作品情報とキャストの紹介
記憶を失って目覚めた男は持っていた身分証から自分の名前がリアムだと知り助けを求めるが鳥や動物、人間の死体ばかり目にする。
自分の半径15メートル以内に近付いた命が失われると気付く何故か無事でいられる女性と出会い彼女と一緒にいると効果が消える事が分かり行動を共にするが・・・。
ネタバレあらすじ/ (a)adius ラディウス
交通事故で記憶を失くしたリアムはウッドモア郡の道路を彷徨っていると一台の車がやってくるのを目にします。
助けを求めるとウィンカーが点滅し近付いてきてくれるが、運転手が急に白目をむいて死んでしまったためリアムは向かってきた車を咄嗟に避けます。
そして警察に通報し「名前は?」と聞かれたリアムは記憶を失くしているためポケットに入っていた身分証を確認し「リアム・ハートウェル」だと答えました。
その時、頭上からカラスの死骸が落下してきたためリアムは危険なウイルスだと思いレストランに駆け込むと客や店員は白目をむいて死んでいました。
リアムは口元を押さえ森の中を移動すると一軒家を見付け助けを求めます。
応答がなかったので裏口の窓を割り侵入するが留守電を確認すると造園業者の自分の家だと分かります。
外で仕事している男性を目撃したリアムは窓を叩き「外は危険だから家に帰れ」と文字にして見せるが何事かと近付いてきた男は白目をむいて倒れました。
ニュースを見ると何故か自分が行った場所で事件が起こっており家の周りにいた動物も次々と死んでいきます。
リアムは自分に近付くと死んでしまうのだと気付き始めます。
警察官が訪ねて来るが近付いたら犠牲となってしまうためリアムは数メートル距離をとり様子を伺います。すると白眼をむいた鳥の死骸があるのを見付けた警察官はすぐに去って行きました。
事故に遭った悪夢を見てリアムは起き上がります。
すると”名無しのジェーン”と名乗る女性が「話がしたい」と訪ねてきます。
「死んでしまうから近付くな」と必死に訴えるリアムだがジェーンは何故か無事で「事故の時に同乗していたの」と言いました。
ジェーンもリアムと同じように記憶を失くしていて車の持主を警察で教えてもらい訪ねてきたのです。
リアムはスミスバーグ・オークデール橋で車に乗せた映像が蘇り彼女と一緒にいると異変な起きないことに気付きます。
リアムとジェーンはスミスバーグ・オークデール橋に行くことにします。
2人して橋を歩いてみるとジェーンはリアムと一緒に川に紙のような物を投げ込んだ事を思い出すが何を意味するのか分かりません。
事故現場に行ってみると円状に焼けておりリアムは雷に撃たれたのだと気付き、その日は雨が降っていた事を思い出します。
リアムは雷に撃たれてから何故か自分に近付くと吸い取るように命を奪うのだとジェーンに話しました。
ジェーンは自分が危険な目に遭うと思い去ろうとするがリアムに職質を掛けてきた警官が白眼をむいて死ぬのを目撃します。
リアムは「君が近くにいれば異変は起きない」と説得し再び一緒に行動します。
リアムは頭の検査でもすれば何か分かるかもしれないと思いジェーンとともに離れた街の病院に行きます。
検査の結果、正常ではあったがリアムに近付いた警官や家の前の畑で死体が発見された事で危険人物と断定され警察官がやってきます。
ジェーンは逃げる際に行方不明者のチラシを目にし「もう手遅れだ」と川に投げ込んだ紙と同じだと思い出すが顔写真は自分でした。
警察はリアムと一緒に逃走した女性はローズ・デアウッドで夫は地元の店舗経営者サムだと発表しました。
自分の名前はローズだと知った彼女はサムに会えば何か思い出すかもしれないと言います。
一緒に行ってくれと頼まれたリアムが運転して向かうとサムはローズを見て驚きます。
2人の話が信用できないサムは妻が洗脳されたんじゃないかと疑うがリアムはローズに離れてもらい鳩が白眼をむいて死ぬのを見せて信用させました。
サムの店の倉庫で匿ってもらうと自分の顔写真が載る行方不明のチラシを見付けるが名前はリリー・グレイソンになっていました。
失踪して1年経つリリーはローズの双子の姉でありチラシはローズが自分で作ったものだとサムから知らされます。
ローズは姉を捜していたが手遅れだと分かり涙を流しながら川に紙を捨てました。
悲しみに暮れるローズは橋から身を投げようとしたがリアムに「この高さなら死ぬ事はできず車椅子生活になる」と話しかけられたのです。
ローズは橋で始めて出会った事を思い出し「あなたは命の恩人だった」とリアムに伝えました。
リアムは「周囲に誰もいない湖がある別荘があるんだ」と話しながら運転していた事を思い出します。
リアムとローズはここにいたら誰か犠牲になるかもしれないと思い地図で確認し別荘がありそうな湖に向かおうとするがサムが通報したため警察に捕まってしまいます。
しかし2人の距離が離れたため警察官や何事かと集まってきた地元住民が次々と白目をむいて倒れて行きました。
結末/ (r)adius ラディウス
リアムとローズは車を走らせると湖が広がる別荘に到着します。
散歩に出たリアムは湖でボートに乗っているとすべてを思い出し、自分のしてきた事を信じられないと思います。
一方、別荘の暖炉の中からファイルを見付けたローズは取り出すとそこには行方不明者のリストがコレクションされておりその中にリリーの名前もありました。
そして最後のページには自分の名前が書かれていました。
ローズは思い出します。
橋の上で助けられたローズはリアムの車に乗ると何も話してないのに「姉妹を失ったんだな」と言われ犯人だと気付きました。
喫茶店に行くよう促すがリアムに襲われると身構えていたローズは注射器を手にするリアムに抵抗しました。
この時に事故に遭ったのです。
ローズは逃げようとするが「どこへ行っても彼女は見付からないぞ」と言われ復讐するために向き合うが雷に撃たれ2人とも記憶を失くしたのです。
急いでリアムはボートを漕いで別荘に戻るがローズがライフルを構えます。
ローズは姉がいる場所に案内させようとするがテロリスト容疑がかかるリアムを捕まえようとする者達に囲まれてしまいます。
リアムは距離を取ると次々と白目をむいて倒れていくが一発の銃弾がローズに命中してしまいます。
リアムはローズを病院に連れて行きます。そして距離をおくと周囲の人達が死んでしまうため自らの頭を銃で撃ち抜きました。