「 トワイライト ささらさや 」< ネタバレ あらすじ > 売れない落語家は妻子が心配で成仏できず幽霊となって見守る!

 

 

トワイライト ささらさや

 

監督=深川栄洋

 

サヤ(新垣結衣)

ユウタロウ(大泉洋)

佐野(中村蒼)

ユウタロウの父(石橋凌)

久代(波乃久里子)

珠子(藤田弓子)

 

< ネタバレ あらすじ >

トワイライト  ささらさや

 

落語家ユウタロウは売れない事に悩んではいたものの妻サヤがユウスケを出産し幸せ絶頂期を迎えていました。

出会いはガラガラの席でポツンと座るサヤがユウタロウの落語を聞いて笑ってくれていた事がきっかけでした。

なぜ笑ってたの?と声を掛けると「一生懸命だったから」と言われカチンときたユウタロウだったがサヤは幼い頃に両親を亡くし、育ててくれた祖母も5年前に亡くし、唯一の肉親だった叔母も亡くしたばかりの人でした。

 

幸せ絶頂期を迎えこれからだって時にユウタロウはトラックに轢かれ亡くなってしまいます。

サヤを一人ぼっちにさせてしまうと気になって仕方ないユウタロウは気付くと成仏できず幽霊となって自分の葬儀場にいました。

すると絶縁していた父親がやってきてサヤに挨拶しました。ユウタロウは「親がいない天涯孤独の身」と妻に言っていたのでヤバっと思います。

父親が後継としてユウスケを強引に奪おうとしている事を知ったユウタロウは師匠に乗り移って「俺だよ、俺」とサヤに声をかけます。

冗談だと思うサヤだが師匠が抱っこするとユウスケが泣き止んだ事で信用します。

ユウタロウは「親父に見つかる前にさっさと逃げろ」と言いサヤとユウスケをタクシーに乗せます。

「俺の金じゃねぇから心配するな」と金を渡されて逃げたサヤは叔母と暮らしていた田舎町「ささら」に向かいました。

 

叔母が亡くなった後も大家さんが綺麗に手入れしてくれていました。

大家さんから「人がいないし若い子が住むところじゃないよ」と言われるが行くとこがないのでサヤはお願いして暮らす事にし引っ越しを済ませます。

引っ越し屋が貴重品と書かれた段ボールを盗み出すが「人様の物」だと分かった祖母のお夏が届けに来てくれました。

段ボールの中はユウタロウの遺品や位牌が入っておりサヤはお礼を言うと「実は孫が…」と話し始めたお夏が誰かに見られていると上を向きます。

「バカヤロウ、俺の位牌があやうく人の手に渡るところだったじゃねぇか」とお夏に乗り移ったユウタロウが怒ります。

サヤは「ユウちゃん!」と喜び抱き付きます。

成仏できないユウタロウはサヤの近くにはいるものの話し掛ける事ができず見守っていたがようやく乗り移る事ができました。

ユウタロウは「どうやら自分のことが見える人に乗り移ることが出来るみたいだが同じ人に2回乗り移るのは出来ないみたいだ」と言いました。

 

スポンサーリンク
 

 

「お父さんが生きている事なんで言わなかったの?」

誤魔化すユウタロウに大切な事は何も言わないとサヤは怒ります。

いつもそう、温泉行く行く詐欺はするし…と話し始めると出産費用を優先したんだとユウタロウは怒ります。

「死んでからの夫婦喧嘩はやめよう」

「家族の愛も知らないのにユウちゃんいなくて本当に母親になれるのか……なんで父親が死んだって言ったの?」

ユウタロウは「お袋が病気で倒れてもお見舞いにも来なかった。見捨てたんだ。」と伝えるが体が痒くなり外に出されます。

笹乃屋の女将であるお夏は仕事を引退するためボケているフリをしていたがユウタロウが乗り移っている間は本当に記憶がないので若女将はとうとう徘徊が始まったと口にします。

 

近所の人たちにも助けられ「ささら」の田舎町にも慣れてきた頃、サヤは電車に乗っていると赤ん坊の泣き声がうるさいと怒られます。

謝罪して車両を変えようとしたサヤはダイヤと名付けた失声症の子供を連れていたエリカに「逃げるな」と言われます。

エリカはスナック経営をしながら1人でダイヤを育てていたがネグレストだと疑われていました。

友達になってくださいとお願いするサヤは「夫はいないけど、たまに人に乗り移って会いに来てくれる」と笑顔で話すとエリカから店のライターをもらいます。

サヤは「ささら」駅員の佐野を紹介されるが「来るんじゃなかった」と店を出て行きます。

追いかけてきたエリカから「いつまで引きずって生きていくつもり」と言われ「私はエリカさんみたいに強くない」と返します。

すると、子供に乗り移ったユウタロウがやってきます。

「ばかだねぇ、お前は。エリカさんは強くないぞ。親にも頼る事できねぇでずっと働きっぱなしなんだ。そうだよな?」

サヤが「言い辛いんだけど、私の夫なの」と伝えると体力的に限界が来ていたエリカはぶっ倒れます。

「ダイヤはな、父親から暴力を振るわれる母親を助ける事もできず悩み、母親が笑顔を見せなくなったから言葉を失くしたんだ」

話を聞いていたエリカは涙を流します。

 

サヤは電話に出ると「いつまで逃げ回っているんだ」とユウタロウの父親に言われます。

サヤは頂き物をお裾分けしていると佐野が1人で話していました。挨拶して帰るが佐野はユウタロウと話していたのです。

サヤが帰宅すると侵入者がユウスケをあやしており包丁を握りしめるが佐野に乗り売った佐野が助けに上がり込んできました。

しかし侵入者ではなく前に住んでいた久代さんの息子だと分かったのでサヤは彼女の住所を教えました。

 

サヤは「お父様に会ってユウスケの母だと認めてもらう。ユウちゃんの事も話すから仲直してほしい」と訴えるとユウタロウは「強くなったな。俺の役割はなくなったよ」と言い去ろうとします。

「落語がつまらないのは自分の話したい事しか話さないからだ」

「最後の別れなのにそれはないだろう」

ユウタロウは「俺はもういないんだ。俺のことが見える人がこの町にはもういないんだ。もう話せないんだ」と涙を流すサヤを抱き締めます。

 

エリカ達はサヤが心配で双眼鏡で覗いているとユウタロウの父親がやってきました。

サヤは働いて一生懸命育てると話しユウちゃんを思い出しませんか?とユウスケを抱っこしてもらうがお茶を入れて戻ると姿が見えなくなっていました。

双眼鏡で見張っていたエリカ達から「誘拐だ!」と教えられたサヤは追いかけるが父親は孫が発作を起こし病院に連れて行きます。

サヤはメールを受信するがひらがなで数字が書かれていました。電話番号だと思い掛けてみるとユウスケの泣き声が耳に届き周囲の音や声で病院だと分かり駆け付けます。

サヤは父親を引っ叩き「私がこの子の母親です。命懸けで育てる」とユウスケを取り返します。

 

< 結末 >

父親が抱っこしているのを見てユウタロウは幼い頃を思い出し抱かれたくなって乗り移っていたのです。

そのため赤ん坊には負担となり発作を起こしたのです。

ユウタロウは母親を亡くしてから父親を避けていたが本当は貧乏な家を支えるためお見舞いにも行かれないぐらい仕事が忙しい事を知っていたがあまりに辛くて認めたくなかったのです。

また初めて落語を見に行った時に父親が手を叩いて笑っているのを見て落語家になろうと決心した事をユウタロウは思い出します。

父親が忙しい中何回も落語を見にきてくれていたのに避ける事しかしなかったユウタロウは涙を流します。

成仏できないのはサヤを守るためでなく親子の関係を修復したい自分自身への大切な時間だったのです。

 

サヤはユウスケの誕生日ケーキを作っていると落語の師匠が訪ねてきます。

ユウスケは初めて立ち上がり「パパ」と言いました。成仏したんだと悟ったサヤは空を見上げ「さよなら」と言いました。

 

 

blog.netabare-arasuji.net