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「コーヒーが冷めないうちに」<ネタバレ・あらすじ>現実は変わらなくても過去に戻って会いたい人はいますか(キャスト・感想)

邦画ファンタジー

 

2017年本屋大賞にノミネートされた川口俊和の小説「コーヒーが冷めないうちに」と続編「この嘘がばれないうちに」をもとに塚原あゆ子が映画化。

時田数が働く喫茶店「フニクリフニクラ」には望んだ時間に戻れる都市伝説があり噂を聞きつけ様々な人がやってくるファンタジードラマ。

◆時田数(有村架純)従兄弟が経営する喫茶店で働いているが・・・

◆新谷亮介(伊藤健太郎)数に惹かれていく常連客の大学生

◆清川二美子(波瑠)独身キャリアウーマン

◆賀田多五郎(林遣都)アメリカに旅立つ二美子の幼馴染み

◆髙竹佳代(薬師丸ひろ子)若年性アルツハイマーを患っている

◆平井八絵子(吉田羊)スナックを経営

◆房木康徳(松重豊)佳代を優しく見守る彼女の夫

◆謎の女性(石田ゆり子)過去に戻れる席にいつも座っている女性

< ネタバレ・あらすじ >

コーヒーが冷めないうちに

過去に戻れるフニクリフニクラ 

従兄の時田計が経営する喫茶店「フニクリフニクラ」で働く時田数。

この喫茶店には決まったある席に座ると過去に戻れる都市伝説があり様々な人が噂を聞きつけやってくるが面倒くさいルールがある。

①過去に戻っても現実が変わるわけではない。

②過去に戻っても喫茶店からは出られない。

③過去に戻れる時間はコーヒーを注いでから冷めてしまうまでの間だけであり冷めないうちに飲み干さなければならない。

④席に座れるのは先客が席を立ったときだけ。

⑤喫茶店を訪れた事のない人には会えない。

 

常連客・謎の女性

独身キャリアウーマンの清川二美子は都市伝説の噂を聞きつけ喫茶店にやってきます。

一週間前に幼馴染みの賀田多五郎からアメリカに行くと告げられ「どこにでも行ってしまえ」と言い放ってから喧嘩別れをしてしまった事を悔やんでいるのです。

数は「過去に戻っても五郎がアメリカに行くことは変わりませんがそれでも良ければ望んだ時間に戻れます」と伝えます。

過去が変われば未来は変わるのではないかと不満を抱えながらも二美子は決心して「決まった席」で読書する女性に席を変わってくださいとお願いするが彼女は微動だにしません。

「聞こえてますよね」と女性に触れると何故か息が苦しくなり窒息しそうになって手を離します。

常連客であるスナック経営者の平井八絵子と大学生の新谷亮介は「幽霊です」と言います。

数から「触ろうとすると窒息しそうになります。呪いです。たまにトイレに立つのでその隙に座ってください」と教えられると二美子は幽霊なのにトイレに行くのか思いながらも待つ事を決めます。

昼食を終えた八絵子は帰ると、同じように幽霊が立つの待っていた若年性アルツハイマーを患っている高竹佳代は迎えに来た夫である房木康徳に連れられ帰って行きました。

 

過去に戻るお客様たち

二美子は幽霊が座っていた席に座ると「注いでからコーヒーが冷めるまで戻れますが、過去に戻って冷める前に飲み干さないと幽霊になります」と数から忠告されます。

座っていた幽霊はコーヒーを飲み干さなかったのだと気付くと「亡くなった旦那さんに会いに行ったが時が経つのを忘れてしまったんでしょう」と数は言いました。

二美子は決心し数がコーヒーを注ぎ入れると一週間前に戻ります。

彼氏と別れたときに「俺が偶然にも彼女いなかったら結婚しよう」と言われた事に対して期待していたのに呼び出しといてアメリカに行くはないんじゃないかと本音をぶつけます。

五郎は「彼女に振られた」と言うがコーヒーを飲み干していた二美子はなんで早く言わないのと訴え現在に戻ってしまいます。

幽霊が戻ってきたので慌てて席を立ちます。過去に戻っても変わらないと言われていた二美子は「これからのことは?」と聞くと「未来はまだ訪れていませんからお客様次第だと思います」と数は答えます。

二美子は「アメリカに行く」とメールすると「待ってる」と返信がありました。

 

房木はいつものように妻を迎えに来たが佳代は逃げるように店を出て行ってしまいます。家に帰り妻を寝かすと房木は会計するため店に戻ります。

たまには1杯どうかと誘われた房木は記憶力がありツアーガイドをしていた佳代がアルツハイマーになってから介護士に転職した事を話します。

2年前ぐらいから妻は旧姓の高竹と名乗るようになったので戸籍上は夫婦であるが房木は「高竹さん」と呼んでいます。

数は「今日も夫に渡したい手紙があって」と話していたので結婚していることは覚えていると伝えるが房木は「それが自分とは分かってないので混乱を避けるために名乗れない」と言います。

その時、幽霊が席を立ちます。自分に渡したい手紙とは何なのか気になった房木は席に座り過去に戻ると佳代が「お待たせ」とやってきました。

「僕に渡したい手紙とかない」と聞くと病気を伝えていない佳代は一瞬戸惑うが夫は未来から来たのだと気付きます。

数年後も大丈夫だからと伝えるが佳代は涙を流しながら「嘘が下手すぎる」と笑います。コーヒーを飲み干し現代に戻るが手には誕生日カードがありました。

「どんどん記憶がなくなっても看護士だからうまく付き合ってくれるでしょう。でも私の前では看護士でいる必要はない。私は患者でいたくないから辛くなったら離れてください。最後まで夫婦でいたい」

房木はこれからは夫として接しようと涙を流します。

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実家の旅館を飛び出し東京でスナックを経営する八絵子は妹が何度もお店にやってくるのでその都度隠れます。

亮介が学園祭のパンフレットを店に張って欲しいとやってくるが八絵子は数が好きなんだと察し「誘え」と合図します。帰ろうとすると妹さんから手紙を預かっていると数に言われるが「旅館を私におしつけないで」と書いてるだけだから捨てといてとお願いします。

しかし・・・妹が交通事故で亡くなり実家に帰ることになります。

葬儀を終えてそのままの足で店にやってきた八絵子は「両親のそばにいなくていいんですか」と数に言われるが若いときに喧嘩して出てきたから居場所はないのだと言いました。

その頃の妹に泣きながら止められるが振り切って家を出たことを思い出します。

ちゃんとお別れをしたいと思った八絵子は過去に会いに行くことを決心し席に座ると「お姉ちゃんがいるなんて珍しい」と妹が喜んでやってきました。

自分が旅館を継ぐから好きにしていいよと伝えると妹は「お姉ちゃんと一緒に旅館をやるのが夢だったの」と涙を流します。言いたかったのは文句じゃなかったのだと八絵子は初めて知り「11月19日、私に会いに行こうとするから来たらダメ。絶対にその日は家から出ないで」と訴えます。

しかし妹は信用しないとトイレに行ってしまいます。もう一度顔が見たいと思う八絵子だが未来から来たのだと把握した数に「早くコーヒーを飲まないと、妹さんと約束したでしょ」と止められコーヒーを飲み干しました。

トイレから戻ってきた妹に「今までごめん。あんたは私のかわいい妹だ」と数は八絵子が言いたかった言葉を伝えました。現代に戻った八絵子は現実が変わっていないことを知るが旅館を継ぐためすぐに実家に向かいました。

 

結末・時田数・幽霊の正体

生まれてすぐに父親は亡くなったが母親が優しかったので寂しくはありませんでした。

小学生になった数は喫茶店に通うようになるとコーヒーを注ぐのは時田家の女性の仕事で母親が4代目だと知ります。

ママが病気で倒れ救急車で運ばれると「パパみたいに灰になっちゃう」と悲しむが「ずっと一緒にいるから大丈夫」と言われほっとします。

しかし仕事を教わる数はママにコーヒーを注ぐが父親に会いに行ったママはそのまま戻ってくる事はありませんでした。

お店にいる幽霊は数の母親・時田要だったのです。中学生の時から店に立つ数だが「母親に置いて行かれた・コーヒーなんか煎れなければよかった」と悲しみの中で20年生きてきたので友達もいませんでした。

亮介は「数ちゃんの煎れたコーヒーで幸せになった人はたくさんいる。人を幸せにするといつか返ってくるよ。俺は数ちゃんと会って幸せになったよ」と優しく伝えます。

心に届いた数は亮介の大学の仲間に加わり少しずつ遊ぶようになると花火大会の日に亮介とキスを交わし交際を始めます。

 

赤ちゃんができ亮介は喜ぶが数は母親が幽霊になってしまったのは自分だと責めており幸せになっていいのかと素直に喜べずにいました。

亮介は母親に会いに行ったらどうかと勧めるがコーヒーを煎れられるのは時田家の女性でなくてはならず自分で煎れても戻れないと知ります。

数はお店に行くと母親はいなかったが制服を着た未来(みき)が席に現れ「若~ぃ」と数を見て言いました。

未来は急いでいるようで数を席に座らせるとコーヒーを注ぎました。

自分の娘なんだと気付く数は母親がいなくなった夏休み終わりを思い出すが「その4ヶ月後のクリスマスです。はっきり思い出して」と未来に言われます。

 

母親は娘とクリスマスを一緒に過ごそうとしたが「行かないで」と6歳の自分に止められていました。

過去に戻った数は「お母さんコーヒーを飲んで」とお願いすると、コーヒーを飲み干した母親は大きくなった数なんだと気付きます。

3ヶ月と余命を宣告された母親は父親に会いに行ったのではなく娘はちゃんと元気にやっていけるのだろうかと心配し「未来の数」に会いに行っていたのです。

数はクリスマスに母親が戻ってきた夢を見ていたが夢ではなかったのです。

「自分がコーヒーを煎れたから、私が止めたから、幽霊になっちゃった」と数は泣きながら謝罪すると時間を知らせるアラームが鳴ります。

数が現在、好きな人がいてお腹に赤ちゃんがいると知った母親は「成長できた数に会えて嬉しい。向こうで待っている人がいるんだから飲みなさい」と言います。

数は泣きながらコーヒーを飲み干すと母親は笑顔で「どんな時でも見ているから。さようなら。大好きよ」と見送ります。

数が現代に戻ると未来はもういませんでした。幽霊の母親に席を譲った数は「私をずっと見ててくれたんだね」と話しかけます。

数は亮介に会いにいき「大好き」と抱き付きます。そして三ヶ月後に未来を出産し幸せに暮らすのです。

 

「現実は変わらなくても心は変わる。コーヒーが冷めるまでの時間だけで」

 

(感想)

ほっこりする物語。これで時間を大切にする事を学び実行に移せれば人生の分岐点となるかもしれませんね。

見る前から「すごーく泣ける、何回も」とあまりにも言われすぎてしまったせいで1回しか泣けなかった(笑)

私が泣けたのはやっぱり数が母親と会ったときですね。でも他の話もすべて良かった。幽霊としてずっと店にいる理由も分かりすべてがスッキリする。

 

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