作品情報・キャスト
マーク・ヘルプリンのベストセラー小説をコリン・ファレルを主演に映画化した100年の時をたどるラブストーリー。
ギャングのボスであるパーリーの組織に追われていた青年ピーターは白馬に助けられ富豪ペンの令嬢ベバリーと出会い恋に落ちます。
しかしベバリーが短い生涯を終えてしまうとパーリーに捕まり橋から落とされるのだが・・・・
ネタバレあらすじ/ニューヨーク 冬物語
1895年ニューヨーク。
移民入国審査所で肺結核だと診断され本国へ帰るよう言われた両親は正義の都号の船の模型に赤ちゃんを乗せ海に流しました。
1916年ニューヨーク。
海に流された赤ちゃんは「悪」のボス、パーリーに拾われピーター・レイクと名付けられていました。
組織を抜けようとして捕まりそうになるが目の前に現れた白馬に助けられます。
パーリーがピーターの居所を突き止めグランド・セントラル駅の屋根裏に突入にした頃、ピーターは白馬に乗り街を出ようとしていました。
白馬が豪邸アイザックの屋敷の前から動かなかったのでピーターは盗みに入り金庫を開けようとするが令嬢ベバリーを見て止めます。
ベバリーは肺結核でいつ死んでもおかしくないと生きており、盗みに入ったピーターを見ても怖くはありませんでした。
魂の案内役
パーリーはピーターの運命の相手は赤毛のベバリーであり彼女を探せばピーターを捕まえる事ができると部下に告げます。
またピーターも恋に落ちていて天が力を貸すため魂の案内役が白馬に姿を変えて現れたと信じます。
パーリーの部下ロミオに連れて行かれたベバリーを白馬に乗ったピーターは助け出し湖に飛び込むと白馬に翼が誕生し飛び越えます。
ロミオは200年前の争いで決まった掟により北へは追いかける事は出来ず引き返しました。
ベバリーの田舎コヒーリズ湖に到着したピーターはベバリーの妹ウィラや父親のアイザックを紹介されます。
心からベバリーを愛する事を誓ったピーターはウィラから死んでもキスしたら蘇るお姫様のベッドを見せられます。
記憶喪失
パーリーは北へ行く特例を求めるためルシファーを訪ねるが却下されます。
貸しがある元天使の協力を得てパーリーは舞踏会にいるベバリーが飲む酒に毒を混入させました。
ピーターとベバリーは愛し合い、ベバリーは初めての経験をするが毒がまわり亡くなってしまいます。
ウィラに教えられた通りお姫様ベッドに運びピーターはキスをするが戻ってくることはありませんでした。
ベバリーを埋葬したあと白馬に乗りピーターはニューヨークに戻るがパーリー達に見付かり橋の上で囲まれます。
ピーターは白馬を逃したあと橋の上から落とされました。
なんとか生き残ったピーターはベバリーの墓まで歩くが記憶を失いました。
2014年ニューヨーク。
記憶を失ったピーターは年を取らず生き続け赤毛の女性の絵を描いていました。
ピーターは正義の都号のロゴとコヒーリズ劇場記念バッジを見付けます。
コリーリズ劇場はアイザックの寄付により建造され新聞社で調べると90年前に亡くなった事を知ります。
また新聞社で働くバージニアの協力を得てアイザックの資料を見せてもらい100年前のベバリーの事を思い出します。
結末
全員死んだと思っていたがバージニアから社長はウィラだと知らされピーターは年老いたウィラと再会します。
ウィラは姉が亡くなった時にオリオン座の三ツ星を見付けたと言いました。役割を終えた者は星になる。
ピーターが生きているのは何か役割があるからだと言われます。
ピーターが生きていると知った悪の執行者パーリーは堕天使軍の黒き騎士であり決戦に挑むから敗者には永遠の死を与えるようルシファーに告げます。
ピーターはバージニア家を訪れると娘のアビーが癌だと知ります。発作を起こして寝込むアビーを見て今まで書いていた絵は赤毛のアビーだと気付きます。
アビーを助けるために生かされているのだと知るのです。
パーリーが追ってくるのを察知したピーターは2人を連れて屋上に行くと白馬がいました。白馬に大きな翼が誕生しニューヨークの上空を飛び越えコヒーリズに到着します。
しかしパーリーは掟を破り境界を超え追ってきました。白馬が高く飛び立ち着地すると湖に張っていた氷が割れパーリーの部下は全員沈んでいきました。
ピーターはパーリーとの一騎討ちとなり最後は正義の都号で刺すとパーリーは凍りつきました。
すでに息を引き取っていたアビーをお姫様ベッドに連れて行きピーターがキスすると「ママなんで鳴いてるの?」とアビーは言いました。