作品情報・キャスト
押収物の横流しで小金を稼いでいる中年刑事ストーンと同僚ウォーターズ。
麻薬売人が多額の保釈金を払ってすぐに釈放されたのに気付き調べると保釈金などに使われている多額の金が収められた金庫のある場所を突き止める。
しがない生活を送っていた2人は強奪計画を練る。
ネタバレあらすじ/ダーティー・コップ
押収物で金を稼ぐ刑事
ラスベガス警察に所属するストーン警部補とウォーターズ巡査部長。
麻薬組織の潜伏先に駆け付けたストーンは上司に呼ばれ「お前が前に押収した芝刈り機が競売にかけられる。義理の息子に贈りたいからガレージに行って確保しろ」と言われます。
あの警部は腐った奴だよと若いウォーターズが話しかけてきます。
競売から外すようお願いしたストーンは地元の麻薬ディーラーが乗っていた車から大量のコカインが出てきたことを知ります。
ストーンが「提出しろ」と言わなければ、売り捌いて儲けようとしていたに違いないと雰囲気から分かります。
調べると前科が多い麻薬ディーラーは20万ドルを現金で払い釈放されていました。多額の保釈金を出した奴がこの街にいるはずだから出所を突き止めたいとウォーターズを誘います。
今の仕事に絶望しているウォーターズは調書の男を追います。
麻薬組織の金庫
ウォーターズは有給休暇を取り探りを入れるが麻薬の売人なのにホテルで週5日真面目に働いていました。ハッパを吸うウォーターズは何か見落としてるはずだとストーンは必死に訴え潜入捜査を開始します。
洗濯物を運ぶ場所に何故か行かせてもらえないのでクリーニング車を尾行すると届けられた店から一切外に出てないと分かります。
ウォーターズは建築安全局の係官に調べて欲しいと頼むが違法捜査の可能性があると言われてしまいます。しかし100ドルあげると言うと「オッケー」とすぐに係官は承諾しました。
店は最近新しい冷凍庫を設置しその壁は鋼鉄で補強され厚さは90㎝だと分かります。売人はホテルの車で何かを運び込みそこに蓄えているので冷凍庫ではなく金庫ではないかと疑います。
ストーンは金庫破りの経験はあるかと聞きウォーターズは当然ないと答えます。
おそらく金か麻薬が山ほどあると2人だけが気付いたことで、どうやって運び出すか頭を悩ませます。
ストーンはドイツのケルンに連絡し「長さ50㎝のダイヤモンド・ドリルが欲しい」と伝えます。
ウォーターズは金庫の真上の住居の見取り図を完成していました。ストーンが自宅を担保にしてまで1万ドルするドリルを注文したいと言い出したので引くに引けなくなったウォーターズは何とか金を作ると言い見逃す条件で運び屋から大金を手に入れました。
またストーンは銃の売人から購入し口封じのため射殺しました。
金庫破り
金庫の上の部屋の住人はほとんど外出しないと知り押し入るしかありません。
ストーンが用意した車で2人は向かいます。やたらストーンがテンション高いことでウォーターズは少し不安を覚えます。
覆面をして襲撃をかけると男性と女性がいました。2人をベッドに座らせて縛り上げウォーターズは車からドリルを運ぶとストーンが男に唾を吐き捨てられたことで射殺していました。
女性を別の部屋に監禁しドリルで掘り始めます。ドリルの1本目が折れてダメになった時パトロール中の車両が停まっていました。
ウォーターズが秘密捜査で張り込み中なんだと伝え追いやる事に成功するがストーンは万が一の事を考え部屋から銃で狙いを定めていました。
しかし監禁していた女性が部屋から出てきたため慌ててそちらに銃口を向けます。戻ってきたウォーターズがそれを見て止めに入りました。
2本目のドリルを開始するが残り1㎝のところでベルトが切れて動かなくなります。予備がない事でハンマーで叩いたりするが失敗します。
ストーンは銃の火薬を集め導火線と繋ぎ爆破させると見事に穴があきました。
結末/ダーティー・コップ
ウォーターズが下の階に侵入して金庫のダイヤルを回し、ストーンが穴からスコープを通してダイヤルの内側を確認しながら伝えます。
安全装置があるため一度でも失敗すると開かなくなってしまいます。
金庫を開けてウォーターズが中に入り後からストーンも行きます。白い壁は引き出しタイプになっていて中にはダイヤモンドが並べられていました。
2人は先に上の階を片付けに行きます。監禁している女性から「3歳の息子がいるの、父親に連絡させて」とお願いされたウォーターズは手の平に電話番号を書かせ携帯でかけてから女性の耳に当てました。
しかし隠し部屋を見付けて確認すると大量の武器を発見しストーンは女性に誰の家なんだと銃を突き付けて聞きます。
女性は泣きながら「一緒にコカインをやっていただけで男は何者なのか知らない」と言いました。
ウォーターズは警戒し金庫の中身を奪うのは止めて逃げようと言います。
バックを大量に用意していた事で最初から何が金庫の中にあるか知っていたんじゃないのかと責めるがストーンは偶然で驚いていると言いました。
ストーンはバハマ行きの航空券を用意してあるから2人で行こうと言うがウォーターズは罪を押し付ける気だと疑います。
数百万ドルが手に入るのに何が不満なんだとストーンはダイヤモンドをバックに流し込みます。
ウォーターズは金の事になると凶変するストーンに恐れを感じます。
顔を見られてるから仕方ないと女性を殺そうとしたのでウォーターズはストーンを射殺しました。
しかしストーンの服のポケットからバハマ行きの航空券が2枚出てきました。自分の事を本当に親友だと思っていたんだと知ったウォーターズは絶望し盗む気力を失っていました。
金庫にすべて戻し女性に袋を被らせ車を走らせると2台の車が前と横にピッタリつきます。
前の車のMDB電気工事の番号を見て女性に手の平に書かせた番号と同じだと気付きます。
その時、前の車の扉が開き中には銃を構える人がいました。慌てて警察をバッジを見せるがウォーターズは射殺され、その音で女性は運転席までいきブレーキを踏みました。