「マローダーズ 襲撃者」ネタバレあらすじと結末/銀行強盗現場に残された指紋は亡くなったはずの元軍人

 

作品情報とキャストの紹介

銀行強盗が連続して起こっておりFBI捜査官モンゴメリはすべての現場から亡くなった元軍人の指紋を採取します。金だけでなく隠し金庫の中身も盗んでいたが慈善団体に寄付されていたり負傷した警備員を救命するなどしていた。

武装集団の目的とはなんなのか?

スティーヴン・C・ミラー監督/ジョナサン・モンゴメリ(クリストファー・メローニ)ジェフリー・ヒューバート(ブルース・ウィリス)ストックウェル(デイヴ・バウティスタ)ウェルズ(エイドリアン・グレニアー)ミムス(ジョナサン・シェック)T・J・ジャクソン(テキサス・バトル)ジェームズ・ジャクソン(クリス・ヒル)
 
 

ネタバレあらすじ/マローダーズ 襲撃者

武装した4人がヒューバード銀行支店に押し入ります。

1人の男が小型円形の装置を床に投げるとそこから「全員伏せて両手を床につけ。金庫を開けろ、通報したら支店長を殺す」と繰り返し流れます。

手際良く300万ドルを奪った武装集団はハッチェンソン支店長を撃ち殺し立ち去りました。

装置から「15分以内に警察に通報すれば爆発する」と流れたので市警察が到着したのは強盗の25分後でした。

 

亡くなったはずのレンジャー部隊隊長の指紋検出

指揮をとる事になったFBIモンゴメリ捜査官は現場に到着するがシンシナティ市警のミムス刑事が装置を押収していました。ミムス刑事は装置から指紋が出たことでコカイン売人のジェームズ・ジャクソンを捕えていました。

報告を受けたモンゴメリ捜査官はジェームズ・ジャクソンの前歴を調べ、ただの街のチンピラにプロの手口である強盗は無理だと判断します。新任のウェルズ特別捜査官を連れて市警察に行き勝手に証拠品を持ち出すなと責めると指紋はジェームズ・ジャクソンではなく兄のT・Jだと知ります。

無関係の者を拘束するなと注意し出て行くがレンジャー部隊の隊長だったT・Jは数年前に反乱を起こしヒューバード銀行ジェフリー頭取の弟を誘拐し射殺されているはずでした。

T・Jの指紋が出て再びヒューバード銀行が狙われた事で何か裏がありそうだとモンゴメリの親友ストックウェルは疑います。チェイス捜査官がT・Jの恋人だったマーサを訪ねると遺体が戻らなかったので空の棺を埋葬した事が分かります。

 

ヒューバード銀行が新支店を開設するが強盗の被害に遭います。

武装した4人は金だけではなく貸し金庫の中身も盗み負傷した警備員を救命して立ち去りました。

路上ではダグリーという男が首を斬り裂かれ殺されており近くに落ちていた弾丸からT・Jの指紋が検出されました。

また支店から奪われた300万ドルが慈善団体に寄付された事が分かり現在ミムス刑事が署名して保管していることを知ります。モンゴメリは署に出向き寄付された金を証拠品として扱うから部下にすべて渡せと要求しました。

 

市警と連携する事が決まりFBIウェルズ捜査官はミムス刑事を連れ目撃されていた黒の車の行方を調査し、モンゴメリはストックウェルと共にジェフリー頭取を調べます。

すると路上で殺されたダグリーはT・Jの所属部隊の指揮官で誘拐に加わらなかった唯一の人物でありヒューバード銀行から警備員として雇われている事を知ります。またモンゴメリにジェフリー頭取とクック上院議員の不倫現場の写真が郵便で届けられると家のパソコンがハッキングされ武装した者が画面に映ります。

「頭取とクック上院議員、二人の悪党を捕まえろ。野放しにするな、おまえの妻を殺した麻薬王は今でものうのうと生きているんだろ」

 

復讐による犯行なんだと気付くモンゴメリは本店を訪れジェフリー頭取と面会します。誘拐され亡くなった頭取の弟は一族の方々とは違い哲学を専攻し「銀行制度が誘発する政治腐敗」というテーマで論文を書いていました。

保守派の頭取とは意見が合わないのではないか、また貸し金庫にはクック議員に不都合な情報が入っていたのではと訴えるが警備員を呼ばれてしまいます。

その時、武装した4人が押し入りました。警備員が殺されるがモンゴメリは頭取を守りながら犯人の1人を射殺すると残りの強盗犯は立ち去りました。

 

モンゴメリが射殺した者は指紋がなかった事で軍人ではないかと疑います。

T・Jの所属部隊の写真をかき集めると被害者ハッチェンソンとダグリーを見付け、湾岸戦争で隊の指揮官を務めたクックも写っていました。

誘拐に加わらなかったダグリーは退官後にヒューバードに雇われている事からジェフリー頭取が遺産を受け取る年齢になる前に弟の殺害を企てたのではないかと疑います。

モンゴメリに再び郵便物が届き中には事件の全容が分かる書類が入っていました。予想通りジェフリー頭取は弟の死に関与していました。レンジャー部隊はクック上院議員からテロ集団を排除しろと命じられ突入したが兵器もなく無実の市民でした。その後急襲に遭い頭取の弟と一緒に抹殺され誘拐殺人犯に仕立て上げられたのです。

モンゴメリがマスコミに流したことで大々的に報道されジェフリーは5000万ドルの大金を持って逃亡しました。

 

結末/マローダーズ 襲撃者

T・Jの恋人マーサがクラブで歌う事を知りモンゴメリは行くとT・Jを発見し声を掛けます。

身柄を確保するとT・Jは生き残りは自分だけであり、生きていると分かれば家族に危険が及ぶから遠くから見守っていたのだと言います。

モンゴメリは銀行強盗犯に助けられたのだろうと勘付きます。

一方、目撃されていたジェームズ・ジャクソン所有の車を見失ったとウェルズに報告し実は部下に監視させていたミムス刑事は末期がんに侵された妻を助けるため金が必要であり襲撃を企てていました。

しかし、直前になって自分が汚職刑事だと知った妻が落ち込んでいるのだと分かります。今のままでは寿命を縮めるだけでありやっぱりそんな事は出来ないと中止するが部下は独断で襲撃してしまいました。

モンゴメリは報告を受けているとミムス刑事が現れたため、どうやって抜け出したんだと責めます。

ウェルズから目撃情報があったから追っていたと言われ何も知らなかったモンゴメリはウェルズの前歴を調べるとT・Jと同じ時期に駐在していた事を知ります。

また、わずかな金しかなかったと知ったミムス刑事はウェルズが手にしたのだと思い過ちを正すため見なかった事にするから現金を置いて帰れと要求します。

しかしヒューバードに復讐を誓うウェルズは妻の元に帰れと要求し、互いに銃を突きつけるがウェルズはその気はなかったが撃ち殺してしまいます。

 

モンゴメリは頭取がメキシコに潜伏している情報をウェルズに教え現地で落ち合います。

当時、ウェルズの部隊には妙な命令が下り遺体や痕跡は一切残すなと言われ標的は反乱兵だと不自然なほど何度も聞かされました。

兵士は命令には従うのは当然だったが最後まで生き残っていたT・Jが混乱して怯えていたので完全に騙されたと気付き遺体袋に入れて運び救出したのです。

ヒューバードから金を奪い頭取を狙う事が復讐なのか・・ウェルズは今でも分からないでいました。

モンゴメリは「おまえのせいで大勢の人が死に私の信頼を失った。だがもう一度だけ信じる」と伝え食事するジェフリーに声を掛けます。

「君が私に手出した瞬間に用心棒に殺されるぞ」

妻が殺されてから禁酒していたモンゴメリはワインを飲んでからナイフで心臓を突き刺し、用心棒は銃を取りだすがウェルズに射殺されました。

モンゴメリはその場から去っていくウェルズを黙って見送りました。

 

 

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