作品情報キャストの紹介
ロンドンの地下鉄の終着駅のカフェで働くアニーには幾つもの別の顔がありました。
危険人物、ダンサー、ウェイトレス・・・・
アニーの真の姿と目的とはなんなのか?監督はヴォーン・スタイン。
ネタバレあらすじ/アニー・イン・ザ・ターミナル
美女アニーは聖キャサリン教会に行き業界では有名な依頼主フランクリンに「あなたの仕事をすべて任させて欲しい」とお願いします。
自分よりも先に訪ねてきた2人に任せたと言われた美女は「私が必ず始末するから見物していて。両者の遺体を運ぶから、そうしたら仕事をすべて任せて欲しい」とお願いすると承諾してもらえます。
アニーは序でに元教師ビルを捜して欲しいとお願いしました。
ロンドンの地下鉄の終着駅でタバコを吸いながらたたずんでいた中年男ビルは清掃員から「もう運行は終了した」と言われ暇つぶしのために24時間やっている「カフェ」に入ります。
ウェイトレスの金髪美女アニーがコーヒーを運んでくるが向かいに座り「不健康そうだけど理由はなに?」と聞いてきます。ビルが答えないでいると「脇腹が痛くて咳が酷く悪性腫瘍だけど認めたくなくて他の理由を探してるんじゃないの」と聞かれ驚きます。
ビルは医者から「理由は分からないがもうすぐ亡くなる運命」と告知されているのです。そして線路に身を投げようと駅のホームで待っていたのです。
残りの人生好き勝手にやればいいじゃない、無秩序になれるチャンスよ
アニーは自ら命を絶つのと私の相棒に消されるかどっちがいいか聞きます。
黒髪のアニーは情報が欲しくて裏社会のナイジェル・イリングをベッドの上で拘束していました。
「危険な目に遭いたくなければ今すぐ荷物をまとめて鍵を渡したらすぐに逃げることだ」と言われたアニーはナイフを持って男に跨がりました。
「カフェ」に殺し屋ヴィンスと弟子のアルフレットが来店します。
留守電に「ロッカーに行って鍵を開けろ」とメッセージが残されておりヴィンスはナイフでこじ開け中にあった黒いブリーフケースを手にしていました。
アルフレットが中身を確認すると報酬の金と「付いてこい」と書かれたラ・ラパン・ブランジュのマッチが入っていました。黒いブリーフケースとわずかな手掛かりを与えるやり方は大物フランクリンの手法だと気付き2人は自分たちを雇っていたイリングではなく直に依頼されたのだと喜び店に向かいます。
「人生に一度きりのチャンスだがフランクリンの仕事は絶対に失敗できない」
気を引き締め店に入っていくとポールダンサーを紹介され「情報が欲しい」とお願いすると何故か名前を知られていたので驚くがよく見ると「カフェ」のウェイトレスのアニーでした。
マッチを渡すと封筒に入っていたお札がいいと言われ仕方なく封筒ごと渡すと店の裏に連れて行かれます。
「カフェでやれば手間が省けただろ」と訴えると札を数え終えたダンサーは自分は仲介者と説明し黒いブリーフケースを渡しました。
駅に戻ったヴィンスはロッカーの中にケースをしまうと「自治体の保管所や地域の資産に触れるのはいけません。当局に通報せねば」と清掃員に言われます。
ナイフで脅すと「駅構内での支払い方法は現金、手形、小切手、復路の運賃を上限とする」と言われるがヴィンスは面白いと笑ってしまい30ポンドを渡して「黙ってろよ」と伝えます。
しかし「金持ちの悪党には貧者が必要だから値段はこっちで決める」と言われたので値段に不満がある場合は悪党は貧者の家を燃やすんだと伝えると清掃員は去って行きます。
ブリーフケースの中にあったレコーダーを再生すると「私はフランクリンだ。仕事の価値について知っているだろう。ある人物を消すのが仕事だ。私が用意した部屋で待機してくれ、実行前にどちらか1人と面会したい」と流れます。
ヴィンスは指定されたホテルに足を運びアルフレットは「カフェ」に行きます。
アルフレットは「ある人に会い、話をよく聞かなきゃ顔が真っ二つになる」とアニーに言われ承諾すると清掃員がやってきてケースから出したレコーダーを再生します。
その頃、ヴィンスはアニーに誘導されついていくと電話が置かれている部屋に到着します。
散々歩かされて電話かよと文句を言うと「謎とは有益だからな、待機場所から見える場所にターゲットが現れるから1発撃ち込め」と言われます。
「それと君だけに特別な依頼がある。仕事を終えたら相棒を始末しろ。報酬は高い」と言われたヴィンスは生首は必要なのか聞くと「相棒の身分証と銃の指紋でいい」と言われます。
この会話のやりとりは清掃員が持ってきたレコーダーで流れておりアルフレットは聞いていました。
アニーは「重圧感と感傷的虚偽の調査に行く」とビルを連れ出します。
今は使われていない地面に大きな穴が開いた通気孔に連れて行き「ここに身を投じれば」と言います。
ビルは怒ります。父親の不在で母親が亡くなり施設に預けられて育った事がこんな心すら持たない人間になったのかと・・・・。
「私は君のような少女を数多く指導してきた、君のような悪い子を・・・・」
アニーは「思い出したようね」と言います。
思い出すまでずっと待っていたんだとアニーは歩み寄ります。教師だったビルは幼い時のアニーを弄び「内緒だ」と脅していたのです。
アニーは首にナイフを突き刺し「狙うなら孤児でしょうけど屈辱の記憶は消えないのよ」と言い放ち穴に突き落としました。
アルフレットはフランクリンの仕事があるため毅然とした態度でホテルに戻っていました。しかしヴィンスとアルフレットはホテルで待機し12日経っても未だ連絡がなく退屈で精神的に参っていました。
ようやく電話がありヴィンスはライフルを構えスコープを覗くとアニーがニヤつきながらこちらを見ていました。その時アルフレットに後頭部に銃を突き付けられ裏切られたのだと気付くと部屋にアニーがやってきます。
女ったらしのアルフレットは簡単にアニーの誘惑に落ちており「新しい相棒を見付けたんだ、俺を裏切ろうとしていただろう」と勝ち誇って言い放ち発砲しました。
アニーは先に帰ると清掃員がやってきます。アニーから話を聞いていたアルフレットは金を渡しさっさと片付けてくれとお願いしました。
アルフレットはこれで終わったと会いに行くがアニーに撃たれます。
アニーと清掃員は二人の遺体をビルを突き落とした穴に放り込みました。清掃員は口笛を吹きながら仕事に戻っていきました。
結末
清掃員であるフランクリンは夜間管理室に戻ると変装を解きスーツに着替えます。
電話に出ると「二人を始末しました。捜していただいた教師も始末しました」とアニーから報告されます。
「ライバルもすべて消してくれたしこれからは君に依頼するよ」
フランクリンはケースを持って管理室を出で始発に乗ろうとするがアニーが現れました。
何の真似だと怒るが背後にいたアニーに殴られ気を失います。アニーは双子だったのです。
むかし、この場所にクロエ・メリーウェザという女性が冒険を求めてやってきました。
その時、お店で出会ったフランクリンと出会いあやしい関係が続いたが妊娠している事に気付いたクロエは姿を消して双子を出産しました。姿を消したのは彼が殺し屋だと分かったからです。
クロエは姿を消してから1年後、昼はウエィトレス、夜はダンサーをして生計を立てたがフランクリンにばれてしまい焼かれて消されたのです。フランクリンは仕事中に必ず口笛を吹く癖があり母親に逃がされたまだ幼かったアニーとボニーは鮮明に覚えていたのです。
養護施設に送られ神父や教師たちから酷い扱いをされて育ち復讐を誓いなんとか生き残ることだけを考えてやってきました。
ある日、駅のホームで寝ていると何度も夢に見た口笛の音色が聞こえてきたため母親を始末したのは清掃員だと分かったのです。
説明を終えたアニーとボビーは看護婦の服装になり父親であるフランクリンことクリントン・シャープに「娘だとは驚きでしょ」と伝え拷問に近い手術で始末しました。
感想
ものすごい簡単な話をわざと難しくした感じ。
もうちょっと違う感じに描けなかったかな~・・・。明らかにおかしな部分があったので双子かなと頭をよぎってしまったがそれも中途半端に伝えてきた感じ。
何を見せられているのか最初はよく分からないので途中で見るのやめてしまう人もいるんじゃないかなと思います。