作品情報とキャストの紹介
州の犯罪の7割を犯していたというアウトローファミリーの実話。
イングランド南西部の州グロスタシャー。社会から隔離されトレイラーハウスで生活するトラヴェラーズのカトラーファミリー。
家族を支配する父親は犯罪でしか生きていく道はないと考えるがドライバーとして悪事に関わっていたチャドは弟が逮捕されてから子供達にまっとうな道に進んでもらいたいと思うようになり家業から足を洗いたいと妻に考えを話します。
ある夜、チャドは父の命令で州総督の邸宅に強盗に入るが国内史上最大級の強盗事件としてメディアで大きく報道されてしまいます。
父親と衝突していたチャドは危機を迎え子供に想いを託す。
ネタバレあらすじ/アウトサイダーズ
イングランド南西部の州、グロスタシャー。
トレイラーハウスで放浪しながら暮らすトラヴェラーズのカトラー・ファミリー
社会から隔絶され罪を重ねることでしか生きられない一家の後継チャドはドライバーとして数々の犯罪を重ねていました。
そんなチャドは弟が逮捕されてから、まだ幼い息子タイソンや娘ミニには、真っ当な人生を歩んでもらいたいと思うようになり「家業から足を洗い、家族で安定した場所で暮らしたい」と妻ケリーに伝えます。
一家を束ねるコルビーは息子であるチャドの弟ブライアンが逮捕された事に腹を立て車を黄色のペンキで覆い「解放しろ」とタイソンに書かせます。
チャドは「家族を守りたいからやめろ」と伝えるが「俺も家族だろ、みんな家族だ」と言われ返す言葉が見つかりません。
仕方なく車を運転して警察を挑発しに行きます。帰りに学校が近い土地を所有しているノアに譲ってほしいとお願いすると「お前の妻子は大歓迎だがコルビーと仲間はダメだ。敵に回したくないからコルビーと話をつけるのが条件だ」と言われます。
コルビーは「女王陛下や軍人が否定しようと親父が正しい、文句があれば闘う」と毎日同じ話をするような人であり間違った事を教える学校など必要ないと思っています。
コルビーから「今晩仕事だ」と言われ、チャドは日曜日だからと断るが「命令だ!」と強要されます。
コルビーは自称キリスト教徒であり、これまで日曜日は働いた事もないチャドは「やりたければ勝手に行け」と伝えるが息子タイソンに経験させようとしたので仕方なくファミリー3人を連れて車に乗り込みます。
レスターにガソリンとタバコを買ってくるよう命じるが金を渡したのにも関わらず盗んで帰ってきました。
2台の車で豪邸に突っ込み強盗を働いたあと燃やして逃走するが思ったよりも早く警察がやってきます。
盗品を片方の車にすべて積みドライビングテクニックがあるチャドが警察を引き付けるがヘリまでやってきたので森の中に隠れます。
チャドは森の中に放たれた警察犬を殺し4時間かけて歩いて戻りました。
「グロスタシャー州総監邸でイギリス国内最大規模となる骨董品の盗難事件が発生」
全国放送でニュースが流れ、ケリーは「絶対捕まる。静かに暮らすどころではない」と言います。
子供2人を学校へ送った帰りにチャドは「これからはインターネットの時代だ」と訴えるが「字も読めない奴がどうやって稼ぐんだ、他の人生なんてない」とコルビーに言われます。
ケリーから子供が学校に行ってないと知らされたチャドは必死に探すが見つける事ができません。
夜になっても見つからないのでケリーは子供が迷子だと警察に駆け込みます。すると警察は「チャドは昨日の晩どこにいた?協力してくれれば君と子供達を保護拘置下に置く」と言われます。
チャドを捕まえるために警察が子供を誘拐していたのです。
ケリーは子供を連れて戻るとチャドは妹を連れて逮捕されたタイソンに説教を始めます。
翌朝、いきなり警察がやってきて強盗に関わったチャド達は連行されてしまいます。
チャドの家族が寝泊まりするトレイラーハウスから金が発見され「仕込んだんだろ」と訴えます。
その金はいつか家族で真っ当な道で暮らすために蓄えケリーが管理していた金でした。
州総監は治安判事を任命するトップであり収監するまで全警察や判事は休めないと脅されたチャドだが「証拠がないから脅してんだろ」と言い放ち釈放されます。
結末/アウトサイダーズ
チャドは戻ると飼っていた犬も必死で貯めていた金や物もすべて没収されていました。
コルビーは警察や全組織から狙われても俺たちは結束さえしていれば大丈夫だと言い聞かせケント州に移ると言いました。
「旅して制圧しろ」
チャドは子供を学校に行かせたいからケント州には行かないと席を立ちノアを訪ねるがコルビーから脅されていて土地は売れないと言われてしまいます。
チャドは縁を切るとコルビーに言い放ちました。
タイソンの誕生日に学校の先生に呼ばれたチャドとケリーは挨拶しに向かいます。
欠席が多く学習面でかなり遅れをとっており許す範囲を超えていると言われます。地域の支えが必要でありチャオが犯罪を働いていることから苦情も殺到していたのです。
ケリーは「子供の教育を止める権利はない」と訴えるがチャドは出て行きます。
チャドはタイソンへのプレゼントに生まれたばかりの犬を手に入れます。
車を走らていると警察のヘリに追われている事に気付き「家族を連れて来てくれ」とコルビーに伝えます。
チャドは犬を抱っこしたまま父親と一緒に登った思い出のある木に登り数人の警察が何してるんだと見上げます。
コルビー達が車でやってきてタイソンは木に登り始めます。
チャドは警察に捕まる前に自分も学校に行きたかった事、コルビーは世界は平らだと言っていたが本当なのか疑問を感じたら自分で突き止めてほしい事を伝え、しばらく会えないが強くなってママと妹を頼むとお願いしました。