映画「九月の恋と出会うまで」ネタバレあらすじと感想結末/時空を超える一途な想い

 

作品情報とキャストの紹介。

松尾由美の同名小説を山本透監督が映画化したファンタジーラブロマンス。

旅行代理店で働く北村志織は新しいマンションに引っ越すとエアコンの穴からいきなり声が聞こえてきます。

1年後の隣人である平野から「自分を尾行してください。助けてください」とお願いされ不審に思いながらも始めるとその間に空き巣に入られてしまいます。

やがて強盗殺人犯だったと刑事から知らされ勇気を持って現在の平野に相談すると小説家志望であるため信用されるが・・・・。

最近大河ドラマに選ばれ話題となった川口春奈と「嘘を愛する女」などの高橋一生のダブル主演でおくる時空を超えた奇跡の恋の物語。

平野進(高橋一生)北村志織(川口春奈)香穂(川栄李奈)倉(浜野謙太)祖父江(中村優子)森秋真一(古館佑太朗)権藤(ミッキー・カーチス)

 

ネタバレあらすじ

タイムパラドックス

旅行代理店に務める写真が趣味な北村志織は中庭があるアパートに引っ越します。

志織の部屋は人気があるらしく、女優の祖父江やチェロリストの倉は部屋を移りたいと願い出ていたらしいが「部屋が人を選ぶんだ」とオーナーに却下されていたようです。

オーナーも元画家であり芸術家が集う場所にしたいため他にも漫画家や彫刻家が住んでいました。

 

9月14日(金)21時、部屋の中で「北村志織さんですか」と声をかけられます。驚く志織は声がする方に近寄るとエアコンの穴からだと分かり蓋を開けます。

「奇跡だ、平野です」

隣人の平野さんの声が聞こえるのだと思いカーテンを開けて見てみるが「こちらは1年後なんです」と訴えてきました。

「本当に奇跡なんです。この事は誰にも言わないでください。特に今の僕には。」

馬鹿だと思われるから言えるわけないし、そもそも信じられないと思う志織は明日の天気を聞くと「氷が降ります」と言われます。翌朝、青天でありやはりイタズラかと思うが後輩の香穂とランチしていると異常気象で氷が降り出したとニュースで流れました。

「詳しい人なら天気は予想出来ます」と訴えると芸能ニュースや金メダル獲得選手などズバリ的中させていくのでもはや信じるしかありませんでした。

 

「どうか助けてください。僕を、そちらにいる僕を尾行してください。尾行している間は可能な限り写真を撮ってください」

 

未来からのお願い

志織はなんでせっかくの休みなのに引き受けてしまったのだろうと思いながらもカメラをぶらさげ営業マンの平野を尾行します。

「営業行った帰りにコンビニ行って郵便ポストに寄って帰宅、特におかしな行動はない」と報告すると少し間があり「僕ってつまらない男ですね」と返ってきます。

理由を教えて欲しいとお願いしても「僕を助けてください、あなたしかできない」としか言われないので仕方なく続けるといつも寝癖頭でおっちょこちょいなんだと知り楽しくなっていきます。

なんだか喜んでもらえて嬉しいな。もし今の僕と会うことが出来たら街一番のレストランでご馳走させてください

志織は仕事でも平野の事を考えてボーッとするようになってしまい「男だな」と香穂に言われます。

 

「まだご挨拶できていなくて、平野さんってどんな方ですか」と祖父江にたずねると「部屋で包丁振り回していたらしいから気をつけた方がいい」と言われます。

21時になり呼びかけられた瞬間に「あなた誰なんですか、説明してくれないならやめます」と怒りながら言うと「明日の9月27日だけは一日中尾行してください、そしたらすべてお話しします」と言われます。

あと1日ならと受け入れた志織は風邪引いて高熱を出しながらも尾行するが帰宅すると鍵が開いていて部屋が荒らされていました。

「おそらく最近続いている空き巣だろう」と刑事に言われた志織は平野に報告しようとするが21時に必ず呼びかけられるのに今日はありませんでした。窓を開けると現在の平野がエアコンを付けて靴を干していました。

そのせいだと思った志織はおもわず「なんでエアコン付けたんですか」と話しかけてしまいます。

「ごめんなさい、気にしないでください」と誤魔化し窓とカーテンを閉めるが、そんなにエアコンの音が煩いのかと納得できない平野が訪ねてきました。

しかし志織は高熱のせいで倒れてしまいます。目を覚ますと平野が部屋にいたので驚いて飛び起きると「あなたは不用心すぎます。とにかく僕が帰ったらチェーンを付けて栄養付けて寝てください。エアコンの苦情に関してはまた受け付けます」と出て行きました。

確認すると風邪薬やお粥が机の上に並んでいました。

スポンサーリンク

 

運命に逆らった不具合

志織はお礼を伝えあと勇気を持って「未来のあなたと話したんです」と平野に相談しました。

平野は小説家志望であり今までもタイムスリップについては何回も調べたことがあるので信用してくれました。

しかし「同じ場所で時間がずれるはずだから未来の僕は嘘を付いていますね。平野ではないはずです」と言いました。志織は引っ越したばかりだし1年後もいるはずだと思い未来の平野に頼まれて尾行し写真を撮っていた事を伝えます。

その時、刑事が訪ねてきます。

「犯人は強盗殺人で指名手配中だった人物でした。家にいなくて幸いでしたね」

写真を見せられた平野は「おかしな行動をとっていたのは小説のネタを考えている時です」と説明し、帰り際に「もしかしたら未来の人物はあなたを助けようとしたのかもしれませんね」と言いました。

 

平野はタイムパラドックスには必ず「矛盾」が存在すると言います。

同じ時間を繰り返すループや別の世界が同時に存在するパラレルワールドのパターンならいいが「歴史の修正」が行なわれると志織は消されてしまうと心配します。

でも辻褄を合わせるために来年の9月27日までに未来の声の主を捜し出し、もう1度1年前の志織を助けてもらえれば回避できるはずだと説明します。

「存在が消えてしまう」と説明されてから志織は飛行機事故で亡くなった人物が自分の名前に見えたり名刺から名前が消えていくように見えたりしてしまいます。

 

捜査

「街で一番のレストランでご馳走させてください」

志織は学生時代の恋人・真一にも言われた事を思い出し声の主は真一かもしれないと思うようになります。

平野は二人の約束を知っているなら可能性は高いと言いSNSですぐに調べるが見付けられませんでした。

志織は真一がアメリカに行ってから会っていないと説明すると平野は「有休を取るので一緒に大学に行ってみましょう」と言いました。

自分のために有給までとってくれるのかと志織は嬉しくなります。

志織は小説を読ませて欲しいとお願いするが平野は「恥ずかしいから絶対ダメです」と言い張ります。

「ケチ」「ケチでけっこう」と言葉を交わしながら志織は大学に足を踏み入れカメラを始めたことを思い出します。

「一瞬の風景を自分だけのものに出来るから」

なんとなくだが理由を話すと平野も大好きな小説や映画に出会うとそんな気になると言いました。

志織は未来の人と繋がった時に最初に何て言われたと思うか質問すると平野は考え「奇跡だ・・とかですか」と言いました。

ズバリ的中したので志織は嬉しくなるが「教えません」と伝えます。

「ケチ」「ケチでけっこう」。さっきとは逆になり言葉を交わします。

 

真一の住所は大学のまま変わっていなかったので探す手掛かりが消えてしまうが平野は不動産屋を回って諦めずに探しましょうと元気付けました。

帰りに寄り道をして階段を上って街並みを見下ろします。それはとても綺麗な景色でした。

平野は誕生日プレゼントを用意しておりキーケースを渡すと自分の誕生日をすっかり忘れていた志織はかわいいと喜びます。

「なんか笑ってくれるととても嬉しいです」

志織は未来からも言われたような気がしたので驚きます。最後の誕生日になるかも知れなかったのに忘れていたなんてと自分を責めると「そんな事はさせません」と平野は言いました。

志織は平野と一緒に写真を撮り恋人同士のように感じながら帰宅するとそこに真一がいて驚きます。真一はオーナーの孫だったのです。

失礼しますと平野は行ってしまい志織は呼び止めたいが言葉が見つかりませんでした。

スポンサーリンク

 

結末 九月の恋と出会うまで 

平野は志織に惹かれていたが彼女を守れるのは真一なので「見つかって良かったですね。しっかり再現してもらってください。僕は小説に専念します」とメールを送りました。

仕事で異動の話を受けた志織は真一にディナーに誘われるが「もう一度やり直さないか」と言われます。二人でした約束を覚えているか聞くと彼は分からないようでした。

志織は有休を取って平野に連絡し茅ヶ崎支店に異動する事になったと伝えると「条件はそろいましたね」と言われます。志織が引っ越したあとの部屋に真一が住み、そして志織を助ける。

「運命の通りでしたね。僕が余計なことする必要はなかった」

志織は勇気を持って「1年後消えたとしても正直に生きたい。私は好きな場所で好きな人といたい。再現するのは平野さんではダメですか」と聞きます。

平野は彼女を守るために「小説のネタになると思っていただけなんです、迷惑です」と嘘付きます。ちゃんと転勤して再現するよう約束し平野は涙を堪え去ります。

志織は茅ヶ崎への転勤が決まり平野に別れの挨拶もできず部屋を後にしました。

 

~1年後の9月27日。

茅ヶ崎の海を眺める志織は時計を確認し「もう1度奇跡が起きなければ後5分で自分は消える」と覚悟を持ち目をつぶります。

その時、平野から着信があります。

「僕が間違っていました。未来の平野は僕だった。すべて成功しましたよ」

目に涙を浮かべ志織は振り返るとそこには平野がいました。

平野は引っ越してから小説に専念していたがどうしても彼女が忘れられず確認するために真一を訪ねると志織にフラれたと聞かされます。志織の部屋に移らせてほしいと頭を下げると「卵ではなく、本当の小説家になれば」とオーナーから言われました。

半年で書き上げた小説で新人賞を獲得すると、その日は志織が未来からの声を初めて聞いた9月14日でした。授賞式を飛び出し走って帰ると部屋に入れた時間は21時ギリギリでした。

エアコンの穴には二人で撮った写真が置かれていました。この写真は「最後の誕生日なんかにさせません」と告げた日だと思い出します。

すると穴から1年前の志織が聞いていた音楽が流れて聞こえてきたのです。

こうしてしっかり再現してから平野はやってきたのです。

「矛盾点は消えました。今あなたがいる事が証拠です」

「私は来てくれると信じていました」

平野は志織を抱き締め正直に想いを伝えると志織はやっと聞けたと涙を流し、二人はキスを交わしました。

約束通り街一番のレストランでディナーを楽しむと志織は「一番最初の平野はなぜ私を助けようとしてくれたのか」と疑問を口にします。

平野は小説書くのを行き詰まり公園でボケッとしていた時に写真を撮る志織を見て一目惚れしていたのだと説明しました。

平野は新人賞を獲得した「時の壁を越えて」を差し出すとハッピーエンドだと知った志織は笑顔で受け取りました。

 

感想 九月の恋と出会うまで

パラレルワールドやループものなど混乱することもあるが好きです。

この物語はとても分かりやすく結末が綺麗にまとまっていましたね。そして感動するというかほっこりするというか優しい気分にさせてくれる。

真一の告白はいらなかったけどね。最初からそのつもりで会いに来たのなら分かるが偶然だったわけだし。再現してもらおうとしたので仕方ないか。

「心からの強い想いがないと奇跡は起こらない」ですね。

 

テキストのコピーはできません。
タイトルとURLをコピーしました