおもいっきり痛めつけ「俺はいつでも忍び込んで痛めつける事が出来る、覚えとけ」と脅しました。

 

<啓二の告白>

母親が無理心中をはかって放火した時、逃げようと思えば啓二は逃げれたのです。

昼寝していた啓二は何やら熱くて目を覚まし起き上がろうとすると母親に羽交い締めにされているのに気付きます。

暑さや煙でやられた母親の力が抜け啓二は解放されたが母親が泣いているのを見て「自分がここまで親を追い詰めてしまった」と後悔し死を受入れ母親の傍に戻ったのです。

 

真実を話した啓二は真壁の中からいなくなりました。

真壁は母親を恨んでいた・・・。愛する母親を奪ったのが啓二だった。

なんで自分の方が優秀なのに挫折した啓二を可愛がるのか。双子は互いの影を踏み合うように生きており自分がもう一人いるような感覚になる。啓二がいなければ母親の愛情や久子も独占できる。しかし母親と啓二が亡くなると「孤独」が襲い耐えられなくなったので啓二の魂を背負い生きてきた。

 

~ 感想 ~

真壁の中に啓二の魂が宿っているので少し話が現実離れしてしまう。また真壁の人脈が広いこと(笑)。

「実は啓二は生きていて修一が死んだのでは?」と深読みし過ぎてしまいましたが単純に母親が可愛がる啓二が空き巣をやらかした事で真壁は単純にそっちの道に行ってしまっただけだった。それは母親の愛情を受けたい一心からかもしれないがその時には家族は焼け死んでいる。ちょっとモヤッとしますね。

友人以上恋人未満の久子、原作には描かれていないが真壁が久子の元に向かい二人とも幸せになれる事を願います。だけどものすごーく軽く見たらこれはタッチの達也と南ちゃんの心情ですね。