映画「七つの会議」ネタバレあらすじと結末/キャスト・池井戸潤原作を野村萬斎で映画化

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作品情報・キャスト

中堅企業を舞台にした池井戸潤の大ヒット原作を狂言界の至宝にして俳優としても活躍する野村萬斎を主演に「祈りの幕が下りる時」などを手掛けた福澤克雄監督が映画化。

池井戸潤原作はこれまでに「下町ロケット」や「陸王」など多くの作品がドラマ化されその中でも「半沢直樹」の最終回の視聴率は42.2%をたたきだし社会現象となりました。

・中堅メーカー東京建電でノルマも最低限しか果たさない営業一課の万年係長・八角民夫は結果がすべての絶対的存在な営業部長・北川誠に鍛えられた成績優秀な課長・坂戸に叱咤されるが権利がある有給を申請しても受け入れられなかったのでパワハラで訴える。

北川の信頼が厚い坂戸が異動になり社員たちが揺れるなか万年二番手だった原島が新課長に着任すると有給を取ってばかりの八角が気になり身辺を探り出す。

やがて飛ばされる者は八角と関係したものであり・・・会社に隠された秘密と闇が見えてくる。

 

・ここまでの会社は現在あまりないと思うがサラリーマンの中には見ていて胃が痛くなる人もいるかもしれないですね。

 

八角民夫(野村萬斎)営業一課係長のぐうたら社員。

北川誠(香川照之)結果がすべての権力者・営業部長。

原島万二(及川光博)パワハラ騒動後に営業一課長に着任。

坂戸宣彦(片岡愛之助)成績トップだが八角に訴えられ異動になる。

浜本優衣(朝倉あき)営業一課員、結婚すると嘘を付いて寿退社を控える。

梨田元就(鹿賀丈史)かつて東京建電に在籍していたゼノックス常務取締役。

三沢逸郎(音尾琢真)東京建電と取引があったネジ製造工場長。

村西京助(世良公則)ゼノックスから出向した東京建電の副社長。

江木恒彦(立川談春東京建電の下請けトーメイテック社長。

 

ネタバレあらすじ「七つの会議」

中堅メーカー・東京建電の社員達は定例会議があるので朝からピリピリしていました。

結果がすべてだと考える営業部長・北川誠は絶対的な権力者。

万年二番手の営業二課長・原島万二はノルマが厳しく達成できないことを「商品のスペック面が他社より劣るので・・・」と口にしてしまうが後ろには東京建電の親会社ゼノックス常務取締役の梨田が座っていたので商品のせいにするなと北川に怒鳴られ立たされます。

それに対し営業一課長の坂戸は優秀で35ヶ月連続でノルマを達成し二課を助けるかたちとなっているので坂戸は頭を下げさせられます。

 

そんなピリピリした雰囲気のなか営業一課の万年係長・八角民夫の鼾が聞こえてきます。

どんな雷が落とされるのか一同息をのむが北川は何も言わず解散となりました。

 

ぐうたら社員

坂戸に怒鳴られて起きた八角は「優秀な課長さんがいるから大丈夫でしょ、でもノルマは高くなっていくからそろそろヤバいんじゃない」と欠伸をしながら言います。

八角は10歳年上なので坂戸から「さん付け」で呼ばれているがなんでずっと一課の係長に居座ることが出来ているのか二課の社員一同不思議に思っていました。

坂戸は会議での鼾騒動があってから風当たりが強くなり仕事をどんどん押し付けるが八角はみんながノルマを達成しようと毎日残業していても「時間だから帰ります」とさっさと出て行きます。

八角は毎日仕事を押し付けてくるので年次有給休暇届を提出すると「土日出勤しノルマを達成してからにしろ、それで耐えられないのなら死んでしまえ」と怒鳴られます。

 

「手当無しの強制労働ですか。有給休暇は社員の権利ですよ、パワハラで訴えます」

 

「パワハラ」と聞いて社員は訴えるはずないと呆れます。

あれでパワハラなら北川部長はとっくにアウトであり、それが出来ないのがサラリーマンだからです。

しかし八角が本当に訴えるとパワハラに認定され坂戸は人事部に異動となってしまいました。北川部長に気に入られるトップセールスマンの坂戸が異動となった事で社員一同驚くなか二課長の原島が一課長に着任し「どうして俺が・・」と心の中で思います。

坂戸から引き継ぎを頼まれ経理担当の浜本を紹介された原島の前に八角が「これあんたに渡せばいいのか」と有給休暇届けを持って現われました。

浜本はもうすぐ寿退社という事になっているが実は違いました。ずっと社内不倫をしていたが相手に別れる意志がない事に気付きもう嫌になって退職願を出したが理由をしつこく聞かれたので結婚するからと言ってしまったのです。

そんな浜本は振り返ると伝票整理をしていた6年間だけであり辞めるまえに何かやってやろうと思い社内でのドーナツ無人販売企画しました。経理部と仲が悪いので徹底的にたたかれたがゼノックスから出向してきた副社長の村西が助け船を出してくれたので現在実験販売を行なっています。

・・・が金も払わずにドーナツを食べる者が。

 

原島はなんで北川はぐうたら社員なんかのために愛弟子を助けなかったのが不思議に思うが自分が着任してからノルマが達成できなくなりガミガミ言われて精神的に追い込まれ吐いてしまいます。

「吐くのはノルマを達成してからにしてくれ」

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疑惑

八角はむかし優秀な社員だったという噂があり原島は経歴を調べると北川部長と同期でトップの成績でした。

めちゃくちゃ優秀ではあるが係長になってからはずっと評価が悪いのでこの時期に何かあったのではないかと思います。

一方、経理部課長代理の新田は営業部をたたくネタを探しており領収書をチェックしていると八角が「株式会社ねじ六」との接待で10万も経費で落としているのを見付けます。

ガミガミ言われた八角は「新規契約には時間と手間がかかる。10万の経費でゴタゴタ言われたら営業なんて出来ねーんだ、さっさと判子おせばいいんだ」と言い放つとさすがの営業部も「ぐうたら社員」に加担します。

営業部から笑いものにされた新田は「ねじ六」を調べるとコストが高くて坂戸にばっさり切られた下請けだと分かるが何でまた契約することになったのか調べると八角が話を持ち込んだ事をしります。

「ねじ六」四代目・三沢は「こんなうまい話を持ってくるって事は賄賂が目的だろ」と疑うが経営難に陥っていたので「たとえ賄賂でも工場が潰れるよりましだ」と妹に言われ三週間前からネジを作り始めたのです。

ねじ六を切り捨てトーメイテックが部品を一手に製造していたが八角がトーメイテックを切り再びねじ六と契約したことで月に90万コストが増えていました。

これを北川部長が気付かないはずないので新田は役員会議でぶちまけてやると企て、北川部長と出世争いしている経理部長の飯山もいいアイディアだと笑みを浮かべます。

浜本はドーナツ泥棒を突き止められないで嘆いていると新田がやってきてグチグチ言ってきます。寝っ転がってドーナツを食べていた八角は「ひどいね、元彼なのに」と口にしました。

誰にもバレていないと思っていた浜本は寿退社ではなく新田に騙されすべてが嫌になった事を伝えると八角は黙って立ち上がり無人機にお金を入れ去って行きます。

 

型落ち商品10万台売って欲しい梨田が訪ねてきます。

さすがに無理な話であり断ろうとするが御前様(ゼノックス代表取締役社長・徳山)の意向でもあると言われ東京建電社長・宮野は「喜んで売らせていただきます」と返事しました。

北川部長は急いでドーナツを10個用意し走って持っていくが「遅ぇんだ」と言われ車のドアを閉められてしまいます。

北川はゼノックスのおかげで東京建電が大きくなったので言われたら売るしかない思いながら八角から手渡されたドーナツを口にすると美味しいので驚きます。

役員会議で不審な転注を問題視された北川部長は「目先の数字ではなく営業部は将来性を視野に入れている。それに新しくなった原島課長が坂戸よりも何かしてやろうと頑張っているので将来性を考えて任せているんだ。こんな事でグチグチ言われてたら新しい事にチャレンジなど出来ない」と言い放ち見事に切り抜けました。

話を聞いた原島は転注は八角がやったことで何も知らないのでどうして自分がした事になっているのだと戸惑います。また北川に飛ばされ現在カスタマー室長の佐野が「北川と八角を追い出す証拠が掴めそうだ」と言っていたが福岡に飛ばされたので何か秘密があるにちがいないと思います。

原島は坂戸が何か知っているんじゃないかと思い人事部を訪ねるが「いない」と言われます。なんか様子がおかしいので問い詰めると異動になってから坂戸と会った人は人事部長以外誰もいませんでした。

 

・パワハラで坂戸が飛ばされて姿が見えない。

・謎を突き止めた佐野が福岡に飛ばされる。

・コストが安いトーメイテックを切ってねじ六と契約。

・北川と八角は何か関係がある。

原島は黒板に書いて考えていると「知らない権利もあるんだぞ」と八角が現われ息をのみます。

また北川部長は「新田から根掘り葉掘り聞かれ決算書まで要求された」とトーメイテック社長の江木から報告が入ります。

ドーナツ泥棒を突き止められない浜本は「不正するのはぐうたら社員しかいない」と疑い八角に詰め寄ると「不正は必ず暴かれる。どうやらドーナツ泥棒は水曜日に現われるみたいだな」と言いました。

浜本は原島と一緒に水曜日に見張っていると犯人は新田であり「たまたま金持っていなかっただけだ、それにそんな事訴えても誰が信用するかね」と言われます。

「嘘ばっかり、この事と社内不倫のことすべてぶちまける」と言い放ち原島も見ていた事を証言すると告げると新田は許してくれと土下座しました。

経理部がドーナツ泥棒なんてもってのほかだと新田は東北営業所に飛ばされるが浜本は社内不倫をして飛ばされたと噂が広まっていたので八角の仕業しか考えられないと思います。

 

原島と浜本は八角を尾行すると女性に封筒を渡していたので賄賂で稼いでいるんだと疑うが家がオンボロだったので驚きます。

八角が店で我が社の商品を確認しているのを見た時、折りたたみ椅子が壊れて原島が尻餅付いたときにみんな笑っていたが北川は驚き八角が北川を睨んでいた事があったことを思い出します。

あのあと北川の指示で椅子が総入れ替えになった事も・・・。

原島は佐野が証拠を見付けたと言っていた事が気になりカスタマー室を訪ねると過去5年にわたる折りたたみ椅子のリストを発見しクレームのほとんどがネジの不具合だと分かります。

クレームが増加したのは坂戸がトーメイテックに転注してからであり八角が隠したかったのはこれだったのではないかと仮説を立てネジが保管されている前橋工場に向かいます。

社内用携帯のGPSを使い八角が追ってくるのに気付くがなんとかトーメイテックのネジを手に持ち帰ります。そして調べると明らかに強度不足でありリコール隠し騒動の原因だったのだと確信します。

 

しかし・・・

 

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結末「七つの会議」

リコール隠しを確信した原島と浜本の前に「それだけじゃない」と八角が現われます。

今でも使われている飛行機や列車用の椅子に使われているネジも強度不足であり、リコールした時にかかる金は2000億だと八角は言います。

坂戸はネジの強度データーを偽装して発注コストをおさえて成績を上げており、八角はそれを二ヶ月前に突き止め早急な対応が必要だと北川に伝えました。

パワハラで訴え営業一課から異動させるのは北川の提案であり、八角はそれは受け入れるが早く公表して飛行機も鉄道も止めるべきだと訴えたが「事実確認が先だ」と社長に止められたのです。

「ねじ六」に転注させたのはそのためであり、坂戸をホテルの一室に隔離し不良製品の流通や被害額の算出など徹底して調査を行っていたのです。

佐野と新田が調査していることを知り念のためすべてを把握する前に飛ばしたのです。

 

すべての調査を終えリコールを発表する約束だったが社長は隠蔽すると言い出します。

坂戸の近くにいた八角、部長である北川、坂戸を営業一課長にした人事部、強度不足に気付かなかった製造部長の4人は社長から今になって「何やってたんだ、私は被害者なんだ」と怒鳴られます。

北川とかは最初から社長は隠蔽すると分かっていて動いていました。

八角は「貴様は20年前から何も変わってないな、犬やろう」と北川に言い放ち有給休暇届け出して墓参りに行くが社内用携帯電話のGPSを利用し原島と浜本がやってきます。

20年前、出世争いに追い込まれていた八角はとにかく売らなければと励んでいたがユニットバスを強引に売りつけてしまった年金暮らしの客が生活に耐えられなくなり自ら命を絶ってしまいました。

それで目が覚めた八角は二度とやらないと決めるが北川はやり続け出世したのです。

逃げ続けていた八角だが今回だけはそうはいかないと思い生活費を渡していた元妻にしばらくストップすることになるかもしれないと伝えると「なんだか出会った時に戻ったみたいで嬉しい」と言われます。

 

八角は「ねじ強度不足による製品リコールの件」を作成しゼノックスから出向した副社長の村西にリークしました。

「御前会議(徳山が出席する定例会議)で詳しく聞かせてもらいます」と村西に言われた社長と北川はこんな馬鹿な事するのは八角しかいないと激怒します。

これで東京建電はリコールを発表するしかなくなるが優秀な坂戸だったら後でとんでもない事になると分かるはずだと八角は疑いトーメイテックを訪ねると浜本が企画したドーナツがあるのを目にします。

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御前会議

ゼノックスに報告もなしに闇回収していた事を迫られ宮野社長と村西副社長、北川部長は頭を下げます。

梨田は「お客様の信頼を失う可能性があるのでゼノックスグループは断固して不正を許さない姿勢をすぐに示すべき」と進言します。

リコールした際に2000億が必要だが東京建電は頑張っても200億しか用意する事が出来ないので御前様は「話にならない」と言い「存続はあり得ないな」と梨田は言い放ちます。

村西副社長は報告書だけでは不十分だと言い詳しい事情を知るものがいると進言すると御前様は許可を出します。

そしてやってきたのが坂戸を連れて来た八角でした。

 

「東京建電と坂戸を責め立てているが、そもそも体質を作ったのは梨田常務あなたでしょう」と八角は言い放ちます。

八角が副社長に提出した報告書には20年前の事も記していたがこの場にある報告書には何故かその事が消されているのです。

20年前、梨田は八角や北川の上司で営業部長でした。その時社運をかけた案件で「商売なんて売ったもんがちだからデーターを改ざんしろ、何かあったら下請けのせいにすればいい」と梨田は言ったのです。

八角は断ったが北川は出世のために悩みながらも行ない、手柄を独り占めして実績を得た梨田はゼノックスに戻ったのです。

「売るためならデーターを改ざんしろ、あんたが東京建電に植え付けた体質だ」

 

坂戸は不正の話を持ってきたのはトーメイテックの社長だと言いました。下請けが不正の話を持ってくるわけないだろうと責められるが既に八角が調べ黒幕を暴いていました。

「強度偽造とデータ捏造の件はメールや文章に残さないようにしてください。何かあれば坂戸の指示だと言えばこちらでなんとかします」

このようなメールが発見されたんだがどうゆう事なんだ、不良品で儲けて恥ずかしくないのかと責め立てると「北川から厳しいノルマを突き付けられ断れない状況だから大丈夫だと宮野社長に頼まれたんだ」と白状しました。

メールは八角が策を思い付いて書いた文章でトーメイテック社長はまんまとはまったのです。

御前様は「知りたいのは真実だけだ」と言い放つと宮野社長はどうしても利益が欲しくてリストを作り北川を通して坂戸に渡しうまく行くよう願ったのだと告白しました。

しかし八角は「小心者のあなたが思い付く計画だとは思えない」と聞くと20年前に製造部にいた時に改ざんに気付いたが梨田に絶対にバレないと強いられ思い付いてしまったと言いました。

御前様は正しい情報を把握するために調査すると告げるがリコールするとは言わず「この会議で議事録は存在しない」と去ってしまいます。

 

八角や北川が仕事場に戻るとネジの偽装に関する書類やデーターがすべて消えていました。

会議中にすでに没収されていたのです。

「証拠がないのだからやめとけ」と北川に止められるが八角はもう逃げたくないと告げます。

今まで必死に耐えながら頑張ってきた北川は悔しくて涙を流し、ソファーの下に転がっていたネジを見付け「俺も付き合う」と八角に渡しました。

八角がマスコミにリークしたことで国土交通省の立ち入り検査が入りゼノックスにもメスが入りました。飛行機や列車が一斉に運行停止となるが八角は「この世から不正はなくならないだろう」と思うのです。

御前様はすべてを梨田の責任として立場を守り東京建電は営業一課の事情だけを残し他の業務は新設会社に移されました。宮野社長は告訴され坂戸は八角の知り合いの会社に就職し北川はすべてのキャリアを捨て実家のバラ園を手伝います。

原島課長のもとに八角と浜本は会社を立て直すため残りました。

 

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