作品情報キャストの紹介
高級車リンカーンの後部座席を事務所代わりに使う刑事弁護士ミック・ハラーは資産家の息子ルイス・ルーレを釈放させれば金になると言われ引き受けます。
得意な方法である司法取引で事を丸く収めようとするがルイスは無実を訴える。やがて自分に依頼してきた理由を突き止め問い詰める。
マイクル・コナリー原作のベストセラー小説を映画化した法廷ドラマ。
ネタバレ あらすじ
リンカーン弁護士
高級車リンカーンの後部座席を事務所代わりに使う刑事弁護士ミック・ハラーはいつも通り裁判所を回って依頼人を探します。
保証金立替業者ヴァルから資産家の息子ルイス・ルーレを釈放させれば金になると言われます。暴行強姦の罪で逮捕されていたがルイスは女(レジーナ)に嵌められたと言います。
またこの事件の担当検事はミックの元妻マギーだったがミックが担当になったためミントン検事に変更されました。
ミックは追跡装置の着用を条件に100万ドルで保釈させる事に成功しました。
ルイスの母ウィンザーが経営する不動産会社の顧問弁護士ボブから、ルイスの希望だからと引き続き依頼されます。
ミックは調査員のフランクと共に訪ねるとルイスは無実だから司法取引などせず陪審員に無実を訴えると言いました。
ナンパスポットであるBARでルイスは男をすぐ帰らせるから会いに来てとレジーナから住所が書かれた手紙を渡されました。
早く到着したルイスは男が帰ったのを見て部屋を訪ねたが中に入った瞬間うしろから殴られ気を失いました。
気付くと男2人に押さえつけられ左手にレジーナの血が付いておりナイフに指紋が残っていました。
フランクはプロの仕業だと疑いレジーナを調べると娼婦だと分かり、ルイスは金で買ったのだと知ります。
また証拠であるナイフの写真を手に入れていたが実際の物とは違う事に気付きます。だからルイスは「僕のじゃない」と言っていたのです。
ミントン検事は証拠が揃ってないと思わせておいて被害者の血が付着しているルイスのナイフを持っていたのです。
ナイフは特注品だと分かりミックは「このナイフは僕のではないが他に持っていた」と何故言わなかったのか問い詰めると部屋を案内する母親が強姦された事がありそれから護身用として持つようになったと言いました。
ミックは暴行を受けたレジーナの写真を見ているうちに昔の事件を思い出します。
娼婦(ドナ)を暴行死させた容疑者マルティネスは無実なのに刑務所に入るのは嫌だと言い張っていました。ミックは信用せず死刑を回避できて15年で仮釈放だからと話を持ちかけ犯行を認めさせたのです。
ドナはレイプされたあと滅多刺しにされたがルイスのナイフだと気付きマルティネスに会いに行って写真を見せるとルイスがBARにいた事を知ります。
マルティネスに罪を着せたからルイスは依頼してきたのだとミックは気付きます。
ルイスは殺したとあっさり認めるが弁護士に何を話しても秘匿特権があるから守られると言います。
マルティネスを釈放するにはまずはルイスが現場にいた証拠が必要だと思い探っていたフランクはドナの家の前で駐車違反のキップを切られていた事を突き止めるが射殺されてしまいます。
銃の所有者だった事で容疑者となったミックはフランクが盗んだと疑い調べるが追跡装置を外せるわけがなく証拠を掴めませんでした。
結末
裁判が開かれてしまうが秘匿特権によりミックは告発する事が出来ません。
証人への反対尋問を通して何とかルイスの犯行に気付かせようするがアイデアが思い付きません。
証人として出廷するコーリスを調べると逮捕されるたびに密告して刑を軽減していました。
ミントン検事と司法取引したのだと気付くが受刑者大学病院でリハビリ中だと知り薬物依存症のグロリアを通して「ルイスは自慢気に蛇のタトゥーの女を殺したと言っていた」と証言するよう伝えさせます。
こうしてミックはドナの事件の真犯人はルイスであると気付かせるがコーリスの証言は嘘だった事があると証明します。
偽証した者をミントン検事が証言台に立たせた事が問題になり裁判の続行は不可能だと裁判長は言います。
警察側は起訴を取り下げルイスは放免され無罪となるがドナの殺害容疑で逮捕されます。
ミックは運転手アールに拳銃を手に入れるよう頼んでいました。マギーと娘を安全な場所へと移すと予想通りルイスは証拠がなく釈放されマギーの家にやってきました。
待ち構えていたミックは知り合いのギャングに頼みルイスをリンチさせ「殺すなよ」と忠告して自宅に戻ります。
フランクが掴んだ情報を警察に教えるが家にはフランクを殺害したウィンザーがいました。
ミックは撃たれ負傷するがなんとかアールが手に入れた銃で反撃しました。退院したミックはマルティネスが釈放されルイスが捕まった事を知ります。
ギャングがやってきて仲間が捕まったから頼むと言われミックは今回は金はいらないと伝えました。