映画「キツツキと雨」ネタバレあらすじと結末/親子関係に悩む木こり職人と気弱な新人映画監督

 

作品情報とキャストの紹介

親子関係に悩む森林伐採作業員の岸克彦(役所広司)は村にゾンビ映画の撮影でやってきた気弱な新人監督の田辺幸一(小栗旬)と偶然出会います。

成り行きでエキストラで出演することになってしまう克彦だが映画に魅了される。

克彦は家族とやり直すきっかけを見付け、幸一は現場をまとめようと勇気を持つ。

監督=沖田修一◆岸克彦(役所広司)◆田辺孝一(小栗旬)◆岸浩一(高良健吾)◆鳥居助監督(古館寛治)◆大物俳優(山崎努)◆木こり仲間(伊武雅刀・高橋努)
 

ネタバレあらすじ/キツツキと雨 

木こり職人の岸克彦は2年前に妻を亡くし無職の息子、浩一と二人暮らしをしています。

浩一は雨が降っても洗濯物を取り込まず家でぐうたらしてる怠け者だ。

山村で林業を営む克彦は、

いつものようにチェーンソーで木を切っているところ、「今、撮影をしていて音が入るので止めてください」と言われます。

自分の仕事を止める権利などないため作業を開始するが、ある日、いつものように車で仕事に行こうとすると溝にはまって動く事が出来ない車を発見します。

撮影中だからチェーンソーを止めてくれと前に言ってきた鳥居と名乗る男と、若い男、田辺孝一がいてゾンビ映画の撮影をするため向かう途中だと言います。

仕方なく2人を車に乗せた克彦は、山村の中にある川で撮影したいと言うので次々と案内するがどうもイメージと違うようです。

また中年である鳥居が頑張っているのに対して、何もせず、すいませんとしか言わない孝一に段々イライラします。

やっと納得出来る場所を見つけ撮影する事になるが、

何故かゾンビ役としてエキストラで出る事になり顔を白く、目の周りを赤く塗られます。

言われた通り両腕を前に出しフラフラ歩く克彦…。

 

「ラッシュ」と名付けられた映画の鑑賞会に誘われます。あまり行く気にならなかったが林業仲間から映画に出るなんて凄いと騒がれたので良い気分となり向かいます。

ラッシュには、ちょびっとしか映らなかったが「映画」とゆうものにとても興味を持つようになりました。

克彦は気弱な孝一とたまたま会うと東京に帰るというので車で送って行きます。車中で孝一が撮影しているというゾンビ映画にワクワクしながら内容を聞き、帰りに孝一から台本を貰い読んでいると感動してしまいスッと涙を流します。

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家に帰ると孝一が台本を返して欲しいとやってきました。孝一は新人映画監督のプレッシャーに耐えられず逃げ出そうとしていたのです。

克彦はそこで鳥居がベテラン助監督で孝一が新人映画監督だと知りました。

孝一は気弱でスタッフや出演者に言いたい事が言えず悩んでいました。撮影を見に来ていた克彦が、あの女優さん良い匂いするなぁ〜と場違いな発言をした事で緊張がとけ、孝一は「もう1回撮り直します」となんとか言えるようになります。

「あそこにある松の木はあんなんでも25年経っている。木が立派になるのには100年かかるんだ」

孝一はやる気を取り戻しゾンビ映画に真面目に取り組むがどうしてもエキストラの人数が足りない事に悩んでいました。

それを知った克彦は次々と声をかけ人数を集めていき、やがて街全体で撮影に協力するようになっていきます。

 

結末/キツツキと雨

克彦の妻、サキ子の三回忌のためやってきた親族は町中の人々がゾンビのメイクをしている事に驚きます。

すっかり忘れていた克彦は慌てて家に戻ると浩一が三回忌の準備を終えていました。

温泉に行くとばったりと孝一に会い、両親は山形で旅館やっていたが親にカメラを買って貰ってから映画監督になりたいと思っていたので後を継がなかったと言います。

カメラを買った事を後悔しているだろうと言う孝一だが、自分が買ったカメラが人生を変えたならこんなに嬉しい事はない、後悔なんてしていないはずだと克彦は言います。

 

撮影の時に大物出演者が痔による痛みで長時間座っていられませんでした。

演技にも納得いかなかった孝一は勇気をだし何回も撮り直すと「良かったよ、また一緒にやろう」と褒められます。

一方三回忌で、無職の浩一は親族から父親の後を継げと一方的に言われるが克彦が「こいつにも気持ちがあるじゃないか!」と怒鳴り、浩一は自分の状況を考え始めます。

 

最後、遺族達がゾンビに復讐するシーンを撮ろうとするが豪雨に襲われます。助監督やスタッフからは雨なんて映らないし後で消せばいいと言われるが「もう少しまてば、一瞬だけ晴れる」と克彦に言われ孝一は信じて準備に取り掛かります。

孝一が「自分」を貫き納得いく映画を作る事が出来たのは克彦と出会ったからです。

この先、克彦が木で作ってくれた監督イスを大事に愛用するのだった。また克彦も孝一との出会いで息子の気持ちを考えられるようになりました。

いつものように仕事に行く前の朝食をとる向かいには同じ作業服を着た浩一座っていました。

 

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