映画「タチャワン・アイド・ジャック」ネタバレあらすじ&視聴感想(作品情報キャスト)

作品情報とキャストの紹介

大ヒット作「タチャ イカサマ師」、「タチャ 神の手」に続く3作目であるが内容は続いているわけではなく登場人物も出演者も違うので当然ストーリーは理解出来ます。

それだけが、僕の世界」でサヴァン症候群の役を演じたパク・ジョンミンを主演にクォン・オグァン監督が映画化。

公務員資格を目指す青年イリチュルは母親に育てられ貧しかった事から目先の金に目がくらみ賭博をするようになる。しかし危険は付きものであり出逢った美女とデートする権利をかけて挑むが負けて命を狙われることに・・・。そんな時、母親と自分を捨てた父親に世話になったというエックに救われイカサマチームを結成する。

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イリチュル(パク・ジョンミン)カチ(イ・グァンス)クォン(クォン・ヘヒョ)ヨンミ(イム・ジヨン)エック(リュ・スンボム)ソチョン(チェ・ユファ)など
 

 

ネタバレあらすじ/タチャワン・アイド・ジャック

 

ギャンブラー

公務員資格を目指す青年イリチュルだったがシングルマザーの母親が貧しかった事もあり目先の金に釣られて賭博に出入りしていました。

相手の癖やテンポを読み解く才能があり通算勝利額は1000万を超えていました。ここまで勝利するとなると止める事はできず、母親と自分を捨てた父親と同様、ギャンブルにのめり込んでいきます。

裕福だろうが貧乏だろうがカードを持てば平等なので「公務員になって何になるんだ」と投げやりになります。

ある日、「学生がこんなところに来たらダメ」と酔っ払った美女に話しかけられます。俺には才能があると断言し1000万稼いだ事を伝えようとしたが彼女が「1億すった、油断したら金も恋愛も消えた」と言いました。

翌日、自転車を飛ばしていると急に横から出てきた車に衝突します。

男に「ドア代どうしてくれるんだ」と言われるが助手席から昨日会った美女が降りてきて「やめて」と言いました。

「なめた口叩くと消すぞ」と捨て台詞を吐かれたイリチュルは見下された事に頭にきて「ドア代いくらだ。俺が勝ったらその女とデートする」と押しかけます。

 

伝説のタチャ(イカサマ師)

ポーカーの勝負に負けたイリチュルは心配してくれる人の意見を聞き入れずその場で店に借金して再び勝負に挑むが負けます。

借金は1億に跳ね上がっており、そんな金を返せるはずもなく屋上でボコボコにされます。店をしている母親から払ってもらうしかないと言われ必死にしがみついて「それだけは止めろ」と睨み付けます。

するとナイフを出されるが「手を切ったら金を回収できないだろう」と謎の男が現われました。

「1億は俺が払ってやる。親分のヨンパルに伝えろ。エックが肩代わりするとな」

伝説のタチャ(イカサマ師)と呼ばれるエック!!

イリチュルは命を救ってくれた事に感謝するとエックは「俺は若い頃親父さんに世話になってな。ちなみに伝説のタチャと呼ばれたチャッグイはお前の父親のことだぞ」と言いました。

伝説のタチャならこんな貧しい生活はしないしのたれ死ぬことはないとイリチュルは思います。

エックに「借金は返してやるから今のうちに足を洗え、早く帰れ」と言われ席を立つが「金を失ったときに疑わなかったか」と聞かれます。

騙された事に気付き鉄バッドを持って押しかけるがもぬけの殻となっていました。

 

ワン・アイド・ジャック

エックにタチャの才能があると認められたイリチュルは「52枚のカードの中にたった2枚、切り札として仕える無数のカード、それが俺だ」とハートのジャックのカードを渡されます。

そこに色っぽい女性ヨンミがグラス片手に話しかけてきました。エックは去ろうとするヨンミの手を掴みグラスの底にひっついたチップを取り返します。

「たかがチップでもこうやって集めて生計立てているんだ」と文句を言われたエックは「お前の人生を変えるチャンスだ」とスペードのジャックのカードを渡しました。

エックは兄貴分である詐欺師のクォン院長とカチにもジャックカードを送っており4人を集め「君たちを選んだ。カモがいるけどデカいからチームで捕獲しよう」と告げました。

 

ターゲットは負けず嫌いでプライドが高く女に弱い成金じいさん!

カチとヨンミは別荘を建てる土地を見に来た若い実業家夫婦役で接近し土地を見ながらケチを付けていきます。じらしてプライドを刺激してからカチはタバコを吸うため席を立ち、ヨンミは色気を武器に「何か楽しいことないかな」と口にしてポーカーゲームに誘導させます。

ゲームで1億勝利してから不動産に行き「あの人は賭博を知らないカモだ」と告げて成金じいさんの耳に入れさせます。

復讐したい成金じいさんは社長を通して腕が立つ詐欺師を紹介して貰うがその相手はクォン院長でした。

こうしてイリチュルを含めた4人は成金じいさんにポーカーで誘われ同じテーブルに着きます。成金じいさんに勝たせて気分良くさせてやるとクォン院長とイリチュルは手間賃1000万を頂きました。

「悔しいからまた勝負してくれ」とカチが馬鹿っぽく電話し掛け金50億の勝負を約束します。

イリチュルは勝ちを繰り返しカチはわざとイライラし成金おじさんの部下と争い事を始めるとその隙に捌きをずっと練習していたトランプと取り替えます。成金じいさんにストレートフラッシュに並ぶように配り自ら予定になかったオールイン(すべての持金を賭ける)をさせイリチュルは驚いた様子を見せます。

カチもすべて賭けると成金じいさんはイリチュルにウィンクして笑い叫ぶが、カチが出したカードは成金よりも数字が上のストレートフラッシュで呆然となります。

 

美女と再会

クォン院長とイリチュルは「フォールドしろと合図したのに」とがっかりした芝居をして成金に話しかけました。

「次は言うことを聞くからもう一度頼む」と言われ仕方ない芝居を打ってから引き受けるが金を運んできた女性があの時の美女でした。

美女は誰なのかと聞くと「ろくでもない男に出会って苦労ばかり、夫に先立たれたあと全財産を整理し故郷で暮らしたいと訪ねてきたから面倒を見ている。名前はソチョン」と言いました。

成金じいさんがソチョンから借りたんだと知ったイリチュルは「負けたらどうなるんだ」と聞くと投資してくれているビルは完成しないから大丈夫だと言われます。

イリチュルはソチョンの部屋を訪ね「投資するなら別にしろ。あんたは人が良すぎる」と伝えます。どうして教えてくれるのかと聞かれ「分からない」と答えるとキスされ、その勢いで部屋に入り体を重ねました。

ところが朝起きると拘束されており、目の前には成金じいさんがいて部下達にボコボコにされ拉致されてしまいます。

異変に気付いたカチはドアを押さえ「今度あったら1度やらせてくれ」と告げて窓からヨンミを逃がします。ヨンミは迎えに来たクォン院長の車に乗り込むがカチは拘束されて拷問されます。

その頃、成金じいさんが乗る車で連れ去られたイリチュルだったが横から車に衝突されます。車から出てきたエックは気を失っているイリチュルを運びました。

 

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結末

イリチュルは目を覚ますとヨンミに激怒されます。美女に目がくらみ話さなければカチが捕まる事はなかったからです。

エリックは「俺にように罪悪感を一生背負って生きていけ」と言いました。

エリックが若い頃、賭博に手を出してマグィから多額の借金を背負うことになり「お前の師匠に金を持ってこい」と片目をやられ怖くなって「カモを見付けたんで手伝ってください」とイリチュルの父親を呼び出したのです。

イリチュルの父親はその時に屋上から突き落とされ亡くなったのです。

「復讐ならいまだぞ」

 

月日は流れ、ボロい喫茶店でイカサマ師として金を稼いでいたイリチュルの前にカチが訪ねてきます。

カチの片足は義足となっていてイリチュルは復讐しに来たのかと聞くと「足を切ったのはお前じゃない。俺はもう詐欺はやらない。ただエックが亡くなった事を伝えに来ただけだ」と言いました。

カチが解放されたのはソチョンが連れてきた男たちに暴行されエックが亡くなり復讐を果たしたからです。

エックを殺したのは父親を殺したマグィであり、しかもそいつはイリチュルが自転車を車にぶつけ「ドア代だせ」と言ってきた奴でした。

タチャの死命だと思ったイリチュルは金を持って「命を賭ける」と自ら出向きます。

ソチョンが訪ねてきて「成金おじさんとマグィと私はグルよ。ただ二人が勝つのも望まないから二人で逃げない」と誘われます。

自分を騙したソチョンの話など聞きたくないと思うが部屋に招き入れ計画を聞くと逃げれないようにイスと足を繋がれます。

イリチュルはゲームをしながら「なぜ父親を手にかけた」と聞くと「俺の金を持ち逃げしたからだ。すべて回収するまでどこまでも追う」と言われます。

息子から回収させるためにソチョンを接近させたのかとイリチュルは気付きます。イリチュルは自棄になりオールインしてさっさと終わらせようとします。

ソチョンと成金おじさんは「そんなに急ぐなよ」とフォールドするがマグィは「変わらんな」と笑いながらオールインしてきました。

マグィは「スペードのAは俺が捨てたから俺の勝ちだ」とあざ笑うがイリチュルは「これか」と最後に引いたカードを見せました。

 

真相

ソチョンが部屋を訪ねてくるのを読んでいたイリチュルは前もって手を組まないかと話をつけていた成金おじさんを部屋に呼んでいました。

父親の話を持ち出したら成金おじさんがマグィを援護して話を続けさせ、その間にソチョンに捨てたカードを入れ替えるよう伝えていたのです。

ソチョンは従うしかなく、マグィは捨てたカードを確認してもスペードのAはありませんでした。命を賭けていたこともありマグィは始末されました。

子供の頃からマグィに酷い扱いを受けていたソチョンは金は要らないと去って行きます。イリチュルは成金おじさんに駅まで送って貰うが「40億は手にしたが金を出したのは私だ。20億を持っていかせるにはいかない」と空き地に連れて行かれます。

イリチュルは「予想を裏切らない人だな」と告げると成金おじさんは運転手に刺され亡くなりました。

運転手に取り分の半分を払いイリチュルは帰ります。そしてクォン院長と、結婚したカチとヨンミにすべて分けて届けました。

賭博をする者は大損するまで席を立てない事を学んだイリチュルは金を持っていると賭博に戻ってしまうと思いすべて配ったのです。

そして真面目に勉強し資格を所得すると母親は立派だと喜びました。実家の金庫には恐ろしいほどの大金が入っていました(父親が賭博で稼いだ金)。

 

感想

ちょっとソチョンの人間関係がよく分からなかったな。「夫に先立たれ」とじいさんが説明していたからてっきりマグィの事かと思ったけど違いましたね。回想シーンでエックに「連れてって」と言っていたし「亡くなった」とされていたから夫はエックだったのかな。

でもエックを殺した時に関わってそうなので違うか。見た目子供っぽかったから拾われてマグィに育てられただけかな。セリフを読み落としたかも^^;

それにしても大金があるのだからせめて普通の生活はしてもいいんじゃないのか。最後は足を洗って真面目になるのだろうとは思ったけど金をすべて配るのはやりすぎだろう。そんな人派いないと思うな。