作品情報キャストの紹介
マーラ・フレイジーの絵本「あかちゃんが社長にやってきた」を原作にトム・マクグラスがアニメーション映画化。
両親に愛され幸せな毎日を送っていた7歳の男の子ティムの前に赤ちゃんがやってくるが黒いスーツとサングラス姿で手にはブリーフケースを持っており弟だと名乗る。
困惑するティムを尻目に両親は赤ちゃんに絵本を読んだりハグをしたりと言いなりだった。
ベイビーは世界の愛情の比率が赤ちゃんより子犬に傾くなか、発表される予定の新種の子犬の正体をつかむよう命じられていることを知る。
ネタバレあらすじ
ボス・ベイビー
7歳のティム・テンプルトンは想像の世界で生きており冒険家やダイバーになって楽しんでいました。
父テッド、母ジャニスはフランシス会長率いる世界一のペット会社「子ワンコ商事」に務めておりマーケティング部で新製品を開発して送り出しています。
両親は忙しいが絵本を読んでくれたり歌を歌ってくれたりと時間を必ずとってくれるのでティムはとても幸せでした。
ある日、家の前に停まったタクシーから黒いスーツにサングラス姿の赤ちゃんが降りてくると庭にあった自転車を蹴っ飛ばし家にやってきました。
「あなたの弟よ」
両親はベイビーに振り回されっぱなしでティムは弟が急に現れるなんて変だと構ってもらえないため嫉妬します。
「スーツ着てサングラスかけてブリーフケースを持っているなんて変だよ、家が乗っ取られる!!!」
ティムは夜中に赤ちゃんの声を聞いてそっと近付きます。
「親は私の世話にてこずり睡眠不足で服従しています。問題はガキだが任務なんでお任せを、必ず成し遂げます」
「言葉を話せるのか!!ママとパパにちくってやる!!」とティムは部屋に突入すると「俺はボスだ、2人がお前を選ぶと思っているのか?」と言われます。
証拠を撮ってやろうと監視していると大勢の赤ちゃんを目にするが両親から「友達でしょ」と言われます。誤魔化すベイビーに頭にきたティムは録音してやろうと近付くと「赤ん坊への愛が減ってきている。これまで赤ん坊は最も愛される存在だったが今では子犬が最も愛されている。これによりベイビー・ビジネスは廃業だ」と会議を開いていました。
そこへ両親達が現れるとベイビー達は急に赤ちゃんっぽく振る舞います。
ママとパパに見た目は赤ちゃんではあるが大人の精神を持った奴だと録音したテープを聴かせようとするとベイビー達が奪いに来ます。ティムはなんとか取られても奪い返すがボス・ベイビーがお気に入りのヌイグルミを人質にしました。
争っている内にお気に入りのヌイグルミが破損してしまいティム怒って外に放り出そうとするがそこへ両親が現れます。ボスベイビーの代わりに録音したテープが飛んでいって破損しティムは真実を把握していない両親からこっぴどく怒られ3週間外出禁止だと言われます。
ヌイグルミを破損させてしまい反省したボスベイビーは謝罪に訪れます。
ボスベイビーは会社の中間管理職であり真実を知りたいならしゃぶれとキャンディーを手渡してきます。
ティムはおしゃぶりすると、ボスベイビーはベイビー株式会社の中間管理職であり特殊ミルクを飲んでいるため大きくならないのだと知ります。
子犬の比率が増大しておりボスベイビーの任務は新しい子犬の正体を探ることでスパイでした。
残り2日、任務失敗すれば昇進どころかクビになるので特殊ミルクは飲めなくなり普通の赤ん坊となってテンプルトン家で暮らす事になると知ったティムは協力してクビを阻止すると告げました。
会社の「お仕事参観日」に連れて行ってもらうためティムとボスベイビーは嫌々ながら仲良いフリをします。
その中でボスベイビーは親を持たず見かけは赤ん坊だが大人として生まれてきたので子供時代がないし愛されて育った経験がない事をティムは知ります。
効果は覿面で外出禁止を解除されたティムは仕事参観日に連れて行ってもらえます。
赤ちゃんを預けて3人でオフィスに行く?と誘われたティムは久しぶりに親に構ってもらえると思い喜ぶがボスベイビーの事が気になり「僕は赤ちゃんと一緒にいる」と答えました。
ボスベイビーは内心喜びながらも「任務に成功すれば俺は消えるから」と言いました。
ティムはボスベイビーを連れてオフィスに潜入し子犬の秘密ファイルを見付けるがフランシス会長に捕まってしまいます。
実はフランシス会長はボスベイビーが尊敬するビッグ・ボス・ベイビーだったのです。
フランシスは超エリート重役ですぐに出世しすべてを手に入れたが乳糖不耐症でミルクを飲んでも徐々に年を取っていきクビになってしまったのです。
会社に裏切られたフランシスは子犬を世界中に売り愛されれば人間の赤ん坊なんて誰も欲しがらなくなると考えたのです。
ボスベイビーが持っていたミルクを没収され監視付きで家に戻された二人は両親がフランシスに連れて行かれてしまいます。
ミルクがないと普通の赤ちゃんに戻ってしまうため二人は監視の子守を騙して自転車で逃走します。ボスベイビーは「子守に追われている」とチームである仲間に連絡し集結させ逃走を手伝って貰います。
補助輪なしでボスベイビーを後ろに乗せて漕ぐティムは自信がないと訴えるとボスベイビーから「自分次第だ」と言われ想像の世界に飛び込みます。
成功を望んで成功したティムは「1度自信がつけば後は大丈夫だ」と言われると両親が乗る車を発見し追いかけます。
必死に追いかけたティムだったがボスベイビーが普通の赤ちゃんに戻ったりとトラブルが続き両親はフランシスに連れられラスベガスに発ってしまいました。
両親が危険だと心配するティムに対しボスベイビーは子犬がお披露目されたら会社が潰れてしまうと心配します。
仕事第一優先と考えるボスベイビーに「家族の大切さを何にも分かってない、なぜ生まれたんだ!!」と言い放ってしまいます。
「俺は生まれたんじゃなくて雇われたんだ。会社で誕生した俺は家族を知らないが大切に思っている」
二人は仲直りをします。エルヴィスのコスプレ集団が現れたので一人がトイレに入った瞬間に服を盗み肩車した状態でコスプレし、紛れて飛行機に乗ることに成功します。
ファーストクラスに堂々と座るがティムは離陸の時はいつもママの手を繋いでいたので怖がります。そんな様子を見ていたボスベイビーは新聞を読みながらティムの手を握りました。
無事に到着したティムはビスベイビーを抱っこしながらコンベンション・センターに向かいます。
フランシスは永遠にかわいい子犬をお披露目し特殊ミルクに浸けた子犬をロケットで飛ばし世界中に売ろうとしていました。
二人は協力してフランシスを倒してミルクの中に突き落とします。
両親が閉じ込められている箱を移動するためロケットのドアを開けて大量な子犬を外に流すとそのまま箱は安全な場所へ移動されます。
結末/ボスベイビー
ボスベイビーはミルクを飲んでいない事で度々ただのベイビーに戻ってしまいます。
一人ロケットに乗り込むベイビーを見たティムは「簡単だから飛び降りて、速く」と訴えます。
赤ちゃんが怖くてジャンプ出来ずにいたがティムは子守歌を歌うと赤ちゃんは喜んでジャンプしてきました。
ティムはミルクを飲ませるとボスベイビーに戻って「どうなったんだ!!」と聞かれます。
勝利に酔いしれていると牛乳浸けにされた中からベイビーになったフランシスが出てきて「ずるいずるい」と駄々をこねるが二人の監視役を命じられた家政婦がやってきて今度はちゃんと育てると言い抱っこして去って行きました。
両親を箱から出し救出したティムは「二人とも愛している」と言われ喜びます。
ボスベイビーも「家族」というものを学んでいたので喜びます。
無事に家に戻ったボスベイビーは任務を果たしたので昇進して去る事になります。ティムは両親になんて説明すればいいのかと思うが存在がなかった事になるので記憶は消されます。
迎えの車がやってきたのでボスベイビーはティムの大事なヌイグルミを修復して渡し握手して去るが車のドアを開ける事ができないので振り返ります。
ティムはドアを開けてボスベイビーを持ち上げて座らせドアを閉めます。
車は走り出すと二人は悲しい思いを抱きつつ手を振って別れました。
会社に戻ったボスベイビーはヒーローだと讃えられ、ティムの家ではベイビー株式会社の者が両親の記憶を消し今までボスベイビーが使っていた遊び道具などを運び出していました。
記憶を消すか?と聞かれたティムは断りました。また出世したボスベイビーだが机はかなり高く便座に座ってもトイレットペッパーまで手が届かないので何か不便だと思いながら気付くとティムの事を考えていました。
元の生活に戻ったティムだがボスベイビーが忘れられず「給料はないけど僕の弟になって一緒に成長していかないか」と想いを込めて手紙を送ると見覚えのある車が家の前に止まりました。
両親から「弟リンジーだよ」と言われ本当に戻ってきたんだとティムは喜びました。
そんな話を大きくなったティムは妹が誕生する娘に語り、その横には共に成長して大きくなったリンジーがいました。