作品情報キャストの紹介
パリ、ローマ、NY、3つの都市を舞台に男女が愛を求めてもがく群像ドラマ。
パリのホテルで執筆中のピュリツァー賞作家マイケルは妻と別居し愛人のアンナと楽しむ。
ローマでアメリカ人の会社員スコットは娘をさらわれたという美しい女に惹かれる。
ニューヨークで元女優のジュリアは以前夫だったリックと息子の親権を争い対立。
ネタバレあらすじ
サード・パーソン
ピュリッツァー賞作家マイケルはプール恐怖症の妻エレインと幸せに暮らす一方、作家志望の若いアンナと不倫関係にありました。
マイケルはスランプに陥りエレインと別居してホテルに篭るがアンナとの不倫関係だけは楽しく続けていました。
しかしアンナには長距離恋愛するダニエルという男がいるようです。
ファッションデザインを裏で不正に入手するためアメリカ人スコットはローマに来ていました。
立ち寄ったBARはアメリカーノという名前のくせに英語が通じない事でうんざりするがモニカに一目惚れします。
モニカはエマ族であり鞄を忘れれば爆弾が入っていると疑われ泊まろうとしても受け入れてくれるホテルがなかった。
モニカは娘と2年会ってはいなかったが密航船から引き取る金があれば明日会える事を知りスコットは金を工面しようとします。
元女優で今はホテルの客室係のジュリアは息子を死なせかけたと疑われリックと離婚しました。
アーティストのリックは息子を引き取り恋人サムは我が子のように大事に育てています。
ジュリアは大事な打ち合わせに遅れてしまい息子との面会権を得たければ安定していると印象付ける事が大事であり弁護士テレサ(スコットの元妻)から精神鑑定を受けるよう言われます。
ジュリアは息子に会う事だけが望みであり土壇場でいつもトラブルを起こすがなんとか頑張っています。
またリックは息子とどのように接していいか分からず悩んでいました。
マイケルはアンナとの恋の駆け引きをしながら小説を書いているが出版社から自分の人生の言い訳を書いているだけで読めたものじゃないと言われます。
スコットは金を渡しモニカに同行するが金を渡す場所をメモした札がありこれは盗まれた自分の金だとモニカが言いました。BARでモニカが置き忘れた鞄にお金が入っていたのです。後5000ユーロないと娘に会えないと言われ騙されているのでは?娘は本当にいるのか?金を渡す男とグルではないのかと疑うがスコットは金を渡します。
モニカは娘を連れ戻すには後5000ユーロ足らなかったのでわざと置いていったのです。
ジュリアは相変わらず失敗を繰り返し息子と会えるタイミングも逃しテレサ弁護士やリックに呆れられます。せめて息子にプレゼントだけでもと買物に出かけるがカードは止められていました。
アンナはダニエルに会いに行くが翌日ホテルに戻ると白いバラで埋め尽くされていました。愛されていると知ったアンナはダニエルに電話して「さよなら、お父さん」と言いました。
スコットには娘がいました。仕事の電話に集中していて娘がプールで溺れているのに気付かなかったのです。離婚した弁護士のテレサは今でもスコットが許せずプールに近付く事も出来ませんでした。
スコットは金を全部モニカに渡し一緒に逃げようと伝えると彼女は金を持っていなくなりました。
結末/サード・パーソン
マイケルはパソコンに向かいます。
〜白…それは信頼を表す色〜
ジュリアは清掃のため部屋に入ると白いバラで埋め尽くされていました。落ちていた紙屑を拾うとそれは息子と会うために大事な鑑定場所をメモした紙でした。
イラついたジュリアは白いバラをなぎ倒しリックの家に行きます。息子を殺そうとなんて絶対にしていないと真実を訴え会わせて欲しいとお願いします。
リックには信用されなかったがサムが息子を連れて来て会わせてくれました。
スコットは毎晩、死んでしまった娘の留守電を聞いていたが保存期限が切れたため消えてしまいました。
どうにかして復旧して欲しいと頼むが不可能であり落ち込みます。
スコットも苦しみから抜け出す努力をしておりテレサも勇気を持ってプールに飛び込み消えます。
ジュリアの訴えを信用し息子に会わせると決めたリックと街を出て行くジュリアは消えます。
スコットのもとにモニカが戻ってきて2人とも消えます。
エレインから電話が掛かってきます。
マイケルの出した本を読んで素晴らしかったと言うが生涯唯一の愛だと書いてあるアンナはそこにいるの?と聞きます。
向かいの本屋でマイケルの本を読んでいたアンナの顔が強張っていきます。
それを見たマイケルは彼女には振られたよと言いました。
あの子が死んだのはマイケルのせいではないとエレインは言うがマイケルは仕事の電話ではなくアンナからの電話だったんだと言いました。
〜そして彼が自身についた嘘の色も白だった〜
何がなんだか分からない映画ですが、
マイケル、エレイン、アンナ以外の者はすべてマイケルが書いた小説の話なんですね。難しい。