映画「泣くな赤鬼」ネタバレあらすじと感想/教師と生徒の感動的な物語

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作品情報とキャストの紹介

重松清による短編集「せんせい。」に収録されている物語「泣くな赤鬼」を堤真一を主演に兼重淳監督が映画化。

城南工業野球部監督の小渕隆は真っ赤な顔で熱血指導する事から「赤鬼先生」と呼ばれていました。厳しく教え子と向き合い「あと一歩」というところまでは行くが結局10年経っても夢は叶わず今では情熱が衰えてしまい身体にもガタがきていました。進学校に移ったある日、病院でかつての教え子であるゴルゴと再会します。ゴルゴは野球の才能がありながら努力もせず挫折して中退した生徒だったが髪の毛は染めているものの働いて結婚し子にも恵まれていました。そんなゴルゴが末期ガンで余命を宣告されたと知り、かつて厳しく接し言葉をかけてやれなかった事を後悔していた赤鬼先生はゴルゴのために今何かしてやれる事はないかと考える。今だから分かり合える教師と生徒の物語
小渕隆=赤鬼先生(堤真一)斉藤智之=ゴルゴ(柳楽優弥/掘家一希)斉藤雪乃(川栄李奈)和田圭吾(竜星涼/武藤潤)小渕佐知(佐藤玲)小渕陽子(麻生祐未)など

 

ネタバレあらすじ

野球部監督の小渕隆は病院の待合室にいると後ろに座る人が「先生」と呼んでいました。

「赤鬼先生」と呼ばれ自分の事だと気付き振り返るとかつての教え子でゴルゴとあだ名を付けた斉藤智之だったので驚きます。

ゴルゴは野球の才能がありながら努力することをしないで高校を辞めてしまったが今では金髪頭ではあるものの雪乃と結婚して子にも恵まれしっかり働いていました。

かつて赤鬼先生は城南高校の野球部として熱血指導し甲子園出場を夢見て8年振りの決勝まで突き進んだ事もあったが結局10年経っても夢は叶わず、進学校の西校に移ってからはすっかり情熱は衰え「赤鬼先生」ではなく「ブッチ」とあだ名が付けられていました。

城南高校時代にかなり厳しく接していた事を思い出す赤鬼は「成長したな。元気で頑張れよ」と告げてその場を離れ学校に戻ります。グランドに行くと教え子が集まり「練習メニューどうしますか」と聞かれるが「いつも通り、任せる」と言って座り不満をブツブツつぶやきます。

小渕先生がいるから入部した生徒も多く、「これではまた一回戦負けです。メニューを考えてください」とお願いされるが「城南のやり方はお前達では無理だ。これまで多く指導してきたから分かるんだ」と投げやりに言い放ちます

ある日、いつものようにやる気がなくボケッと座っていると雪乃が訪ねてきました。確か病院で会ったゴルゴの妻だと気付くがゴルゴが末期ガンで余命を宣告されたと聞き驚きます。

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13年前/城南高校にゴルゴは新入生でやってきました

新人挨拶では自分の長所をしっかり延べ必ず甲子園に行くと断言していたので赤鬼は今回は行けるかも知れないと思います。

甲子園常連校との1年生同士の練習試合を終えると、これなら練習になると思った相手監督からもう一試合やりましょうと言ってもらえるほどでした。

ゴルゴは才能があって元気はいいがサインを無視したりチームプレーには向いていませんでした。赤鬼は誰よりも厳しく接しゴルゴと同じ中学出身の和田にサードをやってみろと命じました。和田はゴルゴほどの才能はないがアドバイスを真剣に求め努力をする才能と気持ちがあったのでライバルにさせようと思ったのです。

しかし気持ちは伝わらずゴルゴはふて腐れて帰ってしまいました。

練習に来なくなったゴルゴを呼び出し「和田にスタメン奪われて悔しくないのか。お前には転んでも立ち上がろうとする気持ちが足りない」と訴えるが心には届きませんでした。

それから悪い生徒とつるむようになり「あいつ問題起こさねーよな。せっかく甲子園決まっても出場できなくなったらシャレにならない」とロッカールームでも話題になってしまうほどでした。

近所の公園で夜遅くまで素振りの練習をしていた和田はゴルゴがちょっかいを出してきたので「辞めろよ、みんな辞めてもらいたいって言ってたぞ」と言い放つと、ゴルゴはそのまま退部しました。

結局、いちばん厳しく接していたゴルゴの世代は決勝までいったが惜しくも敗れてしまいました。

 

厳しく接することでしか教え子と向き合えなかったあのころの後悔

ゴルゴは思い通りに行かないと踏ん張りが利かない性格だった事を思い出す赤鬼は「あいつに耐えられるわけない」と思います。

辞表を出された時に止めてやれなかった、学校を辞めると言われた時も何も言葉をかけてやれなかった

「お父さんは人の弱いところを見る勇気がないんだよね」と娘に言われた赤鬼はお見舞いに顔をだすとゴルゴは喜びます。

「大人になったな」と告げると「初めて褒められたけど赤鬼は褒めたらダメだよ」と言い生徒の葬式に出たことがあるのか質問されます。

「悲しいし悔しいな、けど人前では絶対に泣かない」と答えるとゴルゴは満足そうでした。

そういえば赤鬼は俺の最後の先生なんだよな・・・。

 

ゴルゴのために何ができるのか

赤鬼は病室を訪ね「何か欲しいものないのか」と聞くと「会いたい人ならいるよね」と横から雪乃が割り込んできました。

話によく和田が出てくると知った赤鬼は勤めている会社を訪ねます。病気である事を告げ見舞って欲しいとお願いすると「昔からゴルゴの事を気に掛けていましたよね」と言われます。

和田は「僕たちは先生の夢を叶えるための道具でしかなかった。病気は気の毒だが遠慮します」と告げて失礼するが「みんな辞めてほしいと思っている」と偽りを延べてから退部した事が頭に引っかかっていたのです。

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結末/泣くな赤鬼

また野球やりたいな

ゴルゴの言葉を聞いた赤鬼は当時の城南部員に招集をかけようとしたが本人が望んでいないので「長く生きられない教え子のために協力してくれ、頼む」と今の部員に頭を下げました。

ゴルゴはグランドに立つ姿を子供と雪乃に見せたいと思っていたので先生と話し退院許可をもらってきてくれた母親に感謝しました。

ゴルゴはグランドに到着すると部員達が「こんにちは」と集まってきました。思うように体が動かないゴルゴはボールとグローブを渡され「バカな先輩だろ、死ぬ前にやり残した事が野球だなんて高校で済ませとけって思うよな。ありがとう」と頭を下げます。

赤鬼のノックに食らいつくがすぐに息が切れ横っ飛びが出来ません。みんな心配しながらも応援するとついにボールをキャッチします。

ゴルゴは起き上がれないでいると「しっかりしろサード」と大きな声が響きます。そこにやってきたのは和田でした。

体力の限界に来ていたゴルゴは「やっぱりレギュラーはお前だよ」とグローブを渡しました。

家に送る途中、「俺は赤鬼のこと、けっこう好きだったよ」と言われ、赤鬼は外を眺め涙を堪えます。

そして後日、雪乃から「会いに来てくれないかな。頑張ったからそろそろ眠らせてあげようと思って」と電話をもらい「行かせてもらう」と駆け付けました。

ゴルゴは体の痛みであまり話す事が出来なかったがしっかりと赤鬼を見つめます。

「悔しいか」と聞くと頷いたので「それでいい、悔しさを背負ったんだ。大人になったんだよ。よくやった」と告げ、赤鬼は耐えきれなくなり人前ではじめて涙を見せます。

「ありがとう。俺の生徒になってくれて」・・・ゴルゴは赤鬼を見つめたまま涙を流します。

決勝で負けた時、「まだ終わりじゃねーぞ。赤鬼これからだぞ、諦めるんじゃねーぞ」とスタンドから聞こえたがあれはゴルゴの声だったのだと気付きます。

グランドに向かった「ブッチ」は「赤鬼」となり自らノックを始め熱血指導となります。

そして新入部員でゴルゴみたいな人が入ってきたので笑みを浮かべました。

感想/泣くな赤鬼

予想通りの展開ではあったものの鑑賞後はとてもほっこりとした気分となる。

おそらく誰もが青春時代に戻りたいと思うでしょう。あの時から真剣に英語を勉強しておけば、スポーツをやっていれば、など私は後悔しかない。

ゴルゴみたいに若くして余命宣告されたら「やり残した事は野球」だとしてもおかしくはないですよね。

赤鬼が最初は「会っても自分に何が出来るのか」と迷い自信なさげだったが最後の電話で「行かせてもらうよ」とはっきり答えていたのが印象的だったな。

 

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