映画「推定無罪」ネタバレあらすじと結末/関係を持った美人検事補が殺害され容疑者に

 

作品情報・キャスト

1000万部達成したS・トゥローの小説をハリソン・フォード主演にアラン・J・パクラ監督が映画化。

首席検事補のラスティは愛人にしていた美人検事補キャロリンが惨殺されると嫌な予感通り容疑者として逮捕されてしまいます。

法廷で身の潔白を証明しようとするが・・・

◆ラスティ・サビッチ(ハリソン・フォード)◆バーバラ(ボニー・ベデリア)◆サンディ・スターン(ラウル・ジュリア)◆レイモンド(ブライアン・デネヒー)◆ラレン・リトル判事(ポール・ウィンフィールド)◆キャロリン(グレタ・スカッキ)◆トミー・モルト(ジョー・グリファシ)◆ニコ・デラ・ガーディア(トム・マーディロジアン)◆リップサンダー(ジョン・スペンサー)
スポンサーリンク

 

ネタバレあらすじ/推定無罪

 

地方検事補のラスティは、殺された美人検事補キャロリンの事件を担当するようレイモンド検事からお願いされます。

選挙が迫っているレイモンドは部下の検事補を守れない検事が市民を守れるわけないと思ったのです。

立候補出来なかったラスティは気心の知れたリップサンダー刑事と共に調査に入ります。

キャロリンが調べていた収賄容疑のBファイルが紛失しており探すとレイモンドが大事に保管していました。

キャロリンは5年前に賄賂を受け取っている検事補がいるから逮捕するようレイモンドにお願いしていた事を知ります。

保護観察官だった頃のキャロリンは次期地方検事だと町の英雄になったラスティに興味を持っておりレイモンドを通して検事補になりラスティに近付いたのです。

キャロリンは身体を使って出世する魔性の女であり検事局の複数の人間と肉体関係にありました。

 

被害者と愛人関係だった

キャロリンの通話記録を調べるとラスティの自宅に頻繁にかけている事が分かり現場にはラスティの家にあるカーペット繊維とラスティと同じ血液が残されていました。

実はラスティはキャロリンと一時愛人関係となっており魔性の女だと気付いてから関係を絶ったが妻のバーバラはその事で苦しみました。殺してないラスティは疑われないように黙っておくようリップサンダー刑事に願い出ました。

キャロリンはレイプされ殺害されたと思われたが化学分析の結果、殺された後に縛られ膣からペッサリーと併用するゼリーが検出された事でレイプに見せ掛けた殺人だと分かります。

 

容疑者

デラが当選しレイモンドは過去12年の思い出を語り感謝を述べました。

リップサンダー刑事はデラの後ろ盾であるモルト署長の事情聴取を受け持っていた証拠物件の受け取りも召し上げられ担当から外されました。

騒ぎが始まる前にリップサンダーは裁判所に行き5年前にキャロリン保護観察官が調べていた紛失したファイルを調べると担当検事はモルトでした。

現場に残されたビール入りのコップからラスティの指紋が検出され、リップサンダーが持っていた証拠によりモルトとニコから疑われラスティは家宅捜査を受けます。

ラスティは一流の弁護士が必要だと思いサンディに依頼すると犯人と同じA型抗体を持っている事が分かり告発され裁判になるのは確実だと言われます。

逮捕されたラスティは引き続きサンディに依頼します。

選挙に敗れラスティもキャロリンと関係を持っていた事に怒ったレイモンドはラスティを切り捨て検察側の証人になってしまいます。

 

ラレン・リトル判事が担当になりサンディは犯行現場への立ち入り許可の申請をします。

3週間後の法廷では指紋がついたグラスが警察の証拠保管室が消え問題となりサンディはグラスの写真は認めるが指紋の証言は認められないと言います。

レイモンドは自分が指示したにも関わらずラスティが自ら担当になる事を希望したと言いました。

サンディはBファイルの調査を12年間忠実に尽くしたラスティではなく肉体関係のあったキャロリンを担当にさせたのは誰なのかと問い追い詰めます。

 

結末

リップサンダーは保護観察官だったキャロリンにより刑務所に送られた者が犯人だと思い調べるとBファイルだけが紛失していたと述べました。

しかしラレン・リトル判事は裁判に関係ない内容だとい言いそれ以上の事を述べる機会は与えられませんでした。

ラスティと同じ血液、同じカーペット繊維、だと言うだけでラスティのものだという証拠は何一つなかった。

ラスティとリップサンダーは5年前に罪を逃れた男を捕まえると保護観察官のキャロリンとラレン・リトル判事が小遣い稼ぎをしていた事を知りモルトではありませんでした。

裁判では指紋つきのグラスの提示はなく、またキャロリンは卵管結紮手術を6年前にしており避妊剤を使用するはずないとサンディは証明しました。

結局、ラスティの犯行を示す証拠がない事で推定無罪となります。

 

真犯人

指紋つきのグラスは捜査を外されたリップサンダーがモルトのサインを確認し保管室に戻さなかったのです。

また、当時離婚して深酒となりキャロリンと関係を持ったラレン・リトル判事は汚職するようになり落ち込んでいました。腐敗していたレイモンドが警察を浄化し判事の理性とキャリアを救ったのでした。

ラスティは家に帰ると血痕と毛髪が付着した金槌を見付け洗っていると「やったわ」とバーバラは言いました。

家庭を壊したキャロリンを許せずバーバラは夫の仕業に見せ掛け殺したのです。妻の犯行を知った夫は真実を追求せず事件は迷宮入りとなる。すべてはバーバラの計画的完全犯罪だった。

 

洋画
スポンサーリンク