鶴唳華亭(かくれいかてい)全60話ネタバレあらすじを最終話まで感想を交え紹介

中国ドラマ「鶴唳華亭」

ルオ・ジン&リー・イートン共演の中国の大手レビューサイトで高評価を叩き出した孤独な皇太子の苛烈な運命を描いた話題作

 

あらすじ

政略結婚の末に生まれた南斉国の皇太子・蕭定権は幼い頃に母を亡くし皇帝である父からの寵愛を受けることなく育つ。

一方、皇帝と寵姫・趙貴妃の間に生まれた兄の蕭定棠は甘やかされて育ち、皇太子の座を虎視眈々と狙っていた。蕭定棠の仕掛けた罠に陥る蕭定権だったがその一件を通じて蘆世瑜の弟子の娘・陸文昔と出会う。

彼女は罪を着せられた父と兄を救うため、また蕭定権の側で彼を支えるため皇太子妃の侍女として宮中に潜り込む。

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キャスト

蕭定権(ルオ・ジン)陸文昔(リー・イートン)顧逢恩(ジェン・イェチョン)蕭定棠(ジン・ハン)など

 

全60話で紹介

 

ネタバレ感想/鶴唳華亭

 

1話・冠礼の儀

吏部尚書・盧世瑜は皇帝(蕭睿鑑)に謁見し皇太子・蕭定権は亡き皇后の喪に3年服し、20歳過ぎても冠礼の儀も執り行われないのは開国以来前代未聞だと訴えます。

貴妃の子である斉王(蕭定棠)を都に留めあらぬ憶測が飛び交っているので重臣たちは雪の中跪いて斉王の領地赴任と皇太子殿下の冠礼を認めるよう訴えます。

皇帝が諫言に耳を貸さないなか従兄弟の顧逢恩(武徳侯・顧思林の息子)から知らされた皇太子は懐炉と上着を持参して駆け付け恩師でもある盧世瑜と重臣たちに渡します。

「諫言は正しい行い、尊重すべき」と皇帝の言葉が伝えられたので皇太子は「君子と臣下が疑い合えば乱を生む」と盧世瑜の教えを口にします。そして陛下への自分の非礼は自ら跪き許しを請うべき、皆が留まれば忠義もない親不孝者となってしまうと告げ重臣たちを帰らせます。

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参内する武徳侯・顧思林から前線に10万の敵軍が集結していることを告げられる皇帝は何で李明安から報告がないのだと激怒します。文官上がりでは不安であるため指揮官は誰が適任だと思うか意見を求めると老臣でも構わないのならと名乗り出たので任せることにします。

茶馬古道観察御史・陸英は盧世瑜から御史中丞に推薦され娘・陸文昔に屏風を作って長寿の祝いに届けるよう告げます。

もしかして皇太子の冠礼と顧思林の出征には関係があるのと聞かれ都では口を慎むんだと忠告します。

 

尚服局の長・張氏は斉王が呉氏に城壁の上から檄文を投げろと指示しているのを耳にします。母の代わりに参加してくれと皇太子に頼まれた張氏は檄文のことを告げようとしたが斉王が来てしまったのでタイミングを失います

(顧思林が陛下の外戚である自分が軍を掌握して謀反を起こすのではと3年前と同じように噂が立ったら皇太子に迷惑がかかると告げ牽制したから皇帝は皇太子の冠礼を許可したのかな?)

 

2話・檄文の内容

貴妃は尚服局の長・張氏は亡き皇后の付き人だったので我が身をかえりみず主の子を守るかもしれないと不安になります。

斉王は城壁の上に行けと檄文を呉氏に渡し張氏は二人を監視します。

冠礼の儀が始まると戴冠の瞬間に蕭定権(皇太子)は「この式に斉王からも贈り物があるのでご注目ください」と訴えます。

張氏がわざと簪を折ったと見抜いていた皇太子は話を聞いており城壁に顔を向けるが張氏が落下してきたので驚きます。檄文を投げようとした呉氏は腕を掴まれたので張氏ごと投げ落としており、それを目にした斉王は笑みを浮かべます。

斉王は見抜かれているのに気付いており「皇太子は私に不敬の書を投げ入れさせて私に罪を着せようとした、だから私は死を選ぶ」と書かせていたのです。

罠にはまった皇太子は檄文を持つ女官がいるはずだから捕らえよと顧逢恩に命じるが斉王が手を回していて姿はなく式は中止となります。

 

証拠が何もないので説明しても無駄だと皇太子は諦めかけるが趙氏にはまだ息があると知らされ真実を皇帝に話します。

顧逢恩が証拠となる檄文を手に入れているはずと信じるが調査していた者がやってくると姜尚宮だったので陛下は最初から信用していなかったのだと分かります。

「3年前、皇宮を出て顧逢恩が偽の軍報で門を開けたのは軽率な行動だが母が危篤なのに何で門を閉ざし会わせてくれなかったんだ」

最初に話さなかったのはこのようにもみ消されると思ったからだと告げ、姜尚宮が処分したのは偽の文書で本物は張尚服が隠してあることを教えます。

(なにこれ、皇太子は亡き皇后の息子なのに何でこんなに疎外されているのか?100%皇帝が悪いでしょう。貴妃と斉王を甘やかしているにすぎないしこれだけ孤立していたら厳しいよ、仲間は顧逢恩や盧世瑜ぐらいか?これはひっどい話だ)

 

3話・無駄な譲歩

皇太子は張氏が隠した文書を探すため顧逢恩を連れて懿徳宮へと向かいます。

幼いころの記録をたどり文書を無事に見つけると皇帝がやってきて先に見せるよう要求されます。皇帝の後ろに立つ斉王が余裕の笑みを浮かべているので気にしながら要求に従うが投げつけられたので拾って確認すると白紙でした。

呉氏を口封じしていた斉王はすべてうまくいったと思うがいきなり陛下に頬を打たれたので跪きます。

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朝見へ向かう皇太子は捕らわれた多くの女官たちを目にします。斉王が成人後も領地に赴かず都に留まったため疑心を抱いたと謝罪すると盧世瑜はそんなはずないと悔しさをあらわにします。

皇帝は冠礼を止め罰として領地2千畝の返上と減俸3年にすると告げると斉王の義父にあたる中書令・李柏舟から軽すぎると言われます。昨夜、聞き分けよくすれば助けると伝言を受けていた皇太子だが大臣たちから追及を受けた陛下に宗正寺で沙汰を待てと言われショックを受けます。

盧世瑜が自らの命を懸けてまで事実ではないと訴えだしたので皇太子は自分が斉王を陥れた・・・ように傍から見たら思うでしょう言い放ちます。

「真実は追って天子と朝廷に報告する、話は最後まで聞け、皇太子である私が上奏している時に途中で口を挟み好き勝手騒ぎ立てるとは朝臣として無礼極まりない」と李柏舟に言い放ちます。

 

皇太子は「せっかく譲歩したのに」と訴え、証拠と証人は手中にあると言い放ちます。死んだはずの呉氏が檄文を持って現れたので斉王は驚きます。

「斉王が檄文を作らせたのは大臣らに私を弾劾させるため、張尚服は口封じされたのです」

(斉王はまぁ~いいとして中書令・李柏舟がものすごいうざい、陛下の話も途中で口を挟むし。それにしても首を絞めて殺害したと姜尚宮に告げていたのが顧逢恩の部下だったとは驚き。)

 

4話・親王の責務

全権を与えられた皇太子は斉王を宗正寺に送れと命じます。斉王が必死に許しを請うなか、皇太子は張尚服が邪心を抱いた悪人で陰謀を企てた可能性はあると涙を浮かべ告げます。

すると諦めかけていた中書令・李柏舟は兄弟の仲を引き裂く陰謀に違いないと訴えます。

何か理由があるのだろうと察する盧世瑜は斉王がいまだ領地に赴いていない事を指摘すると皇帝は科挙のあと領地赴任を手配するよう礼部に命じます。

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檄文を手にする陛下に呼ばれた斉王は皇太子の偽造だと訴えるが白紙だったので驚きます。

皇太子は匿う呉氏に会いに行き「お前が突き落としたのは生みの親だ、母親はお前を庇うためにすべての罪を被った」と教えます。

冠礼の儀を終えた皇太子は陛下に挨拶に行くと趙貴妃が斉王の領地赴任の件で領地の屋敷を修繕しつつ皇太子の婚儀の福にあずかり子が授かるのを待ってはどうかと陛下に告げていました。

「情理にかなったお言葉だが情の上には法がある、親王は冠礼後に都を離れるのがしきたり、天子に伝えるのが皇太子たる私の責務、辺境に赴き国土を守るのが親王の責務です」

(皇帝の考えがいまいち理解できん。斉王を見逃し怠けさせて何してんのかね。善良な皇太子に何を警戒してんのかしらww身分は上だが科挙では補佐を命じられた身だとわざわざ口にする李柏舟ってめっちゃかっこ悪い。そしておぬしは科挙で何かやらかすつもりだろう)

 

全60話あらすじ一覧

 

1話~12話

1話2話3話4話(ページ内にジャンプします)

斉王の罠にはまった皇太子は冠礼の儀が取りやめとなってしまう。譲歩し謝罪する皇太子だが皇帝は助けてくれず師匠である盧世瑜が命を懸けて裏があると訴えだしたので証拠と証人は手中にあるのだと告げる

5話6話7話8話

科挙で題目漏洩の問題が勃発し顧逢恩たちが投獄されます。盧世瑜が罪に問われるなか皇太子は偽装文を使って斉王を狙うと李柏舟は1人でやった事だと斉王を庇う。皇太子の見事な策と思われたが試験会場には無人の部屋が一つあり・・・

9話10話11話12話

陸英は娘・陸文普を斉王に嫁がせるべきと李柏舟から高価なお茶を送られるが趙壅の弾劾を訴え品を返す。李柏舟が強硬手段を取ったので皇太子は陛下に任命書が出る前に命の撤回を願い出るが聞き受けられず、そのため斉王妃の耳に入れて騒ぎを起こさせ縁談を阻止する

13話~24話

13話14話15話16話

皇太子は呂翰が謀反を企てたとして射柳の勝負を捨て助けに行くが陛下が天長衛を手に入れるための策に利用されたと知る。邸報に罠を仕掛けられ皇太子は窮地に陥ると陸英たちも罠にはまり皇太子の処分の異を唱える。皇太子を救うために盧世瑜は・・・

17話18話19話20話

皇太子は陸家の幼子まで捕らわれたので不適当だと言い放つが皇帝からは盧世瑜の諡号を盾に干渉するなと言われます。なにより愛する陸文昔を救いたい皇太子は張陸正の長女を娶ることで中書令と刑部の結託を阻止し恩赦を受け陸家を救う

21話22話23話24話

陸文昔は刑部に捕らわれている父と兄を救いたく弟を置いて都へ戻る。趙王に願い出ると姜氏によって顧瑟瑟と名前を与えら皇太子妃の側女官となる。中書令は趙壅の指示で戦馬が売られていたと知りそれが原因で敗戦したため張紹筠に目を付け・・・

25話~36話

25話26話27話28話

張紹筠が戦馬密売の濡れ衣を着せられ蕭定権は次失敗したら皇太子を廃してもらって構わないと告げ監国に任命される。見事な策を講じ斉王を捕らえるよう命じると慌てた中書令は趙壅の仕業だと訴え屋敷を調べればお尋ね者の二人の骸が見つかるはずと言います

29話30話31話32話

皇太子妃のお腹の子を害したと疑われる陸文昔は拷問を受ける。皇太子は趙壅を拷問すると絶命してしまい報告するために陛下がいる行宮へ向かうと刺客に襲われる。すべては読み通りであり皇太子暗殺を企てた中書令を捕らえると証言者として現れたのは・・・

33話34話35話36話

陸文昔は皇太子妃の別れの挨拶をするが張陸正の策略で家族が処刑されてしまい残ることを決意。皇太子妃が毒殺され容疑者となってしまった陸文昔は拷問を受けるが自分でも斉王側の仕業だと見抜けるので・・・

37話~48話

37話38話39話40話

皇帝は無実の陸文昔に罪を着せ処理するよう張陸正に命じるが皇太子が駆け付けて救い出す。三司を動かし貴妃を宗正寺へ送るが皇帝は大宗正を罷免し兼務代行を務め邪魔される。処刑を命じられた皇太子は王命に逆らうと禁足され皇帝は貴妃を皇后に冊封する

41話42話43話44話

皇太子は顧思林の帰京を祝う宴に出席し陸文昔を下賜してほしいと頼みます。洗衣所で働かされる陸文昔は盧世瑜に託された大切な物を奪われそうになる。蕭定権の印を使って偽装し斉王に話を持ち込んで自分の命を狙う蔲珠を罠にかける

45話46話47話48話

蔲珠を死罪に追いやった陸文昔だが皇太子の私印を持ち更にそれを使って外出したことがバレてしまう。試験場を使って罠を仕掛けたのは許昌平だと最初から見抜いていた皇太子は辞表を迫り、陸文昔の平民に落としたものの命は助け自分の側から離れないよう命じる

49話~60話(最終話)

49話50話51話52話

中秋節の宴で宋貴人は意味わからず街で流行っている歌を披露するが禁じられた歌で皇帝は激怒する。皇太子は顧思林が旧事を持ち出し威圧していると疑われると思い公平を求めるために自分が広めたと庇う。陸文昔は皇太子から張陸正への文を託されるが信じられない内容であり・・・

53話54話55話56話

陸親子の件の審議で張陸正に罪を着せられる皇太子は否定するが犯人を知って罪を認める。控鶴衛で幽閉されている皇太子は食事を摂らずにうずくまっていたが陸文昔が剝いて蜜柑を口にする。顧思林は審議の場に向かうと斉王は立ち塞がったので払いのけ部屋に押しいり皇太子の誕生日だと告げると皇帝は言葉を失う。顧思林の狙いは?

57話58話59話60話(最終話)

投獄される陸文昔は皇太子の私印は張紹筠が持っていると張陸正に告げる。情を断ち切り苦渋の決断を下した皇太子は顧思林に出立を命じ斉王の身分を降格させ領地へ行くよう皇帝に迫る。~1年後、皇太子は顧逢恩たちの活躍により勝利したと知り喜ぶが敵軍に遭遇した武徳侯が戦死した知らせが入り・・・