映画「告発のとき」ネタバレ結末/イラク戦争から帰還した息子が行方不明

 

作品情報・キャスト

実話を基にイラク戦争の舞台裏をポール・ハギス監督が映画化。

元軍人のハンクの元にイラク戦争から出征後に帰国した息子マイクが米軍基地から姿を消したと連絡があります。

女性刑事エミリーの協力のもと行方を捜すと焼死体となって発見されてしまうが・・・

ハンク(トミー・リー・ジョーンズ)エミリー(シャーリーズ・セロン)ジョアン(スーザン・サランドン)マイク(ジョナサン・タッカー)カーネリー大佐(ジェームズ・フランコ)ペニング(ウェス・チャサム)ロング(メカッド・ブルックス)ボナー(ジェイク・マクラフリン)オーティーズ(ヴィクター・ウルフ)

 

ネタバレあらすじ/告発のとき

ベトナム戦争にも従事し軍警察を退役したハンクはイラク戦争から帰還した息子マイクが無許可離隊していると知らされます。

マイクの兄デヴィッドも軍人だったが10年前に演習で墜落死していました。

戻らなければ軍規違反となるためハンクは妻ジョアンにしばらく外出すると伝え、テネシー州マンローから車で2日かけてマイクの配属先であるフォート・ラッドに向かいます。

軍基地に到着したハンクは過酷な戦地から帰還したマイクの仲間であるペニング、ロング、オーティーズの3人に話を聞くが情報を得ることは出来ませんでした。

マイクの宿舎を見せてもらうが何かあると写真を送ってきたのにカメラがない事を不審に思います。

ハンクはマイクの携帯を密かに持ち帰りプロの人に読み込んでもらいます。

アドレス帳にはお店の番号しかなく復元すると動画にはイラク戦争での出来事が記録されていました。

 

兵士の捜索は軍警察の観察ではあるがまともに取り合ってくれないのでハンクは地元警察を訪ね必死に訴えると女性刑事エミリーが話を聞いてくれました。

メサ・ルナ通りで切断死体が発見されエミリーは向かうが基地が購入した土地であるため軍警察がやってきます。

ホテルで休んでいたハンクは軍警察からマイクの遺体が発見されたと知らされます。確認するため急いで向かうが酷い姿であり指紋が一致したから確認に必要はないと言われます。

どのような死でも受け止めると覚悟を決めたハンクはマイクは焼かれる前に切断され42カ所刺し傷がある事を知ります。

 

殺し方から軍警察は麻薬絡みの犯行だと疑います。

ハンクは地元警察エミリーに無理言って現場を見せてもらうと血痕を発見します。

鑑識が有能なら見落とすわけがなく現場には複数のタイヤ痕があったので証拠は出てこないだろうと予想します。

無能な軍警察に任せられないと思ったハンクは独自に捜査を進めます。

軍警察から緑色の車の目撃情報があると知らされるが黄色いライトの下で緑色に見えただけで青い車だと見抜きます。

一方、息子が1人いるエミリーは管轄内で殺され街灯の下で切断するのを嫌がり引きずったのだとやる気ない上司に伝え「もし自分の息子が被害者だったら事件を放り出さないはずだ」と署長に訴えました。

 

ペニングがマイクの遺品を届けてくれました。

ハンクは「マイクはヤクをやっていたか?」と聞くと「ヤク中ではないが、たぶん。。すばらしい兵隊だったが恐ろしい経験すると口数が減る…」と言いました。

エミリーはマイクのカード請求記録を調べると最後はチキンの店で使われていました。ハンクとエミリーは店に行き値段を調べると3.4人分だと予想できます。

エミリーは口裏を合わせる前に聴取しなければ供述の矛盾点が消えてしまうと急ぐが宣言供述書があっても聴取に限っては検討すると言われてしまいます。

ハンクはイラク戦争で息子が精神的に病んでいた事に気付き始めるがBARでの目撃情報によりペニング、ロング、ボナーの3人が一緒にいた事を知ります。

3人は供述で嘘を付いておりエミリーは聴取を取ります。

「BARで楽しく飲んでいたがマイクがストリッパーに罵倒して小銭を投げつけたので店を追い出された。マイクとボナーが喧嘩したがよくある事でその後みんなでチキン店に行った。その後ドラッグを欲しがるマイクを置いて3人は先に帰った」

三人は自分たちもドラッグを買ったので隠したくて嘘の供述をしたと言いました。エミリーは当夜の全員の衣服と全身の傷の写真を届けるよう要求し帰ります。

 

分隊全員の供述を読ませてもらったハンクは1人は戦死しているが1人足りない事に気付きます。

調べると軍基地を最初に訪ねた時に話を聞いたオーティーズが無許可離隊だと分かります。

オーティーズは前科持ちで青い車に乗っていました。

警察を尾行したハンクは逃げるオーティーズを捕まえます。

しかし殺害の証拠はなく軍警察に引き取られました。

自殺したボナーのポケットにハンクがマイクにあげた腕時計が入っていました。

ボナーの車は青色であり「彼なりの告白ではないか」と軍警察から言われます。

ハンクは時計など証拠にならず誰かの罠だと疑うが自殺の理由はなんなのか分からないでいました。

署に戻ったエミリーは書類に目を通すとチキン店で支払いした署名はマイクが書いたものではないと気付きます。

エミリーは筆跡を供述書と照らし合わせペニングのサインだと見抜きマイクは店にいなかったのだと分かります。

 

結末

エミリーは軍警察に引き渡しを要求するがペニングとロングが自供し重刑にするとカークランダー軍警察警部補は言いました。

エミリーは逮捕状があり管轄内だと訴えると指揮官と署長の間で取引があったのだと知ります。

それでもエミリーは父親の前で語らせるべきだと訴え、基地を出てBARに行く兵士をすべて止めアルコール許容量を超える者は逮捕すると脅してペニングを引きずり出します

 

マイクがみんなに絡み怒り出すのでペニングは気付いたら刺していたと言いました。

ボナーが切断し皆で埋めようとしたが飢えていたので掘る体力がなくチキンを食べに行きました。

人を殺して切断したあと普通にチキンを食べに行くなど考えられないが戦争が心を失わせたのだとハンクは気付きます。

復元した携帯の動画には最後の方に捕虜を笑いながら痛ぶるマイクの姿が映っていました。その事を話すとペニングもニヤつきながら話し始めました。

そして別の夜なら自分が殺されていたはずだとペニングは言いました。

ハンクは犯人扱いしてしまったオーティーズに謝罪しました。

車両移動中は勝手に止まってはいけない命令がありマイクは子供を轢いてしまってから口数が減った事を聞かされます。

ハンクはイラクにいる息子から「ここから連れ出して」と連絡を受けた時に「神経質になっているだけだ、しっかりしろ」と突き放してしまった事を後悔します。

自宅にはマイクから小包が届いていました。

星条旗が入っておりハンクは逆さまにして掲揚しました。(救難信号を意味する)

 

 

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