作品情報とキャストの紹介
人気娯楽番組マネーモンスターを見て株を購入したが株価暴落し全財産を失う。
すべてを失ってしまった男は生放送中に番組をジャックし株価暴落の裏には意図的な情報操作があったためだと主張して真実を明らかにするよう要求しました。
監督は「告発の行方」や「フライトプラン」で主演したジョディ・フォスター。
緊迫感はあるがコメディー要素たっぷりのサスペンスです。
◆リー・ゲイツ(ジョージ・クルーニー)
精神年齢は低いがトーク力があるマネーモンスターの司会者。人質となる
◆パティ・フェン(ジュリア・ロバーツ)
マネーモンスターのディレクター。番組を続行する
◆カイル・バドウェル(ジャック・オコンネル)
番組をジャック。真相を明らかにしろと要求
◆ウォルト・キャンビー(ドミニク・ウェスト)
アイビス社CEO。システムのバグが原因だと主張
◆ダイアン・レスター(カトリアーナ・バルフ)
アイビス広報担当。自社に不審を抱く
◆マーカス(ジャンカルロ・エスポジート)
現場の指揮を取る警部
◆ネルソン(クリス・バウアー)
交渉人の警部補
◆エイヴリー・グッドロー(デニス・ボウトシカリス)
最高財務責任者
◆ウォン・ジュン(アーロン・ヨー)
アルゴリズムの設計者
ネタバレ あらすじ/マネーモンスター
番組をジャック
人気娯楽番組マネーモンスターの司会を務めるリー・ゲイツは精神年齢は低いが軽快なトークを武器にディレクターから好かれていました。
ある日、アイビス社株を使用した資産運用方法を紹介し銀行預金より安全だと発言するが数日後アイビス社株は大幅下落しウォルトCEO(最高責任者)はアルゴリズム取引の暴走によるバグで純損失は8億ドル以上だとマスコミに伝えました。
飛行機トラブルでウォルトが出演出来なくなり急遽アイビス広報担当のレスターと中継で繋ぐことになりました。
リーのアドリブ全快なトークが始まるとディレクターのパティは背後に映り込む男(カイル)に気付くがリーの勝手な仕込みだと思いズームアップしろと指示します。
カイルはいきなり銃を天井に向けて発砲し爆弾チョッキを着させてリーを人質にとり中継を続けるよう言いました。
カイルはマネーモンスターを見てアイビスの株を買いすべて失ってしまったが株価暴落の裏には意図的な情報操作があったためだと主張し真実を明らかにするよう要求しました。
株価暴落
カイルの全財産はたった6万ドルだったが騙された全員の分8億ドルが一晩で消えた理由を説明しろとリーに銃を突き付けます。
他のテレビ局員は全員避難して警察が取り囲みます。現場の指揮をとるマーカス警部はネルソン警部補を交渉人として行かせます。
またパティは爆破だけは阻止せねばならないと思いとにかく刺激だけはするなとリーに無線で伝えました。
パティ達は証券取引委員会に探りを入れたりし、逃げてるアイビスにプロデューサーのロンを送ります。
中継を見ていたレスターは、一大事な時にウォルトCEOや所在不明のエイヴリーCFO(最高財務責任者)と連絡が取れず自社に不信を抱きロスを社に招きます。
レスターは年金や貯蓄が一晩で消え我々経営陣全員が被害者だと述べアルゴリズムがバグを起こした原因を調査していると伝えました。
情報操作の疑い
リーはアイビスのクオンツ(金融商品や投資戦略の分析者)を探せとパティにメールしました。
何千万もの投資家が中継を見ていると気付いたパティは番組で相場を作ろうとします。
電子取引を用意させるようリーに指示すると軽快なトークでアイビス株を買って俺を救って欲しいと訴えました。
みんなが少額を投資するだけでアルゴリズムは上げを見て騙されて買いだす。悪い投資を良い投資に変えられると説明しました。
リーはテレビを見ている人達の心に訴えるが株は更に下がってしまいます。
警察はカイルに妊娠中の恋人がいる事が分かり説得するようお願いします。
中継を繋ぐが全財産を失ったあげく爆弾を持って騒ぎを起こし生中継で顔をさらけ出していることで地球最大の大バカ者だと恋人の怒りが爆発しカイルは放心状態となりリーは落ち着かせます。
レスターはアルゴリズムの設計者ウォン・ジュンがソウルにいる事が分かり連絡します。
持ち高の売買を瞬時に繰り返す仕組みだが巨額の資金による取引はしないし特定の金融商品を持ち続けないと知らされます。
結末/マネーモンスター
レスターは投資が失敗したのはプログラムのせいではなく南アフリカに行ったウォルトが何か企てたに違いないと疑います。
レスターは連邦公会堂を借りCEOとして声明を出す必要があるとウォルトに伝えたあとパティに連絡しました。
パティはリーとカイルに連邦公会堂に行くよう伝えウォルトの南アフリカでの行動を探り鉱山ストライキを起こさせていた事を突き止めました。
カイルへの射殺命令が下っていたため爆弾チョッキを着ていたリーは守るためにカイルにくっつき連邦公会堂に向かいます。
警察やパティ達もそのあとを追い爆破したら危険なため住民達に避難するよう伝えるが野次馬は増える一方でした。
この時、爆弾チョッキの中身はただの粘土だとリーは知らされるが、イヤホンを装着するために近寄ってきたロンをカイルは撃ってしまいます。
連邦公会堂でリーとカイルは推測でウォルトを質問攻めにします。カイルは銃口を向けアルゴリズムのバグではないはずだと言い放ちました。
リーはウォルトが金でストを始めさせたと伝え鉱山ストライキの映像を流します。
ストで鉱山の株を下落させて安く買いスト終結後に高値で売る策略だったがストを率いるマンボは金で動かずストを続けたのです。
パティはハッカーから入手したウォルトとマンボの密会映像を流すが認めないためカイルはリーのチョッキをウォルトに着せました。
ウォルトは認めて「悪かった」と口にするとカイルは偽物である装置を投げ捨てました。しかし驚いたウォルトが撃たれたような仕草をしたためカイルは警察に射殺されてしまいました。