韓国映画「権力に告ぐ」ネタバレあらすじを感想を交え結末まで紹介/ローンスター事件がモデル

作品情報・キャスト

韓国で実際に起きたローンスター事件をモデルに制作したチョ・ジヌン主演のサスペンスミステリー。

ソウル中央地検のヤン検事は強引な姿勢から「ゴリ検」の異名で呼ばれるが自殺した女性スギョンが遺書でヤンによるセクハラを告発していたために濡れ衣を着せられ大検察庁によって1カ月の停職処分を受けてしまう。

ヤンは独自に捜査を開始しスギョンが自殺ではなく他殺だった可能性や彼女の上司が不審死を遂げたことを疑う。スギョンと上司は大韓銀行で働き、行内の不正に気付いていた。

ヤン・ミニョク(チョ・ジヌン)キム・ナリ(イ・ハニ)イ・グァンジュ元総理(イ・ギョンヨン)チェ・ヨンウク(イ・ソンミン)など

 

ローンスター事件とは

2003年、破綻寸前となっていた韓国外換銀行(KEB)をローンスターが買収しました。経営建て直しにより黒字化を達成したが2006年にローンスターがKEBを売却しようとしたところローンスターに対しKEBを不当な低価格で買収した疑いが持たれ、容疑、脱税、外貨密輸入の容疑で検察による家宅捜査が行われた。

株価操作について起訴が行われ2008年2月の1審で有罪となるが6月の2審で逆転無罪となり現在も係争中となっている。

2012年ローンスターは韓国政府による不当な措置で被害を受けたとして世界銀行傘下の投資紛争解決国際センター(ICSID)に提訴、これは米韓FTAによって投資家対国家の紛争解決(ISD)制度が適用されたことによるもので韓国政府はISD制度で提訴される初のケースとなる。

 

これは実際のローンスター事件を背後に描いてはいるがフィクションです

 

ネタバレあらすじ/権力に告ぐ

 

事実無根で停職

京畿道高陽市の河岸で女性スギョンの遺体が発見されます。車の中には炭を燃やした痕跡、そしてソウル中央地検の検事からセクハラを受けていたという遺書が発見された事で自殺と思われます。

強引な姿勢からゴリ検と呼ばれるヤン検事は「同じ検事として恥ずかしい」と思いながら昼食を摂っていると監察部から呼び出しをくらい大検察庁に出向きます。

なぜかセクハラしたのは自分だと疑われ女性の写真を目にすると三日前に当て逃げをして送致されてきた女性だと気付きます。

示談で済みそうだったのに「お願いだから罰を」と刑務所に入ることを自ら望んでいました。助けを望んで刑務所に入りたがっていたのでおかしな人だったと思い出すが自殺ではないと思い葬儀に駆け付けると遺族から殴られます。

火葬してはいけない、解剖すれば自殺じゃないと分かると告げるが遺族は聞く耳を持ってくれませんでした。そしてヤン検事は事実無根で停職処分だと言われてしまいます。

 

事件の背後に売却問題

ヤンは自ら捜査して潔白を証明すると意気込むとスギョンの妹から連絡をもらい、「姉はメールを打つときにピリオドは使わないので遺書は偽物だ」と知らされます。

また中央捜査部から調べられ不安な様子だったと知り、知り合いのチェ検事を訪ねるが逃げるように部屋を出て行かれます。何の事情聴取をしていたんだと追求すると資産価値70兆の大韓銀行が1兆7000億で売却されたと知らされます。

スギョンと何の関係があるのかと聞くと数字を下げて破綻寸前だという報告をしたのがスギョンであり、その報告を受けた金監院の職員はスギョンの恋人で交通事故で亡くなっていました。

大韓銀行の事件捜査を打ち切ったと知らされ虚偽報告書に関わった二人が亡くなったのはおかしいと部長に訴えに行くが・・・

 

売却後に二人は局長と院長の昇進しておりどう考えても見返りが疑われます。金融監督院に押しかけ次長が事故に遭って亡くなった日はどこにいたのかイム局長に聞くとヨーロッパに出張中だと言われます。

一瞬の隙をついて彼のスマホに盗聴器を仕掛けると検事に疑われたことを報告しており「取材手帳」が手掛かりと分かりテレビ局を訪ねると上層部に放送を止められ映像も没収されたと知らされます。

改竄を疑うスターファンドの法定代理人であるキム・ナリ弁護士はヤンから話を聞き元総理に「圧力をかけたんですか」と訪ねると誤解を与える報道を止めただけだと言われます。

 

捜査

金監院の局長のもとに押しかけたヤンは慎重に捜査しているのにかき乱すなと部長から叱咤されます。

放送中止になった「取材手帳」の映像が記録されたUSBをキム弁護士から受け取ったヤンは感謝し部長に差し出すが検察は物証がなくては動けないと言われます。

検事総長が収賄疑惑に問われこれはスターファンドによる妨害工作であるため世論を覆せる証拠が必要でした。CK法律事務所のパーティーに偽名で参加した事がバレており何のために行ったんだと聞かれるが盗聴した声が誰であるか確認するために挨拶して声を録音したなんて言えないので汚名をそそぐためと答えて謝罪しました。

「取材手帳」にはスターファンドと金融当局が安値売却を仕組んだという密談が収められていたがロビー活動は投資の一環であり改竄の確実な証拠がありません。部長が物証がなくては動けないと言った意味をヤンは把握します。

ヤンは声紋鑑定をするが録音した中で一致する者はいませんでした。

しかし海外の幽霊会社を通じて株式を買ったのは韓国人だと気付き、買収資金のうち1兆ウォンは借入りで調達し6000億ウォンは韓国人が出したからスターファンドの投資額は1600億だけなんだと導き出します。

 

ヤンは幽霊会社を通じて株を買った韓国人テソクの住所を突き止めキム弁護士に連絡します。

インターホンを押すとテソクの家ではないと切られてしまうが門を乗り越え押しかけるとそこにはイム局長がいました。

報告書の改竄に関与した疑いで連行すると追い越していったトラックが前方で塞ぐように停まります。ヤンは車を降りて窓を叩くといきなりバックし体当たりされて車を崖から落とされるがイム局長たちは飛び降りていたため助かりました。

ヤンは盗聴していた会話を聞かせ誰と話していたんだと追求するが上司に参考人を奪われてしまいます。テソクが出国した記録があり調べると前科者で停職にも就いていなかったので投資者に名前を貸しただけなんだと思います。

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結末/権力に告ぐ

ヤンは諦めず同志たちと残りの株主3人の身元を調べます。イムの別荘の元所有者はテソクの叔母で彼女の夫は元総理でした。

元総理も大韓銀行の投資者で黒幕と知らされたキム弁護士は犯罪に加担は出来ないから手を引くと伝えます。

ヤンは公文書偽造に外為法違反、収賄などの疑いで元総理たちを逮捕します。しかし立件は難しいことで取り調べを受ける部長は次の検事総長になりたいと提案しました。

捜査は打ち切りとなり頭にきたヤンは記者会見を行なうとするが盗聴などの罪で捕まってしまいます。審議会に出席したキム弁護士は「元総理の投資金の半分は自分が出した、売却承認が下れば2000億ウォンが入りお前の法律事務所を作れる」と父親からメールを受けます。

懲罰的売却を命じれば外国人投資家が撤退して物価は暴落し経済は悪化して再び通貨危機を迎えてしまいます。

 

売却承認されたとニュースを目にしたヤンは頭にきて脱走します。金融委員となったキム弁護士は「違法行為の事実は認められない、スターファンドは韓国政府に対し5兆ウォンの損害賠償を求めます」と記者会見で述べます。

ヤンは機動隊と対峙しているデモ隊のもとに行き「高官とその関係者たちはスターファンドと結託し外国に幽霊会社を設立したんだ。借名取引により大韓銀行に巨額の投資をしたんだ」とマイクで叫びます。

それなのに大検察庁の幹部(中央捜査部の部長)は捜査を打ち切ったんだと訴えます。

刑事訴訟法、第234条1項で「犯罪があると思料する時は何人も告発できる」とあるので検察バッジを投げ捨て韓国国民の一人として事件の隠蔽をたくらむ検察を告発します。

そして「元総理に民情首席秘書官、金融監督院と元院長など大韓銀行の安値売却で利益を得たエリート財務官僚モフィアたちを国民の前に告発する」と言い放ち証拠となる資料をばらまきました。

2012年、スターファンドは大韓銀行を売却し韓国政府に5兆ウォン規模の賠償訴訟を起こした。韓国政府が敗訴した場合、賠償金は国税から支払われます。この事件で逮捕された者は現在までひとりもいない

 

感想

ちょっと私は無知な者でして詳しくは分かりませんでした^^;

ヤン検事がコメディっぽく描かれているので何となく見れたがあれがなければ意味が分からず途中で止めていたかも。数字は苦手です、ゴーンのマネーロンダリングのニュースを見てもさっぱり分からなかったし。何となくは分かるが説明ができない^^;

最後はヤン検事と弁護士が立ち向かうのかと思ったが弁護士の方は屈したのか、ちょっと残念だけど立件が難しいとなれば気持ちは分かってしまうね。