作品情報キャストの紹介
頑固な老人は「100万ドルの賞金が当たりました」という手紙を貰い信じ込みます。
周囲の者はイタズラだと馬鹿にするが老人がモンタナ州からネブラスカまで歩いて取りに行くと言うので息子デヴィッドは仕方なく車を用意する。
途中で立ち寄ったウディの故郷で両親の意外な過去を知る。
主演のブルース・ダーンが2013年・第66回カンヌ国際映画祭で男優賞を受賞した。
ネタバレ あらすじ
ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅
高速道路を歩く老人ウディは警察に保護されます。
次男デヴィッドが迎えに行くと100万ドルを当選した通知文が届きネブラスカまで歩いて向かうところだったと言いました。
インチキな古い手口だと説明し連れて帰るとウディは妻ケイトから馬鹿だと罵られます。
ウディは100万ドルでトラックを買いたいし、かつて自動車設備工場を共同経営していたエドに40年前に貸していたコンプレッサーを返して欲しいと言いました。
ニュースキャスターの長男ロスやケイトはエドはただの泥棒だと伝えるがウディは10年動かしていない車の整備を始めデヴィットに運転するよう言いました。
老人ホームに入れた方がいいと家族会議が開かれるが、いくら詐欺だと伝えてもウディはリンカーンまで歩いて行こうとするので免許を持つデヴィッドは車で連れて行く事にしました。
モンタナ州からネブラスカ州リンカーンまで車を走らせるがウディは休憩のたびにビールは酒じゃないと言って飲んでいました。
フラフラして転んで頭から血を流し病院に行って縫ってもらうがデヴィッドは必死にウディの落とした入歯を探します。
ウディの兄嫁であるマーサが親族パーティーを行うと知りデヴィッドは故郷ホーソーンに車を走らせます。
ウディの兄レイは不況な煽りを受け元気がなく息子は前科者でした。
故郷に戻ってきた事で共同経営していた自動車設備工場を訪ねるがエドではなく別の者が経営していました。
偶然BARでエドに会いウディは酒を楽しみます。賞金の話は絶対にするなと忠告してトイレに行くがデヴィッドが戻るとエド達は騒いでいました。
噂は街に一気に広まりマーサの家に戻ると今までと態度が変わり優しく接してきました。
ケイトが墓参りのためホーソーンまでやってきます。
デヴィッドは馬鹿にしないでいつまで一緒にいられるのか分からないのだから優しく接するようケイトに言いました。
ウディの結婚前の恋人であり新聞会社を経営するナギーから取材の依頼がくるがデヴィッドが訪ね父親の勘違いだと説明しました。
ウディは当時から酒飲みだったが戦闘機のパイロットとして朝鮮戦争で辛い経験をしてから深酒になったとデヴィッドは知らされます。
エドや親族から身に覚えのない借金の返済を要求されデヴィッドは父親は当選していない事を伝えるが金を独り占めするための嘘だと思われてしまいます。
仕事を終えたロスも駆け付け家族4人でかつてウディが住んでいた家に行きどのように育ってきたか聞きます。
帰りにエドの実家の前を通ったのでロスとデヴィッドは盗まれたコンプレッサーを見つけ取り返します。
しかしケイトがエドの家ではなかったと言い出し返しに行くと本人が現れデヴィッドとロスを小屋に残しケイトは車を走らせました。
結末
当選したのが本当に偽物だと知った親族やエドは馬鹿にします。
ウディは大事に持っていた通知文をエドに奪われBARで馬鹿にされるがそれでも通知文を奪い返し大事に持って帰ります。
それを見たデヴィッドはエドを殴りつけます。
ウディはどうしても子供達に何かを残したくてトラックを買いたかったのです。
少しでも可能性があるならとデヴィッドはウディを車に乗せてリンカーンに向かいます。
送り付けたCMP社に到着し調べてもらうが予想した通り偽物でした。モンタナからわざわざ来たと知った職員は「賞金当選者」と書かれた帽子をプレゼントします。
デヴィッドは中古車で乗ってきた車とトラックを換え購入したコンプレッサーを積みます。
ホーソーンが近くなるとデヴィッドは運転を無免許のウディと交代します。
ウディは思い出しながらゆっくり車を走らせエドや親族、街中の人々が見る中、堂々と勝ち誇ってホーソーンを通り過ぎました。