作品情報・キャスト
凄腕記者と言われていたエバレットは今では酒や女に溺れスランプに陥っていた。
死刑執行が決まったフランクの取材に行き調べ直すと重大な間違いに気付き無罪だと確信する。

ネタバレ あらすじ
トゥルー・クライム (1999年)
ニューヨークで一流記者だったエバレットは市長のスキャンダルを掴み記事にしようとしたが差し止め命令が出され新聞社を辞めました。
今はカリフォルニアに移りオークランド・トリビューン紙で働き家庭を持ちながらも女遊びに夢中でした。
アラン編集長に呼ばれ出勤すると若いミッシェル記者が事故死したから仕事を引き継げと言われます。
昨夜、一緒に飲んでいたのでエバレット記者は驚きます。
ミシェルはカリフォルニア・サンクエンティン刑務所で死刑執行されるフランクに最後の取材をする予定でした。
エバレットはデスクワークのボブからフランクの事件の事を聞きます。
フランクはコンビニでアルバイトしていた妊婦であるエイミーを射殺し逃走するところを目撃され逮捕されていました。
フランクは若い頃に何度も逮捕歴があり現在の妻に出会ってからクリスチャンとなり娘も授かったが、エイミーに金を貸していたので返済によるトラブルで犯行に及んだものと見られました。
しかし、フランクは今でもステーキソースを買いに行っただけだと主張し謝罪の言葉はありません。
冤罪
エバレットは目撃者である会計士に会うが彼は車がオーバーヒートして店に電話を借りに入ったが殺人を目撃したわけではありませんでした。
銃声を聞いたわけでもなく、ただ逃げるフランクを目撃したのです。会計士は逃げるフランクが銃を持っていたと証言したが話がどうも曖昧でありエバレットは銃に関しては嘘だと見抜きます。
エバレットは刑務所に行きフランクから話を聞くと被害者のエミリーから返済を待つよう頼まれたが普通に承諾したと言いました。
トイレに行くとエミリーの争う声と銃声が聞こえたので急いで出ると車で走り去る音を聞きます。
そしてエミリーの蘇生を試みるが電話を借りに会計士が入ってきたので疑われる恐ろしさから逃げてしまったのです。
エバレットは会社に戻りフランクは無罪だと伝えるが記者としての勘だけで証拠がなく編集長に相手にされません。
「このままでは無実の者が殺されてしまう!」
エバレットは調査を続けると店の外にある販売機の前にいた少年がフランクを見たと証言していた事を知ります。
しかし、担当検事はまともに話を聞いてくれず担当捜査官に聞いても少年の記録はないと言われます。
お手上げ状態のエバレットは事故死したミシェルの遺品を調べると少年の名前はウォレンだという資料を発見します。
ウォレンが真犯人だと確信するエバレットは死刑執行を止めるため急いでウォレンの家を訪ねると祖母が出てきました。
ウォレンはヤクの常習者で銃を持っていた事を知り会って話がしたいと要求すると3年前に刺し殺されたと知らされます。
結末・感想
フランクの死刑執行の準備が進み妻は外に出されます。
エバレットは完敗だと落ち込み家に帰ると浮気していた事がばれて妻から離婚を迫られます。
今度こそやめるからチャンスをくれと頼むが既に何度もチャンスを与えてもらっているため受け入れてもらえません。
酷く疲れる1日だったエバレットは禁酒を解き行き着けのBARに行くとテレビでフランクの事件についてやっていました。
被害者の父親が「誕生日にプレゼントしたネックレスも奪われて…」と話し始めエバレットは何気なくテレビを見ます。
ネックレスを身に付ける被害者の写真を見たエバレットは驚いて立ち上がります。
ウォレンの家を訪ねたときにウォレンの祖母が身に付けていたからです。
エバレットは酒が入っていたが急いで車で向かいます。
ウォレンの祖母もテレビを見てネックレスな刻まれたイニシャルが被害者の父親と同じだと気付きます。
そしてネックレスを貰った日、顔を見ただけで何かとんでもない犯罪を犯したとわかった日の事を思い出していました。
エバレットは「死刑執行まであと30分しかないから間に合わない」と言う彼女を車に乗せ飛ばして州知事の家に向かいました。
フランクは身体を固定され薬物を注入されそうになるが州知事から連絡を受けた所長が急いで緊急停止ボタンを押しました。
エバレットは本を書いて印税で儲けるが離婚したので寂しい日々を送ります。
クリスマスの日、店員の女性を誘うが断られ外でタバコをふかしていると幸せそうに歩くフランク家族を目にしました。
感想
ただ1つ。1999年のコンビニなら監視カメラは絶対あると思う。笑