中国ドラマ「始皇帝天下統一」ネタバレ感想(最終話)75~78話あらすじを紹介

作品情報・キャスト

中国史上初の天下統一を成し遂げた秦の始皇帝の生涯を描いた歴史超大作

紀元前259年、趙国の邯鄲で人質となっていた秦国の王孫・嬴異人とその妻・趙姫の間に嬴政が誕生する。紀元前251年秦の第28代君主の死により孝文王が秦王となり異人は太子となる。紀元前250年、1年の服喪期間後に即位してわずか3日の孝文王が死去し王位を継いだ異人は呂不韋を丞相に就かせて東周を滅ぼし治国安民を築いていく。呂不韋は敵国から秦に戻った嬴政を見て覇王になれる器だと思い13歳の秦王を立てて補佐して権力を握る。

他の諸国を次々と攻め滅ぼし紀元前221年に中国史上初の天下統一を果たした嬴政の生涯を描いた歴史超大作

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嬴政/秦王/始皇帝(チャン・ルーイー)呂不韋(ドアン・イーホン)嬴異人(シン・バイチン)趙姫(チュウ・チュウ)李斯(リー・ナイウェン)華陽夫人(ヴィヴィアン・ウー)など

 

「始皇帝天下統一」全話あらすじ一覧はこちら

全78話で紹介します

 

ネタバレ感想/始皇帝・天下統一

 

第75話・郡県制への道

羋啓は呼び戻されたので楚侵攻の協議のためかと李斯たちに聞くと、それは時期尚早だと秦王・嬴政がやってきます。

「楚の国境に進軍する王賁に丹陽を落とさせ連携して楚の決戦に備えよ」

一戦で丹陽を落とすと楚からの和議が届いたので嬴政は王賁に出撃させ魏を滅ぼすと告げるが魏の都・大梁城は守りが堅く一日で三万の兵を失ってしまいます。

嬴政は白起将軍の残した戦報をすべて持ってこさせて見返し水攻めを実行するよう戦報を送ります。

紀元前225年嬴政22年、王賁は黄河の運河の水を引いて大梁を水攻めにすると魏王は降伏し魏は滅亡した。

 

韓が滅ぶと諸国は合従を騒ぎ出し趙が滅びると楚は秦を侵そうとしたが燕、魏が滅びると諸侯は静かになりました。

嬴政は楚への進攻策を協議すると李信と王翦はそれぞれ策を出すが必要な兵力の見立てには40万の差がありました。王綰は攻めるだけがよいとは限らないとして陳郢にいる羋啓が数百の楚人を集めているから領地を与えればもっと多くの楚人が集まると言います。

李斯は封建制を続けては天下統一の志はどうなるのかと訴えます。王翦は趙を滅ぼし燕の弱体化させたので徹侯に封じれば兵の志気は高まり封建制を実施すれば国力を浪費することなく祖を滅ぼせると訴えるが嬴政は保留としました。

王翦は老いた身なのでこれ以上重責には耐えられない告げ、すべての秦将のために不平を鳴らすのだと言います。

(封建制とは君主の下にいる諸侯たちが土地を領有してその土地の人民を統治する社会。郡県制は全国を郡・県に分けそれぞれに皇帝が任命する役人を派遣してそこを治めさせる制度。)

 

第76話・裏切り

陳郢にいる羋啓は兵糧輸送が後れを取っていると知り書簡を探すが、嬴政が封建をしないのであれば仕えても無駄だと言われ兵糧庫が燃やされてしまいます。

また華陽太后が崩御し羋姓一族は後ろ盾がいなくなったのだから楚に帰還するべきと景涵に強いられます。

 

李信への兵糧が足りないと李斯から報告を受けた嬴政は蒙恬と合流し城父を攻めさせるよう命じます。

兵糧を催促してきたとゆうことは楚に下ったのは知らないようだと景涵に言われた羋啓は本当に項燕軍は勝てるのかと疑問を口にします。

項燕軍30万が向かっていると報告を受けた李信と蒙恬は左右から迫っていると知り様子を見に行くが後方から陳郢からの楚軍10万が襲来と報告を受け羋啓はどうしたのかと驚きます。

敵が倍の兵力で攻めてくるので守備に徹して時が来たら包囲を突破するしかないと思います。

 

全軍ほぼ壊滅と報告を受けた嬴政と李斯は羋啓が項燕の手中に落ちたと知り絶句します。羋姓一族は驚き謝罪に出向くが嬴政が謁見を拒否したため跪くと後からやってきた羋華も跪きます。

嬴政は羋姓一族は好きな場所に行けばいいと勅命を出すとお咎めなしと喜ぶが羋華はもう心にいないようだと悲しみ自ら冷宮に入ります。

今回の敗戦は自分の落ち度のせいだと反省する嬴政は封建制から郡県制へ転換し天下統一を果たしたときには自分の子弟に領地も爵位も与えないと重臣達に告げます。

嬴政は名乗り出た王翦に虎符を渡し楚を攻め落とせと命じると一向に攻勢に出ず褒賞を求める文が幾度も届きます。李斯は65万もの兵を率いるため王翦は心配なんだと言いそろそろ戦に専念できるだろうと読みます。

(羋啓が楚に下ったのは致し方ない気がするが羋華が羋啓の娘だと忘れてた、汗。下手したら羋姓一族死罪になってもおかしくなかったけどよかったねw)
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第77話・逆心の末路

1年余り項燕軍と対峙してきた秦の王翦大将軍は敵が斉からの援軍と兵糧補充に希望を持っていると読みます。

好機と見て全軍出撃命令を下すと楚も負けじと全軍で応戦してきます。

その頃、李斯は楚から援軍を要求されている斉に入り丞相・后勝に秦王を文を届けます。そして秦から賄賂を受け取っている噂を流し斉の兵力を調べ帰還します。

 

王翦は故郷を思い出させる音色をとどろかせ、火攻めによる夜襲を掛けて項燕軍を破ります。大打撃を受けた項燕は散兵を集めて秦王がいる陳郢を包囲し助けに来た王翦を再び迎え撃つ作戦に出ます。

しかし嬴政は楚の都・郢を攻め楚王・負芻を捕縛するように命じます。

楚王が降伏したと急報を受けた項燕は広陵まで退却し斉からの援軍を期待したが斉の丞相・后勝により派遣を妨害されます。

羋啓が楚王に擁立されるなか王翦は広陵まで侵攻し紀元前223年、嬴政24年に楚は滅亡しました。

 

秦軍が燕と代を滅ぼすために北に向かっていると報告を受ける斉王だが天下統一の意思は揺らいでいないので和平交渉を望むのであれば民を犠牲にしないために受けいれる意向を伝えます。

(今まで「代」の国なんてでてきましたっけ?w話題にも出てきてませんよね。趙の亡命国家なのね。それにしても斉の丞相が賄賂を受け取っている噂を流した意図がちょっと理解出来なかったな。)

 

第78話(最終話)・天下統一

嬴政は田沖が斉使として咸陽に入ったと知り燕と代に向けての進軍を見せつけます。

これにより斉も降伏するしかないはずだが体裁を気にしてまだ承服しないと李斯から報告を受けます。離秋夫人から斉は母国で斉王は兄なので情けを掛けてほしいと頼まれた嬴政は降伏するなら会っても言いと告げます。

田沖の謁見を許し秦に下るならむかし斉に来た陶朱公と同等の財を保証し宗廟は受け継がれると訴えると離秋が説得に向かうと願い出ます。

離秋は10年振りに母国に戻り天下が1つになれば戦はなくなるし斉の民を守るために降伏しかないと説得します。

 

離秋から連絡がないので嬴政は高唐で斉軍を引きつけるよう蒙恬に命を出します。斉の丞相が高唐へ20万の兵を移動させると、燕を滅ぼした王賁が南下して斉の都・臨淄まで進軍します。

斉王はもはやこれまでと観念し丞相を毒殺して降伏状を手にし、

紀元前221年、嬴政は10年の歳月をかけて韓から斉まで6国を滅ぼし天下統一を果たしました。

 

紀元前361年の孝公の変法から始まり紀元前221年に嬴政が天下統一を果たすまで140年間7代の王が天下のために尽力した。500年余り続いた諸侯の争いに終止符が打たれ多民族統一国家が誕生した。

始皇帝は封建制から郡県制への転換を行ない文字や度量衡の統一政策を進め2千年を超える中国史の発展に多大なる影響を与えた。

(終わった、長かった。しかも撮影だけで14年も掛かったらしいですね。もうちょっと斉の丞相のキャラをシャキッとしてほしかったな。天下統一が良かったのかはそれぞれが受け止めることですねw)

 

 

華流ドラマ
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