作品情報・キャスト
2013年4月15日愛国者の日=パトリオット・デイ(毎年4月の第3月曜日)、
ボストンマラソンで爆弾テロが発生し、ボストン市警察とFBIが2人の犯人を特定し追い詰めていく実話を再現!
ネタバレあらすじ/パトリオット・デイ
ボストン市警察殺人課のトミー・サンダーズは捜査でミスし、お仕置きとして愛国者の日に行われるボストンマラソンの警護をするようエド警視総監から命じられます。
2013年4月15日(月)愛国者の日。
制服を久しぶりに着たトミーは妻キャロルに見送られ担当であるゴール地点に向かうとビリー警視正から「これで元の仕事に戻れるからしっかりやれ」と言われます。
トミーは捜査の時に痛めた膝が腫れてきたので妻に電話してサポーターを持ってきてくれとお願いしました。
銃乱射事件で命を落とした26人の生徒と学校職員に追悼の意を表し26秒間の黙祷を捧げたあと参加者はホプキントンからスタートしました。
優勝候補のレリサ・デシサ選手がトップでゴールします。大勢のアマチュア選手も次々と完走しその中にはビリー警視正もいました。
キャロルからサポーターを手渡されたトミーは「会いたいからわざと忘れたんだ」と笑います。
犠牲者
観客席で爆破が起こりトミーは何事かと近付こうとすると少し離れた場所で二度めの爆破が起こりました。
無線で報告したあと負傷者が多数いるのを確認し医療班をゴール地点へ呼ぶとキャロルを見付けます。
運良く妻には怪我なく同僚に頼んで家まで送らせました。
何も知らないランナーがやってくるので封鎖させると爆発から47分後FBI捜査官やマサチューセッツ州知事が現場にやってきます。
デローリエFBI特別捜査官は10ブロックにわたり封鎖し遺体に残った破片は手掛かりになるため動かすなと命じます。
そしてテロだと断定し大規模な捜査本部をブラック・ファルコン・ターミナルに設置しました。
市民からの情報提供を求めるが1分で1万2千通のメールが届く状態でパンクしてしまいます。
ボストン医療センターに運ばれた28歳ジェシカ・ケンスキーは膝から下を切断せざる得ない状態でした。
一方、ベス・イスラエル病院に運ばれたジェシカの夫であるダウンズは血管は繋いだが血が通っていないので足を切断していました。
捜査本部に到着したトミーは現場にいなかったFBIが仕切ることに納得できなかったが重要なのは目撃者なので病院で被害者から話を聞くべきだと訴えると受け入れられます。
病院で聞き込みを開始したトミーは手術を終えたジェシカの父親から娘の夫ダウンズを捜してほしいと頼まれます。
トミーは一度帰宅すると集まった親族にどうなってるのかといろいろ聞かれるがすぐに着替えて出なくてはいけないため帰れと訴えます。そして自分がサポーターを届けるようお願いしなければ危険な目に遭うことはなかったと妻に謝罪しました。
二人組の犯人
分析班が映像をチェックしていると白い帽子の男が観客の中で1人だけ爆破する方向を見ているのに気付きます。
デローリエから現場付近に詳しい理由で呼ばれたトミーは再現されているボイルストン通りを見て通りそうな店を言っていくと近くの監視カメラにはっきり映っていました。
そして白い帽子の男をさかのぼって分析していくとステーキハウスでサングラスに黒い帽子の男と一緒にいる姿が映っていました。
顔認証システムにはヒットせず公開するべきだと意見が出るが無実でイスラム教徒なら大変だと反対意見も出ます。
爆発から73時間後、テレビ局が2人の容疑者の写真を入手したと情報が入りデローリエはオバマ大統領が街を離れたら先に写真を公開すると決定します。
通報
爆発から78時間後、マサチューセッツ大学に通うアジア人女性リーの恋人ショーン刑事はパトロール中に射殺され銃を奪われます。
目撃情報によると逃げた2人は白人男性で黒い服、1人は最初から銃を持っていた事が分かります。
爆発から80時間後、中国人ダン・マンは購入したばかりのメルセデスベンツで恋人にメールしていました。
手を貸してくれとノックする男がいるので窓を開けるといきなりロックを外され助手席に入り込んできました。
2人の男にカージャックされたダン・マンはウォータータウンのガソリンスタンドで隙を見て逃げ出し通報しました。
現場に駆け付けたトミーはカージャック犯は自分たちがマラソンの爆破犯だと名乗り次はニューヨークで爆弾を使うと話していた事を聞きます。
ベンツにはGPSがついておりダン・マンは7桁の追跡番号を暗記していました。
ローレル通りでベンツを発見し尾行していた警官が発砲されます。銃撃戦となると犯人は爆弾を投げ込んできました。
ウォータータウン警察巡査部長のジェフやトミーは無線を聞いて現場に駆けつけます。
ジェフが冷静に回りこんで発砲すると犯人の足に命中し、トミーが駆け付けるとジェフが犯人にタックルしていました。
残された犯人は警察に殴りつけられる犯人を轢きながら現場から逃走しました。
トミーはベンツがローレル通りを東へ逃走したと連絡し追うが犯人と間違えられ発砲を受け車が動かなくなります。
トミーは走って追うとベンツが乗り捨てられていました。
爆発から82時間後、負傷した犯人は病院に運ばれ死亡するが指紋採取しタメルラン・ツァルナエフだと判明します。注意人物に名前があり妻と弟と同居している事を突き止めます。
タメルランの妻キャサリンを発見したらその場で逮捕するよう全捜査員に伝わります。
爆発から89時間後、街での商業活動は全て中止となりウォータータウンと近辺の住民は外出を禁止にします。
結末/パトリオット・デイ
白い帽子の男の携帯に着信があり発信地であるマサチューセッツ大学に突入するが友人がゲームをしていただけでいませんでした。
白い帽子の男はタメルランの19歳になる弟ジョハルで大学内で大麻を売っていた情報を入手したころキャサリンが逮捕されます。
爆発から93時間後、尋問が始まるがキャサリンは質問には答えずイスラム教徒の女性には結婚には戦いと服従の2面があるが2つの主人、夫と神に愛を捧げると言いました。
爆発から100時間後、庭に置いてあるボートの中に不審な人物がいると通報がありトミーはフランクリン通りに駆け付けます。
銃を構えながら近付くトミーは血痕を見付け犯人がいるのを確認します。FBIの人質救出班が閃光弾で数発の威嚇射撃をするとジョハルが降参して出てきました。
爆弾犯の逮捕にボストンの市民が大勢街に出て歓声を上げました。
メジャーリーグのレッドソックスはユニホームに本拠地であるボストンの名を入れたユニホームを着ます。
ボストン市長や州知事、ボストン警視総監に警視正、FBI特別捜査官などがスタジアムに足を運び、オルティーズ選手は感謝を伝え「ここは我々の街だ。強く生きよう」とマイクで呼び掛けました。
ジョハル・ツァルナエフは死刑を宣告され現在は刑務所で控訴を待っている。また彼のクラスメイト3人は捜査妨害の罪で刑務所行きとなりました。
捜査当局は今でもキャサリンの関与について調べています。
足を切断したダウンズとジェシカは最悪の経験だが多くの人からの助けと気遣いを受けられ元気になる事が恩返しだと言います。
事件から2年後、ダウンズは走る練習を始め爆発があったボイルストン通りを走り見事完走を果たしました。
(他にも負傷した被害者の力強いメッセージがあります)
人々が結束し共に前進する精進を与えることになった。
悪と戦う武器は愛だ!
亡くなった人の写真が流れます・2013年没
1983年生クリストル・キャンベル
1989年生ルー・リンツィ
1986年生ショーン・コリアー巡査
2004年生マーティン・リチャード
2013年4月の事件で負傷した被害者と助けた人たち、勇気ある警官と捜査官にこの映画を捧げる。