映画「十二人の死にたい子どもたち」ネタバレあらすじと作品情報キャストの紹介

 

作品情報

「天地明察」などを手掛けてきた沖方丁のミステリー小説を杉咲花・新田真剣佑・北村匠海・橋本環奈などの豪華共演で「人魚の眠る家などを手掛けた堤幸彦監督が映画化。

死にたい十二人の子どもたちがサトシの呼びかけにより廃病院に集結する。

集団安楽死のためだったが何故かそこには死体が!

このままでは犯人扱いされてしまうため心残りなくこの世を去るためにも真相を突き止めようとするのだが・・・

キャスト

・サトシ/1番(高杉真宙)集いの主催者

・ケンイチ/2番(渕野右登)空気読めないいじめられっ子。

・ミツエ/3番(古川琴音)バンドマンを崇拝、ゴスロリ。

・リョウコ/4番(橋本環奈)天才子役と評された人気女優。

・シンジロウ/5番(新田真剣佑)医療に詳しく推理好き。

・メイコ/6番(黒島結菜)ファザコン。

・アンリ/7番(杉咲花)全身黒服で知性が高い。

・タカヒロ/8番(萩原利久)クスリを常用している。

・ノブオ/9番(北村匠海)爽やかな青年だが・・。

・セイゴ/10番(坂東龍汰)弱い者は守る不良。

・マイ/11番(吉川愛)ギャルでおバカ。

・ユキ/12番(竹内愛紗)目立つ事を嫌う

・0番(とまん)廃病院で発見される。

 

ネタバレあらすじ

 

サトシはネット上でテストを行ない自分を含め12名で集団安楽死をするため「集い」に招待しました。

かつて父親が経営していた廃病院に行き吸い殻が落ちていたので先に誰か来ているのかと思ったが到着順に手にする番号は「12」すべてありました。

集いの場となる地下には「12」のベッドが真ん中にある長いテーブルを囲むように置かれています。

サトシは番号を手にする人が本当に本人かどうかを確認してから最後に集いの場に行くが何故か1番のベッドに死体(0番)がありそれも含め全員で13人いました。(番号を手にした順番はキャスト参照)。

冷静沈着なサトシは動揺することなく「あの方は誰ですか」と皆に聞くが他の11人はサトシが先に行動したのかと思っていたので知らないと言います。

全員で決議を行ない辞退するのは良いが反対者がいればとことん話し合うのがルール。

「今すぐ実行するか」の問いに2番のケンイチだけが部外者と一緒なんて嫌だと反対します。しかし「私たちは誰か知ってるの」とアンリに聞かれ言葉に詰まります。

 

謎解き

0番の横には大量の睡眠薬があり、それを見たシンジロウとタカヒロは「クスリが効く前に嘔吐するはずだからそれで命を落としたとは思えない」と言いました。

「クスリに詳しくない者の偽装工作、これは殺人だ」

サトシが家に遺書を残してきているので12人の集団安楽死はすぐに受け入れられると思うが0番が部外者であり誰かの手によって始末されたのであれば犯人と疑われる可能性もあります。逆に0番によって12人が手に掛けられたと思われるかも・・・

母親から保険金を掛けられているセイゴは契約1年未満で自ら命を絶ったと思われなければいけないのだと怒ります。ずっと生き続ける道もあるが母親の周囲には金を目当てに実行する者がいるのです。

 

0番はかなり衰弱していてベッドの横に車椅子があった事から普段から車椅子生活だったことは予想出来ます。

療養生活が長いシンジロウは車椅子生活でも靴は履くはずだと口にするとミツエはトイレで片方の靴が落ちていた事を思い出します。マイは外の花壇に帽子とマスクが落ちていたと口にすると「靴の話をしてんだ」とセイゴは怒ります。

空気読めないケンイチは帽子とマスクなら2階のカウンターで見たと横から言いました。

ノブオとセイゴはエレベーターを待っていたがいつまで経っても6階から下りてこないので階段を上って確認しに行き屋上から下りてきたタカヒロと3人で確認すると椅子が挟まって閉じないようになっていた事を思い出します。

エレベーターが6階で止まっていたのにどうやって来たのか・・・。そもそもサトシが決めたルートでは狭い箇所があるため車椅子は通れません。

シンジロウは正面玄関にモップが落ちていて確認すると自動ドアが開いていたのだと把握していたので車椅子が通るためだったのだと思います。

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グループ分け

マイ・セイゴ・ケンイチが帽子とマスクが落ちていた花壇に、

シンジロウ・ノブオ・ユキが正面玄関の確認に、

ミツエとリョウコは片方の靴があるトイレに、

タカヒロ・アンリ・メイコは6階エレベーターに向かいます。

 

花壇で帽子とマスクを確認したケンイチは「2階のカウンターで見たものと一緒だ」と口にすると参加したのはイジメが原因なのかとマイに聞かれます。

空気読めない発言が多すぎるのでマイはちょっとイラついていたがセイゴから「お前が言うな」と突っ込まれます。ケンイチは2年近くいじめられていたのだと話すと弱い物イジメが大嫌いなセイゴは俺が懲らしめてやると告げ、マイは「空気読めない人って人気者にもなれるんだけどね」と言いました。

セイゴはサトシから聞いていたのでベンチの前に落ちていた吸い殻を拾います。

 

シンジロウは狭い通路では車椅子が通れない事、車椅子を乗り捨てて這いつくばって中に入りモップを手にしても自動ドアのロックを解除するには届かない事を確認します。よって0番は正面玄関の自動ドアから誰かの助けを得てやってきた事が分かります。

シンジロウは親が警察官だった事もあり病気で思考しか楽しみがなかった事から推理が好きでした。ノブオはお見事だと感心します。

一方、トイレで靴を確認したリョウコはタバコのようなものが落ちているのを目にします。これはミツエが若くして亡くなってしまったバンドマンのところへ行く前に彼が好きだったものを最後だからと吸ったものでした。

 

エレベーターで片方の靴を拾ったタカヒロは確認したい事があると屋上に行きます。説明しようとするが吃音なので「分かりにくくてゴメン」と言います。

アンリは別に謝る事じゃないし最初に会った時より大分マシになっていると告げます。

子どもの頃からジタバタして落ち着きがなく親にクスリ付けにされていたタカヒロは「今日はクスリやってないしそんな事ないよ」と答えるが頭が混乱するのはそのクスリのせいだと言われます。

タカヒロが母子家庭だと知ったメイコは「私の父親だったらそんな女追い出している。うちの母親は2番目も3番目も追い出されたし」と勝ち誇ります。

その時シンジロウ・ノブオ・ユキが屋上にやってきたのでタカヒロは手にしていた靴を後ろに隠します。

そして勇気を持ってノブオを呼び「君がやったの?」と聞くとあっさりと認めました。ノブオはみんなの前で話すと告げて階段を降りていきます。

 

廃病院について屋上にいたタカヒロは6階でノブオとセイゴに会った時に「屋上は広くていいよね」とノブオに言われた事を思い出したのです。

また3人でエレベーターに乗ったときには靴がなかったのに次乗るときには落ちていたのでジャケットを手にして最後に降りたノブオしか靴を捨てる事はできないと気付いたのです。

しかし、そのノブオが集いの場に現われません。

とにかく解決したことで集団安楽死の準備に手分けして入るがセイゴが血痕を発見しノブオは誰かに階段で突き飛ばされ怪我を負ったんじゃないかと疑います。

シンジロウはノブオの他に協力者がいたとすれば6階でエレベーターを止めていた事も納得できるし真相を話そうとしたので口封じされた可能性もあると言います。

その時、ノブオが現われ「階段で突き落としてくれてありがとう」とメイコに言いました。メイコはさっさと実行に移したかったので突き落としてしまったがノブオは責めるつもりはないと言いました。

 

結末 十二人のしにたい子どもたち

①アンリは実行の妨げになるものは先に見付けておきたいと誰よりも先に到着し②番目にやってきたノブオと屋上から見下ろしていると0番の車椅子を押す人物がやってきました。

一階に降りると0番を乗せた車椅子を押していた③が姿を消していました。トラブルで中止になるのはゴメンだと思いとりあえずノブオと一緒に女子トイレに隠し自分だけ屋上に戻る。

ノブオは「④リョウコが来たから早く移動させて」とアンリから連絡を受け一階にあった椅子二脚に乗せて二階に上がるが⑤ケンイチが雑誌を読んでいたので6階まで運びました。

2階には③が身に付けていた帽子とマスクが捨てられておりノブオは回収します。

⑥サトシがやってきて集いの場の鍵を開けて巡回に行ったのでその間にノブオはベッドを運び出し0番を乗せて戻ったのです。

アンリとノブオの計画は先に実行してしまった参加者に仕立て上げる事でした。しかし屋上で見ていたアンリは予定にない13番目がやってきたので裏階段を使って下におりノブオから手渡された帽子とマスクを花壇に捨ててメイコに話しかけたのです。

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番号を手にした順番ではなく病院にやってきた本当の順番は・・・

 

①アンリ

幼い頃に火事で弟を失う。悲しまなかった母親を見て何で自分は生きているのかと考えるようになり望まれずに生まれてきた子供もいるんだと世間に知らせるために参加

②サトル

大抵は人並みに出来てしまい爽やかな性格だったが嫉妬から学校では虐めを受けていました。ある日、こいつさえいなければと咄嗟に思い階段で突き落とすと相手が帰らぬ人となってしまうが事故で処理されてしまいます。

イジメは亡くなったが黙って生きている事が辛くなり参加。

③マイ

事故の後遺症で左側が麻痺しており十分苦しんだから楽になりたいと参加

④リョウコ

タバコを吸って外で時間を潰していた。最後の集いの場でマスクと帽子を外したので人気女優だったことで参加者から驚かれる。天才子役と評価され金の道具として扱われてきた事にウンザリし最期は本名で消えたいと参加。

⑤ケンイチ

いじめられて参加。二階で雑誌を読んでいた。

⑥サトシ

母親が兄と無理心中を図った事が原因で病院を経営していた父親が鬱になってしまい自ら命を絶ってしまいました。廃病院となってしまった場所を集いの場として招待した。一番にやってきたと思ったが電気系統が付いていたのが気になりすぐに巡回に行った。

⑦ミツエ

若くして亡くなったバンドマンの後を追うため参加。

⑧シンジロウ

なんでモップが落ちているのかと推理しロックを解除したのだと推理していた。ずっと病気で苦しんでおり治ることはないので楽になりたいと参加。

⑨タカヒロ

クスリのせいで情緒不安定となり参加。

屋上にいた。6階にやってきたノブオとセイゴと一緒にエレベーターで下りる。

⑩セイゴ

母親に保険金が下りないように参加。

何故か汗だくなノブオに話しかけるとエレベーターが動かないというので6階に確認しに行く。

⑪マイ

外で時間を潰していたので建物内には最後に入る。花壇で帽子とマスクを目にする

⑫メイコ

アンリに声を掛けられ参加者なのかと確認される。ファザコンであるため経営難で苦しむ父親を助けるために参加。

 

0番は死体ではなく昏睡状態でした。鼾が聞こえてきたので参加者は驚きます。

アンリとノブオは生きているのを知ってたんじゃないかと責められると今までおとなしく目立たなかったマイが「違います」と声を出しました。

0番はマイの兄であり同じ交通事故で植物状態になっていたのです。自転車で二人乗りしていて兄のマフラーを面白半分で引っ張った事が原因で事故に遭ってしまい自分のせいだと苦しんでいたのです。

誰よりも先に来て2人でクスリで眠ろうとしていたマイだったが車椅子が通れないので自動ドアのロックを解除しようとしたところ2人がやってきたので隠れたのです。

会話の内容から共に実行させようとしている事が分かり二人に任せたのです。

話を聞いていた参加者は「そんなの普通にやる」、「偶然の事故」、「あなたのせいじゃないでしょ」とそれぞれ意見を述べます。

 

「たまたま不幸があって出会ってしまっただけ、みんなそうじゃないかな」とシンジロウは口にすると「私も病気だから分かる」とマイは言います。

しかし、病気がヘルペスだと知ると参加者はシーーーーーンとなります。

生まれてくるべきじゃなかったと皆で抗議するべきだとアンリだけは声を荒げたが「それだけはっきりした意見があるなら生き続けて訴えるべき」と言われます。

もうすぐ体が動かなくなるシンジロウはみんなと出会い話し合ったことで、いつかその日が来るまで自分の意志で生きてやると思えるようになっていました。それと同時に参加者全員に生きて欲しいと思いました。

 

サトシは集いを中止にしないかと提案すると結論を出すまでに時間がかかった人もいたが全員が挙手しました。

アンリは「この集い初めてじゃないでしょ」と聞くとサトシは「3回目」と答えました。

「必ず成功させようとする参加者がいてもいいでしょ、また会いましょう」と告げアンリは去って行きました。

 

感想 十二人のしにたい子どもたち

正直、命を絶ちたい理由については病気の人以外はよく分からなかった。

イジメなんて環境を変えれば乗り越えられるし「どこに行ってもそんな人はいる」や「逃げ癖が付くから」とか平気で綺麗事を言いたがる人間に限ってしょうもない人が多い。

マイはなんなのさ(笑)ヘルペスって・・・・。急にコメディになるから声だして笑ってしまった。いや、本気で悩んでいたら笑ったらダメですね(反省)。

0番を誰にも見られずに運ぶのはちょっと無理があるでしょうと思ったり、もう少し人数下げてくれないかなと思ったりしましたが「話す事」の重要さが伝わってきた作品でしたね。

おバカなマイに言葉でケンイチはおそらく救われたでしょう。

友達がいない、相談する人もいなければ自分でコミュニティをつくってしまうのもアリなのかもしれない、そう思わせてくれた作品でした。

この12人で家族のように結束し誰よりも幸せになってやると矛先を変えれば強力だと思いますよ。

 

 

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