映画「ポルト」ネタバレ感想/情熱的に激しく求め合ったあの一夜は一生もの

 

作品情報・キャスト

ポルトガルの第二の都市ポルトでアメリカ人青年ジェイクは孤独な日々を送ってしました。昼間に考古学調査の発掘現場で出会った年上の女性マティと再会し引っ越しを手伝うと情熱的な一夜を過ごすが・・・。

監督=ゲイブ・クリンガー◆ジェイク(アントン・イェルチン)マティ(リュシー・リュカ)マティの母親(フランソワーズ・ルブラン)ジョアン(パウロ・カラトレ)

 

ネタバレあらすじ

  ポルト

(ジェイク)

ポルトの地で臨時雇いの仕事をしながら孤独な日々を送っていたアメリカ人ジェイクはレストランの前で立ち止まり26歳の時に出会ったフランス人マティとの会話を思い出します。

ジェイクは仕事が嫌いで野心はなく趣味は読書でたまにクラブ音楽を聞きに行く退屈な人生だと話します。
マティは考古学で古典作品をいろいろ学び講義を担当していた既婚者の教師と親密になりました。離婚するから結婚しようと言われ彼と一緒にポルトにやってきたが自由が大切なんだと思い悩んでいました。

 

出会いは発掘現場と電車で見かけカフェに行けば再会出来るような気がして足を運んだ事でした。32歳になるマティも不思議と再会できる気がしてカフェにやってきたのです。

その晩、マティの新居で2人は情熱的に激しく体を重ねました。

「言葉を交わす前から互いに心が読めた。うまく行くに決まってる」

翌朝、目覚めるとマティの姿はありませんでした。引っ越したばかりであるためジェイクはダンボールを開け棚を組み立てたりしているとマティが帰ってくるがジョアンと名乗る男性と一緒でした。
ジェイクは彼女が話していた教師だと気付きます。仕事や2人の馴れ初めを聞かれたがジェイクは関係ないだろうと言い放ちます。

 

電話をしても出てくれないのでジェイクは愛犬を連れて彼女の家の前で待ちます。
マティの姿をみたジェイクは嬉しさのあまり抱きつきます。
「素晴らしい夜だった」と伝えるとマティは「私も」と答えるが「出掛けるから帰って」と突っぱね出て行ってしまいます。
ジェイクは「寂しいんだ、そばにいてくれ」と強引にキスをするが彼女が嫌がるためつい引っ叩いてしまいます。

初めて幸せを感じていたジェイクはあの夜の事を信じたい一心で執拗にドアを叩いて迫るが彼女に通報されてしまいます。

ジェイクは警官から「二度と彼女に近付くな、彼女は会わないと言っている」と聞かされました。

 

( マティ )

娘を授かり育児に追われていたマティだがジョアンとの関係は既に壊れており離婚していました。

親権は自分にあるのにも関わらずジョアンはルールを破り娘に会いにきます。

気分転換にパリで一人暮らしする母親を訪ねると「幸せそうに見えないわね」と言われます。
酒にタバコが好きな母親は今でも孤独が嫌で誰かを求めているが「私と似ているから1人になると後悔するわよ」と言いました。

 

ポルトに戻りレストランの前で立ち止まったマティは発掘現場と電車で見かけカフェに行けば再会出来るような気がして出会った26歳のアメリカ人青年ジェイクを思い出します。

あの時、ジェイクは父親は外交官で姉と自分が高校生の時にリスボンに着任したと話していました。再度移動が決まったが姉は今の旦那と付き合っていたので引っ越さないと決め家族に亀裂が走りジェイクは父親の仕事は面白くないし両親は見せかけだけの夫婦だと思っていたので姉と一緒に残りました。

マティは「目の前にやるべき事がたくさんあるのに出来ないと分かっている」と話し心を病んでいた事を打ち明けたのです。

 

(マティとジェイク)

カフェでタバコを吸っていると予感通りジェイクがやってきた事でした。

ジェイクが近寄ってきたのでマティは「私とよそへ行かない」と誘い路上でキスを交わしました。

ジェイクは新居への荷物運びを手伝います。休めば?と言われるがジェイクは「さっさと運び終えたい」と何度も往復して荷物を運びます。

そして、

2人は情熱的に激しく何度も体を重ねました。

「言葉を交わす前に互いに心が読めたんだからうまくいくに決まってる」

 

夜中2時でも開いているレストランに行き食事を摂ります。

ジェイクは仕事が嫌いで野心はなく趣味は読書でたまにクラブ音楽を聞きに行く退屈な人生だと話します。

マティは考古学で古典作品をいろいろ学び講義を担当していた既婚者の教師と親密になりました。離婚するから結婚しようと言われ彼と一緒にポルトにやってきたが自由が大切なんだと思い悩んでいました。

マティの新居まで歩いて帰る途中、ジェイクは「愛している」と伝えると彼女も「愛しているわ」と答えます。

ジェイクが朝目覚めると彼女の姿はなく「何でも食べていいわ、本気で言ってるのよ」とメモがありました。

すると朝食を買って戻ってきたマティはコートを脱いでベットに入ってきました。

2人は言葉を交わさずひたすらベットの中で見つめ合いました。

 

感想

はっきり言って面倒な映画製作だなと思いました。

ジェイクとマティが思い出す場面が違うのが面白いのかも知れないが過去と現在が行き来して最初は何が何だか分からなかった。

あの晩のことは本当に会話もなしにマティの新居で激しく体を重ね、そのあとレストランに行っていろいろ話したわけですが、そんなに2人にとって必要だったのでしょうか。

思い出の一夜を強調したいならそれなりのストーリーが欲しかった気がする。

 

 

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