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<ネタバレ・あらすじ>映画やドラマ、小説などのネタバレになります。

「 ラストレシピ ~ 麒麟の舌の記憶 ~ 」< ネタバレ・あらすじ >愛情など料理に必要ない!絶対味覚の料理人に想いは届くのか?!

 

 

~注意~

●これから邦画・洋画・ドラマをご覧になる方は、

内容・結末を知る事になりますのでご注意くださいませ!

 

 

 

 

ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~ Blu-ray 豪華版(特典DVD2枚付3枚組)

 

監督=滝田洋二郎

 

佐々木充(二宮和也)

柳澤健(綾野剛)

楊晴明(笈田ヨシ)(兼松若人)

山形直太朗(西島秀俊)

山形千鶴(宮崎あおい)

三宅太蔵(竹野内豊)

鈴木太一(大地康雄)

 

  < ネタバレ あらすじ >

ラストレシピ ~ 麒麟の舌の記憶 ~

 

両親を亡くし施設で育った佐々木充は兄弟同然に育った柳澤健に自分の才能に気付かされ一緒に料理の世界に飛び込み起業します。

世界の食通を楽しませてきたが麒麟の舌(一度食べたら絶対に忘れない)と呼ばれるほど絶対味覚の持ち主である充のレベルに従業員は誰も追いつけず失敗して多額の借金を抱え込んでしまいます。

店を閉めてから5年後の2002年、

今では料理の情熱を忘れかけているがすべての味を再現できる特技を活かし「人生最期に食べたい料理」を再現して依頼人から100万を得る仕事をしています。

そんな充は中華料理界の重鎮とされる楊春明から300万出すと依頼があり北京まで飛ぶと日本人シェフが考案した伝説のフルコース大日本帝国食彩全席を再現して欲しいと言われます。

レシピは日本の料理人である山形直太朗と共に楊が作ったと知り「だったら自分で料理すればいい」と伝えると「私の手元にないし書き換えられているらしい」と言われ頭金300万を出されます。

 

成功報酬5000元と言われた充は帰国し山形直太朗の人生を辿るため宮内庁に足を運ぶと昭和8年に退職していた事が分かります。山形が退職した日に入所した辰巳金太郎を訪ねると15年前に亡くなっていたがそこの料亭の豚の角煮は山形の味を再現したものでした。

辰巳の妻から、山形は奥さんの千鶴と共に満州から戻らなかったが山形の助手として一緒に行った鎌田正太郞は戻ってきて現在山の中で料理店を営んでいると知らされます。

戦後、満州で何があったか誰に聞かれても頑なにしゃべらなかったと聞き充は訪ねていくと既に辰巳妻から話が伝わっていました。

 

「レシピはここにはないがどうやってレシピが生まれたかは話せる」

 

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1933年・満州。

新しい国・満州に行ってくれと国に命じられた鎌田は山形の助手として哈爾浜ハルビン関東軍司令部に行きました。

関東軍司令部付特命分室長の三宅太蔵から「あなたの任務は天皇陛下が行幸される日にお披露目する世界に残る献立(大日本帝国食彩全席)を極秘に作る事、費用はいくらかかっても構いません」と山形は言われます。

軍の関係者しか来ない普通の食堂厨房の更に奥に秘密厨房が用意されていました。そこには満州国皇帝の料理長だった伯父の元で料理を習っていた若い楊晴明がいました。

楊は「日本人が満漢全席を超える料理を作れるわけない」と馬鹿にし自分の腕前を見せつけるため昼飯を作ってやるが山形は一度食べただけで同じ味を再現しました。

山形は一度食べた味は絶対に忘れない「麒麟の舌」の持主だったのです。

 

満漢全席とは清朝の料理で満州族が仲良くする意味を込め漢民族の料理を多く取り入れたものだが山形は世界中の人が喜ぶ料理を作りたいのだと言いました。

五族協和の理想を抱え料理を作り続ける山形に対し三宅はこの調子でどんどん作って欲しいと褒め称えました。

しかし、現在の充と同じように麒麟の舌の持主である自分のレベルに助手は付いてこれませんでした。

料理は進化し続けるのでもっと上を目指さなければと焦る山形を見ていた妻の千鶴はレシピがさっぱり分からないと思い日頃から撮っていた写真をレシピに張って分かりやすくすると助手はそれを見て勉強していくようになります。

レシピは日本の四季の流れを取り入れ112品目用意すると山形は決めました。

 

山形は新京に食材探しに出かけ誰も食べたことのないような最期に相応しい料理作りに頭を悩ませます。

妊婦の千鶴は体調があまりよくないが「何か手に入れる時は何かを犠牲にしなければ」という考えがあるためほっとかれても仕方ないと思います。しかし山形があまりにも自分1人で抱えているため「民族融合の料理を作りたいのに目の前にいる楊さんや鎌田さんすら信用していない」と言い放ちます。

自分のことしか信用できない人が世界の人を喜ばせる料理を作れるはずない。

そう言われた山形は反省するが千鶴は女の子を出産して亡くなってしまいました。

山形は初めて千鶴に作って喜んでくれた料理をいつでも再現できるのにあれから一度も作っていなかった事を思い出します。作り出すと楊と鎌田も手伝いだし「美味しい」と涙を流しながら口にします。

 

 

まるで自分の事を言い当てられているような気分になっていた充だが「それから偽りとも知らず山形さんはレシピ作りに専念した」と鎌田に言われ何があったのか聞くと哈爾浜ハルビンのスラバホテルホテルオーナー・ダビッド・グーデンバークを訪ねるよう言われます。

充は自分にしか出来ない気がして哈爾浜スラバホテルを訪ねるとダビッドが日本語話せるので驚きます。

山形と親しかったのはダビッドではなく父のヨーゼフでした。

 

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1937年 哈爾浜ハルビン

4歳の娘・幸と手を繋ぎ晩餐会が開かれるスラバホテルに出かけた山形はオーナーのヨーゼフに挨拶されます。その隣には8歳のダビッドがいました。

ヨーゼフはナチスだけでなく日本人も嫌いだったので晩餐会のレシピは我々ロシア人だけでいいと冷たい態度をとるが山形の作った餅が入ったロシア料理に感動します。

交流会は大成功をおさめヨーゼフは山形を褒め称え親交を深めます。

 

大日本帝国食彩全席のレシピは完成していたが山形は料理は進化するからレシピ作りは終わらないと言いました。

ある日、山形はヨーゼフを訪ね「あなたしか信用できないからレシピを預かって欲しい」とお願いしました。

満州国には中国共産党のスパイがあふれており三宅から楊もスパイだと知らされた山形は大日本帝国食彩全席の事を共産党の仲間に話し続けていたと激怒し楊に怒りをぶつけ追い出したのです。

 

亡くなった父親から山形のレシピを預かっていたダビットはようやく手渡すべき人を見つけ北京の国賓館の料理長になっていた楊に渡しました。

山形はレシピを楊に渡すよう手紙を残していたのです。

 

 

充は楊を訪ね「あなたが共産党のスパイでレシピはあなたが持っている事まで分かりました」と言い放ちます。

楊はレシピは持っていなかったが山形からの手紙を持っていました。

山形が楊を追い出したのは理由があったのです。

陛下へのお披露目が決まり喜ぶ山形だったが「陛下が口にする事はないが料理に毒を盛ってもらいたい。暗殺しようとした事が明るみになればいい」と三宅から言われます。

三宅が楊を助手として用意させたのは犯人になってもらうためであり独立の第一歩として皇帝を追い出すために「満州国皇帝が楊を使い陛下を暗殺しようした」とでっちあげ関東軍は批判をおさえようとしたのです。

断る権利はないと三宅から脅された山形はそれだけでなく助手の鎌田も自分を見張る任務を受けて助手として同行していた事を知らされます。

 

楊を助けるために追い出した山形だったが「逃がしても犯人だという事には変わらない事が分からないのか」と三宅に言われレシピがあるかぎり楊は命を狙われるのだと気付きます。

山形は大切な人に想いを伝えるために半月かけてレシピを作り直しヨーゼフに託します。そして娘の幸を食堂の鈴木料理長に頼み陛下に料理を作ったあと三宅の前で大日本帝国食彩全席のレシピを燃やしました。

「人殺しのためにレシピを使わせません。それに毒を盛るメニューなどありません」

山形は「これ以上あのレシピで誰も不幸になって欲しくない。どうか料理を続けてくれ」と助けようとしてくれた鎌田に言い残し三宅に射殺されてしまいました。

 

終戦後、鎌田と楊は山形の娘・幸に会いに行くと鈴木料理長と再会します。

ロシア軍の侵攻を受けながらも鈴木料理長は幸を守り、帰国した日本で娘のように育てていたのです。

幸は料理人と結婚したが病気で亡くし3歳の男の子を育てていました。

山形の手紙とレシピを幸に渡し2人は謝罪しました。

幸はレシピを元に店を始め、楊たちは山形の想いを繋げるために手伝いました。

店は繁盛するが隣の火災で店が巻き込まれてしまい幸はレシピを守ろうとしてそのまま亡くなってしまいました。

 

充は幼い頃に燃える店に入って行った母親を思い出します。

充は幸の息子だったのです。

楊は幸が守ったレシピを鈴木料理長の息子の太一に託しました。

太一は児童養護施設「すずらん園」の園長を務めており3歳だった充を預かったのです。

 

レシピを探させるよう仕向けたのは楊でも鎌田でもなく兄妹のようにして「すずらん園」で育った柳澤の計画でした。

園長が死んで手紙を読んだ柳澤は葬儀に出席した楊たちと出会い、誰も信用せず1人で借金を背負い料理の情熱を忘れてしまった充に園長の想いや山形の想いを知ってもらいたいと思ったのです。

レシピを渡すだけでは想いは伝わらないと思い探させたのです。

 

園長が死んでも顔を出さなかった充は柳澤と一緒に「すずらん園」に行きます。

充にとっては20年ぶりとなります。

料理人になるのをずっと反対されていたがそれは「人を不幸にするレシピ」だと園長は思ったからです。しかし結局料理人となり人を信用できなくなった今の充にはレシピが必要だと園長の手紙には書かれていました。

レシピを手にした充は祖父や祖母、母親、そして周りの仲間の想いを感じ1人ではないのだと受け止めます。

レシピの最後には母親が記録した充の大好きなビーフカツサンドが書かれていました。

山形が初めて千鶴に食べさせたのはビーフカツであり、幸は思い出深いビーフカツをサンドにして充に食べさせていたのです。

「愛情」で料理の味なんて変わるわけないと思っていた充はビーフカツサンドを食べて「うまいな」と涙を流しました。

 

 

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