映画「海洋天堂」ネタバレあらすじ/余命を宣告された父親が自閉症を持つ息子にしてやれる事

 

作品情報とキャスト

アクション俳優でハリウッドでも有名なジェット・リーが中国・香港合作映画にノーアクションで登場。

14年前に妻が亡くなってから自閉症の息子を大切に育ててきたシンチョンだがガンに侵され余命を宣告される。心中を図っても失敗するので一人でやっていけるようになんとか教えようとするが・・。

◆ワン・シンチョン(ジェット・リー)◆ワン・ターフー(ウェン・ジャン)◆リンリン(グイ・ルンメイ)◆チャイ(ジュー・ユアンユアン)◆ターフー母親(カオ・ユアンユアン)

 

ネタバレ あらすじ/海洋天堂

自閉症と知的障害を持つ息子ターフーを連れてシンチョンは心中をはかりボートから湖に飛び込むが互いの足首を結んでいたロープがほどけて失敗します。

シンチョンが働く水族館の水槽で遊んでいるターフーは泳ぎが得意でした。

ターフーが7歳の時に母親が事故死してから男手ひとつで育てていたがターフーが成人を迎えた現在、シンチョンは末期の肝臓癌に侵されている事を知ります。

自分が死んだあと、誰が面倒みるのか不安になり心中を試みたのです。

 

シンチョンはターフーを預かってくれる施設を探すため、

ターフーが幼少期の頃に世話になっていた養護学校・劉校長を訪ねるが去年脳梗塞になり退職していました。

向かいで雑貨店を営むチャイはシンチョンに好意を抱いており部屋の片付けや洗濯、ターフーの誕生日や食事の用意をしてくれます。

ターフーはいつも通りチャイの店のアイスを勝手に食べてしまうがシンチョンは止めさせ購入の仕方、そして着替えや卵の割り方など1つ1つ教育します。

そしてターフーの私物すべてに自閉症であることや住所などを書いた布を縫い付けました。

 

孤児院や老人施設は年齢が合わずどこに電話をかけても受け入れ先が見付けられません。

施設に置き去りをしても見捨てられたら終わりだし、障害があるため保険にも加入できない。

病気の事を知ったチャイは万が一の場合は自分が面倒みる事を伝えます。

 

結末

水族館にサーカス団がやってくるがターフーは団員の女性リンリンに恋心を抱きます。

幼い頃から両親がいないリンリンは電話の仕方やメイクの仕方を遊びを通して教えました。

劉校長が病をおしてターフーに新しい施設を紹介するため家を訪れてくれます。

シンチョンは感謝し預けるが初日から夜中に呼び出されます。職員が着替えさそうとするがターフーは嫌がりいきなり1人にされたので暴れたのです。

シンチョンは施設の部屋を自分の家のように模様替えしました。

着替え、食事の用意、片付け、施設からバスを乗り水族館まで1人で行けるよう教えます。

サーカス団が次の現場へ移動したためリンリンがいなくなりターフーは落ち込みます。

海亀が長生きする事から、あれは自分なんだと教え込むシンチョンだったが限界がきてしまいます。

シンチョンの納骨を終えたターフーは朝起きて自分で着替え朝食を摂り、そしてバスに乗って水族館に行きました。

水族館で清掃員となったターフーは海亀と一緒に泳ぎ楽しんでいました。