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「 マチネの終わりに 」< ネタバレ・あらすじ >人生で最も愛したのは、たった3度の出会いのあなたでした~福山雅治×石田ゆり子 初共演

邦画-恋愛

 

「日蝕」で当時最年少で芥川賞を受賞した平野啓一郎の原作を、「ガリレオシリーズ」や「昼顔」、唐沢寿明主演ドラマ「白い巨塔」など多くのヒット作を生み出している西谷弘監督が映画化。

主人公である世界的なクラシックギターリスト蒔野聡史を演じるのは俳優でミュージシャンの福山雅治。そして海外の通信社で働くジャーナリスト小峰洋子を演じるのが透明感ある美人石田ゆり子。二人は初共演となるがなんといっても年齢を全く感じさせない美男美女である。

蒔野と洋子は出会った瞬間に互いに惹かれ合うが洋子には婚約者がいました。蒔野はそれでも想いを伝えるものの二人は40歳、想いを断ち切れないまま別々の道を進むが再び出会える日は訪れるのか・・。石田ゆり子さんはこの原作を今世紀読んだ最高の恋愛小説と大絶賛しています。

その他◆洋子の婚約者リチャード新藤(伊勢谷友介)◆蒔野のマネージャー三谷早苗(桜井ユキ)◆蒔野の師匠・祖父江誠一(古谷一行)◆祖父江の娘・奏(木南晴夏)◆洋子の母・信子(風吹ジュン)◆ジュピターレコード社員・是永慶子(板谷由夏)

<ネタバレ あらすじ>

マチネの終わりに

 

高校在学中にパリ国際ギターコンクールで優勝した蒔野聡史の演奏は「聞き流すことができない」と評されデビューしてから20年安定していました。

20周年記念コンサートの最終日、蒔野はレコード会社の是永慶子から海外の通信社で働くジャーナリスト小峰洋子を紹介されるが実は舞台上からも存在に気付いていました。

蒔野は洋子の父親がギターを始めたきっかけとも言える「幸福の硬貨」の映画監督イェルコ・ソリッチだと知り驚きます。洋子は二番目の日本人の妻の娘で今でこそ交流はあるが一緒に生活した記憶はありませんでした。

洋子は蒔野のコンサートは2回目であり一回目は彼が高校生で父親の映画曲を立派に演奏する姿を見ていました。

蒔野は打ち上げにも誘い、洋子との会話は「最初から」尽きる気配がありませんでした。

洋子はジュネーヴ育ちでパリには10年暮らし何カ国語も話せるがクロアチア語が話せないので父親の母語を理解できないことを悔やんでいました。

そんな彼女は幼い頃にテーブル代わりにしてよく遊んでいた石に祖母が転んで頭を打って亡くなってしまった話しをし始めました。

「想い出ある石が祖母の命を奪うとは・・・」

蒔野のマネージャー三谷早苗は何で悲しんでいるのか分からなかったが蒔野が「未来は常に過去を変えているから」と口にすると洋子は理解されたのだと喜びます。

蒔野は終演後に不出来からどう過ごそうかと悩んでいたが洋子のおかげで救われていました。二人は互いにこのまま朝まで過ごせたらいいと思いながらも同席者の言葉で解散となり蒔野は洋子をタクシーの乗せて見送りました。

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蒔野は自分の演奏に未来がないと感じスランプに陥っていました。

そんな時、洋子が仕事で向かったバグダッドで自爆テロ事件があった事を知ります。出会いの日にアドレスを交換して何度かやりとりをしていたがメールを送っても返事がないので混乱してしまいます。

もし彼女が巻き込まれていたら「現実社会への適応に嫌気が差して本来の自分へと立ち返るべく破壊的な行動に出る(ヴェニスに死す症候群)」の言葉が最後になり、蒔野の行動に影響を及ぼします。

 

洋子はホテルのロビーで起きた自爆テロになんとか巻き込まれずに助かったが1分遅れば終わっていたので生きてることが分からなくなります。仕事をおえた洋子はイラク取材はこれで最後になると婚約者リチャードに告げると彼は心から喜びました。

PTSDの兆候が見られる洋子はなぜ自分は危険な紛争地帯の取材を志願しているのかはっきりした答えは分からないでいました。

そんな心を慰めるのは蒔野の音楽でした。あの日、朝まで一緒にいたいと言ったらどうなっていただろうか、蒔野に会いたいとはっきり思うものの彼のメールに返答出来ないでいました。

蒔野は完全に洋子を愛しているのだと確信し、また長いメールが送られてきたことで自分の存在も彼女にとっては必要なのだと信じます。

長いメールには婚約者の事や結婚については書かれておらず「会いたい」と書かれていました。蒔野はマドリードのフェスティヴァルのあとパリの音楽学校でマスタークラスを受け持つことになっており前にスケジュールを伝えていました。

 

年齢とともに人は恋愛から遠ざかる。久しぶりの感情・・・

しかしスランプに陥るいま、二人だけで会い彼女の愛を受け止めるには「結婚」を意識しなければならない。なぜなら彼女には婚約者がいるからだ、年齢的にも責任がある。好きだから付き合うといった若い考えにはどうしてもなれなかった。

また洋子の方も婚約者に不満はないので悩むがどうしても蒔野への想いをとめることができないでいました。しかし自分の何が彼にとって特別なのだろうか・・・。

 

<二度目の再会>

洋子がテロに巻き込まれたかも知れないと混乱したとき「どんな状態になっても自分ならずっとそばで支える事が出来る」と思った事を蒔野は思い出します。そしてPTSDに悩む洋子に「洋子さんの死を知ったら僕も死ぬよ」と想いと伝えました。

自殺したら僕も死ぬ、自殺したら僕を殺すと思って欲しい。一方的な約束だよ。

激しく感情を揺さぶられる洋子は「結婚するから」と伝えると蒔野は「止めに来たんだ」とはっきり言いました。

その言葉を待ち続けていた洋子だったが妊娠している可能性もあり「妊娠していたらリチャードと結婚しよう」と決心していました。妊娠していないのなら自分の気持ちに忠実でありたいと今は強く思うが、遠い場所にいる父親を思いながら育ってきた彼女はまだはっきりしない状態でお腹の父親とは別の人間に「愛している」とは言えませんでした。

「少し時間をくれない?はっきりさせるから」と洋子は伝えるが蒔野の心が遠ざかってしまったことに気付き絶望感を抱きます。

 

マドリードのフェスティヴァルは盛況だったが蒔野自身は納得いくものではありませんでした。また評価されているギターリストの演奏を聴いても何も感じられなかったので自分は耳がおかしくなったのではと疑います。

「四半世紀の一人の天才」と喧伝されていたギターリストの演奏に感激し声を掛けたが自分の演奏をなんとも思っていないことを察しました。

新しい才能に自分の存在が素通りされている事に「孤独」を感じることになりました。

そしてパリでの演奏、「来る」と行った洋子の姿はありませんでした。誰もが驚くほどの完璧な演奏をする蒔野は一曲終える毎に彼女は座っていると思っていたが空席のままでありついにラストの曲で演奏を止めてしまいました。自分でも何が起こったか分からなかったが続けようとしても指が動かなかったので黙って立ち上がり一礼しました。

楽屋に戻ると洋子からの留守電に気付きます。謝罪とともに理由を話したいから自宅に来て欲しいと吹き込まれていました。

 

おそらく家には婚約者がいて断られると思っていたが、洋子はバグダッドから亡命したいとやってきたジャリーラを保護するため急遽迎えに行っていたのです。蒔野は今日の演奏が頭をよぎったがジャリーラのために演奏し洋子が朗読するとジャリーラは両手で顔を覆い泣いていました。

そしてジャリーラを優しく抱きしめベッドルームに案内して戻って来た洋子は「婚約を解消しました」と言いました。

てっきり断られると思っていた蒔野は幸福感を味わい彼女を抱きしめました。

リチャードに非はなかったので罪悪感と戦いながらの決断であり洋子は精神的にも肉体的にもすぐに受入れたい衝動に駆られたがジャリーラの叫び声などもあり口づけより先に進むことはありませんでした。

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運命のイタズラ

帰国した蒔野は幸福ではあったが多くの負担をかけて決断した洋子を思うと自分のギターリストとしての停滞には耐えられなくなっていました。

スランプに陥っていたら洋子との関係も拗れるのではと不安が襲うのです。また洋子の方も周囲の反対もあり自己嫌悪が深まっていました。

それでも互いへの想いの強さは揺らぐことはなく、ついに洋子も帰国することになり会って今後のことをしっかり話す事になりました。

蒔野は師匠でもある祖父江誠一が倒れたと娘の奏から連絡を貰い急遽向かうが携帯を忘れた事に気付きマネージャーの早苗に持ってきて欲しいと頼みました。

蒔野を献身的に支える早苗は実は蒔野の事が好きであり彼の携帯を見て洋子と待ち合わせしているのだと知ります。

そして、

「あなたに会うことは出来ません。あなたとの関係が始まってから自分の音楽を見失ってしまいました。あなたの事がずっと好きでしたがこれから先もそうである自信が持てません。ただの友達として再会できる日を楽しみにしています」と偽メールを送りました。

メールを消去し急いで携帯を持って行くが水たまりに落としてしまい破損させてしまいます。

自分が忘れた事が悪いと思う蒔野は仕方なく早苗の携帯を借りて師匠が倒れた事を書くがこれも早苗は送信する前に消去しました。

 

PTSDの発作を心配しながら頑張って飛行機で帰国した洋子だったがメールを読んでショックからストレスを抱え発作を起こしていました。

ホテルの部屋で休む洋子はこんな身勝手なタイミングでメールを送るという事は彼はずっと苦しんでいたのではないかとなるべく許せそうな事を必死で考えていました。

翌朝、返信が来ない事を心配した蒔野から「事情が事情なだけに洋子さんならきっと分かって貰えると思うんだけど・・・」とメールが入りました。

洋子は最初のメールの口調とは随分ちがうと思ったが話は一応繋がります。

蒔野は二人で洋子の実家である長崎に行く予定だったが彼女から「1人で行きます。私にとってもしばらく時間が必要です」とメールが来たため「一緒に行く」と返すが「この状況では無理でしょう」と言われます。

蒔野は「師匠の緊急手術」の話をしているが洋子は「別れのメールについての返信」なのです。

 

洋子は会いたいと思いながらも「洋子さんならきっと分かってくれると信じている」の言葉がショックであり忘れる努力をしなければと思います。

連絡がつかなくなった蒔野は「なんであの一日だけで態度がこんなにも変わったのだろう」と思いながらも振られたのだと解釈しました。

そして解釈してから二週間後「リチャードと縒りを戻し結婚した」と洋子からメールが届きました。

 

結末~二年後。

蒔野は献身的に支えてくれた早苗と結婚し旧知のギターリスト武知文昭と再会します。

また洋子は長男を授かりNYで暮らしていたがヘレンと浮気するリチャードから離婚を迫られ受入れました。

翌年、息子を連れて長崎に遊びに行った洋子は蒔野と武知のデュオコンサートが大盛況で追加公演が決まった事を知ります。

母親に息子を預け内心、蒔野と会えるのではないかと期待しながら東京の会場に足を運ぶとお腹の大きい早苗に話しかけられます。

「洋子さんに気付いたら彼は音楽に集中出来なくなるから来ないで欲しい」

洋子は平然と装い後ろの席でバレることはないから大丈夫だしただのファンだからと伝えると「洋子さんが悪いのではなく、関係が始まってから音楽を見失ったのでまた戻ってしまう」と言われます。

それを聞いた洋子は気付きます。

「あのメールはあなただったのね」

なんでこんな事になってしまったのか・・・やりきれない想いが押し寄せるが早苗が妊婦であるため子供には罪はないし生まれてくる赤ちゃんが自分みたいに苦しんで欲しくないと思い席を立ちます。

しかし、どんな想いで彼への想いを断ったか・・・なぜあの時メールに違和感を感じたときに会わなかったのか・・・ホテルに戻った洋子は涙を流します。

 

蒔野が行うデュオコンサートは大盛況で幕を閉じるがパートナーであった武知が自殺したと知らされ驚きます。

自分には才能ないと悩み1年以上楽器に触っていなかった武知だが蒔野の誘いで再びはじめコンサートを大成功で終えたのに。人柄も良い武知の自殺は早苗の自己嫌悪を深め彼女はこれ以上黙っている事はできず「あの日」の事を正直にすべて蒔野に伝えました。

驚く蒔野だったが、結婚して積み重ねたもの、これから子供が生まれること、そして今更どうにもならない事を思い彼女を怒らず許します。

とにかく我が子を無事に出産して欲しいと思うのです。

 

そして洋子との「別れ」があってから4年後、娘が誕生し、洋子と繋がっていたら「この子は生まれてこなかったのだから良かった」と思うのです。

蒔野はスランプを脱出し世界的に評価されていました。

そして洋子が住む街だということを意識しながらのニューヨーク公演、アンコールを受け姿を現した蒔野は視線を上げると一点に目がとまります。

それは洋子でした。

これからセントラルパークを散歩する話しを終えると「今日のこのマチネの終わりに皆様のためにもう一曲特別な曲を演奏します」と伝えました。

視線を感じる洋子は「みなさんのためにfor you」が「あなたのためにfor you」と言っているのだろうと感じました。

「幸福の硬貨」冒頭のアルペジオを聞いた瞬間、洋子は感情が抑えられなくなり涙を流します。

そして、終演後、蒔野はセントラルパークに行くとベンチに座る洋子を見付け微笑みながら歩み寄ります。洋子はバックを手にして立ち上がり微笑みます。

二人が初めて出会ってから5年半の月日が流れていました。

 

 

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