作品情報・キャスト
全米ベストセラー小説を豪華キャストで映画化。
若手社員のアダムは会社の経費を使ったのがばれてしまい経営者ワイアットからライバル会社に潜入し新商品の情報を探れと命じられる。
ネタバレあらすじ/パワー・ゲーム
世界的なテクノロジー企業であるワイアット社に希望を胸に入社したアダムだが6年経っても結果が出せず初任給のままでした。
4ヶ月練った傑作をプレゼンに持ち込んでもブランド戦略を話す場だと話も聞いてくれずアダムは「何のために若者を社員に?社長は消費者をわかってない」と言い放ちます。
アダムは腹いせに会社の経費をチームであるケヴィン達に飲み代として使い豪遊するがあっさりバレてしまいワイアット社長に呼び出されます。
アダムは首を覚悟するが「君を金持ちにしてやる。仲間も再雇用する」と言われ、ライバルのアイコン社にスパイとして潜入しろと命じられます。
「潜入で50万、情報を盗めたら株で100万渡す」
アイコン社の雇用担当幹部トムの心を掴めと言われアポを取るが彼の隣には豪遊した時に一夜を共にしたマーケティング部長エマがいました。
なんとかうまくやり破格の条件で雇われるとワイアットから高給な住まいを与えられます。
さっそくプレゼンが決まり、アダムは3DPSを使えば何階にいるかまで分かると気付きケヴィン達に連絡を入れます。
「SNS用としては無価値だが軍でなら最適だ」
アイコン社は国防総省にも援助の打診をしアダムは上出来だと評されゴダード社長のパーティーに参加するようお呼びがかかります。
「君はワイアットに似ている。よく移れたな」
ゴダード社長から言われたアダムは「モメましたよ」と返し、息子を亡くしたゴダードに自分は7歳の時に母親と死別していると話します。
エマと親密な仲になったアダムは彼女がシャワーを浴びている隙にパソコンから情報を手に入れます。
帰宅するとワイアット社を5年間調べているFBI捜査官が待っており「君と同じようにアイコン社へ転職した者が不審な死を迎えている」と聞かされます。
クビ寸前だったアダムがアイコン社で幹部になれるのは不自然であり目を覚ませと忠告されるがアダムは協力を断ります。
ワイアットにデーターを渡し「降りる」と伝えると「実際に触れて確かめたいんだ。君が降りるのは私が許可した時だけだ」と言われます。
「断れば僕も殺されるのか?」と強気に言い返すがワイアットは父親を人質に取っていました。
下準備としてエマの指紋を手に入れろと言われたアダムは彼女が使っていたスプーンを盗むが与えられた家も隠しカメラで監視されている事を知ります。
「早くしろ、モタモタしてると友人か女を殺すぞ」
家の中の隠しカメラをすべて破壊し携帯の充電器の裏に取り付けられていたチップも外します。
友人のケヴィンが轢き逃げされたと知らせを受けたアダムは父親を外に呼び出して見張られている事を伝え謝罪します。
「FBIに助けを求めろ。刑務所に入っても殺されるよりいいだろう」
アダムは迷いながら帰宅すると部屋が綺麗に元に戻っていました。外に出るがどこへ行っても誰かしらに尾行されていると気付き走って逃走するが挟み撃ちに遭い銃を突きつけられ「エマの携帯を今日中に手に入れろ」と言われます。
エマの家を訪ねたアダムはすべてを打ち明けようとしたが会話が聞かれていると疑い話せません。
辛そうな表情をしているせいかエマから抱き締められます。
夜中、彼女が寝ている隙に携帯を盗み出しアイコン社でデーターを確認するが社にいないエマの指紋を使って金庫室に入った事で停電となります。
「現行犯でアウトだな」とゴダードが姿を現します。
ゴダードはワイアットは買収より倒産を選ぶと予想していた矢先に野心に溢れるアダムが現れたので最初から怪しいと疑っていました。
アダムがワイアットとやりとりしていた会話やメールは既に記録されていました。
「株を私に売らなければ証拠をFBIに渡すと伝えろ」
結末/パワー・ゲーム
家に帰るとエマが待っていたので来たらダメだと忠告します。
新商品開発中の情報を盗むために利用されたと既に把握しているエマから「振る舞いなど…すべてが嘘だったの?」と聞かれたアダムは「すべてじゃない」と伝えます。
轢かれたのはすべて自分のせいだとケヴィンに謝罪し、連中と同じ方法でぶちのめしてケリを付けると伝えます。
ワイアットの食事の席に現れたアダムは「あなたの失脚で終わる。あんたを罪に走らせるゴダードの罠だった」と伝えます。
ワイアットは何を調べても自分は無関係で証拠も何もないと言い張るがアダムは「あんたが知っているゴダードの情報はすべて嘘だ」と教えます。
ワイアットが今一緒に食事を楽しんでいる側近のジュディスがスパイだったのです。
アダムはワイアットと共にゴダードを訪ねます。
「ワイアット社の株を半値以下ですべて渡せ」
言い争ったあと勝ち目はないと思ったワイアットはサインして肩を落とし去ります。
そとに出たワイアットは逮捕され勝ち誇っていたゴダードも詐欺と産業スパイ、司法妨害とインサイダーで逮捕されました。
アダムはケヴィン達の協力を得てワイアットとゴダードの会話をすべてリアルタイムでFBIに流していたのです。
アダムは協力のおかげで不起訴になります。
近道はないと学んだアダムはケヴィン達とブルックリンに会社を立ち上げるとエマが訪ねてきました。
アダムは誘いの通知を何度も届けておりエマはアダムの会社とは知らずに来たのです。
今までアダムからの電話は無視していたエマだが愛する気持ちだけは本当だったのだと信じます。
2人がキスを交わして映画は終わります。
感想
ワイアットとゴダードは元同僚で友人関係だった。
ワイアットはゴダードに使いっぱにされている事に嫌気がさし独立して成功したが業績が悪くなると打開策としてゴダードの新開発商品を盗もうと産業スパイを送り続けていた。
しかしゴダードの方は既にスパイを潜入させていたのでワイアットの行動を把握しており株をすべて手に入れるために産業スパイの証拠を集めていた。
なんか共感できないとゆうか子供の喧嘩みたいですね。互いの能力を認めているのにただ困らせたかったわけですね。
アダムに限っては医療費が払えず母親を亡くしたので近道して金を手に入れられるようになりたかった気持ちは理解できます。