「七日の王妃」ネタバレあらすじ(最終話まで)謀反は成功でも廃妃

 

作品情報/キャスト

晋城大君(後の中宗王)と史上最悪の暴君である燕山君に愛された端敬王后の悲恋な人生!

両親に内緒で上京したチェギョンはヨクと最悪な出会いをするが後日婚姻相手として紹介される。始めは反発していたものの共に過ごすうちに心を通わせていく。一方、燕山君は物怖じしないチェギョンに興味を持ち淡い恋心を抱き始める。そんな中、ヨクとチェギョンはある事件を起こし大激怒した燕山君は結婚の約束をした2人を引き離してしまう。

イ・ヨク=晋城大君(ヨン・ウジン少年期ペク・スンファン)第10代王・燕山君(イ・ドンゴン)シン・チェギョン(パク・ミニョン少女期パク・シウン)チャン・ノクス(ソン・ウンソ)慈願大妃(ト・ジウォン)ソノ(チャン・ソン)ユン・ミョンヘ(コ・ボギョル)シン・スグン(チャン・ヒョンソン)イム・サホン(カン・シニル)パク・ウォンジョン(パク・ウォンサン)
 

前回のページ(中編)では

「晋城大君が王宮に帰還した理由とは。謀反を計画しているのではと恐れた燕山君は間者としてチェギョンを婚姻させようとしたが自分の想いに気付く。そしてついに感情がコントロールできなくなった燕山君は暴徒化してしまう。また晋城大君について権力を握りたいウォンジョンが旗揚げを先導する役割をかってでる」

までを詳しく紹介しました。

 

 

ネタバレあらすじ/七日の王妃(後編)

 

晋城大君は母親である慈願大妃が訪ねて来た事を内官から聞きチェギョンを訪ねるがミョンヘがいたので驚きます。

チェギョンと獄舎で一緒だったと知り母親を訪ね「密旨のために妻を殺すつもりですか!私の妻です、手を出さないでください」と言い放ち、ミョンヘにも帰れと訴えるが密旨の話をしているのをチェギョンに聞かれてしまいます。

疑いながらも信じてきたチェギョンは「やはり密旨のため、そして左議政である父親スグンを味方にするために婚姻したのか」と不安が襲います。

ソノの父親マッケから密旨の事を聞かされていた晋城大君は愛するチェギョンを巻き込みたくなくてずっと黙っていたが「これが見たいのですか?」と背中の刺青を見せられます。

しかし、そこには「神樹」の文字はなく焼かれていました。チェギョンがずっと苦しんできた事を知った晋城大君は膝から崩れ落ち「都を離れ一緒に暮らそう」と涙を流します。

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愛する者のために王座譲位

王様を操り朝廷を我がものにしようとしていたサホン(都承旨)とノクス(側室)は刺青がある女人とはチェギョンの事ではないかと耳に入れます。また左議政の権力を奪うためスグンは王子が生きている事を知って黙っていた可能性が高く謀反を企てる仲間かもしれないと伝えます。

スグンは生きているかもしれないと思ったが確信が持てなかった事、そして娘は密旨については無関係だと訴えるがサホンが「確認してみれば分かること」と拉致したチェギョンを連れてきました。

燕山君は重臣たちがいるなか「身体を調べろ」とノクスに命じるがチェギョンは振り払い自分で脱ごうとします。

そこへ晋城大君が駆け付けチェギョンの前に立ちます。

その手には先王様の密旨が!!!

「晋城大君が成人したらイ・ユン(燕山君)は譲位したのち弟を補佐せよ」

燕山君や重臣たちは驚くが晋城大君は都を離れると言います。

「兄上に善政を行う機会を与えます。。先王様のご遺志を継ぎ王位につく、そして今この場で兄上に譲位する」

 

チェギョンは幸せに暮らし始めるが大妃やウォンジョン(副総管)は女1人のためにすべてが水の泡だと怒ります。

「王になれば仲間や民を救えるはずです」

晋城大君は兄への復讐心だけで王の座を狙っていた事に気付き、そのために愛するチェギョンの命が狙われたので「自分は兄上に似ている、そんな人間を王にしても何も変わらない」と言い放ちます。

燕山君は先王様の亡霊を見て酒浸りになり暴君化が凄みを増し民を虐殺するようになります。

大妃から「仲間を助けるためには王になるしかないと分からせるしかない」と言われたチョンへは左議政と王の仲を引き裂けばいいと思い付きます。

 

謀反の罪

ウォンジョンは左議政の権力を奪いたいと願うサホン(都承旨)に「左議政はタニシの存在を知っていて王様に報告しなかった」と教えます。また追跡から逃れるためには尻尾を切るしかないと思いソノに犠牲になってもらおうと企てます。

スグンはタニシの調査を独自にしていて晋城大君に解散しろと告げていたがウォンジョンの耳に届いてしまったのです。

燕山君は謀反を企てるタニシを一掃しろとスグンに命じ、チェギョンを王宮に呼んで都を離れる許可を約束通り与えます。

しかし、

左議政が手ぶらで戻れば謀反を企てた仲間の家族として死罪になるため都を離れる事は結果的にできないと言い放ちます。

その頃、大妃に呼ばれミョンへと共に向かっていた晋城大君だが彼女の様子がおかしく手が墨で汚れているのに気付き質屋の隠れ部屋に駆け付けると「王になるべき人は晋城大君だ」と書かれた文を見つけます。

またサホンが兵を引きつけて表れたのでスグンは罠に嵌められたと気付き「二度と来てはいけません。チェギョンの父、王子様の義父として最後の決断を下します。チェギョンを連れて逃げてください」と訴えました。

 

晋城大君は仲間を逃がした後チェギョンの元に向かうが・・・・

サホンは左議政を反逆罪の逃亡を手助けした罪で捕らえ証拠となる文を王様に渡しました。

王様の前に引きづり出されたスグンはチェギョンがいたので驚きます。

スグンはチェギョンを解放するようお願いしたあと晋城大君に言われたように「タニシの拠点がいくつもあったので質屋がアジトなのか確信が持てなかった」と告げ地図で記しました。

晋城大君は罪を償いたいならタニシの拠点だった痕跡をいくつか偽装するようミョンヘに伝えていたのです。その中にはサホンの敷地も含まれており、スグンは「私と同じようにタニシなら無実の者を陥れる事が出来る。また質屋で見付かった文にはタニシのサインがありません」と訴え命拾いしました。

しかし、暴君化した燕山君がタニシから助けられた無実の者を処刑し始めるとソノが自分が頭だと名乗り出てしまったので終止符を打つためにも処刑を命じる羽目となります。

タニシは情報と米を交換し重臣達の不正を暴いていただけなので頭に来た晋城大君は王宮に駆け付け向かってきた王様の護衛官から剣を奪うが弟を殺す名分が欲しかった燕山君はその剣を掴んで自らのお腹を刺しました。

これにより謀反の罪を着せられ晋城大君は牢獄されてしまいます。

 

凌遅刑(手足を斬り落とす極刑)だと聞かされたチェギョンは自分を人質に取れば王子は何も出来ないと訴え命だけは助けて欲しいと願うと燕山君は王子の身分を剥奪して平民とし、歩行できないようにさせるため足の筋を斬るよう命じました。

チェギョンは涙をこらえて見届けたあと幽閉され大妃は厳しく監視されます。

晋城大君はウォンジョンが処刑人を買収していたため傷が治れば歩ける事を聞かされます。

燕山君は弟を追いやっても毎晩夢に魘され酒に酔って幽閉されている大妃の元に行くが「私は息子のように思っていた。それなのに王様から絶縁すると言われ弟の命を二回も狙った」と責められます。

殺されたくなければ口を閉じろと訴えたあと、実母の身分回復に異を唱えた重臣を処刑し母親の廃位に何も反対しなかった側室に関しては布を頭から被せ子供に殴るよう命じるが応じなかったので自ら叩き殺しました。

燕山君は癒されたくてチェギョンを毎日訪ねるが目の前にいるのにどんどん心が遠ざかっている事に気付きます。

 

反乱軍

歩けるようになった晋城大君は王様の暴走を止めるためには自分が王になるしかないと立ち上がります。

地方に左遷された士人たちが各地域の首領らと手を組み進撃を開始したと知らせを受けたウォンジョンは反乱軍に先を越されたら要職につく我々が危険だと警戒します。

しかし、ミョンへから晋城大君の計画だと知らされ訪ねると「反乱軍が都に進入すれば五衛都総府の兵力と合わせて親衛隊を超える大軍になる」と言われます。

秘密にされていたのは反乱軍に協力しないと殺されかねないとゆう恐怖心を植え付けるためだと聞かされウォンジョンも決断しスグンを訪ねます。

「横暴な王のせいで多くの民と重臣が死んでいます。国家の安泰のために選択する時です。王様の臣下として死ぬか、娘の父として生きるか」

晋城大君は反乱軍が後1日で到着すると知らせを受け王宮に献上品を運ぶ兵に扮して都入りし母親である慈願大妃と再会します。

そして幽閉されているチェギョンの元へ侵入し「民を救うために決断した。」と伝えると「私と家族全員を守ってくだされば支持します」と受け入れてくれました。

しかし、王宮に行く前にスグンから「臣下は主君を捨てられません。娘と縁を切ります。娘は王子様が守るべきです」と伝えられていました。

 

チェギョンは晋城大君から隠れ家を用意され向かおうとすると燕山君がやってきて夜の狩りに行こうと誘われます。

王宮を出られたら計画が台無しになるためチェギョンは「月見がしたい」とお願いし両親を安全な場所に案内するよう内官に頼みました。

チェギョンは「剣士と偽り町に繰り出していた頃の王様に二度と会えないと思うと……」と涙を流します。

時を稼ぐのは何のためだと燕山君は聞くが反乱軍が向かっていると報告を受け怒り剣を振り上げるが「一緒に死にましょう。私達が死ねば多くの人が助かります」と言われます。

愛する者を斬ることが出来ない燕山君はチェギョンを大妃の元に連れて行き監禁したあと兵曹判書に逆賊を捕らえよと命じます。

すでに兵に扮して侵入していた晋城大君は「王宮を出れば反乱軍と包囲している五衛の兵、両方と戦う事になる。仲間となり政変の功臣となるべきだ」と説得しました。

王様に急ぎの報告があると兵曹判書を戻させ部下に扮して晋城大君は同行し燕山君と対面、無血入城に成功します。

剣で上回った晋城大君だが兄を殺すことは出来ず捕らえました。

「ついに王になってくれたか。おかげで私は復讐を果たした。そなたを王に据えてこれまで味わった苦痛を受け継がせたかった」

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結末/七日の王妃

チェギョンは「すべてが終わった。これで幸せになれるのですね」と涙を流すが仲を引き裂く事を企てたウォンジョンによってスグンは斬られてしまいました。

驚いて夫に駆け寄るチェギョンの母親、そして都承旨サホンも殺害されます。ノクスは最後までそばにいると駆け付け簪を渡してお願いし王様の手で殺してもらいました。

イ・ユン(先王の燕山君)は君に格下げして江華へ、王妃は身分を退き貞清宮へ、子供たちはそれぞれ違う地へ流刑となりました。

晋城大君は即位式を終え第11代・中宗となるが自分を擁立する過程でチェギョンの両親が亡くなったと知り心を痛めます。

泣きながら王宮にやってきたチェギョンを抱きしめるが手にはナイフが握られていました。中宗は「約束を守れなかった。ここが心臓だ、殺してくれ」とチェギョンの手を掴み自らの胸に刺しました。

中宗は傷を隠すため王服を燃やすよう内官に指示し、チェギョンの両親は逆賊ではなく功臣として礼を尽くせと命じました。

チェギョンは「晋城大君に従い王子の妻として生きよ」と父親の言葉を思い出し中宗の傷の手当てをしにいきます。

「一国の君主となった王様のおそばを守ることが父親を殺し仲を裂こうとした者への復讐になります」

中宗はウォンジョンに右議政(正一品の最上級の文官職)を与えるが先王を廃位する過程で命令に逆らい独断で行動したため功臣としての権利を剥奪しました。

逆賊の姻戚を王妃にしてはいけないと進言されるが「夫婦は人論の根本で統治の根源だ。よって本日シン・チェギヨンを王妃に冊封する命令を下す」と重臣たちに言い放ちました。

しかし、

端敬王后(チェギョン)が世継ぎを産み強大な権力を持たれると一族を殺した我々の首が飛ぶと恐れたウォンジョンが罠を仕掛けます。

 

チェギョンが遺品を整理するため戻る際に流刑された先王に襲撃をかけ「1人では逝かない。お前を殺したあとチェギョンとその家族も殺す」と伝えわざと逃します。

先王はチェギョンの実家に駆け付けスグンの死に悲しみます。チェギョンが無事だったので安堵するが兵に包囲されていると気付き自分を殺害しチェギョンを追い払うのが狙いだと気付きます。

先王は負傷しながら馬で逃走しチェギョンは捕らわれてしまいます。

「 先王が脱走し王妃が匿っていた。内通していたのです 」

ウォンジョンの罠に激怒する中宗だが重臣たちは信用してしまいます。

皆の前で尋問されたチェギョンは愛する王を守るため、もつれた結び目を断ち切る時だと思い「右議政の話は誠でございます。私の両親にとって、私にとって主君は1人です。私が先王の脱走を助け逃しました」と涙を流し認めてしまいます。

チェギョンの言葉に怒り心頭の大妃は廃妃の処刑執行を命じるが内官から知らされた中宗が駆け付け間一髪のところ救出しました。

 

離れたところから見ていたミョンへは罪を償う機会を得て先王に襲撃をかけ逃した真犯人を引き渡しました。

真犯人は右議政に命じられたと口を割るがウォンジョンは「濡れ衣です」と訴え投獄された者たちの口を封じました。

そして姪がいなくても王の舅となる目的を果たすため養子をとり「娘がいるからお前は必要ない」とミョンへに言い放ちます。

中宗は自分を捨てられないと分かるチェギョンは共にいれば危険が迫り関係ない者の命も失われるため離縁したいと伝えます。

「必ず生き延びてください。健康で長生きすることは互いを愛している証となります」

涙を流す2人は永遠の愛を誓い口付けを交わします。

ウォンジョンは王様が臣下の忠言に耳を傾けないのでタニシを利用して文をばらまき天と民の声を蔑ろにしてはいけないと訴えます。これでチェギョンを追い払えると思ったウォンジョンだがミョンへが手を回しており文にはこれまでのウォンジョンの不正が書かれていました。

ミョンへが証人として現れ、中宗は「ウォンジョンを罷免し財産をすべて没収する。裁きは流刑とする」と言い放ちます。

これで一緒に暮らせると思う中宗だったが迎えに行くとチェギョンは既に去ったあとでした。

先王は負傷しながらもなんとか戻り「逃げてはいない。王妃シン氏は無実だと伝えろ」と訴えました。

兄もチェギョンを救いたかったのだと分かる中宗は身体を心配して会いにいくが…

「父上の言葉は間違いだと証明したいがために気付くと暴君になっていた。お前を憎んでいたわけではない。お前の目に映る自分を憎んでいたのだ。この世で償いきれなかった罪は死んだのちにすべて償う」

先王は中宗の腕の中で静かに息を引き取りました。

〜38年後 1544年(中宗39)

王様の御容態が悪化した知らせを受けチェギョンが王宮を訪れ再会し物語は終えます。

 

 

韓国ドラマ
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