映画「ザ・ドア 交差する世界」ネタバレ結末/2つの世界に繋がる不思議な扉!娘を亡くした父親は過去の自分を殺す

 

作品情報・キャスト

妻が出かけている間に浮気をしていたダヴィッドだったがその間に娘が庭のプールで事故死してしまう。

5年後やっと妻に会えたが「許すから2度と姿を見せないで」と言われプールに身を投げるが近所の人に助けられます。

導かれるように進んだ先にある洞窟に入っていくと5年前の「あの時」に戻っていると気付きプールに飛び込んで娘を救うが・・・。

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監督 = アノ・サオル◆ダヴィッド(マッツ・ミケルセン)◆マヤ(ジェシカ・シュヴァルツ)◆レオニー(ヴァレリア・アイゼンバルト)◆シギー(トーマス・ティーメ)◆マックス(ティム・ザイフィ)◆ジア(ハイケ・マカチュ)

 

ネタバレあらすじ/ザ・ドア交差する世界

妻マヤが出掛けている時に画家をしているダヴィッドは娘レオニーを1人庭で遊ばせ向かいのアパートに住む愛人ジアと楽しんでいました。

しかし帰宅するとレオニーは庭のプールの底で靴紐が引っ掛かかった状態で沈んでいました。

5年後、やっと会ってくれたマヤから「あなたが愛人と楽しんでいる間に娘が死んだけど許す、だから二度と顔を見せるな」と言われます。

ダヴィッドは「もう君の邪魔はしない、家にも行かない。すまなかった」と留守電に吹込みレオニーが溺死したプールに身を投げます。

レオニーの姿を発見し喜ぶダヴィッドだったが呼ばれた声に驚くと水を吐き出します。どうやら友人マックスに助けられたようだと知ります。

ダヴィッドは目の前に現れた蝶々に導かれるように付いていくと見知らぬ洞窟にたどり着きます。

洞窟を抜けると隣に住むシギーが「おい、煩いぞ」と叫んでいました。前にもそんな事があったと思い出しながら進むと愛人宅を訪れる自分の姿を発見します。

瞬時に娘を亡くしたあの日と同じだと気付いたダヴィッドは庭のプールに飛び込むとレオニーが沈んでおり靴紐を切って助けました。

 

過去の自分を殺害

「ママに言わないで、靴紐を結んでなかったから怒られちゃう」

ダヴィッドはレオニーを抱きしめたあと急いで家に帰り寝かし付けるが5年前の自分と鉢合わせてしまい咄嗟にペンを喉に突き刺して殺してしまいます。

ダヴィッドは5年前の自分の死体を袋に入れて庭に埋めこの世界で生きて行こうと決意するがレオニーに見られていました。

食事の時に「この人はパパじゃない」とレオニーは言い部屋に行ってしまいます。

説教したから拗ねてるんだと誤魔化すダヴィッドにマヤは夫婦が問題を抱えているから娘も気付き始めているのではと言いました。

ダヴィッドは携帯がない事に気付き死体の周りを確認するがありませんでした。翌日、マヤがダヴィッドの携帯にかけるとジアが出ました。ジアの家に忘れて帰ったと知らされたダヴィッドは携帯を取りに行き「家族が大事だから終わりにする」と伝えました。

ジアの家から出る姿を友人マックスに見られてしまい浮気をしているのかと聞かれます。ダヴィッドは信用されるはずないと思いながらも自分は5年後の人間だと説明しマックスの未来の嫁を知っていると話します。しかしマックスは「くだらない嘘をつくな」と言い去っていきます。

 

過去の自分と入れ替わり幸せな生活を手に入れる

レオニーを迎えに行くと音楽の先生から「奥さんに宜しく」と言われます。5年後マヤと彼が一緒に住んでいた事もありダヴィッドは「お断りだ」と言いました。

ダヴィッドは「パパを抱き締めてくれたら大嫌いな笛の練習しなくていい」とレオニーに話し掛けると抱き締められます。

レオニーと遊ぶ姿を見ていたマヤは満足そうに微笑んで見つめていました。

レオニーに「パパに何したの?」と聞かれたダヴィッドは「父親は娘を守るための守護天使だが肝心な時に守れなかったから新しいパパと入れ替わった」と説明しました。

ダヴィッドの誕生日、友人や近所の人が集まりパーティーを開きます。マヤとの仲も良好で満足するダヴィッドだがマックスがレオニーが書いた絵を見て外に出ていきました。

 

マックスを追うと死体を掘り起こしていました。マックスは怒るが背後に隣に住むシギーが現れ斧で襲われました。

女房と子供に見られたら終わりだと言われダヴィッドはシギーと一緒に山奥まで車で運びマックスの死体を埋めました。

危険だと察知したダヴィッドはマヤとレオニーに「あとで詳しく話すから」と連れ出し洞窟に入ろうとするがシギーに見付かり邪魔されてしまいます。

翌朝、昨日の行動は何だったのか責められたダヴィッドはハッパを吸ってしまいハイになってたと誤魔化しました。

 

結末

シギーも同じように現代(5年前)の自分を殺して生活しており他にも大勢いると知らされます。冷静さを失い本来の時代に戻ろうとしたり警察に行こうとしたりする者は殺され埋められていました。

マヤはレオニーをご近所夫婦に預かってもらうが夫婦そっくりな人を見かけ後を追うと殺害する現場を目撃してしまいます。

マヤはレオニーと近所の子供を連れて家に閉じ籠るが、子供が監禁されていると通報を受け警察がやってきます。

マヤが言っている事は本当だと分かるダヴィッドだが妻に危険が及ぶと思い子供を解放しました。

 

電話に出ると5年後のマヤからでした。シギーの家にいると知り会いに行きます。

「あなたの事許すからレオニーと一緒にやり直そう」と言われるがそのためには現代のマヤを殺さねばなりません。

シギーが銃を持って行こうとしたのでダヴィッドは自分でやると言って銃を受け取ります。

家に帰るとレオニーから話を聞いた現代のマヤに襲われるがダヴィッドには殺せるはずもなく「助けるから信じて」と訴えました。

ダヴィッドは車にスモークを貼り運転して出て行きます。シギー達の目を引かせている間に現代のマヤはレオニーを連れて洞窟まで走ります。

5年後のマヤに発見されレオニーが捕まってしまうが現代のマヤのレオニーに対する深い愛情を感じ取りレオニーを抱き締めたあと逃しました。

車にはダヴィッドしか乗っていない事に気付いた警官は発砲しシギーは向かってくる車に飛び付いてしがみつきます。

ダヴィッドはマヤとレオニーが洞窟に入るのを確認しそのまま車で突進して洞窟を破壊しました。

5年後のダヴィッドとマヤは現代に残ることになったのです。