作品情報キャストの紹介
矢沢あいベストセラーを北川景子と向井理の共演で新城毅彦監督が映画化。
子供の頃から母親の強制もあり受験勉強ばっかりだった紫はやっと解放されるが将来に疑問を抱えていました。
ある日、貧血で倒れ目を覚ますと矢澤芸術学院服飾科3年の生徒達が服を作っているアトリエにいました。
ファッションデザイナーを目指すイケメンのジョージに強引に巻き込まれ手伝うことになるが・・・
ネタバレ・あらすじ
パラダイス・キス
私立清栄学園に通う高校3年生の早坂紫は受験を控え登校中も教科書を読んでいます。
紫の初めての受験は5歳の時でした。不合格となり母親の落ち込む姿を見ていると出来の悪い子供は捨てられるのではないかと思いそれから猛勉強をして有名進学校に合格しました。
高校になると弟が受験の時期となり母親から解放された紫は徳森浩行に初恋し三年片想いしていました。
そのせいなのか成績は落ちて行き担任から浪人も覚悟しておけと言われてしまいます。
下校中ナンパされた紫はいつまでも追ってくる相手から逃げ出すが貧血で倒れてしまいます。
紫は目を覚ますと矢澤芸術学院服飾科3年の生徒達が服を作っているアトリエにいました。
香ばしい匂いがするパン屋の先の雑貨屋の角を曲がり犯罪者が潜んでいそうな路地を進んだ場所にある以前はBARだったらしき半地下にある秘密の空間をアトリエと呼んでいる。
永瀬嵐はナンパではなく卒業イベントのファッションショーでのモデルとしてスカウトしたのです。
紫は受験で忙しいから遊びに付き合う暇はないと言い帰りました。
モデル
翌日、紫のもとにファッションデザイナーを目指すイケメンの小泉譲二(ジョージ)がやってきて車で連れ去られます。
矢澤芸術学院服飾科の特別講師である如月先生のもとへ連れて行かれ髪を勝手にカットされます。
天才型として有名なジョージが服をデザインし嵐と嵐の彼女・櫻田実和子が縫製担当している。
またアトリエにはパタンナーを目指す女装の山本大介(イザベラ)がおりまかないを担当している。
4人は「パラダイス・キス」のブランド名を立ち上げており紫は勉強以外の別の道を考えた事もなかったがジョージから「おまえは本当の自分の魅力に気付いてない」と言われアトリエに通うようになります。
紫の初恋相手・浩行は、嵐と実和子の幼馴染でした。
浩行は鈍感だと思っていた紫だが自分の事は眼中になく初恋の実和子を想い続けているのだと分かります。
母親にファッションモデルをやりたいと言うと受験なんだからそんな浮ついた事言うなと引っ叩かれます。
家出した紫はアトリエに行くと大企業の息子であるジョージの家にはゲストルームがあり招かれます。
紫は急遽欠員が出たプロのファションモデルをジョージに紹介されます。
「俺は出来ない奴にやれなんて言わない」
自信を持った紫はファションの仕事に興味を持ち始めます。
ジョージの家に麻生香がやってきます。
やきもちを焼いた紫はどのような関係ですかと訪ねるとジョージは天才型、香は努力型として周囲から比べられるライバル関係にありました。
ファションモデルはただドレスを着て歩くだけではないけど大丈夫なの?と言われた紫は心配になります。
卒業したらジョージがパリに行く事が決まったので紫が着るドレスが「パラダイス・キス」で作る最後のドレスとなります。
ファションショー当日、ウォーキングが出来ない紫に「自分の足で歩いてこい、俺は待っている」と蝶々の指輪をはめジョージは送り出しました。
堂々と歩いた紫は見てる人をパラダイスに連れて行き拍手が沸き起こります。
見に来ていた母親は生き生きとした紫の姿を見てもう干渉するのは止めようと思い家に帰ってくるよう言いました。
結末
浩行はこれから紫がどこを目指すにしろ離れるつもりはないと言いました。
紫はデートに行く途中、ジョージに会いコーディネートをしてもらうが人のデートのために楽しんでいるジョージに苛立ってしまいます。
「ここからは1人で頑張る」
プロのモデルになると決めた紫に想いが強ければ必ずなれるとジョージは言い今まで作った思い出のあるドレスをすべて紫に届けました。
「俺がここで待ってるから自分の足で歩いてこい」
〜数年後〜
プロのファションモデルとして有名となった紫はニューヨークに行くとイザベラと再会します。
去年ジョージとイザベラはニューヨークに来て「パラダイス・キス」を立ち上げていたのです。
アトリエに向かった紫は自分が載るファション雑誌があるのに気付き帰ってきたジョージと抱き合いキスを交わしました。