「キングダム戦国の七雄」全7話ネタバレあらすじ一覧&視聴私感を最終話の結末まで

中国時代劇「キングダム戦国の七雄」

500年以上も続いた春秋戦国時代の終焉と大秦帝国誕生までの壮大な物語

 

あらすじは?

人気漫画「キングダム」の舞台となっている春秋戦国時代末期、大陸で覇を競った戦国七雄の興亡をリアルに描いた本格派歴史ドラマ!!!

燕国篇、趙国篇、楚国篇、韓国篇、魏国篇、斉国篇、秦国篇の全7話構成され、それぞれの国と王にスポットを当てたドキュメンタリー。

監督・脚本は「復活的軍団(原題)」で多くの賞を獲得したジン・ティエムー。中国の動画レビューサイト「豆瓣」では10点満点中8.1点、中国版「ゲーム・オブ・スローンズ」と称された。

スポンサーリンク

全7話で紹介

 

キャストは?

趙雍/武霊王(ユー・ロングァン)
姫職/昭王(ワン・ジンソン)
熊槐/懐王(リン・ヨンジエン)
公孫鞅/商鞅(ユー・エンタイ)
申不害(ハイ・イーティエン)
魏斯/文侯(ケント・チェン)
田地/湣王(リー・リーチュン)など

 

ネタバレ私感/キングダム戦国の七雄

趙雍/武霊王(ユー・ロングァン)姫職/昭王(ワン・ジンソン)熊槐/懐王(リン・ヨンジエン)公孫鞅/商鞅(ユー・エンタイ)申不害(ハイ・イーティエン)魏斯/文侯(ケント・チェン)田地/湣王(リー・リーチュン)など

 

1話・燕編/消え去りし国

紀元前11世紀、商に代わり周が成立し武王は弟・召公を燕の地に封じました。

由緒正しく高貴な国でありながら700年もの長きにわたり人に知られることなく桃源郷のような場所であり続けました。

紀元前316年、38代燕王(姫噌)は天下の富の半分は斉にあるため災いに巻き込まれることを心配していました。強くならなければならず、相邦の子之を得られて幸福だと思うが重用しするために太子・姫平との間に亀裂が生じてしまいます。

 

南の斉も西の趙も強大な武力を持ち侵略するのではと悩む燕王は改革に乗り出し国事を子之に託しました。姫噌が畑仕事に専念するなか、姫氏の国である燕を何で他人に譲るんだと納得できない姫平は斉国の宣王・田辟彊と手を結びます。

しかし、ただの口約束だったために田辟彊に見殺しにされ、子之を攻めるも反逆者として討ち取られてしまいます。

しかも背後で隙を狙っていた斉は鎮圧の名のもとに武力侵攻を行い、燕は50日で都を占領されてしまいます。判断を誤った姫噌は自責の念から自死し、子之は罪を犯したわけではなかったが民から怒りをぶつけられながら斉によって処刑されてしまいます。

斉は宗廟を壊し財宝を略奪したうえ燕の民を蹂躙し700年にわたる燕にとって初めての大難でした。徐々に目覚める燕の民は抗い始め斉軍を2年ののち撤退させました。

スポンサーリンク

 

王位を継いだ姫職(姫噌の庶子・昭王)は各国の兵力を分析する洛邑の蘇秦と出会い賢臣を得たと喜びます。燕は斉よりも小さく兵力も弱いので大国である秦と趙、2国と斉を離間させれば好機を得られるはずと進言されます。

間諜として生きる蘇秦は16年間、列国の間を奔走し続け同時に3国の相邦を務める権勢を誇り、照王の大業のために生きました。

蘇秦は趙と組んで秦を攻め、宋を滅ぼしてしまえば斉は大業を果たせると斉王を唆します。照王が王位について28年、蘇秦は斉で湣王に取り立てられたので胸の内を明かすために燕に来たが最後の体面となってしまいます。

斉の湣王は宋を攻め滅ぼしたが列国の均衡は崩れ人々の非難のもととなってしまい斉は天下の敵となります。待ち続けた好機が訪れる昭王は楽毅将軍に5国の連合軍を率いさせ斉へ攻め込むと、斉王に責められる蘇秦は自分が斉にきたのは斉を滅ぼすためだと言い放ち車裂きの刑に処されます。

 

燕は斉の都を占領し昭王はついに復讐を果たすが蘇秦を想い涙します。勢いをつけた燕軍は70余の年を陥落させ大国であった斉は二つの町を残すのみとなりました。斉の滅亡は間近と思われたが昭王は包囲しても滅ぼしてはならないと楽毅将軍に命じました。

昭王の死後、即位した恵王に疑いの目を向けられた楽毅は趙へ亡命し、楽毅を失った燕軍はたちまち斉軍に敗れます。

燕国末代君主/燕王・姫喜は趙が秦に攻められ大打撃を受けたのでそれに乗じ同盟国であった趙に攻め込みます。しかし大打撃を受けた趙に勝つことはできず都を包囲され講和を求めます。

紀元前232年、秦が大国となるなか、太子・姫丹が嬴政と趙にいた頃に仲が良かったために燕王は、国を滅ぼさないために姫丹を人質として秦に送りました。

数年後、戻ってきた姫丹は嬴政の天下統一を阻止しようと考え、亡命した樊於期の首と燕の地図を土産に信用させようとしたが刺客は嬴政を殺すことができす失敗に終わります。

 

燕は秦軍によって都を落とされるがその前に燕王は逃亡し、辺境に亡命した敵同士が身を寄せ合いました。姫丹が自死したために息子の命を引き換えに姫喜は4年間生き延びました。紀元前222年、秦の捕虜となり燕は滅亡するのでした。

(蘇秦は拾ってくれた昭王への恩を忘れなかったのは素晴らしい。王が無能になると一気に倒れてしまいますね。後に始皇帝となる嬴政がこの時に暗殺されていたら歴史がひっくり返りますね)

 

2話・趙編/動乱の国

唯一、秦と渡り合えた強国・趙。

紀元前475年、趙氏第7代当主・趙無恤は代国へ出向き、実の姉とその夫・代王を宴の席に招き姉との再会を喜ぶが代国を滅ぼす陰謀を秘めていました。

隙をついて代王を討ち取ると泣き叫んで自害する姉を無視して兵を送り込み、代国を滅ぼし領土を拡大させます。

春秋末期、晋の王は傀儡と化しており豪族らが土地を奪い合い争いが絶えませんでした。

紀元前453年、最大勢力・智氏が韓、魏と連合して趙氏の本拠地へと迫っており、趙氏家臣・猛談は韓・魏を寝返えらせ智氏を滅ぼしました。

紀元前425年、年老いた趙無恤は趙浣に継がせると告げると嫡男である趙嘉は恨みを抱きます。

紀元前310年、内乱の頻発は国力発展を妨げ6代趙雍が即位するまで何度も大国に虐げられていました。

 

娃嬴が王妃として迎えられるがこれが趙雍と国の命運まで狂わす事態となる。

楚・秦・魏の3国に囲まれ常に脅かされている趙雍は、斉の威厳を借りた中山国に領土や民を奪われ仇もまだ討ってはおらぬと貴族たちに訴え、天下の覇権争いに加わることを望みます。

10年のあいだに北方の遊牧民を征服し趙の領土は草原の奥深くにまで伸び、中山国を包囲します。

スポンサーリンク

 

大国となった趙だが、趙雍は臣下が長男・趙章の立太子を反対するために趙何に譲るしかないと思います。10歳の趙何に王の座を譲った趙雍は変装して身分を伏せて秦を訪れます。

紀元前296、秦から戻る趙雍は中山国を滅ぼすと趙を二つに分けて二人の息子に治めさせようと構想を持っていたが息子の背後にいる勢力が敵対し合っていました。

紀元前295年、国を二つに分けることを反対する肥義が趙章に殺された事で趙何を指示する貴族・趙成は駆け付け章を殺すと趙雍を沙丘宮に幽閉します。

紀元前262年、戦国後期、強国の秦に対し他国が保身に走るなか趙だけは抗い続けました。8代趙王・趙丹(孝成王)は韓から帰順の申し出を受けいれると怒った秦が大挙して攻め込んできます。

 

それぞれ数十万の兵を投入した戦いは戦力は均衡し勝敗が付かず戦は2年に長きにわたりました。廉頗の周りは代の者ばかりで命がけで戦わないと判断した趙王は趙括を総帥とします。

紀元前260年、趙は戦に負けると40万の兵が生き埋めとされ秦に対抗する国力を失います。

紀元前258年、秦が侵攻を止めず弱っていた趙は周囲に助けを求め邯鄲を守り抜くと秦は撤退します。紀元前245年、趙のために命を懸けてきた廉頗は王・趙偃に信用されなくなったことに怒り反旗を翻し趙を離れます。

廉頗なき趙では李牧が最後の頼みであり、李牧は匈奴を破り秦を大敗させたが、紀元前229年、趙偃の息子・趙遷に秦と内通している濡れ衣を着せられ処刑されてしまいます。そして1年後、趙は滅びました。趙人は国が滅んだ責任を郭開になすりつけて殺しました。

(郭開が最後に出てきたが、どのドラマを見ても丞相である郭開が悪く書かれているよね。それにしても趙人の性格は酷い割には一時は秦に対抗できる国力があったわけで不思議だ。趙雍の教えが代々続けば分からなかったね)

 

全7話あらすじ一覧

1話~4話

1話/燕・2話/趙(ページ内にジャンプします)

周国の武王の弟・召公の末裔である燕国

晋国の豪族の1つ、趙氏が建てた趙国

3話/楚・4話/韓

周国の文王に仕えた鬻熊を先祖に持つ楚国

公正無私な忠義の国・韓国

5話~7話(最終話)

5話/魏・6話/斉

最初の覇者となった魏国

「封神演義」の太公望として知られる姜子牙が立てた斉国

7話/秦(最終話)

天下統一を果たす秦