作品情報とキャストの紹介
東直己の原作を大泉洋・松田龍平の共演で橋本一監督が映画化。
札幌を舞台に探偵の「俺」が相棒の高田と共に事件を追及していくコメディー犯罪ミステリー。
探偵はBARにいる2ススキノ大交差点=「俺」の知り合いのオカマのマサコが殺された。俺と高田は犯人探しに出るがマサコがいなければバイオリンを辞めていたという河島弓子が現れる。マサコと政治家の関係は?マサコと弓子の関係は?明らかにされる過去。
「探偵はBARにいる」と、
「探偵はBARにいる2ススキノ大交差点」のネタバレあらすじになります。
ネタバレとあらすじ/「探偵はBARにいる」
札幌ススキノの街で俺は探偵をしている。「KELLER OHATA」のBARの名刺を持ち歩き依頼がある時は店にある黒電話にかかってきます。
ある日、近藤京子と名乗る女性から電話がかかってくる。
「あれ~京子ちゃん、ひさしぶり~・・・どちら様でしたっけ?」
弁護士・南という男に会い去年の2月5日に加藤は何処にいたか聞いてくれと10万振り込んできました。簡単な仕事を片付けるがいきなり何者かに襲われ雪の中に埋められてしまいます。
凍え死にそうになりながらもなんとか脱出した俺は相棒の高田を呼び付けます。俺の相棒高田は国大農学部でよく分からない研究助手をしており空手道場の師範で喧嘩が強いが出来ればずーっと寝ていたい男で感情が表にほとんど出ない奴です。
俺が雪で埋められ死にそうな時も「これ以上近付くと死ぬよってメッセージじゃないかな」とクールに言うので「そーゆーふーに口で言ってくれればいいのにねー」と言い放ちます。
俺は高田と共に弁護士事務所を張っていると俺を雪で埋めた奴が現れ、清輪コーポレーションと書かれた車に乗り込んだので尾行すると花岡組をバックにもつ則天道場に辿りつきます。
去年の2月5日を調べると快楽会館で放火があり亡くなってしまった被害者の名前が近藤京子で犯人と言われていたシンナー中毒で死んだ田口晃は則天道場に通っていたことを知ります。
田口晃の実家を訪ねると貧乏な割には立派なテレビが置いてあったのでどこからか金が流れているのではと疑います。
また近藤京子の実家を訪ねると京子の店は「足長おじさんがくれたもの」だから売れなかったと言っていたことが分かります。
足長おじさんは去年「路上で連れされそうになった女性を助けようとして殺されてしまった」と聞いて霧島グループ社長の霧島敏夫だと気付きその妻はクラブのママ沙織だと分かります。
殺された日も去年の2月5日だと分かり 霧島が亡くなった現場に行くと沙織が花を持って立っていました。俺は沙織が近藤京子ではないかと疑ったが沙織はそれを否定しました。
結末/探偵はBARにいる
俺は知り合いのヤクザから南弁護士は闇金の花岡組の顧問弁護士だと情報を得ると帰宅途中に田口晃の父親がクラブから楽しそうに出てきたので捕まえて金の出所を軽く拷問して吐かせました。
田口晃は二か月前から行方不明とされていたが事件の前日に則天道場にいる晃と電話で話して会話を録音していたので花岡組を強請って金を得ていたのです。「加藤」は俺を埋めた奴だと分かったが田口両親を殺したあと用なしとなり花岡組に殺されていました。
快楽会館の跡地に建つ施設のオーナー岩淵恭輔は関西のフィクサーであり現社長は恭輔の息子・貴で結婚する相手は沙織でした。調べれば調べるほど俺は正義感が強い霧島が大好きになっていたので騙されて殺されたに違いないと思い沙織に怒りをぶつけました。
近藤京子から最後の依頼の電話があります。小樽にある喫茶店に沙織が男と現れるから「その写真を撮れば沙織は終わりだ」と言われ俺はひたすらカメラを持って待ち続けます。
しかし披露宴の時間が迫ってきても沙織が現れない事で近藤京子がやはり沙織だったんだと気付きます。
「探偵は依頼人を守らなければならない」
急いで披露宴の現場に駆け付けると沙織が担架で運ばれるところでした。
沙織は愛する霧島が殺され復讐するために相手の懐に潜り込んでいたのです。
花岡組は会館を売らない近藤京子を放火して殺し犯人を田口に仕立てたが霧島が真相に気付いてしまったので殺したのです。
披露宴で沙織は岩淵親子と南弁護士を撃ち殺した後、自らの頭を撃ち抜いたのです。
「KERRER OHATA」に沙織から霧島の高級時計が届けられます。
手紙には「あなたに使って貰えたら霧島も喜ぶでしょう」と書かれてありました(終)
ネタバレあらすじ/探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点
札幌で「俺」は探偵をしている。「トムボーイズパーティー」で働くおかまの友達マサコは趣味で始めたマジックを客に披露していました。
努力化のマサコは東北代表となり、出場した全国大会で優勝し有名となるが二日後に殺されてしまいました。
マサコは北海道で圧倒的な指示を集め脱原発をすすめる政界の大物・橡脇孝一郎の愛人だという噂があったためススキノの知り合い達の間では余計なことは口にしない雰囲気が漂っていました。
橡脇は父親のサポートをしていた15年前・マサコの愛人でした。
マサコがテレビで有名になったことでスキャンダルを握られないために殺したのではないかと俺は疑いました。
だが橡脇の父親を殺した桐原組は身内を調べていると勘違いしたようで俺は拉致されスキーのジャンプ台から落とされてしまう・・・だが見事着地しました。
マサコがファンであったバイオリニスト河島弓子が現れます。弓子はマサコがいなかったらバイオリンを辞めていたと言い自ら捜査していたので俺は必ず真実を暴いてやるから依頼人となって弓子には動くなと告げます。
見た目が幼い事から「学生」と呼ばれている客引きが事件当日マサコの家から橡脇が出てきたところを目撃していました。弓子が俺の名前を使い橡脇が絡んでいる決定的証拠を掴んでいると記者に密告した為に、俺は桐原組に追われた後、花岡組が仕切る橡脇陣営からも狙われ、更に脱原発を支持する白マスク集団からも追われることになってしまいます。
事件後、橡脇陣営の1人から札束を渡されマサコが可愛がっていたトオルが姿を消したことが分かります。トオルとマサコは同じ室蘭の出身でありマサコは母親が病気で亡くなった後、借金を抱え荒れるようになった父親に捨てられていたことが分かります。
また一生懸命働いて得た金を離れてしまった妹に送っていたことを知ります。
事件現場に散らばっていた赤いバラは橡脇が買ったことが分かり訪ねるがお祝いしに行っただけだと言われます。俺は弓子に橡脇を訴える事を告げ別れました。
結末/探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点
俺は高田と客引きの「学生」と飲みに行きました。酔っ払った学生はマサコの家から出てきたところ目撃したと言っていたのに「なんで橡脇は赤いバラを持ってマサコの前に現れたんですかね」とつぶやきました。
「赤いバラ」の情報は警察内部の人間しか知らないはずで学生が知っているわけがない。
問い詰めた結果、有名になっていった妬みからマサコを殺したのだと白状しました。パニックを起こした学生は店を飛び出したところ車に轢かれ死んでしまいました。
マサコがお金を送っていた妹の名前は河島弓子だと分かります。演説する橡脇の前に、橡脇が殺したと勘違いしている弓子が現れると察知し俺は駆け付けます。
ナイフを持った弓子と橡脇の間に俺は身体を滑り込ませ依頼人を守りました。弓子はずっと一緒に住もうとお願いしていたがマサコは自分みたいなオカマのことは隠した方がいいと断っていました。弓子は隠し通していた事を詫びて泣きじゃくるが俺は仲間に囲まれたマサコは幸せだったはずだと慰めます。
幼い頃、兄と一緒にバイオリンの練習をしていたことを思い出しながら弓子はステージに立ちました。