中国ドラマ「始皇帝天下統一」全78話ネタバレ感想・あらすじを最終話の結末まで紹介

始皇帝天下統一/作品情報

中国史上初の天下統一を成し遂げた秦の始皇帝の生涯を描いた歴史超大作

 

ストーリー&キャスト

紀元前259年、趙国の邯鄲で人質となっていた秦国の王孫・嬴異人とその妻・趙姫の間に嬴政が誕生する。

紀元前251年秦の第28代君主の死により孝文王が秦王となり異人は太子となる。紀元前250年、1年の服喪期間後に即位してわずか3日の孝文王が死去し王位を継いだ異人は呂不韋を丞相に就かせて東周を滅ぼし治国安民を築いていく。

呂不韋は敵国から秦に戻った嬴政を見て覇王になれる器だと思い13歳の秦王を立てて補佐して権力を握る。

他の諸国を次々と攻め滅ぼし紀元前221年に中国史上初の天下統一を果たした嬴政の生涯を描いた歴史超大作

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嬴政/秦王/始皇帝(チャン・ルーイー)呂不韋(ドアン・イーホン)嬴異人(シン・バイチン)趙姫(チュウ・チュウ)李斯(リー・ナイウェン)華陽夫人(ヴィヴィアン・ウー)など

全78話で紹介します

 

ネタバレ感想/始皇帝・天下統一

 

1話・邯鄲の少年

紀元前259年、長平の戦いで大敗した趙は秦との約束を違え城の割譲を拒み秦の昭王は趙に出兵し3年に及ぶ邯鄲攻略戦が始まりました。

趙の人質となっていた秦の王孫・嬴異人の子・嬴政(後の始皇帝)は戦火に煙る邯鄲に生を授け常に死と隣り合わせの日々を送っていました。

呂不韋に促され嬴異人は邯鄲を脱出するが嬴政の手を取る妻の趙姫は嬴異人を逃がすための囮にされたのだと気付きます。

それに気付いた嬴異人は「私の代わりに捕らわれたらどうするのだ、趙兵だらけなのに申越1人で守れるわけないだろう」と呂不韋を叱咤し馬車を止めるが結局は説得され秦の都・咸陽に向かいます。

 

嬴異人は王齕が率いる秦軍と出くわし玉佩を差し出し「安国君の第7子で人質として邯鄲に8年にいた、趙王の手を逃れ邯鄲から逃げていた」と告げます。

趙兵を率いる李堅が迫ってきたので趙王の決心は固いようだと呂不韋は思うが援軍が駆け付けた事で救われます。

趙からの攻撃だけでなく嫡子の地位を狙い帰郷を快く思わない嬴傒にも狙われながらも何とか咸陽にたどり着き目立たぬよう監獄に身を潜めます。

(始皇帝の話はいくつか見たが噂で伝わってきている事が多いのよね。呂不韋は始皇帝の父親という噂もあるけどこのドラマでは趙姫と嬴政を駒にして嬴異人と共に趙を脱出しているしどのような話になっているのか気になる。そして時代劇だとそこそこセリフだけで一気に表現するのがパターンだけど1話では映像がメインって感じでしたね)

 

2話・脱出

まだまだ安心できないし城内は目立つので呂不韋の進言通り嬴異人は咸陽の監獄で身を潜めます。

呂不韋は華陽夫人と面会するために弟の陽泉君の助力を得て謁見します。秦のために8年も人質になったのは数ある王孫たちの中でも功績は際立つ、太子の嫡子になる可能性は最も高いので華陽夫人が嫡子に推せばいいと説得します。

安国君と相談するから数日まてと返事をもらい呂不韋は食事を嬴異人に届けその事を伝えます。

 

監獄にいる嬴異人はいきなり嬴傒が押し入ってきたので趙王に命を狙われたので戻ってきたと兄上に伝えるが同行の呂不韋が華陽夫人に会ったのは何故だと詰められます。

嬴傒は嬴異人を連行するが「王令はあるのか」と陽泉君が立ち塞がり「争えば私は官爵があるので叱責で住むがお前は太子候補から外れる」と言われ仕方なく引き渡します。

趙の邯鄲で生き残っていた趙姫は申越に守られながら何とか東門にやってくるが魏軍の援軍がやってくた事で城内に戻ります。

秦王は魏軍自体は恐るるに足らぬが楚が加われば一大事だと思い攻撃を緩めず一刻も早く邯鄲を落とせと命じます。

 

嬴異人は華陽夫人に謁見すると名前を子楚と改めるよう勧められ養子縁組の条件として韓王の娘・韓霓を娶れと言われるが4年前に娶り息子は3歳になると告げます。

妻子は邯鄲にいると告げると「ちょうどいい」と言われたので自分が帰国して妻子は危険にさらされているので待って欲しいと跪きお願いします。

邯鄲には魏軍だけでなく楚軍も援軍に駆け付け、呂不韋の説得を受けた嬴異人は韓霓と婚姻を挙げます。

(始皇帝ではなく父親と言われている嬴異人のことを描いてくれるのはいいですね。ただ、やはり呂不韋は権力を得るために華陽夫人に子がいない事に目を付けるところは賢いなと思う。)

 

3話・子楚の加冠

子楚(嬴異人)は人質の期間が長く加冠の儀を済ませていないので特別に儀式が行なわれ正式に華陽夫人の養子となります。

夏姫(嬴異人の生母)が見守るなか嫡子になりたい秦の王孫・嬴傒は呂不韋を殺そうとするが庇った子楚に傷を負わせてしまいます。

士倉が自分が指示したことだと訴えたために秦王は死をもって償うがよいと告げ嬴傒を咸陽から追放します。

子楚は夏姫が訪ねてきたので喜ぶが「華陽夫人の気分を害する行動は避けねばならない」と呂不韋に言われます。

しかし実の母親であるため進言を退け8年後振りの感動の再会を果たします。

 

昭王の治世51年、西周君が合従軍を率いて秦に攻撃してきました。西周君は諸国と手を組んだために20万の軍で50万を迎え撃つことになるが子楚は秦王のもとに向かうと「合従軍をやり過ごして直接洛邑を討て」と命じていたので呂不韋から聞いていた事もあり「西周君は洛邑に戻らざるを得ないので巧妙な策です」と告げます。

しかし20万を率いる嬴摎のもとにいけと大王に命じられているようで呂不韋に相談すると「今度は監軍役として軍功を上げるべきです」と言われます。

 

戦いは秦が優勢となり子楚は監軍役として和議に臨むものの合従軍の平原君は趙姫と嬴政の命を交換条件に秦へ譲歩を迫りました

「妻子の命を救うためと知れば我が王は責めない。しかし秦国太子の嫡子であり秦王の名代として来た以上、国を蔑ろにはできない。36城の土地と民を一歩たりとも譲歩しない」

(妻子を人質にして交渉などあり得ない。嬴異人は国のために目に涙を浮かべ訴えたが趙姫としては自分の命を差し出しだと思いショックを受けるでしょうね。ただそれにより敵は徹底したので秦を守った事になり趙姫も殺されるとは思えないのでその場しのぎとしては良かったかもwそして嫡子になりたいのであれば呂不韋ではなく嬴異人を狙うべきでは?)

 

4話・天下を胸に

西周君が戻ってきたので周の赧王・延は喜ぶが敗北したと知り「王位と領地、そして天下、九つの鼎も秦にくれてやる」と膝をつきます。

紀元前256年、秦の昭王の治世51年に秦軍は周の王畿に迫り西周君率いる合従軍は敗れ36城と3万の民を差し出しました。

周王室最後の赧王は在位を続けたものの800年の歴史を誇った周王朝は滅亡しました。

嬴異人と嬴摎将軍は九鼎を携え帰国の途に就いたが途中の混乱で2人とも病に倒れ豫周の鼎は泗水に沈みました。

秦王は崩御までの5年間、6国に対し大きな戦を仕掛けませんでした。

 

平原君は趙の都・邯鄲の監獄に趙姫と嬴政(後の始皇帝)を閉じ込め人質として秦の攻撃を止めようとしていたが嬴政が溺死したと思い用済みだと解放します。

しかし嬴政はまだ息があり引き取りに来た申越が水を吐かせて助け趙姫と共に戻ります。

 

~5年後、紀元前251年秋、56年間責務をまっとうとしていた秦王は頻繁に夢に嬴政が現われた事で趙から呼び戻すよう命じ国力を強化して戦国時代最強の国家にして崩御します。

秦王崩御を知った趙王は王権交替の隙を狙って領土奪回を画策すると「軟弱な嬴柱に代わったが政権交代しても軍はそのままだ」と進言を受けるが聞く耳持ちません。

趙に残されていた嬴政は少年に成長し申越から教えを受けていました。同じく人質となっていた燕の丹王子にオオカミの子を見せに行くが趙太子の付き人にちょっかいをだされ殺されてしまい怒り悲しみます。

秦太子の息子であるため必ず生きて帰り王者になると誓います。

(この時の趙王はまったく聞く耳持たないですね。だから・・・後の趙になるのでしょうね。私の記憶が正しければ嬴政と同じく人質とされた燕の丹王子は対立してやりあうはず。だがどうやって秦に帰還したんだっけ?忘れてたのでちょうどいいw)

 

全78話あらすじ一覧/始皇帝 天下統一

 

1話~4話

1話~4話まで(ページ内にジャンプします)

8年、趙の邯鄲に人質とされていた秦国太子・安国君の子、嬴異人は呂不韋と共に脱出する。呂不韋は華陽夫人に子がいないことに目を付け嬴異人を養子にとらせ嫡子とさせる。嬴異人の子(嬴政)は趙で人質にされたままだが必ず生きて帰還し王者になると決意する

5話~20話

5話・6話・7話・8話

子楚は趙の丞相が妻子を連れて来たので喜ぶが華陽夫人から韓霓を正妻に選ぶよう強いられる。しかし嬴政が学問に優れ剣に興味があり大王から秦の王剣を授かった事で子楚は安堵するが・・・。慌ただしく新王となった子楚は呂不韋を丞相に任命すると華陽太后や臣下の間で不満が渦巻き・・・

9話・10話・11話・12話

東周は滅亡し聡明に育つ嬴政は華陽太后と政治談議をするほどになっていたが毒殺未遂に遭う。呂不韋は天下統一のために俊才を秦に集めようとする。子楚は嬴政を太子に立てようとするが・・・/嬴政は自身の出自にまつわる噂を聞き激しく動揺するが天下統一を心に誓い・・・

13話・14話・15話・16話

嬴政は若き秦王となり呂不韋は相邦となって絶大な権力をもつ。楚の儒学者・李斯は嬴政が天下統一を果たすには自分が必要だと思い呂不韋に謁見を求める。呂不韋の功績は大きいが完全な独裁となってしまい嬴政は困惑する。秦の侵攻を恐れた韓は大規模な溝渠事業を実行させて秦を疲弊させようと考えるが・・

17話・18話・19話・20話

呂不韋は考えは違うが才能を確信し李斯を大王のそばに仕えさせる。秦から太子の人質を要求され喜ぶ趙国王子は自分が人質を命じられたので幻滅するが毛遂の説得で免れる/趙の太子・趙佾が人質として咸陽にやってきたので嬴政は復讐を果たそうとするが。趙王が崩御し即位した趙偃は・・・

21話~40話

21話22話23話24話

燕の丹太子と再会した秦王・嬴政は連合軍として趙を攻める気でいたが視察から戻ると呂不韋が趙に甘羅を派遣させ兵を出さずに5城を得ていました。呂不韋への不信感を強め李斯を起用し親政するための準備をすすめるが呂不韋は趙姫を味方に付け王綰を抜擢する。嬴政は華陽太后の差し金と分かっていながら楚の羋華を妻として迎えたいと告げる

25話26話27話28話

嬴政は楚の羋華を娶りたいが生母からは斉の公主・離秋を推薦され困惑する。後宮が原因の争いを避けるためにも嬴政は二人を娶り王妃は立てないと宣言する。呂不韋は趙を混乱させるために人質としていた趙佾を帰還させるが失敗に終わる。そんな中、6国が合従し秦を・・・

29話30話31話32話

親政への準備を進める嬴政は失権を恐れる呂不韋が無関心だから罷免するのも手だと進言した李斯を叱責する。成蟜は軍功を立てるために韓の5城を明け渡すと言われ感謝するが呂不韋は韓が成蟜を秦王にしたがっている事を読む。嬴政は成蟜を長安君に封じるが・・・

33話34話35話36話

呂不韋は韓と趙を利用して成蟜を葬ることに成功し嬴政の加冠と親政も2年延期する。趙妃は嫪毐に爵位と領地を与えようとするが宦官に爵位など前代未聞だと重臣たちから反対されます。李斯は呂不韋を狙った嬴虞を内偵として送りこむ/趙姫は嫪毐に長信侯の爵位を与えると・・・

37話38話39話40話

封地を与えられ食客を千人以上かかえる嫪毐は趙姫との関係の秘密を知る李斯を葬るために楚王の葬儀に派遣するべきと提案する。李斯は刺客に襲われ嬴政の密命を受けて駆け付けた李信に助けられます。嬴政は嫪毐は宦官ではなく呂不韋によって送り込まれ趙姫との間に二人の子がいると知らされ・・・

41話~60話

41話42話43話44話

嬴政は太后と嫪毐が住む甘泉宮を訪れると2人の子どもが目の前に現われます。逃げ道がなくなった嫪毐は謀反するしかないと決意するが嬴政は異変を察知し機転を利かせ出て行きます。王璽と太后璽の両方を手に入れ至高の権力を握ることになった嫪毐は・・・

45話46話47話48話

王子を抱き抱えながら逃走する冬だが嫪毐の剣で命を落とす。燓於期が王子を守る中、嫪毐を討伐せよと各地に届き反乱は収まっていなかったが秦王・嬴政は22歳にして加冠の儀を終え国政を握ることとなりました。嫪毐を処刑し親政を始める嬴政は・・・

49話50話51話52話

呂不韋が失脚するなか嬴政は排除したい宗室の意向を知りながら水利工事を完成させるために税の軽減と引き換えに労働者の招集を行なう。波乱を避けるためにひとまず逐客の詔を下し鄭国がいなければ水利が完成しないことを証明させる。嬴政は逐客令廃止の詔を告示し客臣の帰還を迎える魏を攻める

53話54話55話56話

李斯はこのままでは大王の威名も地に落ち天下の民の気持ちも離れてしまうので太后を帰還させるべきと進言するが趙に誘拐されてしまう。嬴政は先回りして太后を救い連れて帰るが溝は深く・・/嬴政は趙と盟約を結ぼうと狩りを楽しむと趙の朝廷では世継ぎをめぐる権力闘争が激しさを増しており趙王暗殺計画がある事を知らされる。

57話58話59話60話

燕の丹太子から趙王が来ていると知らされた趙姫は刺客をおくるが失敗する。嬴政は邪魔されないために母親を幽閉し丹太子の首を偽装して趙と盟約を結ぶ。計画通り趙が燕に侵攻したので秦は趙を攻め・・・/秦は趙の朝廷の内紛を利用して趙を自滅させようと丹太子を利用する

61話~74話

61話62話63話64話

秦は新たな新書・秦篆を統一するよう強いると韓の韓非が6国の足踏みを乱すための計略だと見抜き行動に出るが李斯が斉王を説得する。呂不韋が各国から招かれていると報告を受けた嬴政は蜀に流すことを命じると末路に絶望し呂不韋は自死する

65話66話67話68話69話

300里に及ぶ水利工事が完成すると嬴政は三晋の民を秦に迎える作戦をとるが銅鉄価格の暴騰は秦王の陰謀だと見抜いた韓非に興味を持つ。嬴政はもしまた合従を提唱するならば兵を挙げ滅ぼすと6国に告知し戦の準備をして一手を待つ。韓非に危機感を強める姚賈は寧騰謀反の件をわざと漏らし・・・嬴政たちは韓非の死を悲しむ暇もなく策を巡らし韓を降伏させる

70話71話72話73話74話

趙へ進軍する秦はやっかいな李牧を奸計により排除させ邯鄲を包囲する。趙の丞相・郭開と内通した王翦は夜襲を命じて一気に攻め落とし趙王に降伏させる。そして嬴政は太后の旧居と5里以内に住むもの全員を生き埋めにするよう命じ憎しみを断ち切る。韓、趙が滅び、魏が降伏するなか楚の丹太子は秦王・嬴政の暗殺計画を練み命の恩人である燓於期を刺客の要求通り始末するが・・・

75話~最終話(78話)

75話76話77話78話(最終話)

秦王・嬴政は難攻不落の魏の都・大梁城を水攻めで降伏させる。楚への進攻策を協議するなかで封建制の実施は保留すると告げると王翦は秦将のために不平を鳴らす。陳郢にいる羋啓が楚に下ったために李信と蒙恬は倍の兵力で包囲されて大敗する。そして長い対峙から楚を滅亡させると燕と代を滅ぼすために北に向かい斉に降伏を訴える。そして天下統一を果たすときが・・・