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<ネタバレ・あらすじ>映画やドラマ、小説などのネタバレになります。

「 親切なクムジャさん 」< ネタバレ・あらすじ >これぞ復讐、しかし虚しさが押し寄せる (感想・キャスト)

 

 

~注意~

●これから邦画・洋画・ドラマをご覧になる方は、

内容・結末を知る事になりますのでご注意くださいませ!

 

 

 

 

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韓国の鬼才パク・チャヌク監督 復讐3部作の最終編。

幼児誘拐殺人で13年服役を終えて出所したクムジャ。しかし彼女は娘ジェニーを守るために無実の罪を背負っており真犯人ペクへ復讐を開始するが・・・

◆クムジャ(イ・ヨンエ)◆ペク(チェ・ミンシク)◆ジェニー(クォン・イェヨン)◆チャン(オ・ダルス)◆誘拐犯1(ソン・ガンホ)◆誘拐犯2(シン・ハギュン)

< ネタバレ あらすじ >

親切なクムジャさん

13年半服役していたクムジャが出所します。

当時二十歳だったクムジャは幼児誘拐事件で自分が犯人だと自首しテレビニュースを通して知らされるが残忍な犯行手口だったにも関わらず清純な姿と若さに世間は衝撃を受けました。

伝道師から「魔女のような邪悪さの奥にある天使を見た」と言われたクムジャは刑務所では天使のように振る舞いとても優しかったことから「親切なクムジャさん」と呼ばれていました。

ところが出所の時、「豆腐のように白い心で二度と罪を犯さないように」とサンタの服装のマーチングバンドを引き連れて笑顔で出迎えた伝道師の手を振り払い「余計なお世話だ」と言い捨てサングラスをかけて去って行きます。

 

<5年服役していたキム・ヤンヒ>

売春組織の元締めを誤って絞殺してしまい服役したヤンヒは落ち込んでいたがクムジャの言葉によって導かれ罪を償い、そして好意を持っていました。

出所したクムジャはヤンヒに会いに行くと涙を流しながら抱きしめられます。

無免許で美容師をしていたヤンヒは店を持てるほど腕を上げておりクムジャに部屋を提供するが前は優しい目だったのにそっけない態度を取られるので好意を持っていたのは自分だけだったのかとがっかりします。

そんなヤンヒは「もう作戦開始?」と聞きました。

タバコを吸いながらクムジャは「作戦は13年前から始まっている」と心の中で笑い犬橇に乗せた男を射殺する夢を見て笑みを浮かべます。

 

<被害者の両親>

クムジャは被害者の両親に会いに許しを請うため10本の指を切り落とそうとするが1本切り落としたところで通報され救急車で運ばれます。

刑務所で得たお金を手術代に注ぎ込み退院したクムジャは「ナルセ」という店を訪ねパティシエとして働きます。

店長は刑務所にいた時にケーキの作り方を教えてくれた先生であり、そこで働いている若者クンシクは美貌なクムジャを見て気に入り「お姉さんと呼んでいいですか」と浮かれるが「クムジャさんと呼びなさい」と言われます。

<6年服役していたウ・ソヨン>

愛する男と一緒に銀行強盗をして服役していたソヨンは手紙を書こうとするが服役してきたクムジャがずっと泣いていたので「煩い」と本を投げつけました。

そのあと愛する男と会えないことで憔悴していったが検査の結果慢性腎不全でした。クムジャは腎臓を提供し「自分なんかのために馬鹿だな」と泣くソヨンに「煩い」と最初に言われた言葉を投げかけ笑いました。

クムジャは会いに行くとソヨンは一緒に銀行強盗した男と小さな鉄工所を営んでいました。命の恩人との再会にソヨンは喜び「クムジャはすごい作戦の準備中だから協力して」と男に言いました。

クムジャは法句経の本を出します。一枚一枚引きちぎって壁に貼っていくと拳銃の作り方が描かれていました。刑務所で元北朝鮮のスパイだったコ・ソンスクと出会い認知症で厄介者扱いされていたがクムジャは積極的に世話をしていると「仇があるから同志だ」と法句経を授かったのです。

帰宅すると階段に伝道師がおり「なぜ変わってしまったんですか、あなたらしくない。教会に来てください」と言われます。クムジャは「住所を教えないでください」と先生に電話したあと「改宗したんだ」と法句経を見せました。

 

<姦通罪で1年服役していたオ・スヒ>

服役したスヒは姦通した夫と相手の女を食べたという巨体女に強制的に奉仕させられていたところクムジャに助けられていました。クムジャは風呂場で石鹸を使って巨体女を転ばせたのです。

クムジャは会いに行くと「スタイルが変わったわね、真っ赤なアイシャドウなんかしてどうしたの」と聞かれ「親切はやめたの」と答えました。

スヒは芸術家として活躍しており男の生首を掴む女性の像を作っていました。クムジャは銀で作ってとデザイン画を渡しました。

「奴は見付けたの?もう作戦実行したの?・・・ご馳走は残しといて最後に食べるってことね」

 

<真実・娘の存在>

学生だったクムジャは18歳の時に妊娠してしまい教育実習生としてやってきたペク先生を頼ります。

「妊娠したから先生と一緒に住んでいい?母親とは居辛いし今の彼氏に父親は務まらないし父親のところにも行けないし」

 

クムジャは働いているとお店に元担当刑事がやってきます。クムジャの供述はおかしなところが多いので真犯人は別にいるのではないかとずっと疑っていたのです。

クンシクに誰なのと聞かれたクムジャは「私があなたと同じ年の頃、子供を誘拐して殺したの、その時の担当刑事よ」と普通に言いました。

クンシクは「罪を犯したなら反省して二度としないことだ」と偉そうに説教するが新聞を読みながら聞いていたクムジャは「あと1人やるわよ」と言い部屋に連れ込んで相手をしてやります。

「ペクは子供をしばらく預かって金持ちから身代金を頂いて無事に返すのは良い誘拐だからと実行したがあと5分泣いたら殺すと忠告したのに泣き止まなかったので本当に殺してしまった」

髪を解かしながら話すクムジャは「自首しなければ娘を殺すと脅されたの」と真実を話しました。

 

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娘ジェニーが養子に出されたと知ったクムジャは窓を突き破って侵入し調査を開始します。

早速居所を見付け飛行機で飛び「一目で良いから会いたい」とお願いするが義父母と意気投合し酒がすすんで楽しみます。

後日、「韓国に連れて行って」とお願いされたクムジャは義父母が怒るからダメと頑張って訴えるがナイフを自分の首に当てたので根負けして飛行機で連れて帰ります。

スヒが作った銀像が取り付けられているピストルが完成します。ジェニーが受け取ろうとしたのでクムジャは手を叩き受け取ります。

「なんで私を捨てたの?」

なんども聞かれるがクムジャは娘の頭を撫で「ピクニック楽しみましょう」と告げました。

夜中目を覚ましたジェニーはビー玉で遊ぶウォンモに話しかけるが映画が分からないようだったので「ダメね」と眠りに入ります。

(クムジャはウォンモに会って許しを請いたいと強く願い儀式のような事を行っていたので現れたものと思われる)

 

1年服役していたパク・スギョン

巨体女(スヒを虐めていた女)は部屋の主みたいな存在であり服役してきたイギョンに暴力を振るっていました。

クムジャは石鹸で転ばせたあと食事を食べさせる担当となり漂白剤を入れて運び続けました。優しい言葉を掛けながら「早く食べて元気になってね」とどんどん食べさせついにその時が来ました。

巨体女が姿を消し同じ部屋の者は全員笑顔となり「親切なクムジャさん」と称えます。

しかし、その事もあり主となったクムジャの依頼は誰も断れなくなってしまいました。先に出所したスギョンはクムジャに依頼されペクのいる英語塾を見付けており、名門大卒のソンウンが出所してその塾に就職しペクが車を買替える事、そして美人の販売員イジョンと結婚したことなどクムジャは出所してすぐに把握していました。

 

< クムジャの復讐 >

伝道師はクムジャをずっと監視しておりすべての行動をカメラで撮ってペクに伝えていました。

ペクはさっそく仲間である誘拐犯二人に伝道師から渡されたクムジャの資料を見せジェニーを浚うよう言いました。

スギョンはペクと一緒にご飯を食べる最後の任務に出るが激しく暴行され拘束されてしまいます。

誘拐犯二人はクムジャを暴行しジェニーを車に乗せるが、隙を与えるために耐えていたクムジャはすっと立ち上がり至近距離から撃ちました。またジェニーを引き摺って逃げるもう一人の犯人も至近距離まで追い撃ちました。

拘束されて顔がボコボコなスギョンは笑うとペクが眠りにつきます。食事には睡眠薬が大量に仕込んであったのです。

ゆっくり鍵を開けて入ってくるクムジャ。

ペクが身動きできないようにグルグル巻きに拘束しスギョンに運転させます。

眠っているジェニーの持物をチェックすると手紙が入っていました。

「復讐したかったけど顔も分からない。どうして私を捨てたの?簡単に許せるわけない、三回謝ってよね」

クムジャは服役していた事を伝え「大きくて深い罪を背負ったママは愛らしい娘を持つ資格はない。人は誰でも失敗するが罪を犯したら贖罪すべきなの、母親をいない子にさせてごめんなさい」

クムジャは泣きながら抱きしめ3回謝罪するとジェニーは抱きしめ返してくれました。

 

< 結末 復讐 >

拘束してペクを何度も蹴り飛ばし拳銃を突き付けると彼のポケットの中で電話が鳴りました。

その電話にはウォンモの宝物であるビー玉がぶら下がっており、よく見ると子供が大事にしているような物が何個が付いていました。

クムジャは被害者はウォンモだけではないのだと気付き元担当刑事に携帯を持って会いに行き「真犯人を突き止めていれば4人も被害に遭うことはなかった」と責め家宅捜索するようお願いしました。

ペクの家には犯行を撮影したディスクが机の下に隠されていました。

責任を感じる刑事とクムジャは被害者の両親に連絡して集まってもらい映像を見せたあと「法的な裁きを望むなら刑事に身柄を引き渡します。個人的な処罰を望むなら今すぐここで手を下せます」と告げました。

遺族が話し合っている会話がすべて届いているペクは恐怖を感じます。

 

一気に始末するのは生ぬるいと意見がまとまり1人1人じわじわと斬り付ける事にしました。

ペクがいる部屋に入る順番をクジで決め1人ずつ刺していき怒りが込み上げ斧を振り回し「私たちが最後じゃないから」と妻に止められる者もいました。また心臓が弱くてと一番の力で無かった人はハサミを首にぶっさしました。

全員で掃除したあと集合写真を撮りクムジャは「私は刑務所でも1人やっています。この中で密告する者がいたら・・・」と言いました。

そして雪山に穴を掘りクムジャはペクの身体に銃弾を撃ち込み皆で土をかぶせました。

 

クムジャが働く店に移動し彼女が作ったケーキをみんなで口にします。

「フランスでは会話が途切れ静寂した時に天使が通り過ぎると言われている」

全員が子供の宝物を握りしめ涙を流します。

クムジャは赤いシャドウを落としているとタバコを吸うウォンモが現れます。

許しを請いたいと思い近付いて跪くがいつのまにかウォンモは成長した姿になっておりクムジャの口を塞いで去って行きました。

迎えに来た義父母と一緒に寝ていたジェニーは何かを察知して寝間着のまま外に飛び出します。店を出たクムジャは復讐するため他人の心を利用したが魂の救いは得られませんでした。

後ろを付いてくるクンシクを無視して歩き続けるクムジャはジェニーの姿を見て抱きしめます。

「白い心で白く生きて」と見た目豆腐のような真っ白いクリームを差し出します。

ジェニーは指ですくって舐めたあと、もう一度指ですくってクムジャの方に向けます。クムジャは舐める事ができません。ジェニーは粉雪が舞う空を見上げ「もっと白く」と口を開きました。

涙を流すクムジャはクリームに顔を押しつけ泣きジェニーは後ろから抱きしめ「さよなら クムジャさん」と言いました。

 

< 感想 >

復讐心を抱きながら生きてきて最後は説得されてできない物語は多いのでそういった意味では満足だったかな。

しかしジェニーの父親は誰なんでしょうか?最初ペクが父親なのかと思ったが会話の流れから違いますよね。また妊娠してしまったクムジャはなんでペクを頼ったのか。その変をもうちょい詳しく描いて欲しかったです。

許しを請いたい=そんな想いを描くのはいいですが正直いらなかった。最初幽霊の話かと勘違いしましたから。そうなるとクンシクの存在も必要なくなってきますが。

復讐がテーマな作品は多々ありますが、どんなに虚しさなどが残っても実行してくれないと私は作品としては満足しません。この作品は13年間計画していたものですから尚更です。

それにしても随分詰め込みすぎじゃないかな^^;