「 追憶 」 < ネタバレ・あらすじ > ずっと会いたくても会えなかった / 25年前の記憶!!

 

追憶 DVD 通常版

 

監督=降旗康男

 

四方篤(岡田准一)

田所啓太(小栗旬)

川端悟(柄本佑)

四方美那子(長澤まさみ)

仁科涼子(安藤サクラ)

山形光男(吉岡秀隆)

田所真里(木村文乃)

 

< ネタバレ あらすじ >

    追憶 

 

~25年前。

好きな男ができるたびに母親に捨てられる日々を繰り返していた少年・四方篤は土砂降りのなか彷徨っていると喫茶店「ゆきわりそう」を営む仁科涼子に声を掛けられます。

涼子が作ってくれたラーメンを食べていると家出中の田所啓太と養護施設を脱走中の川端悟が話しかけてきました。また常連客で電気屋の山形光男は涼子に想いを寄せており子供達にも優しく接してくれます。

いつしか家族のような存在になり篤は幸せを感じていたが、昔の涼子のヒモ男でやくざの貴船が出所して居場所を突き止めてきました。

貴船は身体の関係を強要し昔みたいにさっさと稼いで来いと涼子に暴力を奮います。

~12月24日、その日、北陸では日蝕があった。

子供達のためにクリスマスケーキを買って食べさせる涼子だがやってきた貴船が机を蹴り飛ばし光男の胸倉を掴んで「子供をさっさと施設に連れて行け」と脅しました。

光男に車に乗せられるが自分たちの幸せを奪われたくないし母親と慕う涼子のためにも篤は殺そうと計画します。

涼子を抱き階段から降りて来た貴船を掴んで転倒させ、篤はバッドで殴り付けるが大人の力には敵わず首を絞められてしまいます。黙って見ていた啓太は咄嗟に落ちていた包丁を手に取り男にぶっ刺しました。

叫び声を聞いて階段から降りて来た涼子と、子供達を探しに戻ってきた光男は現場を見てすぐに把握します。

涼子は包丁を抜き取ると返り血を浴び服が真っ赤に染まります。

「すべて忘れなさい。今日からみんな赤の他人、会ってはいけない。」

涼子は身代わりとなって刑務所に入り、子供達3人は涼子との約束を守ります。

 

~現在

富山県警に属する篤は自分の娘を虐待して殺し「ただのしつけ、勝手に死んだんだ」と悪びれる様子もない犯人に我慢できず暴力を奮います。

妻・美那子が流産してしまった事で関係はこじれており自分を捨てた落ちぶれている母親からは金の援助を求められます。

ある日、店でラーメンを食べていると25年振りに悟と偶然再会します。

戸惑う篤に対し悟は再会を喜び、自分は婿養子に入り娘を授かり東京でガラス工場を継いで頑張っているが従業員に給料を払えないほど金に困っていると話します。

金に困ることは初めてではなかったが悟はそのたびに啓太から金を借りていました。啓太は輪島で父親の後を継ぎ土建屋で成功していました。妻・真里は妊娠中で啓太は新居のために「ゆきわりそう」の跡地を購入していました。

篤は涼子との約束を破り二人が会っていた事に戸惑うが「何もしてやれないけど」と言って財布に入っていた金を渡しました。

酔っ払った悟は「大丈夫、あの事は啓太に任せとけば大丈夫。忘れちゃっていいから」と意味不明な事を言って去って行きました。

 

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漁港で死体が発見され篤が現場に到着すると被害者は昨日一緒に飲んでいた悟でした。

刺殺されていた事で殺人と断定され、悟は義理の妹を訪ねたあと昔の知り合いに金を借りに行ったようだと捜査会議で分かります。

篤は啓太だと分かるが交流関係をあらうよう命じられたのでその事は黙り東京へ向かいます。

交流関係は何も分からなかったが北陸銀行の封筒に「あんどの里」と電話番号がメモってあったので篤はポケットにしまいます。

母親が自殺をはかり様子を見に行ってくれた美那子から「薬の飲む量が少なかったから助かったみたい」と連絡があります。最初っからそんな気なかったのだと思う篤は富山に戻り母親が自殺した事を上司に伝え、しばらく時間をもらったので先に啓太を訪ねます。

25年振りに再会した啓太は何を聞いても「知らない、関係ない」と答え「刑事になって自分だけきれいになったつもりか」と篤に言い放ちました。

 

「あんどの里」をネットで調べると介護施設だと分かり向かいます。駐車場に車を止めると父親代わりで優しかった光男を見付けます。

光男は涼子が乗る車椅子を押して施設から出てきました。衝撃を受けた篤は帰りに母親のお見舞いに行くと美那子がずっと手を握ってくれていたと知ります。母親は「ただ寂しかっただけなの、ごめんなさい」と言いました。

「あなたはいつも1人で何かを抱えている」

そう感じていた美那子は子供が出来れば篤は変われると思っていたが自分の寂しさをうめるために子供が欲しかったのだと気付きました。

「お母さんも私も一緒なんだよ」

家に帰ると直属の上司がやってきて写真を見せられます。悟と再会しラーメン屋から出てくる姿が写っていました。篤は25年前に預けられてた場所で少しの間一緒だっただけで疑われるのが嫌だったから黙っていたと謝罪します。

しかし悟に金を渡した目撃証言が出たらしく「まさかその男も知ってるとか言わないだろうな」と聞かれ「知りません」と答えました。

 

捜査担当を外された篤は「あんどの里」に行き「お久しぶりです」と光男に話しかけます。

黙って通り過ぎてしまったので「四方篤です」と言うと光男は驚いて振り返りました。

涼子は3年前に交通事故に遭い半身不随と記憶障害の後遺症を抱え昔の事は覚えていない事を知ります。

啓太がずっと援助している事を知り「忘れていたわけじゃない。あの事はずっと・・・」と篤は言葉に詰まると「もう覚えていないから。篤くんは忘れていいんだよ」と光男は言いました。

篤は悟の最後の言葉を思いだし言っていた意味を把握しました。

 

篤は張り込みが付いているのを横目にし啓太を訪ねます。

「あの男を殺そうと言い出したのは俺なんだ」

その事がずっと怖くて刑事になれば怖さが消えると思っていた。しかし悟が殺され啓太を疑った時に刑事になったのは間違いだと気付いたのです。

「俺達はもっと早く会うべきだった。悟が会ったのはあの二人だ。おまえが守りたかったのは涼子と光男だったんだろう」と篤が訴えた時、真里が倒れてしまいます。

篤は自分の車に啓太と真里を乗せ病院へ運びます。

病院に到着すると部下の山崎から「犯人を東京で逮捕した」と電話があります。

犯人は悟の妻と従業員の小川で保険金目的の犯行でした。娘が二人の関係に気付いていた事がきっかけで逮捕に結びついたのです。

篤から知らされた啓太は「悟は家族を守ろうと必死だったんだぞ」とやり切れない思いになります。

 

真里は重度の妊娠高血圧症候群の疑いがありこのままでは母子が危険なため帝王切開する事になりました。

3年前、偶然、仁科涼子の名前を新聞で見付け訪ねた啓太は光男から「涼子のために覚えていて欲しい事がある」と頼まれました。

真里は涼子が刑務所の中で生んで里子に出された子だったのです。

真里は親の名前だけ知っていて「涼」という字を子供に付けたいと言っていたそうです。

啓太が守りたかったのはこれだったのかと篤は気付きます。

真里が無事に女の子を出産し啓太は涙を流します。

「おめでとう、啓ちゃん」「ありがとう、あっちゃん」

 

篤は涼子を連れて夕日を眺めます。

「今日も無事に終わりました。ありがとうございます」

聞きとれなくて耳を寄せるとそれは涼子が一日の終りに夕日に向かっていつも言っていた言葉でした。

涼子は篤の頭を優しく撫で包み込むように抱き締めました。

 

 

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