映画「追憶のエクスタシー」ネタバレあらすじと感想結末/エロティックサスペンス意味不明映画

 

作品情報とキャストの紹介

ドイツ人のロルフ・ピーター・カールが監督製作を行ない自ら主演を務めたエロティックサスペンス映画。幻なのか夢なのか、幻想的で過激な映像はミュンヘン映画祭などで複数の賞にノミネートされた。

ベストセラーを読んだドイツ人のフランクは20年前に深く愛し合ったマリーが書いたものだと確信し彼女を捜しにロサンゼルスに向かいます。

やがて砂漠の廃墟で商売するニーナにたどり彼女の消息を尋ねる。

フランク・パトリック(ロルフ・ピーター・カール)リズ・アーチャー(デボラ・カーラ・アンガー)ニーナ(アヴァ・ヴァーヌ)マリー(レナ・モリス)リチャード(ジョエル・カイロ)
 
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ネタバレあらすじ/追憶のエクスタシー

ドイツ人のフランクは偶然手にしたベストセラーを読むが20年前に出会い激しく愛し合ったマリーに違いないと確信します。

ロサンゼルスに向かい出版社を訪ねようと車を走らせるが干ばつは長期化するもようで気温は50度を超え史上最高を記録しており避難するようラジオで流れます。

フランクは彼女に導かれてやってきたのだと確信していました。彼女は砂漠を裸で彷徨いながら自分を待っているのだと・・・自分も裸になって探し彼女を見付けてあげれば20年前のように激しく愛する事が出来るだろう。

「よそ見運転は危険です。蜃気楼にはご注意を!!」

ラジオの声で我に返ったフランクは出版社エージェントのアーチャーを訪ねると著者はロス・シンクレアでマリーではないと否定されます。

 

フランクは彼女は自分との日記を本にしたので間違いなくマリーだと訴えるがアーチャーはロスとは20年以上の付き合いだと言いました。

フランクが引き下がった後アーチャーは「始めるわよ、彼は間違いなく本に書かれている場所に行くから倉庫で姿を現して」と言い電話を置きます。

フランクは導かれるように本に記された場所を捜し砂漠地帯に突入すると貝殻模様の発電所の建物を目にします。

足を踏み入れると若い娼婦ニーナが拘束され撮影されながら棒で叩かれていました。満足して客が帰るのを確認したフランクは彼女の車を追います。

彼女の部屋を訪ねるが話はしないと言われ、ニーナは一人で見せつけるように始めました。

なんでこんな仕事をしているのかと聞くと仕事を依頼され撮影するがニーナが男と楽しんだ後マリーと似ている人が現われ驚きます。

 

本には砂漠で会った日にフランクが死んだと書かれていたが墓地には自分の名前が彫られた墓がありました。

「再び私は彼の横で眠るだろう」

フランクは彼女は何処にいるのだと彷徨います。ニーナとマリーに似ている人を撮影し続けるフランクだったが撮影がキャンセルされました。

マリーに似ている人の墓を発見したフランクはニーナを呼び出し何故自分に会わせたのか聞きます。

絶望の恐怖を抱えているフランクは「おまえは誰だ」と聞くとアーチャーに頼まれたのだと知ります。

 

結末と感想

もうね、本当に退屈でイライラする作品でしたよ。

曖昧なままで終わる作品はヨーロッパの映画に多いと感じますがそれでも自分の中で推理して結論を導き出すのが面白かったりします。

前に紹介した「2重螺旋の恋人」のような作品がまさにそんな映画でした。

 

しかし、「追憶のエクスタシー」は、はっきり言って意味不明。

 

20年前にマリーは流産したのかな、アーチャーが放置したと言っていたから産んだあとに亡くなったはずですよね。マリーは「まだ見ぬ娘に捧げる」と本に記してあったので本はお腹に赤ちゃんがいる時に書いたものでしょう。

アーチャーはマリーと出会い恋をしたがマリーの心にはフランクがいたので嫉妬心に駆られ殺したのだろうか。だからフランクの前から突如いなくなったのかもしれない。

フランクが「あんな本が売れるわけがない、彼女の人生だ」と言っていたので本当にベストセラーになったのだろうか。アーチャーの手引きによって売られた本ではあるが「本に書かれている登場人物の秘密は書いていない」みたいな事を言っていたので流産してショックでいなくなったのかとも思ったがそれだと「放置した」の意味が分からない。

自分から失踪したならアーチャーがフランクに嫉妬する意味も分からなくなってくる。

「死者からの手紙により導かれてやってきた、そして天国へ」

みたいな感じで終わるのかと思ったがそうでもないし、そもそも本の内容が分からない。アーチャーがニーナを待機させ、マリーに似ている人を探したのも何のためかよく分からない。

墓があったのは砂漠に取り残されたような場所で永遠に眠るときもフランクのそばがいいと望んでいたから墓に名前が刻まれていたのだろうか。

ですが、すべてはフランクの妄想なんですよね。っとゆうのもラストシーンでラジオの声で我に返りますが一番最初にロサンゼルスに到着して車を走らせるシーンなんですよね。

だから勝手に妄想してマリーはもう生きていないのだと気付き嘆くわけです。

「はっ?」

もう捜さなくてもいい、彼女が捜してくれるから。フランクは砂漠で彷徨って亡くなり、既に亡くなっているマリーが迎えに来てくれたのかな。

もしかして本すらも出版していないのではないか、流産してショックで彼女も亡くなり自責の念に駆られていたフランクは彼女の日記を読んで妄想し彼女に会える場所を捜していたのかも。

もう解りません(笑)考えるのも嫌な作品でした。

 

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