「七日の王妃」ネタバレあらすじ/精神不安定・燕山君の暴君のはじまり

 

作品情報/キャスト

晋城大君(後の中宗王)と史上最悪の暴君である燕山君に愛された端敬王后の悲恋な人生!

両親に内緒で上京したチェギョンはヨクと最悪な出会いをするが後日婚姻相手として紹介される。始めは反発していたものの共に過ごすうちに心を通わせていく。一方、燕山君は物怖じしないチェギョンに興味を持ち淡い恋心を抱き始める。そんな中、ヨクとチェギョンはある事件を起こし大激怒した燕山君は結婚の約束をした2人を引き離してしまう。

イ・ヨク=晋城大君(ヨン・ウジン少年期ペク・スンファン)第10代王・燕山君(イ・ドンゴン)シン・チェギョン(パク・ミニョン少女期パク・シウン)チャン・ノクス(ソン・ウンソ)慈願大妃(ト・ジウォン)ソノ(チャン・ソン)ユン・ミョンヘ(コ・ボギョル)シン・スグン(チャン・ヒョンソン)イム・サホン(カン・シニル)パク・ウォンジョン(パク・ウォンサン)
 

前回のページ(前編)では、

「先王の遺言が密旨として残っていたため王座を引きずり下ろされると警戒した燕山君はある出来事により弟の晋城大君の身分を解き流刑にしました。燕山君を唆して権力を握ろうとしていた側室ノクスと重臣サホンに命を狙われた晋城大君だが副総監の姪ミョンへに助けられ5年後都に戻って質屋を開き情報を得ていた」

までを詳しく紹介しました。

 

 

ネタバレあらすじ/七日の王妃( 中編 )

 

ヨクは自分に関わると危険だと思い他人のフリをするが5年前と言ってる事が同じでありチェギョンに晋城大君だとばれてしまいます。

その時、刺客に襲われヨクはチェギョンの手を繋いで逃げ出します。

商船を襲った盗賊の似顔絵を見ていたサホン(都承旨)は先王に似ていると思い王子は生きているかも知れないと探させていたのです。

矢が背中に刺さってしまいヨクは洞窟で治療を受けるが、血の付いた上着を川で洗っていたチェギョンは捕まってしまい牢獄されてしまいます。

チェギョンが盗賊など知らないと言い張っている姿を見た燕山君は前に王子と似た人を見たと聞いていたので弟は生きていると確信します。

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苛立つ燕山君

弟を殺した罪悪感を抱いていた燕山君はサホンとノクスを呼び怒りをぶつけます。

「余の命令なしに弟を殺した罪と死んだはずの弟を戻ってこさせた罪、どっちが重いと思う?あの時目をつぶったのは自由を感じたからだ。父親の遺言と廃妃として死んだ母親、汚れた血筋に対する偏見と嫌悪が弟が死んだ事で消えたからだ」

大妃は「女のために王宮に戻ってはいけない。もし戻れば我々は毒を飲む」とミョンヘに伝えさせます。ミョンヘはヨクが王になるために邪魔な存在だと思い牢屋に忍び込んでチェギョンを始末しようとするが看守に扮したソノに止められます。

権力を失ってしまうと焦ったサホンは城門にチェギョンを磔にします。回復したヨクは母親からの伝言を聞き助けるには王を動かすしかないと思い付き「城門でチェギョンが死んでいるぞ、殺してくれて感謝する」と忍びで酒を飲む燕山君に矢文を放ちます。

なんの事か分からなかった燕山君は馬を走らせて駆け付けチェギョンを助けます。密かに侵入したヨクは眠るチェギョンの首に愛を誓い合った時の指輪をかけて姿を消します。

「これ以上、余の大切な人を傷付けたら首を差し出してもらう」とサホンに怒りをぶつけた燕山君はチェギョンを助ける方法を考えます。

「罪人の無念が天に届き前例のない大水害が起きたやもしれぬ。よって重罪の者以外の罪人は赦免する」

しかし、権力を握りたいサホンが左議政となったスグン一族を潰したいと考え重臣たちの屋敷に侵入して金品を奪い盗賊の仕業に見せかけていたので盗賊の顔を知っているチェギョンを赦免してはいけないと反対されます。

スグンは左議政を退き娘の変わりに責任を取ると座り込みを始めます。

王への献上品が盗まれた時には誰も何も言わなかったのに・・・・イライラする燕山君は「そんなにスグンとチェギョンを罰したければ証拠を持ってこい」と重臣たちに当たります。

 

帰還した晋城大君

父親が座り込みを始めたと知ったチェギョンは駆け付け自分が罰を受けますと王様に訴えます。

サホンはシン・スグン一族の崩壊を確信するが、そこへ多くの献上品を持ってヨクが現れました。

燕山君は弟の帰りに驚くがチェギョンを救えると安堵し「よくぞ生きていた」と抱きしめ「弟が戻ってきたのに挨拶ないのか」と重臣たちに言い放ちます。

ヨクは「本物の盗賊は重臣の中にいる」と訴え三南からの献上品の持主が不明であり王命を利用して民の膏血を絞り利益を図った者が盗賊だとサホンの目の前に立って話します。

また重臣らの金品が奪われ「悔しがることはない、王も盗られたのだから」と置き手紙があった事を知り「王命まで偽った者が王子を恐れるはずがない。こやつが国を揺るがしている」と訴えました。

「弟は盗賊の濡れ衣を着せられチェギョンも災難を被った。2人は無実であるお触れを出し苦痛を味わったチェギョンに十分な償いをするのだ」

 

大妃から女のために戻ってくるなんてと責められるがヨクは「一緒にいられるようになり幸せです」と抱き締めます。

勢力が強まる左議政を見方につけるためチェギョンと婚姻すると伝えると大妃やウォンジョンから密旨を見付ける事の方が有利だと言われます。

気配に敏感なヨクは話を止めさせると燕山君がやってきます。ウォンジョンとミョンへは失礼すると燕山君は爵位と権威を復権せよと命じました。

感謝を伝えるが王様が去ったあと晋城大君=ヨクは「密旨の話は誰が聞いてるか分からないので控えてください。王座は自力でなってみせます」と母親に伝えます。

 

謀反を警戒

晋城大君が戻ってきた事でスグンは娘チェギョンを居昌に隠していた理由を伝えます。

国政を管掌する妙寂寺の庵主様が先王の前では「王子とチェギョンは運命の相手」と言っていたのに何者かに襲撃されると「王様を信じてはいけない、チェギョンが王室に嫁げば朝廷と王室が血に染まる」と伝えられていたからです。

晋城大君は米袋を運んでいただけでなく密かに朝廷の組織図を完成させていました。

そろそろ動く時だと思ったウォンジョンは旗揚げを先導する役割を名乗り出て王子様に忠誠を誓う多くの者を連れてきました。

「天と民が感服する聖君になってください」

挨拶された晋城大君は「よろしく頼む」と告げました。

晋城大君の動きを把握するため間者としてチェギョンと婚姻させてみてはどうかとノクスから進言された燕山君は反対するものの2人が両想いだと知り困惑します。重臣の中で一番信用出来るのはスグンなため謀反を起こさせないためにも気持ちを押し殺し婚姻しろと王命を下しました。

サホンは左議政が晋城大君につけば王との仲が崩壊するだろうと喜びます。

ソノ達は王子様が婚姻するのだと喜ぶがミョンヘは「あくまでも王になるために、左議政を味方にするための婚姻だ」と忠告し王位につくまでどんな事でも絶えるが最終的に笑うのは自分だと野心を持ちます。

またそんなミョンへに王妃は「ヨクの妻の座をしばし貸すだけだ」と励まします。

庵主の予言の事を知った晋城大君は王子に危険が及ぶかもと心配するチェギョンに「迷信や予言はどうでもいい、私の運命はお前だ。お前がいないなら死んだも同然だ。」と想いをぶつけると彼女は受け入れました。

 

サホンが重臣たちから奪った盗品を売り捌くと知ったウォンジョンは王子と連絡が取れなかったため先導してサホンの秘密の蔵から取り返すよう命じました。

晋城大君は友人を危険な目に合わせただけでなく盗品は民に分け与えるべきだと考えていたので責め立てるが……

「大業を成すためには犠牲は避けられない。今は重臣たちに返し恩義を売るとき。王位についた時に善政を行えばいい。王になるためならチェギョンのようになんでも利用しなければ」と言われ言葉に詰まります。

ウォンジョンは連判状を用意し王子様を擁立する者の署名が集まったら王を引きづり下ろすが署名しなかった者は片付けなければならないと伝えます。

その時、質屋に財宝を盗んだのは誰だとサホンが訪ねてきました。サホンは隠し部屋があるはずだと辺りを見渡すがそこへ「また難癖ですか?無実の者を陥れたら黙ってはいない」とチェギョンが駆け付けサホンの部下から剣を奪い首に当てます。

隠し部屋にいた晋城大君は出て行こうとするがサホンはチェギョンに謝罪し去って行きます。

 

チェギョンは「王様が抱かれている疑いを解く方法と王子様の忠誠心を証明する方法を伺いたいです。もうすぐ私の夫になるので…」と願い出るが燕山君はチェギョンへの恋心があった事に気付き嫉妬心から「お前は王である余のものだ」と抱き締めキスしようとしたが思いとどまります。

「お前を婚姻させたのは余の間者として送り込ませるためだ!弟がほんの少しでも謀反を企てたら殺せ」

燕山君から短刀を渡されたチェギョンは「謀反を企てる事はありません」と断ります。

また目撃していた晋城大君はその会話を聞いており妻が危険な目に会う前に計画を早めなくてはと思います。

燕山君は晋城大君がいる質屋を常に監視させ、婚姻のお祝いとして新居を用意し「弟の行動を逐一報告せよ」と内官に命じます。

先王の仕官だったソノの父親マッケは王子が生きていてチェギョンと婚姻すると知り晋城大君の前に姿を表します。

翌日、婚礼式のため晋城大君は向かうがソノの父親のメモを見たミョンヘが仲間と向かった報せを受け罠だと気付き駆け付けます。罠を仕掛けたのは燕山君とサホンであり密旨を手に入れていない事が分かっただけでなく弟が間違いなく密旨を探しているのだと確信します。

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暴君のはじまり

矢を放ち逃走した晋城大君は傷を負ったものの遅れて婚姻式に駆け付けるが兄が追ってこなかった事で別の理由があるはずだと思います。燕山君の狙いはソノの後を付ける事でありマッケを捕え拷問します。

息子の命がないと脅されたマッケは密旨は女人の身体に刺青として刻んだが誰かは分からないと伝えると燕山君は「父親とはこうゆうものだ。それが家族だ。なのになんで余の父親は密旨を残し嫌ったのだ」と激怒し「もう逝け」とマッケの首をはねました。

そして仲良い家族を目にし「この村は余の狩り場とするから全員追い出し邪魔な者はみな殺してしまえ」と言い放ちました。

「弟の命を救ったのは女なのを知っているか?お前は弟に騙されいる。質屋で何か企んでいる」

燕山君から言われていたチェギョンは婚姻式に怪我を隠してやってきた王子を見て少しずつ疑いを自分の手で払いのけたいと思うようになります。

 

質屋に誰もいない時に鍵を壊して侵入したチェギョンは隠し部屋で謀反を企てる組織図を見付け「そこには婚姻して左議政を味方につける」を記されていました。また貧しい民に米を送り朝廷の重臣たちの不正を張り紙で知らせる「タニシ」の頭が夫である晋城大君だったのだと知り呆然とします。

晋城大君はチェギョンが隠れているのに気付き「何者だ!」と叫んで負わせました。チェギョンは王様が最初から王子が謀反を起こす事を知っていて自分に間者になれと命令したのか確かめようと王宮を訪ねるが燕山君が民を苦しめる暴君だと知ってしまい引き返します。

チェギョンは自分は世間知らずの愚かな女だったと初めて気付きます。

燕山君は質屋から呆然とした表情でチェギョンが出てきたと報せを受け本人からの報告を待つがチェギョンは倒れてしまったので約束場所には現れませんでした。

晋城大君が夜通し付きっきりで看病してくれたと知ったチェギョンは初めで会った時のメモ「次会った時には望みをか叶えてやる」を持って王宮に向かいます。

「都を離れ居昌で王子と共に普通に暮らしたいです」

質屋で見た謀反の証拠ではなく2人の愛が深まってしまった事に嫉妬した燕山君は「お前達の仲がこじれなければ意味がないのだ。名分ができればすぐにでも弟を殺す」と言い放ち剣を突きつけ「質屋で何を見たのだ?」と聞きます。

チェギョンは「何も見ていません」と言い切ると駆け付けた晋城大君を庇って腕を斬られてしまいます。

晋城大君はチェギョンを抱え「兄とは2人で会うな。何があっても私を放すな」と伝え新居に帰ります。

 

夫を守り普通に暮らしたいと思っていたチェギョンだが密旨の事を王様から聞き赤子の時に神樹と庵主様に刺青を彫られていたので在処の手掛かりとなるのではと思います。

恐る恐る神樹(悪霊を追い払い願いを叶える木)に行くと先王の位牌があり土を掘り起こすと密旨を見付けてしまいます。

またマッケの葬儀の時に襟に縫われていた手紙を発見したミョンヘは大妃に渡します。

大妃は女人の体に彫られていると知り、それはチェギョンではないかと疑いミョンヘを派遣させました。

チェギョンは牢獄された時に一緒にいた人物だと気付くが働かせてほしいとお願いする彼女を見て前に王子がキスしていた女だと思い出します。

床入りの日を決めに大妃は訪ねてきたがチェギョンはミョンへに確認させるためだと気付き「密旨を奪うために皆が私を騙し始めた」と警戒します。つづきはこちら