映画「県庁の星」ネタバレあらすじ/県庁に勤めるエリートが民間企業から学ぶ大事な事

 

作品情報・キャスト

県庁に務めるエリートは民間交流のためにスーパーへ派遣されキャリアに傷をつけないためにも店の改革に乗り出すが・・・・ 

監督は「アマルフィ 女神の報酬」などを手掛けた西谷弘

野村聡(織田裕二)~県庁商工労働部産業政策課係長

二宮あき(柴咲コウ)~満天堂のパートで野村の教育係

桜井圭太(佐々木蔵之介)~県庁総務部人事課職員

篠崎貴子(紺野まひる)~篠崎建設社長令嬢

小倉小百合(酒井和歌子)~知事

古賀等(石坂浩二)~県議会議長。野村にかなり期待していたが・・・。

 

ネタバレあらすじ/県庁の星

 

県庁に勤める商工労働部産業政策課係長の野村聡はプライドが高く子供の頃から成績は1番でした。

効率よく仕事ができるようマニュアルを作成し提出した企画案はいつも評価高く受け入れられていました。

ある日、同期である総務部の桜井圭太とエレベーターに乗っていると県議会議長の古賀等と出会し「施設プロジェクトの提案はよくまとまっていたが巨額の費用を投じるので反対する市民団体がいる」と言われます。

野村は瞬時に考え「民間からの視点のアイデアを取り入れれば県民も納得いくでしょう」と答えました。

「政治は人の上に人をつくり、人の下に人をつくる」と考える野村は篠崎建設社長令嬢とお付き合いしていました。

 

民間企業

課長に呼び出された野村は自分の案が通ったと聞かされ「民間人事交流企画」メンバー7人の1人に選ばれ知事の小倉小百合と共に辞令交付式に参加しました。

野村の派遣先は県内に6店舗ある「満天堂」のスーパーと決まり店長室を訪ねるとダンボールだらけで座るスペースすらありませんでした。

自己紹介を受けるが野村はすべて「満天堂」を調べて暗記しており年商や従業員数などスラスラと言い始めました。

教育係の二宮あきを紹介されるが自分より若い女性でしかもパートだと知りエリートの自分がなぜだと不満を抱えます。

 

「最初は暇なエリアの担当で…」

野村は「民間のスキルを学ぶために来たので暇だと困ります」と伝えるが二宮はその場を離れようとします。

仕方なく「2日ですべて暗記するので接客マニュアルや組織図をお貸りできますか」とお願いすると「そんな物はありません」と言われ驚きます。

売り場のレイアウトを変えれば戻されレジでカードを使えないお客様に「限度額オーバーで使用不可となっています」と伝えると「お客様に恥をかかせない」と怒られます。

習っていなかったものですいませんと不貞腐れると二宮に「客商売は察するもの。県庁さん、人を喜ばせたいと思ったこと…ないでしょうね」と言われてしまいます。

 

学習

監督責任だと店長から怒られた二宮はお役所仕事の人に接客は無理だと判断しバックヤードにあるお惣菜厨房に行かせます。

野村は売れなかったジャガイモを使いポテトサラダやコロッケを作るのは不衛生で法外な行為だと思い改善提案書を提出します。

赴任した先で不正があると加担されたと誤解を受けかねないからです。

しかし副店長がやってきて野村をリーダーとした適正な惣菜を使った高級弁当と従来の弁当二つを作りましょうと言われます。

従来の弁当を作っていては不正を正す事にならないと伝えるとチームを分け厨房を分けるので出入りしなければ直接的な問題にならないと言われます。

 

野村の高級弁当はまったく売れず従来の弁当の方はすぐに売り切れました。

計画を練りいろいろと変えて行くがそれでも従来の弁当の売り上げにはまったく追い付かない結果となってしまいます。

中間報告会では他のメンバーがある程度収穫があるなか野村はうまくいかない事ばかりで「民間の視点」が分からないでいました。

またプロジェクトから外された事を知り納得できない野村は篠崎建設会社社長の家を訪ねると娘との結婚は白紙に戻すと言われてしまいます。

「客の気持ちや婚約者の気持ちも分からない、自分はそんな冷酷な人間なのか…」

野村は酔い潰れてしまいます。

 

結末

保健所や消防署の調査を受け在庫管理に深刻な問題が多々あると指摘されます。

野村の改善書を読んでいた二宮は確かに当たっていると思い、このままでは店は潰れてしまうと思います。

野村は品質管理、在庫管理を人数をかけないで効率よく業務に取り組めるようマニュアを作成します。

野村の改革案は少しずつ従業員の心を動かしていきます。

高級弁当がまったく売れず悩んでいる野村を見た二宮は「デートしましょう」と誘います。

野村はマーケティングに誘われたのだと知るがおかげで「女性の視点、心理」を学びました。

そのおかげで高級弁当の売り上げが日に日にのび、ついに従来の弁当に追い付き県庁から注文が入るようになりました。

 

売り上げがアップし従業員から感謝された野村は研修を終え県庁に戻ります。

野村は自ら生活福祉課に移り発注先と接し上層部にコスト削減を訴えていました。

プロジェクト建設特別委員会でほぼ全員が原案通りに賛成するが野村はプロジェクトの予算削減を提案し総予算200億を80億まで下げられると進言します。

知事は「前向きに検討する」と受け入れるがただのその場しのぎであり、議長が野村の提案書を捨てました。

 

満天堂に消防署の調査が入るが偶然居合わせた野村が無線で教えなんとか無事に終えることができました。

野村は「今度デートしない。マーケティング…なしで」と誘うと二宮は笑顔で答えました。

野村の改革はそう簡単には変わらないが税金で飲むことができる県庁のコーヒーサービスの横にはお金を入れる箱が設置されていました。

 

 

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