韓国歴史ドラマ「オクニョ 運命の女」全話のネタバレあらすじ
典獄署で育った天才少女。自分が生まれた時には既に母親は亡くなっていたが刺客に襲われ逃げ込んで来た事を知る。秘密地下牢に収監されていた諜報員から学問武術を習得し母親の死の真相を探るうちに巨大な権力に立ち向かうことになる。
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ネタバレとあらすじ
オクニョ 運命の女 ⑤最終話
心身痛で明宗(朝鮮王朝第13代王)が倒れてしまいます。
このまま目を覚まさなければ国を危機に陥れたのは自分だと責める大妃様とは違いナンジョンやウォニョンは好機とばかり簡単に操れる者を次期王に据えようと企てます。
生死をさまよっていると聞いたオクニョは王様の寝所に行き手を握り呼び掛けると王様は目を開けます。
そこへ大妃様がやってきます。王様はオクニョを隠れさせ意識が戻らないフリをしました。
大妃様は王のためにしてきた過去の行いをすべて口にし「病になったのは母のせいではないと目を覚まして言ってください」と涙を流しました。裏で聞いていたオクニョはやはり母親を殺したのは大妃様だったのだと分かります。
また自分に先が短い事を知った王様はテウォンを呼び出し「どんな事があってもオクニョを守るのだ」と命じカン・ソノを紹介しました。
テウォンは王様が小尹派を排除するため隠れて私兵を集め訓練していた事を知ります。
後継者
チョルギから「寝返り」を要求されたチョヒにオクニョは手下になると答えなさいと命じ動向を探ります。
ウォニョンは小尹派の重臣たちを集め世継ぎを論じ始めると自分たちが操りやすい徳興君様の三男・河城君様がいいと話がまとまります。
王様は小尹派に次の王を決める口実を与えてしまうと思い世継ぎにふさわしい者を探して欲しいとカン・ソノとジオンに命じます。
小尹派が徳興君様のご子息を検討していると聞いたジオンは、前にオクニョがご子息の1人が極めて高い地位に就くと占っていた事を思い出し先に会わなければと思います。
カビの子がオクニョだと突き止めたナンジョンは王女ではないかと疑いカビと一緒に消えたイ・ミョンホンを捜索させます。
チョルギは居場所を突き止め隠れ家にいたミン尚宮を殺害しミョンホンを捕らえました。
オクニョやカン・ソノはどうすればよいか話し合うが「王女様」と呼ばれたことをテウォンに聞かれてしまいます。
カン・ソノが事情を説明し今はミョンホンを救うことが先決だと伝えるが夜中に侵入すると何処かへ移動させられていました。
明の死者が小尹派と内通した事を認めたため王様は臣下を招集するがウォニョンは女官と駆け落ちして宮殿から逃げた罪人ミョンホンを匿っていたのはカン・ソノだと訴えました。
ジオンから報告を受けたオクニョは追ってを食い止めカン・ソノを隠れ家へ逃しました。
ミン・ドンジェは取引しようとした者がオクニョと一緒にいた事を思い出します。話を最初に持ち込んできたトンチャンを捕らえ拷問を加えると人参の取引はオクニョの罠だと分かります。
ナンジョンは我々に人参を売りつける事が出来ないと大損するはずだと睨み気付かないフリして仕入れ値より安い値でしか買わないと訴えました。
しかしテウォンの知り合いである明の豪商が人参の買付に来たためオクニョは熟参を作る者を使いナンジョンが手にした人参を安く買い取ります。
それによりオクニョは予定通り儲けナンジョンに大打撃を与えました。
ミョンホンが女官と逃げたことは事実なためオクニョは真っ向から勝負するべきだと訴えます。
復讐
王様はウォニョンを呼び出し、ミョンホンが女官を連れて逃げ出したのは先の王様を毒殺する企てを女官が知り、ウォニョンやナンジョンから命を狙われていたからだと知っていると告げます。
窮地に立たされたウォニョンとナンジョンはミョンホンの口を封じ、この件に関わっているだろうオクニョを始末するようチョルギに命じました。
チョヒを潜入させていたオクニョは命を狙われている事を知り罠を仕掛け逆にチョルギを追っ払う事に成功させるが典獄署にいたミョンホンが毒殺されそうになった事を知ります。
王様は大妃様を罰する覚悟で、国政を牛耳ってきた小尹派を断罪させるには東宮殿の女官たちの死の真相を明らかにするべきだと思います。
王様から司憲府持平(官吏を監督する官庁の要職)に任じられたテウォンは義禁府の兵を動かす権限を与えられナンジョンとウォニョンを捕らえ尋問をはじめます。
しかし、オクニョが王女だと知った大妃様は今まで偽りを告げられていた事を知りオクニョを捕らえます。
そして王様にオクニョを解放させたいなら2人を自由の身にするのだと要求しました。
「オクニョは妹君であり、この国の王女様です」
テウォンからオクニョの身分を知らされた王様は妹を助けるため大妃様の要求を受け入れます。
放免されたナンジョンは生き残るために徳興君の長男・河原君を世継ぎにと考え謀反を企てます。
娘シネを王妃にするため河原君との縁談を進めると王様がまた心身痛で倒れてしまいます。大妃様は再び小尹派の排除を決意させないために王様が目覚める前に大尹派が謀反を企てた事にしろと殺生簿(始末する者の名簿)を作りました。
ナンジョンはすぐにチョルギに命じるが大義名分もないし何より息子テウォンの名があるためウォニョンは渋ります。
意識が戻った王様は大尹派の重臣が謀反の罪を着せられ捕らわれている事を知ります。
「母上、これは私から腹心を奪い政治権力を抑えるために仕組んだのでしょう。王座を守れぬ無力な私が悪いのです。私は王の器ではありません。譲位いたします。」
これまで王にするため手を汚してきた大妃様は王様の譲位する決意がかたくショックで倒れてしまいます。
大妃様が危篤となり、王様は幼くして王になり母上がずっとそばで助けてくれていた事を思い出します。
王様は必死に呼び掛けるが大妃様は目覚める事はありませんでした。
結末/オクニョ 運命の女
姉上の急死にウォニョンは泣き崩れます。
ナンジョンは大妃様が亡くなり王様が床に伏せてる間に早く大尹派を始末するのだと急かせます。
一方、逆賊に仕立てられたオクニョとテウォンは大妃様の死を知らされます。母親の仇であり喜ぶべきか悲しむべきか…複雑な心境になるが状況を打開できる好機と考え王様に書状を送ります。そして周囲に身分を明かし信頼できる者を集結させます。
「この国の王女として皆さんを率います。宮中の王様と罪なく捕らわれた者を救うため、また小尹派を懲らしめ国を正すため力を貸してほしい」
オクニョの書状を受け取った王様は捕らわれている者を放免し王命もなく兵を動かした者を捕らえるよう命じます。
オクニョはチョルギを倒す際に自分の護衛だったチョヒが命を落としてしまいます。また謀反をでっち上げた小尹派の重臣たちを次々と捕らえ一掃するが肝心要のナンジョンとウォニョンには逃げられてしまいます。
それでもテウォンは大妃様の後ろ盾をなくし権威を失ったので裏切った小尹派から突き出されると予想します。
ナンジョンが管理していた商団の大行首ミン・ドンジュとゴロツキのトンチャンが助けを求めてきます。
オクニョとテウォンは「2人の居処とナンジョンが正妻を毒殺した事の証言」を条件に受け入れました。
テウォンは捕らえたウォニョンを初めて父上と呼び涙ながらに「罪を償わなければなりません」と連行します。
ナンジョンとウォニョンは処罰が決まるため流刑となり監視されるがナンジョンは気が狂いオクニョの亡霊に取り憑かれます。
王様が2人の毒薬刑を決めた時にはナンジョンは自ら毒を飲み、またウォニョンは後を追い2人は自害していました。
オクニョは正式に王女として王宮殿に迎えられます。
しかしオクニョは宮殿の外で暮らし商団の利益を典獄署に回しテウォンと共に外知部(弁護士)となりました。