作品情報・キャスト
「ソウ」シリーズ第三弾。
前作で初代ジグソウは亡くなりアマンダが引継いだものと思われたがジョンはまだ健在であり「ソウ」の謎明かしまで描かれている。
監督は第二弾に続いてダーレン・リン・バウズマン。
シリーズ最初から捜査官として登場していたケリーは何者かに誘拐される。
爆弾を首に巻かれた外科医リンは「ゲームが終わるまでジグソウを延命させろ」とアマンダに言われます。
食肉工場では3人が鎖で繋がれていた・・・
ネタバレあらすじ/ソウ3
前作「ソウ2」のラスト~息子ダニエルを救うためにやってきたマシューズ刑事だったがアマンダの手によりバスルームで閉じ込められてしまいました。
足首と壁を鎖で繋がれているマシューズは懐中電灯で照らすと「ソウ」で閉じ込められていたアダムの遺体とゴードン医師の足首、そして「ソウ2」で息子ダニエルの手により命を落としたサヴィエルの遺体を目にします。
恐怖でジッとしていられなくなったマシューズは自分の足首をぐちゃぐちゃになるまで物で殴りつけ叫びながら鎖から足首を抜きました。
トロイは気付くと廃校となった教室で鎖で拘束されていました。
モニターに映し出された白い仮面を装着するジグソウは「お前は何度も監獄にいた。鎖を断ち切って逃げるには爆弾を止めるしかない」と言います。
トロイは鎖を1つずつ身体から外せば逃げれるが手首や口に繋がれている鎖はピアスのように貫通しているため不可能でした。トロイは爆弾により粉々になってしまいます。
ケリー捜査官はマシューズの失踪は自分に責任があるため急いで駆け付けるが彼ではありませんでした。爆発音の通報を受け駆け付けた捜査官はドアを壊さないと中には入れない状態だったので「今までのジグソウとは手口が違う」とケリーは思います。
今までのジグソウはゲームに勝てばちゃんと逃げれるようになっていたからです。
新たなゲームの幕開け
ケリー捜査官はトロイの現場にあったジグソウの映像を見ているとノイズが走り自分の部屋が映し出されました。
銃を構えながらカメラを探していると背後に何者かが現れ気を失い、気付くと身体に装置が巻き付いていて鎖で拘束されていました。
モニターにジグソウが映り「君は心を失っているからあの世が相応しい。テープが終わったら1分以内に逃げ道を探せ。装置を外す鍵は君の目の前にぶら下がっている酸入りの瓶の中だ」と言いました。
パニックに陥りながらもケリーは片手を失う覚悟で酸の中に手を突っ込み鍵で開けるが胸の肉が裂かれそうになります。そして目の前に現れた人物を見て「あなたは!!」と驚くが装置は胸を引き裂いて外れ命を落としてしまいます。
誘拐された外科医のリンは気付くと車椅子で拘束されていました。
アマンダは車椅子を押してジグソウの元へ連れて行き「ゲーム終了するまでジグソウを延命させろ、できなければ装置は爆発する」と告げました。
リンは手術をしなければ不可能だしここでは無理だと訴えるとアマンダは「分かった。ここで手術しよう、何が必要なの」と言いました。
別の場所では!!
誘拐されたジェフは気付くと小さな箱に閉じ込められていました。
「自分の殻に閉じこもり息子を轢いた酒酔い運転手への復讐心を抱き生きてきた。人を赦すチャンスをやろう」
ジェフは箱を蹴飛ばすと食肉工場のような場所にいて自分が映る写真の一部と鍵が置かれていました。
「恐れに立ち向かえ」と書かれた扉を開けると裸の女性が冷凍室で吊されていました。
テープレコーダーを発見して再生すると「目の前にいる女性はダニカ・スコットで事故の目撃者だったが証言しなかったために犯人は裁かれなかった。お前に裁く権利をやろう」と流れます。
ジェフは「こいつが目撃者か」と怒りが込み上がるがダニカを救えば子供の命を奪った男に近付けると言われ選択を迫られます。
水が噴射されダニカは必死に謝罪して助けを求めます。ジェフは鍵を発見して戻るが彼女はすでに凍死していました。
冷凍室から出たジェフは「銃弾がすべてを終わらせる」と書かれたメッセージと一つの弾、息子が映る写真の一部を手にします。
「解き放て」と書かれたドアを開けて中に入ると仕掛けがしてありドアはしまってしまいます。
「助けてくれ」と声が聞こえ、声のする方に行くとレコーダーがぶら下がっておりその下には首輪を付けられた男が大きな筒の中にいました。
レコーダーを再生すると「軽い刑を言い渡した判事だ。今度はお前が判事を地獄の底に落とせばいい、それとも赦すか」と流れます。すると筒の上空には豚が次々と運ばれミキサーに掛けられ流れ出します。
判事を救う鍵は焼却炉の中にあり燃やせば鍵だけが残ると言われるが中には息子が大事にしていた遺品が入っていました。
執念を焼き払い鍵を手にして急いで向かうとギリギリのところで判事を救えました。
「お前のチャンスだ」と書かれたドアに行き着いたジェフは娘が映る写真の一部と銃倉を手にします。
先ほど手に入れた弾を込めてドアを蹴り倒すと中には男が拘束されていました。
「お前がこのテープを聞いているという事は待ちに待った時が訪れたのだ。医学生ティモシー・ヤング27歳、彼が罪を償っていないと思うなら償わせてやればいい」
全身に装置を取り付けられたティモシーの腕が徐々に捻れていきます。
3年間復讐を夢見て生きてきたジェフだが「静観するなら共犯だぞ、奥さんと娘さんがいるだろ」と説得されガラスケースの中にある鍵を目にします。
銃もあるので慎重に探りどうやったら鍵を手にできるのか考えます。そっと手を伸ばし鍵を手にするがワイヤーが取り付けられておりそっと鍵を外して手を離すが引き金を引くことになり正面に立っていた判事の頭に命中します。
「男を赦すからやめてくれ」とジェフは鍵の差し込み口を探すが間に合わず全身の身体が捻れティモシーは命を落としてしまいます。
結末/ソウ3
痛みを和らげる手術を終えたリンは夫の事を聞かれ「気持ちは遠くにあると感じたが今はすべてを失ってもいいから会いたい」と涙を見せます。
ジグソウは「夫は妻を見ようともせず、妻は男とモーテルに行く。結婚とは不思議だ。なぜ素晴らしい家族がいるのに背を向けるのだ」と言います。
ジェフをモニターで観察していたアマンダから「第三のテスト終了」と教えられたジグソウは「装置を外して、解放してやれ」と言いました。
ジグソウ(ジョン)はルールを守りゲームに勝てば解放するがアマンダはそうではありませんでした。「解放させてはならない」と思っておりゲームに勝っても始末するべきだと思っているのです。
「ソウ」で誘拐したアダムもジグソウが帰ったあと現場に戻り窒息させました。またマシューズから「お前はジグソウじゃない、ただの無能な奴だ」と言われ頭にきて始末しました。
ジグソウは過ちを始末し行いを赦してやったがアマンダは「私はあなたのゲームの駒だった」と言い銃口をリンに向けます。
「リンは君にとって重要な人物だ、解放しろ」
ジェフは金網を鍵で開けて進んでいくと「最後のチャンスだ」と書かれたメッセージとピストルを手にし持っていた銃倉を取り付けます。
ジグソウは「最後のチャンスだ、未来を見ろ、リンを解放するんだ」と告げるがアマンダはリンを撃ってしまいます。妻リンが撃たれるのを見てジェフはアマンダを撃ちました。
ジグソウはアマンダが誰かを生かそうという意志があるのか試すゲームをしていたのです。
「ルールに従い、誰かの命を守れるのか?それが出来ないとジグソウを継ぐことは出来ない」
ジグソウは、アダム、マシューズ、ケリー刑事、トロイ、4人の命を奪った事に絶望し最後のチャンスを与えようと決めていたがアマンダはチャンスを棒に振ったのです。
「残忍な器具を使えば復讐の快楽に身を沈め執念を開花させる事ができる。それとも復讐心を捨て去り赦しを与えるか。お前と妻を苦しめた私を赦すか」
ジェフは「お前を赦す」と伝えるが器具でジグソウの喉を斬りました。
それと同時にジグソウはレコーダーを再生します。
「やぁ、ジェフ、このテープは私の保険のようなものだ。これを聞いているなら逃げ道はないだろう。赦しの最後のテストは私でありお前は敗れたのだ」
ジグソウは娘を誘拐して自分しか知らない場所に閉じ込めてあり「生きる望みも与えてやろう」と言い心電図の反応が無くなりました。そしてリンに取り付けられていた装置は爆発しました。
感想
アマンダが引継いでいたものと思われたが初代ジクソウであるジョンは生きていましたね。前作のラストは車で寝ていたのでしょうか。
今回は赦しがテーマでしたね。最後リンはまだ生きていたのだから赦して助ければ良かったのにね。あの状況でジクソウの首を斬る行動はちょっと理解しがたいですね。
パート3はほとんど先が読めたので特に驚くことはなかったです。
第四弾⇒「 ソウ4 」ネタバレ・あらすじ